JP3178747B2 - 視線検出装置 - Google Patents

視線検出装置

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JP3178747B2
JP3178747B2 JP31440892A JP31440892A JP3178747B2 JP 3178747 B2 JP3178747 B2 JP 3178747B2 JP 31440892 A JP31440892 A JP 31440892A JP 31440892 A JP31440892 A JP 31440892A JP 3178747 B2 JP3178747 B2 JP 3178747B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に用い
られる視線検出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプルキンエ像(角膜反射像)の位
置算出方法としては、特開昭61−172552号など
に開示されている。図9はこの特開昭61−17255
2号に記載された従来例を示すものである。
【0003】不図示の発光素子がドライブ回路により交
流点灯されると、4分割素子または半導体位置検出素子
(PSD)31と回路40により、プルキンエ効果の像
の位置が測定され、図示しないA/D変換器によりディ
ジタル化されて制御回路に入力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置においては、以下の様な問題点を有していた。
【0005】つまり、従来においては、プルキンエ像の
重心を、二次元半導体素子(二次元PSD)に結像した
光像の重心をディジタル回路で演算することによって求
めている。そのため、観察者の涙や該観察者が使用して
いる眼鏡のゴースト等の、プルキンエ像と類似した信号
が存在する場合や、外光等により極端に輝度の高い光像
が存在する場合には、その悪影響を受け、正しくプルキ
ンエ像の位置を求めることが困難であった。
【0006】(発明の目的)本発明の目的は、外光等に
よる極端な輝度の光像の影響を排除し、正確にプルキン
エ像を抽出することのできる視線検出装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1に記載した発明は、眼球を照明する照明
手段と、前記照明手段に照明される前記眼球を撮像する
撮像センサと、前記撮像センサが撮像した眼球画像に含
まれる像のうち輝度信号の強度が一定値以上であり、か
つ輝度信号の立上がりまたは立下がりの傾斜が一定値以
上である像をプルキンエ像候補として記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶される前記プルキンエ像候補の
中から所定の条件を満たすものをプルキンエ像として選
出する選出手段と、前記選出手段により選出されたプル
キンエ像に基づいて視線を検出する視線検出手段とを有
することを特徴としている。
【0008】 同じく上記目的を達成するために、請求
項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明におい
て、前記記憶手段は前記プルキンエ像候補の位置に関す
る情報を記憶することを特徴としている。
【0009】 同じく上記目的を達成するために、請求
項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発
明において、前記撮像センサは前記眼球を二次元で撮像
する二次元撮像センサであることを特徴としている。
【0010】 同じく上記目的を達成するために、請求
項4に記載した発明は、請求項1ないし3の何れかに記
載した発明において、前記選出手段は、前記プルキンエ
像候補のサイズを測り、所定の値よりも小さいものをプ
ルキンエ像として選出することを特徴としている。
【0011】 同じく上記目的を達成するために、請求
項5に記載した発明は、請求項1ないし4の何れかに記
載した発明において、前記照明手段は、複数の光源によ
り前記眼球を照明するとともに、前記選出手段は、前記
プルキンエ像候補の中からプルキンエ像として前記照明
光源の数と同数選出することを特徴としている。
【0012】 同じく上記目的を達成するために、請求
項6に記載した発明は、請求項1ないし5の何れかに記
載した発明において、前記撮像センサが撮像した眼球画
像から瞳孔の中心位置に関する情報を検出する瞳孔位置
検出手段を有し、前記選出手段は、前記プルキンエ像候
補の中から前記瞳孔の中心位置と前記プルキンエ像候補
の中心位置との距離が最小となるものをプルキンエ像と
して選出することを特徴としている。 同じく上記目的を
達成するために、請求項に記載した発明は、請求項
に記載した発明において、前記視線検出手段は、前記瞳
