JP3181854U

JP3181854U - 乳腺疎通マッサージ棒

Info

Publication number: JP3181854U
Application number: JP2012007540U
Authority: JP
Inventors: 桂玲張
Original assignee: 紫金堂股▲ふん▼有限公司; 桂玲張
Priority date: 2012-12-13
Filing date: 2012-12-13
Publication date: 2013-02-21
Anticipated expiration: 2022-12-13

Abstract

【課題】産婦が手軽かつ簡単、効果的に自ら乳腺を疎通させるべくマッサージすることが可能な、乳腺、副乳腺の疎通専用の乳腺疎通マッサージ棒を提供すること。
【解決手段】一体成型プラスチックから成り、使用者が握るための棒体１０を備え、棒体１０の前端に平らな片状延伸部２０が設けられ、片状延伸部２０の一面に凹陥エリア２１が形成され、凹陥エリア２１内にＴ字形滑り止め部２２が設けられ、片状延伸部２０の他面に複数の突起２３が設けられ、使用者が棒体１０を握り、突起２３を人体表面に当てて乳腺の位置に沿って乳頭の方向にこするように動かし、乳腺を疎通させる。
【選択図】図１

Description

本考案は、産後の授乳を行う女性の乳腺の疎通に用いる、乳腺疎通マッサージ棒に関する。

多くの女性が産後に乳房の張りの悩みを経験しやすく、特に初産の女性は、授乳した経験がないため、乳房の張りによって乳房が硬くなり、痛みがひどくなる問題が発生しやすい。
早期に乳房の張りの問題を緩和し、改善するには、マッサージまたは温湿布で乳腺の円滑な流れを促進するしかないが、近年臨床実験により、刮さ（かつさ）の方法で乳腺を適切に刺激することでほとんどの産婦において乳の出がよくなり、かつ心地よさと泌乳量の増加が見られることが分かっている。

しかしながら、刮さ用の棒は、民間療法の用途で広く使用されているものの、女性の胸部の構造と形状に対して設計されたものではなく、このため使用時に扱いにくく、産婦が自ら刮さを行うには不便であるため、乳腺、副乳腺の疎通効果にも限りがあり、かつ乳房の皮下出血を生じやすい問題があるため、使用にやや不便である。

本考案が解決しようとする課題は、産婦が手軽かつ簡単、効果的に自ら乳腺を疎通させるべくマッサージすることが可能な、乳腺、副乳腺の疎通専用の乳腺疎通マッサージ棒を提供することにある。

本考案の乳腺疎通マッサージ棒は、一体成型プラスチックから成り、使用者が握るための棒体を備え、前記棒体の前端に平らな片状延伸部が設けられ、前記片状延伸部の一面に凹陥エリアが形成され、前記凹陥エリア内にＴ字形滑り止め部が設けられ、前記片状延伸部の他面に複数の突起が設けられる。

好ましくは、前記複数の突起が前後方向に４列に配列され、最も前端寄りの１列目は２個の突起、２列目は３個の突起、３列目は４個の突起、４列目は４個の突起を備えている。
前記棒体に貫通孔を設けるとよい。
前記乳腺疎通マッサージ棒は透明材質から成ることが望ましい。
前記突起は、先端に向かって次第に細くなる円柱体としてもよい。

請求項１に係る考案によれば、本考案の乳腺疎通マッサージ棒は一般的なマッサージ用の棒または器具とは異なり、産婦が自ら使用するのに適しており、かつ手に持ったとき落としにくく、独特の突起を配列した設計を利用して、産婦が乳腺、副乳腺のマッサージを行うとき、操作がより容易であり、最良の乳腺疎通効果を得ることができる。
請求項３に係る考案によれば、貫通孔を介して乳腺疎通マッサージ棒を掛けたり、貫通孔に紐を通すことができる。
請求項４に係る考案によれば、光線が通過して乳腺疎通マッサージ棒が明るく輝き、より優雅で美しい視覚的美観が得られる。
請求項５に係る考案によれば、最適な触感と乳腺疎通マッサージ効果を生むことができる。

