JP3180654U - 腕時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠的に優れ、重量を軽くすることで腕への負担を低減させることができる腕時計を提供する。
【解決手段】ケース10およびバンド20を備える腕時計1であって、ケース10およびバンド20が木製である。また、ケース10は、ケース本体11、文字盤12、文字盤12を保護する風防14、風防14を固定するためのベゼル15を有し、ケース本体11、文字盤12およびベゼル15が木製であることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】ケース10およびバンド20を備える腕時計1であって、ケース10およびバンド20が木製である。また、ケース10は、ケース本体11、文字盤12、文字盤12を保護する風防14、風防14を固定するためのベゼル15を有し、ケース本体11、文字盤12およびベゼル15が木製であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、腕時計に関するものである。
近年、腕時計は着用者が時刻を知ることに用いられる以外に、装飾品としても用いられている。腕時計はケースやバンドから構成され、一般的にケースは金属製やプラスチック製であり、バンドは金属製やプラスチック製や革製である。例えば、特許文献1には、バンドが軟質のプラスチック製で形成されている腕時計が開示されている。
上述したような金属製、プラスチック製、革製の腕時計は意匠的にありふれたものであり、装飾品としての魅力が低下している。また、ケースが金属製の腕時計が多いため、腕時計全体の重量が重くなってしまい、着用者が腕に疲労感を感じてしまうという問題がある。
上記実情に鑑み、本考案が解決しようとする課題は、意匠的に優れ、重量を軽くすることで腕への負担を低減させることができる腕時計を提供することである。
上記実情に鑑み、本考案が解決しようとする課題は、意匠的に優れ、重量を軽くすることで腕への負担を低減させることができる腕時計を提供することである。
前記課題を解決するため、本考案は、ケースおよびバンドを備える腕時計であって、前記ケースおよび前記バンドが木製であることを特徴とする。
また、前記ケースは、ケース本体、文字盤、前記文字盤を保護する風防、前記風防を固定するためのベゼルを有し、前記ケース本体、前記文字盤および前記ベゼルが木製であることを特徴とする。
また、前記バンドは、複数のコマがピンによって連結され、前記複数のコマの全てが木製であることを特徴とする。
また、前記ケースおよび前記バンドを連結するラグを有し、前記ラグが木製であることを特徴とする。
また、前記ケースは、時刻を調整するリューズを有し、前記リューズが木製であることを特徴とする。
また、前記木製の部品は、竹、楓および白檀の少なくとも何れかの木材で形成されていることを特徴とする。
また、前記木製の部品は、部品に応じて異なる色の木材で形成されていることを特徴とする。
また、前記ケースは、ケース本体、文字盤、前記文字盤を保護する風防、前記風防を固定するためのベゼルを有し、前記ケース本体、前記文字盤および前記ベゼルが木製であることを特徴とする。
また、前記バンドは、複数のコマがピンによって連結され、前記複数のコマの全てが木製であることを特徴とする。
また、前記ケースおよび前記バンドを連結するラグを有し、前記ラグが木製であることを特徴とする。
また、前記ケースは、時刻を調整するリューズを有し、前記リューズが木製であることを特徴とする。
また、前記木製の部品は、竹、楓および白檀の少なくとも何れかの木材で形成されていることを特徴とする。
また、前記木製の部品は、部品に応じて異なる色の木材で形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、意匠的に優れていると共に、重量を軽くすることで腕への負担を低減させることができる。
以下に、本考案の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本考案の腕時計1の構成を模式的に示す正面図である。図2は、本考案の腕時計1の構成を模式的に示す背面図である。図3は、本考案の腕時計1の構成を模式的に示す右側面図である。なお、説明の便宜上、文字盤が形成される側を表側と称し、その反対側を裏側と称する。
図1および図2に示すように、本考案の腕時計1は、ケース10と、バンド20と、ケース10およびバンド20を連結するラグ30とを有している。
ケース10は、ケース本体11と、文字盤12と、針13と、風防14と、ベゼル15と、裏蓋16と、リューズ17と、図示しないムーブメントとを有している。文字盤12には、インデックスが取り付けられている。風防14は、透明な部材であって、文字盤12を保護する。ベゼル15は、風防14をケース本体11に固定するためのものである。裏蓋16は、ケース10を裏側から保護するためのものであり、取り外すことで図示しないムーブメントなどにアクセスすることができる。リューズ17は、針13を可動させて時刻を調整するためのものである。
ケース10は、ケース本体11と、文字盤12と、針13と、風防14と、ベゼル15と、裏蓋16と、リューズ17と、図示しないムーブメントとを有している。文字盤12には、インデックスが取り付けられている。風防14は、透明な部材であって、文字盤12を保護する。ベゼル15は、風防14をケース本体11に固定するためのものである。裏蓋16は、ケース10を裏側から保護するためのものであり、取り外すことで図示しないムーブメントなどにアクセスすることができる。リューズ17は、針13を可動させて時刻を調整するためのものである。
バンド20は、複数のコマ21と、バックル22とを有している。本実施形態のバンド20は、コマ21を幅方向に3つ並べて構成されている。図3に示すように、各コマ21は、表側が凸状の湾曲状に形成され、裏側が凹状の湾曲状に形成されている。ここで、コマ21のうち、幅方向における中央のコマをコマ21aとし、外側のコマをコマ21bとする。外側のコマ21bは、コマ21aに対して幅方向と直交する方向(バンド20の長手方向)にズレて配置されている。コマ21aの幅寸法は、コマ21bの幅寸法の略2倍の寸法を有している。また、隣接するコマ21aとコマ21bとの間は、金属製のピン23(図1に示す破線を参照)によって互いに回転可能に連結されている。バックル22は、金属製であって、バンド20同士を連結させて腕時計1を腕に取り付けるためのものである。