孔位置検出手段より検出した瞳孔の中心位置と前記選出
手段により選出されたプルキンエ像とに基づいて視線を
検出することを特徴としている。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施例における視線
検出装置を備えたカメラの概略構成を示すブロック図で
ある。
【0015】図1において、1はMPU(マイクロプロ
セッシングユニット)、2はメモリ、3は後述のCCD
及びIRED(赤外発光ダイオード)を駆動する為のド
ライバ回路、4は二次元撮像素子であるところのCC
D、5は観察者の眼球に対して不感の赤外光を投射する
複数のIREDから構成されるIRED群であり、水平
・垂直方向に所定間隔をもってペアとなって配置されて
いる。6はAF(オートフォーカス)を行うためのレン
ズ駆動ユニット、7は絞り駆動ユニット、8はシャッタ
ユニットである。
【0016】図2は上記構成から成る視線検出装置を備
えたカメラのメイン動作を示すフローチャートである。
【0017】カメラの不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ーク操作に連動するスイッチSW1のONなどにより視
線検出の要求がなされると、MPU1はステップ102
からの視線検出のルーチンに入る。
【0018】ステップ102においては、演算に使用す
る変数の初期化処理を行い、次のステップ103におい
て、蓄積時間の設定を行う(ステップ103)。これは
眼鏡の有無・外光の強度等を考慮して行い、同時にIR
ED群5内より点灯させるべくIREDペアの選択も行
う。そして、ステップ104以降の蓄積制御動作へと移
る。
【0019】まず、ステップ104においては、CCD
4の電荷クリア動作を行うための指示をドライバ回路3
に対して行う。この指示を受けたドライバ回路3はクリ
ア動作を行い、CCD4のメモリゾーン、電荷転送ライ
ン等に残っている電荷を消去する。次いで、ステップ1
05において、上記ステップ103において選択したI
REDペアを点灯させるためにIRED選択信号をドラ
イバ回路3に送信すると同時に、蓄積信号をハイレベル
にしてCCD4による蓄積を開始し、上記の設定した蓄
積時間が経過したら蓄積信号をローレベルにし、蓄積を
終了する。この蓄積に同期して選択されたIREDペア
は点灯することになる。
【0020】次いで、MPU1は光像ブロック(プルキ
ンエ像候補),瞳孔エッジ候補抽出の処理を行うステッ
プ106以降の動作へと移る。
【0021】まず、ステップ106においては、ドライ
バ回路3を介してCCD4の1ライン分の画像信号を順
次読み込み、A/D変換を行い、メモリ2にその値を記
憶していく。そして、次のステップ107において、こ
のデータを使って光像ブロック(プルキンエ像候補)並
びに瞳孔エッジ候補の抽出処理を行っていく。この処理
はCCD4のライン数分だけ行う。
【0022】ここで、上記ステップ107において行わ
れる「光像ブロック(プルキンエ像候補)抽出」に関し
て、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0023】MPU1は、ステップ201において、1
ライン分のデータを読み込む。そして、次のステップ2
02及び203において、まず、ある一定値以上の輝度
をもつ光像ブロックを抽出する。そして、光像ブロック
の立上り、立下り条件を満たすか否かの判別を行う。す
なわち、ある一定値以上の輝度を持ち、その両端の傾斜
がある程度急峻か否かを判別する。なお、光像ブロック
幅、例えばある一定値以上の輝度である画素数が一定値
以上のもののみを有効とみなしてもよい。
【0024】今、あるラインのi番目の画素の輝度をd
[i]とした時、次に示す条件 (1)d[i]≧Const1 AND d[i]−d[i−a]≧Const2 (2)d[j]≧Const1 AND d[j]−d[j−a]≧Const2 但し、Const1,Const2,aは定数、jはi+1以上
の変数 を満たした場合、これを光像ブロック(プルキンエ像候
補)と認識し、ステップ204において、iを立上り点
座標、jを立下り点座標として記憶する。
【0025】この抽出演算は左方(画素番号の小さい
方)から順次行った場合、立上り点座標iは初めに上記
(1)の条件を満たした点を採用するが、立下り点座標
jは上記(2)の条件を満たす最後の点を採用する。ま
た、当然のことながら1ラインに複数の光像ブロックが
存在することが十分に考えられるので、この抽出演算処
理は、そのラインの有効とみなされる全ての画素につい
て行われる。
【0026】そして、ステップ205において、それ以
前に光像ブロックが抽出されていると判別した場合は、
次のステップ206において、いま記憶した立上り点、
立下り点がその光像ブロックと同一か否かの判定を行
