JP3180732U - 方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は、方向が転換できるプラグ差し込み口を備え、電力使用内容を表示するディスプレイパネル付きのテーブルタップを提供する。
【解決手段】本考案の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップは、側辺に凹部を設けた本体と、本体上に設けられた複数の第一プラグ差し込み口と、凹部に設けられ可動であり複数の第二プラグ差し込み口を設ける可動ベースと、本体上に設けられディスプレイパネルに表示される第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口の使用内容を切り換えるとともに、使用内容についての設定を行うディスプレイパネルおよび複数の制御ボタンと、第一プラグ差し込み口、第二プラグ差し込み口、ディスプレイパネル、制御ボタンおよびマイクロプロセッサに接続されてマイクロプロセッサが第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口の使用状況にもとづきディスプレイパネルに表示される使用内容の計算を行う回路モジュールとを備える。
【選択図】図１

Description

本考案は電源延長コードセットに関するものであり、特に、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップに関するものである。

雨後春筍のごとく開発研究される電化製品により人々の生活が便利になるにつれて、電力消費量も大幅に増加し、省エネ、ＣＯ₂削減が提唱されるこの時代において、各電化製品の消費電力を知り、各時間帯ごとの電力使用状況を把握することは、常にチェックの必要な事項となっている。

テーブルタップ延長コードセットは、複数のプラグ差し込み口を設け、いくつもの電化製品につなぐことができる延長コードセットであるが、それぞれの電化製品の消費電力は異なり、全ての差し込み口を同時に使用した場合、電流の過負荷が生じ易くなる。このような状況に備え、現在の電力使用状況が過負荷であるか否かを知る必要がある。
また、テーブルタップ延長コードの複数のプラグ差し込み口は一般的に一列に配列されているが、電化製品のプラグ形状が異なり、大きい物もあるし小さい物もあり、中にはプラグと変圧器が一体であるために体積が非常に大きく、差し込み口２個分のスペースを占有してしまったり、差し込みにくいものもある。

本考案は、これらの点を考慮し、上述した公知技術の欠点に鑑みて成されたもので、上述の問題を克服するのに有効であり、いつでも電力使用状況をチェックできる、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップを提案する。

本考案の主な目的は、プラグ差し込み口の使用状況にもとづき、使用ワット数、１時間ごとの電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数等をディスプレイパネルに表示し使用者が参考にできる方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップを提供することである。

本考案のもう一つの目的は、タップ本体上で固定されて動かないプラグ差し込み口と、側辺の可動ベース上に設けられたプラグ差し込み口の２種類の差し込み口を設けた、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップを提供することである。

上述の目的を達成するため、本考案の提供する、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップは、本体ハウジングを含み、本体ハウジング上には複数の第一プラグ差し込み口、第二プラグ差し込み口、ディスプレイパネルおよび複数の制御ボタンを設ける。複数の第二プラグ差し込み口は可動ベース上に設けられ、この可動ベースは本体上で動かすことができる。制御ボタンは、ディスプレイパネルに表示される第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口の使用内容を切り換えるとともに、使用内容についての設定を行うことができる。
本体内には、第一プラグ差し込み口、第二プラグ差し込み口、ディスプレイパネル、制御ボタンおよびマイクロプロセッサに接続する回路モジュールを設ける。マイクロプロセッサは、第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口の使用状況にもとづき、ディスプレイパネルが表示する第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口の使用電力量（使用ワット数）、１時間ごとの電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数、二酸化炭素排出量等を含む使用内容を計算する。

本考案の提供する、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップは、固定されたプラグ差し込み口と可動ベース上のプラグ差し込み口を設けているので、複数のプラグを接続できるだけでなく、プラグとプラグの間が込み合うことがなく、ディスプレイパネルの電力メータをさらに設けることで、使用電力量、１時間ごとの電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数、二酸化炭素排出量等の情報について表示項目の設定および選択ができ、使用者は電力使用状況をより明確に把握して電化製品の使用程度を調整できるので、節電やＣＯ₂削減の目的のさらなる達成につながる。

本考案の、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップを示す図。 本考案の、方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップの回路ブロック図。