ここで、本実施形態の腕時計1は、ケース10およびバンド20が木製で構成されている。具体的には、ケース10のうちケース本体11と、文字盤12と、ベゼル15とが木製であり、バンド20のうちコマ21が木製である。また、本実施形態の腕時計1は、ラグ30が木製である。更に、本実施形態の腕時計1は、リューズ17が木製である。
すなわち、本実施形態の腕時計1の外観は、ほとんどが木製である。ここで、木製の各部品は、外観上において木目に形成され、着用者は一見して木製であることを視認することができる。このように、本実施形態の腕時計1は、ケース10およびバンド20が木製に形成されているために、意匠的に優れ、装飾品としての機能を十分に発揮することができる。
すなわち、本実施形態の腕時計1の外観は、ほとんどが木製である。ここで、木製の各部品は、外観上において木目に形成され、着用者は一見して木製であることを視認することができる。このように、本実施形態の腕時計1は、ケース10およびバンド20が木製に形成されているために、意匠的に優れ、装飾品としての機能を十分に発揮することができる。
また、本実施形態の木製の各部品は、単に木目を表面に施しているものではなく、木材を削り出すことにより形成されている。このように、木製の各部品を削り出して形成することにより、製造される腕時計1は、全てが異なる木目に形成される。したがって、着用者は有一無二の腕時計1を着用することができ、装飾品としての価値を向上させることができる。更に、腕時計1において、複数のコマ21aおよび複数のコマ21bは、それぞれ同一形状ではあるものの、全てが異なる木目である。したがって、着用者は人工的ではなく自然の木材により形成されていることを視認でき、装飾品としての価値を更に向上させることができる。
また、このように木製の各部品を用いることで、腕時計1全体の重量を軽量化させることができる。特に、本実施形態では、腕時計1の重量の多くを占める、ケース10のケース本体11およびバンド20のコマ21を木製にしたことにより、腕時計1の重量を格段に軽量化することができる。したがって、着用者は腕時計1を着用した腕が疲れることなく、腕への負担を低減させることができる。
なお、木材としては、竹、楓(メープルウッド)および白檀の少なくとも何れかを用いることができる。上述したような木材は、削り出すことにより意匠的に優れた木目を形成することができる。なお、用いる木材は1種類に限られず、2種類以上であってもよい。例えば、部品ごとに木材の種類が異なるようにしてもよい。このように、部品ごとに木材の種類を変更することで、異なる種類の木目にでき、腕時計1に変化をもたらせることができる。したがって、着用者の多様な趣向に応じた腕時計1を提供することができる。また、形状が複雑な部品には削り易い木材を用いることで腕時計1のコストを削減することができる。また、強度が必要な部品には高強度の木材を用いることで腕時計1の強度を向上させることができる。
また、用いる木材の色は1色に限られず、2色以上であってもよい。例えば、ケース本体11、裏蓋16、リューズ17、外側のコマ21b、ラグ30に第1の色を用い、文字盤12、ベゼル15、中央のコマ21aに第2の色を用いるなどして、部品ごとに木材の色が異なるようにしてもよい。このように、部品ごとに木材の色を変更することで、腕時計1に変化をもたらせることができる。したがって、着用者の多様な趣向に応じた腕時計1を提供することができる。
以上、本考案の実施形態について、図面を参照して詳細に説明したが、本考案は前記実施形態に限定されるものではない。本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
上述した実施形態では、3つのコマ21は幅方向に並んでいる3連のバンド20について説明したが、この場合に限られず、どのような形状のバンドであってもよい。
また、上述した実施形態では、針13やインデックスの材質について言及していないが、木製であってもよく、他の材質であってもよい。
上述した実施形態では、3つのコマ21は幅方向に並んでいる3連のバンド20について説明したが、この場合に限られず、どのような形状のバンドであってもよい。
また、上述した実施形態では、針13やインデックスの材質について言及していないが、木製であってもよく、他の材質であってもよい。
本考案は、腕時計において有効な技術である。
1:腕時計 10:ケース 11:ケース本体 12:文字盤 13:針 14:風防 15:ベゼル 16:裏蓋 17:リューズ 20:バンド 21(21a、21b):コマ 22:バックル 23:ピン
Claims (5)
- ケースおよびバンドを備える腕時計であって、
前記ケースおよび前記バンドが木製であることを特徴とする腕時計。 - 前記ケースは、ケース本体、文字盤、前記文字盤を保護する風防、前記風防を固定するためのベゼルを有し、
前記ケース本体、前記文字盤および前記ベゼルが木製であることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。 - 前記バンドは、複数のコマがピンによって連結され、
前記複数のコマの全てが木製であることを特徴とする請求項1または2に記載の腕時計。 - 前記木製の部品は、竹、楓および白檀の少なくとも何れかの木材で形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の腕時計。
- 前記木製の部品は、部品に応じて異なる色の木材で形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の腕時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012006328U JP3180654U (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 腕時計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012006328U JP3180654U (ja) | 2012-10-17 | 2012-10-17 | 腕時計 |
Publications (1)
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JP3180654U true JP3180654U (ja) | 2012-12-27 |
Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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2012
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