う。すなわち [抽出済光像ブロックの右側境界≦現光像ブロックの右
端と左端の平均〔(i+j)/2〕≦抽出済光像ブロッ
クの左側境界] の条件を満たしたならば、同一の光像ブロックとみな
し、ステップ207へ移行し、このステップにおいて、
光像ブロック立上り点(光像ブロックの右側境界)、光
像ブロック立下り点(光像ブロックの左側境界)、並び
に、光像ブロックの下側境界(垂直方向の光像ブロック
幅)の値を更新する。n番目の抽出済の光像ブロックの
上下左右の境界の座標を各々Bny1,Bny2,Bn
x1,Bnx2とした時、 Bnx1>i なら Bnx1=i Bnx2<j なら Bnx2=j Bny2=Bny2+1 と各境界の値を更新する。
【0027】また、条件を満していなかった場合には、
新たな光像ブロックが生じたと判断してステップ208
へ移行し、このステップにおいて、光像ブロックの上下
左右の境界の座標を以下のように記憶する。
【0028】 Bnx1=i Bnx2=j Bny1=(読み出したラインのライン数) Bny2=(読み出したラインのライン数) さらに、光像ブロックが枝わかれした場合や途中で二つ
の光像ブロックが合流した場合の対策として、光像ブロ
ックの複製、吸収の処理を行うことも考えられる。
【0029】光像ブロックが枝わかれした場合には、光
像ブロックの複製を行う。
【0030】例えば、図4(a)に示すように枝わかれ
している場合(光像ブロック参照)、図4(b)に示
す二つの光像ブロック,を生成するため、これら光
像ブロックのの重なり部分を複製する。ラインL2にお
いて、二つの光像ブロックが抽出されるが、この二つの
光像ブロックはともにそれまでに抽出されている光像ブ
ロック(図4(b)の,の重なり部分の光像ブロッ
ク)と同一のものとみなされる。よって、図4(b)の
二つの光像ブロック,を生成するために、重なりの
部分を双方に加える形で処理を続ける。
【0031】すなわち、初めから光像ブロック,が
存在したかのように処理を行い、ラインL2において
は、光像ブロックの立上り点(光像ブロックの右側境
界)、光像ブロックの立下り点(光像ブロックの左側境
界)、並びに、光像ブロックの下側境界(垂直方向の光
像ブロック幅)の値を次に様にして更新する。重なり部
分の上下左右の境界の座標を各々Bny1,Bny2,
Bnx1,Bnx2とした時、 Bnx1>i なら Bnx1=i Bnx2<j なら Bnx2=j Bny2=Bny2+1 と各境界の値を更新する。ラインL2以降においても同
様にして各境界の値を更新していく。
【0032】以上の結果、図4(b)の例においては、
光像ブロックにおいては左側及び下側の境界値が、光
像ブロックにおいては、右側及び下側の境界値が更新
されることになる。
【0033】二つの光像ブロックが合流した場合には、
光像ブロックの吸収を行う。
【0034】例えば、図5に示すように合流した場合に
は、ラインL2で抽出される光像ブロックはラインL
1まで抽出された二つの光像ブロック,を吸収する
形で一つの光像ブロックとして統合する。すなわち、ラ
インL2においては、光像ブロックの立上り点(光像ブ
ロックの右側境界)、光像ブロックの立下り点(光像ブ
ロックの左側境界)、並びに、光像ブロックの下側境界
(垂直方向の光像ブロック幅)の値を次のようにして更
新する。
【0035】光像ブロックの上下左右の境界の座標を
各々Bay1,Bay2,Bax1,Bax2、光像ブ
ロックの上下左右の境界の座標を各々Bby1,Bb
y2,Bbx1,Bbx2とした時、新たな光像ブロッ
クの上下左右の境界の座標Bny1,Bny2,Bnx
1,Bnx2は、 Bax1>i なら Bnx1=i Bax1≦i なら Bnx1=Bax1 Bbx2<j なら Bnx2=j Bbx2≧j なら Bnx2=Bbx2 Bay1<Bby1 なら Bnx2=Bay1 Bay1≧Bby1 なら Bnx2=Bby1 Bny2=Bay2+1=Bby2+1 と各境界の値を更新する。ラインL2以降においては、
吸収した光像ブロックについて、通常の光像ブロック抽
出処理と同様の処理を行い、光像ブロックの境界値を更
新していく。
【0036】この複製、吸収の処理はどちらか一方のみ
を行ってもよいし、両方を行ってもよい。
【0037】そして、ステップ209において1ライン
分の動作が終了した事を判別すると、ステップ210へ
進み、瞳孔エッジ抽出処理を行う。
【0038】再び図2に戻り、ステップ108におい
て、全ラインについてこの処理が終了したことを判別す
ると、ステップ109へ移り、「プルキンエ像選択」の
処理を開始する。
【0039】ここにおける一番目の処理では、各々の光
像ブロックの水平・垂直方向のブロック幅を調べ、その
幅がともに定数Const3以下のもののみ採用する。これ
以上ブロック幅が大きいものは、眼鏡のゴースト、外光