本考案の目的、技術内容、特徴および達成される効果の更なる理解ため、以下に具体的実施例を挙げて詳細に説明する。

本考案は方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップであり、図１は本考案の提供する方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブタップの斜視図である。本考案は、本体１０、複数の第一プラグ差し込み口１２、複数の第二プラグ差し込み口１６、ディスプレイパネル２０および複数の制御ボタン２２を備える。
第一プラグ差し込み口１２、第二プラグ差し込み口１６、ディスプレイパネル２０、制御ボタン２２および過負荷保護部３９は全て本体１０表面に設ける。この本体１０の側辺には凹部を設け、この凹部には可動ベース１４を設ける。複数の第二プラグ差し込み口１６はこの可動ベース１４上に配列され、可動ベース１４は本体１０上で動かして、複数の第二プラグ差し込み口１６の角度を変えることができる。複数の第一プラグ差し込み口１２および複数の第二プラグ差し込み口１６は２ピンタイプまたは３ピンタイプのプラグ差し込み口であり、この実施例では、複数の第一プラグ差し込み口１２は二極接地付きタイプであり、複数の第二プラグ差し込み口１６は二極タイプである。

電源は電流誘導コイル３７を通過して過負荷保護部３９を通過した後、複数の第一プラグ差し込み口１２および複数の第二プラグ差し込み口１６にそれぞれ供給される。

複数の第一プラグ差し込み口１２は一列に配列され、最も内側の差し込み口の隣には電源指示ランプ付きスイッチ１８を設け、複数の第一プラグ差し込み口１２のオンとオフを制御するとともに、ランプで表示する。たとえば、スイッチ指示ランプ１８がオンになったときは点灯し、複数の第一プラグ差し込み口１２が通電して使用可能であることを示す。本体１０の一端には末端にプラグを設けたコード２４を取り付ける。

ディスプレイパネル２０はスイッチ指示ランプ１８の隣に設けられた液晶ディスプレイであり、ディスプレイパネル２０下方には複数の制御ボタン２２を設ける。
この実施例では、制御ボタン２２の数は３つであり、ディスプレイパネル上に表示される複数の第一プラグ差し込み口１２および複数の第二プラグ差し込み口１６の使用内容を切り換えるとともに、使用内容についての設定を行うことができる。
たとえば３つの制御ボタン２２はそれぞれ、項目ボタン、選択ボタンおよび調整ボタンであり、項目ボタンを押した後、使用電力量（使用ワット数）、１時間ごとの電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数、二酸化炭素排出量等を含む使用内容が表示され選択できる。選択ボタンはこれらの使用内容について選択確認を行うものであり、調整ボタンは使用内容について設定や調整を行うものである。たとえば、夏季の電気料金とその他の時期の電気料金の基準は異なるので、電気料金を計算するときは、調整ボタンを用いて電気料金の単価設定を調整し、全ての内容をディスプレイパネル２０上に表示することができる。

また、本体１０内部には、複数の第一プラグ差し込み口１２、複数の第二プラグ差し込み口１６、スイッチ指示ランプ１８、ディスプレイパネル２０、制御ボタン２２およびマイクロプロセッサに接続する回路モジュールを設ける。図２の回路ブロック図をあわせて参照されたい。
回路モジュールには、電源回路３０、発振回路３２、分路３４、電流誘導コイル３７、ＡＣ／ＤＣ信号回路３８、過負荷保護部３９およびブザー回路４０を含む。コード２４は回路モジュール中の電源回路３０に接続し、プラグ２６が取得した交流電源は電源回路３０により直流電源に変換されマイクロプロセッサ３６に送られる。発振回路３２、分路３４、ＡＣ／ＤＣ信号回路３８およびブザー回路４０は全てマイクロプロセッサ３６に接続する。
マイクロプロセッサ３６は、分路３４を利用して複数の第一プラグ差し込み口１２および複数の第二プラグ差し込み口１６の使用電流量を検出する。複数の第一プラグ差し込み口１２および複数の第二プラグ差し込み口１６の総使用電力量が設定値を超えたとき、マイクロプロセッサ３６はブザー回路４０に制御信号を送信し、ブザー部２８が警告音を発し、使用者に使用電力量を抑えて警告音を解除するよう促す。設定時間を越えても使用電力量が低減されず警告音が解除されない場合は、過負荷保護部３９が電力使用の安全性を保つため電流遮断動作をする。

本考案で提供される用電力量（使用ワット数）、電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数、二酸化炭素排出量等の計算は、それぞれ、１時間ごとの使用ワット数、１時間ごとの使用電力量の電気料金、現在使用されているプラグ差し込み口の総電流および電圧、１日の累計電気料金の金額（あるいは何日に一回累計するか設定する）、現在地の使用電源周波数、１単位時間に使用した電流が何キログラムの二酸化炭素を排出するか、を示す。
たとえば、使用電源周波数は地域によって異なるので、マイクロプロセッサは受信した使用電力信号にもとづき自動的にその地域の使用電源周波数を判断する。

