JP3180704U - 屋上水耕栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各水槽に必要時に均一に、水を補給することができる屋上水耕栽培装置を提供する。
【解決手段】屋上水耕栽培装置として、複数個つないだ栽培水槽ならびに栽培水槽下部をつないだ管の内側に補給水槽下部からのつなぎ管にゴム栓を介したビニル管を通し、ビニル管の途中に数か所の穴を開ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、ヒートアイランド抑制効果のあるビル屋上へ設置する水耕栽培装置であって、容易に入手可能な素材を用い、安価に製作可能で、無農薬の新鮮野菜が多量に収穫でき、かつ、ポンプなど電力を用いずメンテナンス性に優れた水耕栽培装置に関するものである。
従来の屋上水耕栽培装置の多くは、ポンプや水位計など用いて液肥を無人で栽培液に添加し循環させ、装置上に植えた苗を生育させて作物を収穫するものであった。真夏のビル屋上の床温度は60℃以上になり、水の不足はもとより、栽培液の循環部分のつまり、ポンプの故障などが生じた場合には一度に作物は枯れて、液肥や水のつまりでは不均一な生育となる。
特開2002−223648(P2002−223648A) 登録実用新案公報(U)第3023354号
伊藤良文、鎌田素之、海賀信好:空芯菜を用いた新しい屋上緑化装置によるヒートアイランド現象抑制効果、第44回日本水環境学会年会講演集pp.205(2010) 海賀信好、齋藤孔四、鈴木弘七、桂一郎:中学校屋上における水耕栽培システムの実証試験、第45回日本水環境学会年会講演集pp.511(2011) 海賀信好:水環境を考える、現場からの報告(18)―中学校屋上における水耕栽培システムの実証試験―、産業と環境pp63−64(2012)
従来の水耕栽培は、小さくは家庭菜園、大きくは野菜工場の規模であり、人口密度の高い都市部のビル屋上、ヒートアイランド効果により緑化が義務つけられている状況のなか、土壌なども用いた屋上緑化は、重量の制限、土壌の飛散、根による屋根防水部への侵食、各種のメンテナンスなど、それほど進んでいなのが現状である。
そのような状況において、都市廃棄物として自由に入手でき、軽量で屋上への搬送が容易である発泡スチロールを用いた水耕栽培が、そして栽培される野菜は、南方で自生する野菜のエン菜(別名、空芯菜、筒菜、あさがお菜、きず菜など)が都会の中では適しており、一部に実施の広がりが見られる。しかし普段、ビル屋上は安全上無人で、真夏では日焼け、紫外線対策、熱中症対策など、作業する側も十分な注意が必要であり、短時間で特に手間のかからない装置が望ましい。また、肥料の使用も十分に使い切る方式が、環境にやさしい栽培となる。
本考案は次のことを解決できる。1)ポンプなど稼動装置を用いず、栽培液を循環せずメンテナンスの少ない省エネ方式に、2)水分の蒸散を野菜の葉からのみ行わせ、不足した水を短時間に均一に補給できる簡易節水方式に、3)複数の栽培水槽で野菜を均一に育成でき、アオコや根の腐った部分なども微生物によって野菜の栄養分として利用できる省資源方式に。本考案は簡単な装置と操作によって従来法の欠点を解決する屋上水耕栽培装置を提案するものである。
本考案は、複数個つないだ栽培水槽ならびに栽培水槽下部をつないだ管の内側に補給水槽下部からのつなぎ管にゴム栓を介したビニル管を通し、ビニル管の途中に数か所の穴を開け、各水槽に必要時、均一に水を補給することを特徴とする屋上水耕栽培装置である。
本考案は簡単な装置と操作によって、ビル屋上の水耕栽培を省エネ、簡易節水、省資源で均一に野菜を収穫できるものである。
次に本考案の一実施例を、図面を用いて説明する。図1の屋上水耕栽培装置は、栽培水槽の蓋1に苗(後に野菜の株)2を植えた水耕栽培水槽3と補給水槽4の主要部分から構成される。
窒素・リン・カリなどを含む液肥を加えた栽培液5に根を下ろした苗2は、ビル屋上にて十分な太陽光線を受けて盛んに生育する。成長した部分は必要に応じて剪定収穫し食材とされる。数枚の葉を残した幹の部分と残った根によって、再度、野菜は生長し新鮮な野菜の収穫となる。これにともない栽培液5は野菜に吸収され水位が低下する。水の補給は、補給水槽4の蓋(図示していないが雨水が入るため必要)を開け、ホース6から水道水や雨水などを補給する。補給水槽4の下部のつなぎ管7の出口側に、穴の開けたゴム栓8の内部に補給水を補充するビニル管9を入れたものを取り付け、ビニル管9は次の水耕栽培水槽へのつなぎ管7の内側を通して次々と差し込まれる。ビニル管9には、水槽の内部に均等に水が入るように複数の穴10があけられ、補給水槽4からの水位差で補給水が流させる。なお、つなぎ管7の内径より小さな外径のビニル管9を用い、その隙間からは自由に栽培液5はとなりの栽培水槽3へ移動できる。ビニル管の端部はゴム栓や木片などを詰め水耕栽培水槽に均一に補給水が入るようになる。