に照明された瞼等での反射などプルキンエ像以外の光像
である為、排除する。
【0040】二番目の処理では、一番目の処理で採用し
た光像ブロックの垂直方向座標を調べる。もし、ある光
像ブロックとある光像ブロックが、垂直方向に重なって
いるか接している時は、この二つの光像ブロックの垂直
方向座標は略等しいと判断する。すなわち、n番目の光
像ブロックの上下左右の境界位置を各々Bny1,Bn
y2,Bnx1,Bnx2とした時、m番目の光像ブロ
ックの上下左右の境界位置を各々Bmy1,Bmy2,
Bmx1,Bmx2とした時、 Bny1≦Bmy2 かつ Bny2≧Bmy1 の条件式が成り立った場合、二つの光像ブロックの垂直
方向座標は略等しいと判断する。次いで、この垂直方向
座標の略等しいものの無い光像ブロックを排除する。そ
の後、略等しいものの有る光像ブロックについて各々の
水平方向のブロック間隔Δmnを調べ、その値が所定範
囲内(Δ1≦Δmn≦Δ2)のもののみを採用する(但
し、Δ1,Δ2は定数)。
【0041】例えば、光像ブロックB1,B2,B3の
三つの垂直方向座標が略等しい場合、B1とB2の間隔
Δ12,B2とB3の間隔Δ23,B3とB1の間隔Δ
31を求め、それが所定値内にあるか否かを調べ、その
結果、Δ12,Δ23が所定値内にあれば、プルキンエ
像候補ペアとして[B1,B2][B2,B3]の組み
合わせを採用する。この時点でプルキンエ像候補ペアが
一つあれば(光像ブロックの数が二つであれば)、これ
をプルキンエ像として採用する。もしこの時点でプルキ
ンエ像が決定できない場合には次の処理を行う。
【0042】三番目の処理では、プルキンエ像ペアの中
心座標とこれとは別個に求められる瞳孔中心の座標を比
較し、瞳孔中心の座標に最も近いもの、すなわちプルキ
ンエ像ペアの中心座標と瞳孔中心の座標の距離が最小と
なるものをプルキンエ像として選択する。なお、説明の
都合上、プルキンエ像選択の三つのステップをまとめて
記載したが、実際の処理においては以下のステップ11
0において説明する瞳孔円演算の後にこの三番目の処理
は行われる。
【0043】以上のようにして決定されたプルキンエ像
ペアP1,P2及びプルキンエ像Pcの座標は P1x=(Bnx1+Bnx2)/2 P1y=(Bny1+Bny2)/2 P2x=(Bmx1+Bmx2)/2 P2y=(Bmy1+Bmy2)/2 Pcx=(P1x+P2x)/2 Pcy=(P1y+P2y)/2 のように計算する。但し、P1x,P1y,P2x,P
2y,Pcx,Pcyはプルキンエ像ペアP1,P2及
びプルキンエ像Pcの水平垂直座標である。また、n番
目,m番目の光像ブロックがプルキンエ像として選択し
たものとする。
【0044】次に、ステップ110へ移り、瞳孔円の演
算を以下のようにして行う。
【0045】前述の瞳孔エッジ抽出処理においてMPU
1は、抽出した瞳孔エッジの座標、そのラインLの最低
輝度MIN(L) 及び画像全体の最低輝度MIN0をメモ
リ2に記憶している。
【0046】そこで、まずMPU1は、瞳孔エッジが抽
出されているエリアの最低輝度(MIN(L) )と画像全
体の最低輝度(MIN0+定数)を比較し、 MIN(L) ≦MIN0+定数 の条件を満たさない場合は、そのエリアに存在する瞳孔
エッジは不適切なものとしてこれを排除する。
【0047】次いで、先のプルキンエ像選択の二番目ま
でのステップ109で求めたプルキンエ像(候補)の周
辺の瞳孔エッジを排除する。これは、プルキンエ像候補
(光像ブロック)の水平垂直座標(Pnx,Pny)を
中心にしたエリア内のもの、例えば、(Pnx−定数,
Pny−定数),(Pnx−定数,Pny+定数),
(Pnx+定数,Pny−定数),(Pnx+定数,P
ny+定数)の4点で囲まれた四角形内のものを排除す
ることにより行われる。プルキンエ像は2個存在するの
で、この処理は各々のプルキンエ像について行う。
【0048】さらに、これまでに選択した瞳孔エッジ候
補の座標の平均値mと標準偏差σを求め、[平均値m−
a*標準偏差σ〜平均値m+a*標準偏差σ(但し、a
は定数)]の範囲内のもののみを採用する。
【0049】この演算は水平方向のみに関して行っても
よいし、水平垂直両方向に関して行ってもよい。また、
この処理を二重に行ってもよい。すなわち、[平均値m
−a*標準偏差σ〜平均値m+a*標準偏差σ]の範囲
内に入ったものの平均値m′と標準偏差σ′を再び求
め、この二量によって定められる範囲[平均値m′−a
*標準偏差σ′〜平均値m′+a*標準偏差σ′]内の
もののみを採用する。
【0050】次いで、以上に様にして選択した瞳孔エッ
ジを用い、瞳孔中心及び瞳孔半径を求める。この方法と
しては最小二乗法を用いれば良い。
【0051】その後、ステップ111へ移り、プルキン
エ像と瞳孔中心の位置を用いて眼球の回転角、さらには
カメラのピント板上での視点位置を演算する。そして、