上述の記載は本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の実施範囲を限定するものではない。したがって、本考案の出願範囲で述べられた特徴と精神にもとづく各種の変更や潤色は全て、本考案の実用新案登録請求の範囲内に含まれる。

１０ 本体
１２ 複数の第一プラグ差し込み口
１４ 可動ベース
１６ 複数の第二プラグ差し込み口
１８ 電源指示ランプ付きスイッチ
２０ ディスプレイパネル
２２ 制御ボタン
２４ コード
２６ プラグ
２８ ブザー部
３０ 電源回路
３２ 発振回路
３４ 分路
３６ マイクロプロセッサ
３７ 電流誘導コイル
３８ ＡＣ／ＤＣ信号回路
３９ 過負荷保護部
４０ ブザー回路

Claims (13)

1. 側辺に凹部を設けた本体と、
   前記本体上に設けられた複数の第一プラグ差し込み口と、
   前記凹部に設けられ、可動であり、複数の第二プラグ差し込み口を設ける可動ベースと、
   前記本体上に設けられたディスプレイパネルおよび複数の制御ボタンであり、前記制御ボタンにより前記ディスプレイパネルに表示される前記第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口の使用内容を切り換えるとともに、前記使用内容についての設定を行うディスプレイパネルおよび複数の制御ボタンと、
   前記第一プラグ差し込み口、前記第二プラグ差し込み口、前記ディスプレイパネル、前記制御ボタンおよびマイクロプロセッサに接続し、前記マイクロプロセッサが前記第一プラグ差し込み口および前記第二プラグ差し込み口の使用状況にもとづき前記ディスプレイパネルに表示される使用内容の計算を行う回路モジュールと、を備えることを特徴とする、
   方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
2. 前記第一プラグ差し込み口のオンとオフを制御するとともに、ランプで表示する電源指示ランプ付きスイッチをさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
3. 前記制御ボタンにより、使用ワット数、１時間ごとの電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数、二酸化炭素排出量等を含む表示内容を切り換えることを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
4. 前記ディスプレイパネルが表示する使用ワット数、１時間ごとの電気料金、電流、電圧、累計金額、使用電源周波数、二酸化炭素排出量等を含む使用内容について、前記マイクロプロセッサにより計算が行われることを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
5. 前記本体の一端から、末端にプラグを設けたコードが延びだすことを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
6. 前記本体上にはブザー部をさらに設け、前記ブザー部は前記回路モジュール中のブザー回路に接続し、前記第一プラグ差し込み口および前記第二プラグ差し込み口の電力使用量が設定値を超えたとき、前記マイクロプロセッサは前記ブザー回路に制御信号を送信し、ブザー部が警告音を発することを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
7. 前記コードは前記回路モジュール中の電源回路に接続し、交流電源を直流電源にに変換して前記マイクロプロセッサに送ることを特徴とする、請求項５に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
8. 前記マイクロプロセッサは前記回路モジュール中の発振回路およびＡＣ／ＤＣ信号回路に接続することを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
9. 前記回路モジュールは分路をさらに含み、前記マイクロプロセッサは前記分路に接続して適当な電圧を各前記第一プラグ差し込み口および第二プラグ差し込み口に分配することを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
10. 前記制御ボタンには項目ボタン、選択ボタンおよび調整ボタンが含まれ、前記各ボタンはそれぞれ、使用内容表示、使用内容選択および使用内容に関する設定または調整に用いられることを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
11. 前記制御ボタンにより異なる時間の電気料金についての設定を行い、前記マイクロプロセッサが異なる時間の電力使用量に対する累計電気料金を計算することを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
12. 前記回路モジュールは過負荷保護部をさらに含み、前記第一プラグ差し込み口および前記第二プラグ差し込み口の使用時間または電力使用量が設定値を越えたとき、前記マイクロプロセッサが警告信号を発信し、前記警告信号が設定時間を過ぎても解除されないとき、前記過負荷保護部が電流遮断動作をすることを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。
13. 前記第一プラグ差し込み口および前記第二プラグ差し込み口は２ピンタイプまたは３ピンタイプのプラグ差し込み口であることを特徴とする、請求項１に記載の方向が転換できるプラグ差し込み口を備えた電力メータ付きテーブルタップ。

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