本考案の実施例を示す乳腺疎通マッサージ棒の正面図である。本考案の実施例を示す乳腺疎通マッサージ棒の側面図である。本考案の実施例を示す乳腺疎通マッサージ棒の背面図である。本考案の実施例を示す乳腺疎通マッサージ棒の側断面図である。本考案の実施例を示す乳腺疎通マッサージ棒の把持常態における図である。本考案の乳腺疎通マッサージ棒の使用例を示す図である。本考案の乳腺疎通マッサージ棒の他の使用例を示す図である。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本考案の実施例に係る乳腺疎通マッサージ棒１の正面図であり、図２は、乳腺疎通マッサージ棒１の側面図であり、図３は、乳腺疎通マッサージ棒１の背面図であり、図４は、乳腺疎通マッサージ棒１の側断面図である。
乳腺疎通マッサージ棒１は、一体成型プラスチックから成り、使用者が握るための棒体１０を備える。
図１及び図２に示すように、棒体１０の前端には、平らで僅かに湾曲した片状延伸部２０が設けられる。片状延伸部２０の一面に凹陥エリア２１が形成され、凹陥エリア２１内にＴ字形滑り止め部２２がやや隆起して設けられる。

また、図２及び図３に示すように、片状延伸部２０の他面には複数の突起２３が設置される。本実施例において、複数の突起２３は前後方向に４列に配列され、最も前端寄りの１列目は２個の突起２３、２列目は３個の突起２３、３列目は４個の突起２３、４列目は４個の突起２３を備えている。
図４に示すように、棒体１０の後端部には貫通孔１１が設けられ、貫通孔１１を介して乳腺疎通マッサージ棒１を掛けて吊るしたり、貫通孔１１にひも３０を通したりして使用することができる。

なお、乳腺疎通マッサージ棒１は透明材質で形成するのが望ましい。透明材質を使用することにより、光線を通して乳腺疎通マッサージ棒１をより明るく輝かせるほか、優雅で美しい視覚的美観を提供することができる。
また、突起２３は、適切な高さ及びテーパ度を備えた、先端に向かって次第に細くなる円柱体より成り、最適な触感と乳腺疎通マッサージ効果を生むことができる。

乳腺疎通マッサージ棒１を使用するには、図５に示すように、まず手で棒体１０を握り、親指をＴ字形滑り止め部２２に押し当てると、最も楽に乳腺疎通マッサージ棒１を握ることができる。
乳腺疎通マッサージ棒１を握った後、図６に示すように、使用者は乳腺疎通マッサージ棒１を握っていないほうの腕を高く挙げ、乳腺疎通マッサージ棒１の突起２３を膝下に当てて副乳腺から乳輪の方向に向かってこするように動かし、乳輪の手前で停止させる。
膝下の副乳腺を通過した後、図７に示すように、使用者は乳腺疎通マッサージ棒１を握っていないほうの手で乳房をそっと持ち上げ、乳腺疎通マッサージ棒１を乳房の基底部からそっと乳輪の方向に動かし、乳輪の手前で突起２３を停止させる（上、下、左、右各方向に移動させるが、図では下方向への動作を示している）。
これにより、産婦が手軽かつ簡単、効果的に自ら乳腺、副乳腺のマッサージを行い、産婦の母乳分泌を促し、乳の張りを解消することができる。

以上は、本考案の最良の実施例を説明したものであり、これを以って本考案の権利範囲を限定することはできず、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない数値の変更や部材の置換、或いは修飾はすべて、本考案の権利範囲に含まれる。

１乳腺疎通マッサージ棒
１０棒体
１１貫通孔
２０片状延伸部
２１凹陥エリア
２２Ｔ字形滑り止め部
２３突起
３０ひも

Claims

乳腺疎通マッサージ棒であって、一体成型プラスチックから成り、使用者が握るための棒体を備え、前記棒体の前端に平らな片状延伸部が設けられ、前記片状延伸部の一面に凹陥エリアが形成され、前記凹陥エリア内にＴ字形滑り止め部が設けられ、前記片状延伸部の他面に複数の突起が設けられたことを特徴とする、乳腺疎通マッサージ棒。
前記複数の突起が前後方向に４列に配列され、最も前端寄りの１列目は２個の突起、２列目は３個の突起、３列目は４個の突起、４列目は４個の突起を備えていることを特徴とする、請求項１に記載の乳腺疎通マッサージ棒。
前記棒体に貫通孔を設けたことを特徴とする、請求項１に記載の乳腺疎通マッサージ棒。
前記乳腺疎通マッサージ棒が透明材質から成ることを特徴とする、請求項１に記載の乳腺疎通マッサージ棒。
前記突起が、先端に向かって次第に細くなる円柱体であることを特徴とする、請求項１に記載の乳腺疎通マッサージ棒。