ステップ112において、この視点位置を基にAFポイ
ント等を決定し、カメラの制御を行う。
【0052】(第2の実施例)図6は本発明の第2の実
施例における視線検出装置を備えたカメラの主要部分の
動作を示すフローチャートである。なお、回路構成は図
1に示した第1の実施例と同様であり、また、該カメラ
のメインルーチンは図2に示した第1の実施例であるの
で、この動作に関わる部分の説明では同一の回路番号及
びステップ番号を付すものとする。
【0053】第1の実施例と同様、カメラの不図示のレ
リーズ釦の第1ストローク操作に連動するスイッチSW
1のONなどにより視線検出の要求がなされると、MP
U1はステップ102からの視線検出のルーチンに入
る。
【0054】ステップ102においては、演算に使用す
る変数の初期化処理を行い、次のステップ103におい
て、蓄積時間の設定を行う(ステップ103)。これは
眼鏡の有無・外光の強度等を考慮して行い、同時にIR
ED群5内より点灯させるべくIREDペアの選択も行
う。そして、ステップ104以降の蓄積制御動作へと移
る。
【0055】まず、ステップ104においては、CCD
4の電荷クリア動作を行うための指示をドライバ回路3
に対して行う。この指示を受けたドライバ回路3はクリ
ア動作を行い、CCD4のメモリゾーン、電荷転送ライ
ン等に残っている電荷を消去する。次いで、ステップ1
05において、上記ステップ103において選択したI
REDペアを点灯させるためにIRED選択信号をドラ
イバ回路3に送信すると同時に、蓄積信号をハイレベル
にしてCCD4による蓄積を開始し、上記の設定した蓄
積時間が経過したら蓄積信号をローレベルにし、蓄積を
終了する。この蓄積に同期して選択されたIREDペア
は点灯することになる。
【0056】次いで、MPU1は光像ブロック(プルキ
ンエ像候補),瞳孔エッジ候補抽出の処理を行うステッ
プ106以降の動作へと移る。
【0057】まず、ステップ106においては、ドライ
バ回路3を介してCCD4の1ライン分の画像信号を順
次読み込み、A/D変換を行い、メモリ2にその値を記
憶していく。そして、次のステップ107において、こ
のデータを使って光像ブロック(プルキンエ像候補)並
びに瞳孔エッジ候補の抽出処理を行っていく。この処理
はCCD4のライン数分だけ行う。
【0058】ここで、上記ステップ107において行わ
れる「光像ブロック抽出」に関して、前出の図4及び図
5を用いて図6のフローチャートにより説明する。
【0059】まず、MPU1はステップ301におい
て、1ライン分のデータを読み込み、次のステップ30
2及び303において、光像ブロックの立上り、立下り
条件を満たすか否かの判別を行う。すなわち、ある一定
値以上の輝度を持ち、その両端の傾斜がある程度急峻か
否かを判別する。
【0060】今、あるラインのi番目の画素の輝度をd
[i]とした時、次に示す条件 (1)d[i]≧Const1 AND d[i]−d[i−a]≧Const2 (2)d[j]≧Const1 AND d[j]−d[j−a]≧Const2 但し、Const1,Const2,aは定数、jはi+1以上
の変数 を満たした場合、これを光像ブロック(プルキンエ像候
補)と認識し、ステップ304において、iを立上り点
座標、jを立下り点座標として記憶する。
【0061】この抽出演算は左方(画素番号の小さい
方)から順次行った場合、立上り点座標iは初めに上記
(1)の条件を満たした点を採用するが、立下り点座標
jは上記(2)の条件を満たす最後の点を採用する。ま
た、当然のことながら1ラインに複数の光像ブロックが
存在することが十分に考えられるので、この抽出演算処
理は、そのラインの有効とみなされる全ての画素につい
て行う。
【0062】そして、ステップ305において、それ以
前に光像ブロックを抽出していると判別した場合は、次
のステップ306において、いま記憶した立上り点、立
下り点がその光像ブロックと同一か否かの判定を行う。
すなわち [抽出済光像ブロックの右側境界≦現光像ブロックの右
端と左端の平均〔(i+j)/2〕≦抽出済光像ブロッ
クの左側境界] の条件を満たしたならば、同一の光像ブロックとみな
し、ステップ307へ移行し、このステップにおいて、
光像ブロック立上り点(光像ブロックの右側境界)、光
像ブロック立下り点(光像ブロックの左側境界)、並び
に、光像ブロックの下側境界(垂直方向の光像ブロック
幅)の値を更新する。n番目の抽出済ブロックの上下左
右の境界の座標を各々Bny1,Bny2,Bnx1,
Bnx2とした時、 Bnx1>i なら Bnx1=i Bnx2<j なら Bnx2=j Bny2=Bny2+1 と各境界の値を更新する。さらに、この範囲内の像信号
に関して輝度(信号強度)の和SI[n]及び輝度とそ
の水平座標、垂直座標の積の和SIx[n],SIy