この水耕栽培装置では、さらに長期間にわたり使用していると、無機塩類の蓄積が起こり、生育障害を起こすので、栽培液5の半分もしくはほとんどを、補給水槽4の反対側にある栽培水槽3の排水側のつなぎ管7に内部から押さえられていたゴム栓11を取って、内部の栽培液5を排出すれば良い。主要の栄養分である窒素は、野菜の生育により900ppm以上からゼロppmまで低下するので、排水は養分がなくなってから行ったほうが無駄なく環境にとって良いことは言うまでもない。
長期間の使用により、栽培水槽3の内部は野菜の根で満たされる。複数の栽培水槽3を直列に用いた場合、各水槽に無理なくビニル管9の内部を通して補給水が均一に補給することができる。
その後は、新たな培養液5で全体を満たし、野菜の生育を行えばよい。なお、補給水槽の補給水に養分があって太陽光線が内部に入り込むとアオコなどが発生するが、培養液5の水位低下にしたがって水道水、雨水などでアオコなどを一緒に補給水として栽培水槽3に送り込めば、光線の入らないため1〜2週間後に野菜の根によって吸収されてしまう。また、野菜の根の古い部分が茶色く腐って剥離し、栽培水槽3の底部に溜まるが、他の微生物によって代謝され次第に野菜の養分として吸収される。アオコや根の剥離物も、ビニル管9がなく、補給水を補給水槽4から連続的に送り込むと、次第に最下流部にあたる栽培水槽3の底部へ集まり、次第に嫌気性な条件となり、この水槽の上部に生育する野菜が変色してしまう。ビニル管9は均一に培養液5を満たし均一に野菜を生育するために重要な役割をしている。
本考案のその他の実施例を図2に示し説明する。一例として補給水槽4は30cm×30cm×45cm程度の容器で下部につなぎ管7を設け、直列につないだ水耕栽培水槽3は30cm×20cm×900cmなどで蓋に穴を開け野菜の苗2を植えつけてあり、下部のつなぎ管7によって水位により不足分が送られるようになっている。屋上では例えば、5〜7個の栽培水槽3を直列に並べ、一方の補給水槽4から多少の水位上昇により補給水を流すことになる。
栽培水槽3には一方の下部に排水のつなぎ管7があり排水することができる。苗は1箱で12〜14本程度が最適である。液肥はどこでも利用される窒素・リン・カリを含む成分で、葉を利用する野菜では主として窒素分の変化を調べ、生育と収穫を繰り返し、水の不足分を補給水槽4から水道水もしくは雨水などを、ホース6で追加し、窒素分が十分に利用された後、液肥を追加すればよく、野菜は均一に育ち、ほぼ2週間に一度、新鮮な無農薬な夏野菜が収穫できる。ビニル管9がなければ、補給水槽4に近い栽培水槽3の方が、次第に液肥濃度が低くなり、野菜の生育むらが出てしまうことと、また野菜の根が栽培水槽3に 張ってくると、補給水の追加に対する流れの抵抗が大きくなり、補給水槽4からの流れが遅く、水位を上げて補給水を給水しようとすると、2〜3番目の手前の蓋の部分から水が溢れ出る状況となる。これらの問題をなくすため、本発明は装置上、簡単に内部に取り付けられるビニル管9の追加によって、その効果は十分に得られ、均一な野菜の生育のため効果的である。なお、季節的に装置全体を掃除する場合、ビニル管を引き抜き、装置を簡単に洗うことができる。
本考案のその他の実施例を図3に示し説明する。図3は、直列に並べた5個の栽培水槽3を2列につないだものを上部から眺めたもので、補給水は2箇所の補給水槽4から加えられ、最下流部の水槽は栽培水槽3と同じで排水側のつなぎ管7に内部から押さえられていたゴム栓11を持ち、必要によって内部の栽培液5を排出できる。狭いビル屋上ではこの水槽にも苗を植え栽培水槽として利用できる。
1ヶ月に一度ぐらいは塩分が濃縮され生育障害を起こすので、排水側のつなぎ管7のゴム栓11を抜き排水、栽培水槽3に植えつけた野菜はそのままに、新しい液肥を添加すればよい。都会のビル屋上では、地表と異なり昼間、太陽光線により非常に暑く、虫が付きにくく、無農薬で新鮮な野菜が驚くほど良く生育し、栽培水槽3内部に根を張り、水分と栄養分を吸収し盛んに生育する。ビル屋上の面積にあわせて、複数個の水槽をつなげて組み立てることが可能である。作業性の含め狭いビル屋上部では都合が良い。なお補給水槽4から一番遠い栽培水槽3まで水位差は、ビニル管9の長さによって差が大きくなるので、ビニル管に開ける穴10の数は、遠くに多く近くに少なくすれば良いことは言うまでもない。
発明の効果
水耕栽培水槽と水耕栽培水槽をつなぐ管の内側に補給水を通すビニル管を入れ、培養液の低下分を補給水で均一に補充し、均一に野菜を生育させることができる。
本考案の屋上水耕栽培装置の一実施例を示す構成図である。 本考案の屋上水耕栽培装置のその他の実施例を示す構成図である。 本考案の屋上水耕栽培装置のその他の実施例を示す構成図である。
1・・・・栽培水槽の蓋
2・・・・苗
3・・・・水耕栽培水槽
4・・・・補給水槽
5・・・・栽培液
6・・・・ホース
7・・・・つなぎ管
8・・・・穴の開けたゴム栓
9・・・・ビニル管
10・・・穴
11・・・ゴム栓

Claims (1)

  1. 複数個つないだ栽培水槽ならびに栽培水槽下部をつないだ管の内側に補給水槽下部からのつなぎ管にゴム栓を介したビニル管を通し、ビニル管の途中に数か所の穴を開け、各水槽に必要時、均一に水を補給することを特徴とする屋上水耕栽培装置。
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