[n]を次式にしたがって求め、その値を更新し記憶し
ていく。
【0063】 SI[n]=SI[n]+Σ(d[x]) SIx[n]=SI[n]+Σ(d[x]*x] SIy[n]=SI[n]+Σ(d[x]*処理中のラ
イン数L) また、条件を満たさなかった場合には、新たな光像ブロ
ックが生じたと判断してステップ308へ移行し、この
ステップにおいて、上下左右の境界の座標を以下のよう
に記憶する。
【0064】 Bnx1=i Bnx2=j Bny1=(読み出したラインのライン数) Bny2=(読み出したラインのライン数) さらに、この範囲内の像信号に関して輝度(信号強度)
の和SI[n]及び輝度とその水平座標、垂直座標の積
の和SIx[n],SIy[n]を次式にしたがって求
め、その値を更新し記憶していく。
【0065】 SI[n]=Σ(d[x]) SIx[n]=Σ(d[x]*x) SIy[n]=Σ(d[x]*処理中のライン数L) ここでのxの範囲は、立上り点i≦x≦立下り点jとな
る。
【0066】この際、上下のラインの情報をデータで加
算してもよい。
【0067】この場合、まず新たな光像ブロックが生じ
たと判断した時、上下左右の境界の座標を前述のように
記憶すると共に、この範囲内の像信号に関して輝度(信
号強度)の和SI[n]及び輝度とその水平座標、垂直
座標の積の和SIx[n],SIy[n]を次式にした
がって求め、記憶していく。
【0068】 SI[n]=Σ(d[x])+Σ(e[x]) SIx[n]=Σ(d[x]*x)+Σ(e[x]*x] SIy[n]=Σ(d[x]*処理中のライン数L) +Σ(e[x]*処理中のライン数L−1) 但し、e[x]は処理中のラインの一つ前のラインL−
1のi番目の画素の輝度である。また、この場合のxの
範囲は、処理中のラインLの立上り点i、立下り点jに
挟まれる範囲(i≦x≦j)となる。
【0069】また、一つ前のラインにおいて、光像ブロ
ック(プルキンエ像候補)が検出されている場合は、光
像ブロックが検出できなかった場合でも、検出されてい
る光像ブロックの範囲内の像信号に関して輝度(信号強
度)の和SI[n]及び輝度とその水平座標、垂直座標
の積の和SIx[n],SIy[n]を次式にしたがっ
て求め、記憶していく。
【0070】 SI[n]=SI[n]+Σ(d[x]) SIx[n]=SI[n]+Σ(d[x]*x] SIy[n]=SI[n]+Σ(d[x]*処理中のラ
イン数L) 検出している光像ブロックが複数個ある場合は、その各
々について輝度の和SI[n]及び輝度とその水平座
標,垂直座標の積の和SIx[n],SIy[n]の値
を更新し記憶していく。
【0071】さらに、光像ブロックが枝わかれした場合
や途中で二つの光像ブロックが合流した場合の対策とし
て、光像ブロックの複製、吸収の処理を行うことも考え
られる。
【0072】光像ブロックが枝わかれした場合には、光
像ブロックの複製を行う。
【0073】例えば、図4(a)に示すように枝わかれ
している場合(光像ブロック参照)、図4(b)に示
す二つの光像ブロック,を生成するため、これら光
像ブロックのの重なり部分を複製する。ラインL2にお
いて、二つの光像ブロックが抽出されるが、この二つの
光像ブロックはともにそれまでに抽出されている光像ブ
ロック(図4(b)の,の重なり部分の光像ブロッ
ク)と同一のものとみなされる。よって、図4(b)の
二つの光像ブロック,を生成するために、重なりの
部分を双方に加える形で処理を続ける。
【0074】すなわち、初めから光像ブロック,が
存在したかのように処理を行い、ラインL2において
は、光像ブロックの立上り点(光像ブロックの右側境
界)、光像ブロックの立下り点(光像ブロックの左側境
界)、並びに、光像ブロックの下側境界(垂直方向の光
像ブロック幅)の値を次に様にして更新する。重なり部
分の上下左右の境界の座標を各々Bny1,Bny2,
Bnx1,Bnx2とした時、 Bnx1>i なら Bnx1=i Bnx2<j なら Bnx2=j Bny2=Bny2+1 と各境界の値を更新する。
【0075】さらに、この範囲内の像信号に関して輝度
(信号強度)の和SI[n]及び輝度とその水平座標、
垂直座標の積の和SIx[n],SIy[n]を次式に
したがって求め、その値を更新し記憶していく。
【0076】 SI[n]=SI[A]+Σ(d[x]) SIx[n]=SI[A]+Σ(d[x]*x] SIy[n]=SI[A]+Σ(d[x]*処理中のラ
イン数L) ここでのxの範囲は、立上り点i≦x≦立下り点jとな
る。また、SI[A],SIx[A],SIy[A]は
重なり部分の輝度の和及び輝度とその水平座標、垂直座
標の積の和である。
【0077】ラインL2以降においても同様にして、各
境界の値及び輝度の和SI[n]及び輝度とその水平座
標、垂直座標の積の和SIx[n],SIy[n]を更
新していく。
【0078】二つの光像ブロックが合流した場合には、
光像ブロックの吸収を行う。
【0079】例えば、図5に示すように合流した場合に
は、ラインL2で抽出される光像ブロックはラインL
1まで抽出された二つの光像ブロック,を吸収する
形で一つの光像ブロックとして統合する。すなわち、ラ
インL2においては、光像ブロックの立上り点(光像ブ
ロックの右側境界)、光像ブロックの立下り点(光像ブ
ロックの左側境界)、並びに、光像ブロックの下側境界
(垂直方向の光像ブロック幅)の値を次のようにして更
新する。
【0080】光像ブロックの上下左右の境界の座標を
各々Bay1,Bay2,Bax1,Bax2、光像ブ
ロックの上下左右の境界の座標を各々Bby1,Bb
y2,Bbx1,Bbx2とした時、新たな光像ブロッ
クの上下左右の境界の座標Bny1,Bny2,Bnx
1,Bnx2は、 Bax1>i なら Bnx1=i Bax1≦i なら Bnx1=Bax1 Bbx2<j なら Bnx2=j Bbx2≧j なら Bnx2=Bbx2 Bay1<Bby1 なら Bnx2=Bay1 Bay1≧Bby1 なら Bnx2=Bby1 Bny2=Bay2+1=Bby2+1 と各境界の値を更新する。
【0081】さらに、この範囲内の像信号に関して輝度
(信号強度)の和SI[n]及び輝度とその水平座標、
垂直座標の積の和SIx[n],SIy[n]を次式に
したがって求め、その値を更新し記憶していく。
【0082】 SI[n]=SI[A]+SI[B]+Σ(d[x]) SIx[n]=SI[A]+SI[B]+Σ(d[x]*x] SIy[n]=SI[A]+SI[B] +Σ(d[x]*処理中のライン数L) ここでのxの範囲は、立上り点i≦x≦立下り点jとな
る。また、SI[A],SIx[A],SIy[A],
SI[B],SIx[B],SIy[B]は光像ブロッ
クA,Bの輝度の和及び輝度とその水平座標、垂直座標
の積の和である。
【0083】ラインL2以降においては、吸収した光像
ブロックについて通常の光像ブロック抽出処理と同様の
処理を行い、光像ブロックの境界の値及び輝度の和SI
[n]及び輝度とその水平座標、垂直座標の積の和SI
x[n],SIy[n]を更新していく。
【0084】この複製、吸収の処理はどちらか一方のみ
を行ってもよいし、両方を行ってもよい。
【0085】そして、ステップ309において1ライン
分の動作が終了した事を判別すると、ステップ310へ
進み、瞳孔エッジ抽出処理を行う。
【0086】再び図2に戻り、ステップ108におい
て、全ラインについてこの処理が終了したことを判別す
ると、ステップ109へ移り、プルキンエ像選択の処理
を開始する。
【0087】ここにおける一番目の処理では、各々の光
像ブロックの水平・垂直方向のブロック幅を調べ、その
幅がともに定数Const3以下のもののみ採用する。これ
以上ブロック幅が大きいものは、眼鏡のゴースト、外光
に照明された瞼等での反射などプルキンエ像以外の光像
である為、排除する。
【0088】二番目の処理では、一番目の処理で採用し
た光像ブロックの垂直方向座標を調べる。もし、ある光
像ブロックとある光像ブロックが、垂直方向に重なって
いるか接している時は、この二つの光像ブロックの垂直
方向座標は略等しいと判断する。すなわち、n番目の光
像ブロックの上下左右の境界位置を各々Bny1,Bn
y2,Bnx1,Bnx2とした時、m番目の光像ブロ
ックの上下左右の境界位置を各々Bmy1,Bmy2,
Bmx1,Bmx2とした時、Bny1≦Bmy2 か
つ Bny2≧Bmy1の条件式が成り立った場合、二
つの光像ブロックの垂直方向座標は略等しいと判断す
る。次いで、この垂直方向座標の略等しいものの無い光
像ブロックを排除する。その後、略等しいものの有る光
像ブロックについて各々の水平方向のブロック間隔Δm
nを調べ、その値が所定範囲内(Δ1≦Δmn≦Δ2)
のもののみを採用する(但し、Δ1,Δ2は定数)。こ
の時点でプルキンエ像候補ペアが一つあれば(光像ブロ
ックの数が二つであれば)、これをプルキンエ像として
採用する。もしこの時点でプルキンエ像が決定できない
場合には次の処理を行う。
【0089】三番目の処理では、プルキンエ像ペアの中
心座標とこれとは別個に求められる瞳孔中心の座標を比
較し、瞳孔中心の座標に最も近いもの、すなわちプルキ
ンエ像ペアの中心座標と瞳孔中心の座標の距離が最小と
なるものをプルキンエ像として選択する。なお、説明の
都合上、プルキンエ像選択の三つのステップをまとめて
記載したが、実際の処理においては以下のステップ11
0において説明する瞳孔円演算の後にこの三番目の処理
は行われる。
【0090】以上のようにして決定されたプルキンエ像
ペアP1,P2及びプルキンエ像Pcの座標は P1x=(Bnx1+Bnx2)/2 P1y=(Bny1+Bny2)/2 P2x=(Bmx1+Bmx2)/2 P2y=(Bmy1+Bmy2)/2 Pcx=(P1x+P2x)/2 Pcy=(P1y+P2y)/2 のように計算する。但し、P1x,P1y,P2x,P
2y,Pcx,Pcyはプルキンエ像ペアP1,P2及
びプルキンエ像Pcの水平垂直座標である。また、n番
目,m番目の光像ブロックがプルキンエ像として選択し
たものとする。
【0091】次に、ステップ110へ移り、瞳孔円の演
算を以下のようにして行う。
【0092】前述の瞳孔エッジ抽出処理においてMPU
1は、抽出した瞳孔エッジの座標、そのラインLの最低
輝度MIN(L) 及び画像全体の最低輝度MIN0をメモ
リ2に記憶している。
【0093】そこで、まずMPU1は、瞳孔エッジが抽
出されているエリアの最低輝度(MIN(L) )と画像全
体の最低輝度(MIN0+定数)を比較し、MIN(L)
≦MIN0+定数の条件を満たさない場合は、そのエリ
アに存在する瞳孔エッジは不適切なものとしてこれを排
除する。
【0094】次いで、先のプルキンエ像選択の二番目ま
でのステップ109で求めたプルキンエ像(候補)の周
辺の瞳孔エッジを排除する。これは、プルキンエ像候補
(光像ブロック)の水平垂直座標(Pnx,Pny)を
中心にしたエリア内のもの、例えば、(Pnx−定数,
Pny−定数),(Pnx−定数,Pny+定数),
(Pnx+定数,Pny−定数),(Pnx+定数,P
ny+定数)の4点で囲まれた四角形内のものを排除す
ることにより行われる。プルキンエ像は2個存在するの
で、この処理は各々のプルキンエ像について行う。
【0095】さらに、これまでに選択した瞳孔エッジ候
補の座標の平均値mと標準偏差σを求め、[平均値m−
a*標準偏差σ〜平均値m+a*標準偏差σ(但し、a
は定数)]の範囲内のもののみを採用する。
【0096】この演算は水平方向のみに関して行っても
よいし、水平垂直両方向に関して行ってもよい。また、
この処理を二重に行ってもよい。すなわち、[平均値m
−a*標準偏差σ〜平均値m+a*標準偏差σ]の範囲
内に入ったものの平均値m′と標準偏差σ′を再び求
め、この二量によって定められる範囲[平均値m′−a
*標準偏差σ′〜平均値m′+a*標準偏差σ′]内の
もののみを採用する。
【0097】次いで、以上に様にして選択した瞳孔エッ
ジを用い、瞳孔中心及び瞳孔半径を求める。この方法と
しては最小二乗法を用いれば良い。
【0098】その後、ステップ111へ移り、プルキン
エ像と瞳孔中心の位置を用いて眼球の回転角、さらには
カメラのピント板上での視点位置を演算する。そして、
ステップ112において、この視点位置を基にAFポイ
ント等を決定し、カメラの制御を行う。
【0099】上記の第1及び第2の実施例によれば、あ
る一定値以上の輝度を持ち、その立上り、立下りの傾斜
がある一定以上ある光像ブロックを抽出し、その光像を
それ以前に抽出した光像ブロックと比較し、同一と判断
できるものがそれ以前に抽出したものの中に存在する場
合は、その光像ブロックの上下左右の境界位置を更新
し、存在しない場合には、新たな光像ブロックとして登
録し、上下左右(二次元方向)の境界位置を記憶する。
このようにして複数の光像ブロック(プルキンエ像候
補)を求め、この抽出した光像ブロック(プルキンエ像
候補)の中から、水平、垂直方向(二次元方向)のブロ
ック幅、その光像ブロック中心の垂直方向座標の略等し
いものの個数、他の光像ブロックとの間隔、瞳孔との位
置関係を考慮してプルキンエ像を選択するようにしてい
る。このようにすることにより、涙、眼鏡のゴースト等
の、プルキンエ像と類似した像とプルキンエ像を適切に
区別し、外光等により極端に輝度の高い光像の影響を排
除し、正確にプルキンエ像の位置を求めることが可能と
なる。
【0100】また、光像ブロック(プルキンエ像候補)
の重心を輝度の和、輝度と水平、垂直座標の積の和より
求めるようにしている為、プルキンエ像の中心位置を画
素単位以上の分解能で算出することが可能となる。
【0101】(第3の実施例)図7及び図8は本発明の
第3の実施例における視線検出装置を備えたカメラの主
要部分の動作を示すフローチャートであり、他の実施例
と異なるのは、受光手段としてラインセンサを用いると
共に単一のIERDを点灯して処理を行う点である。従
って、回路構成としては、図1に示した第1の実施例と
は、CCDがラインセンサに、IRED群が一つのIR
EDになる点のみ異なり、他は同様である。また、該カ
メラのメインルーチンは図2に示した第1の実施例であ
るので、この動作に関わる部分の説明では同一のステッ
プ番号を付すものとする。
【0102】第1の実施例と同様、カメラの不図示のレ
リーズ釦の第1ストローク操作に連動するスイッチSW
1のONなどにより視線検出の要求がなされると、MP
U1はステップ102からの視線検出のルーチンに入
る。
【0103】ステップ102においては、演算に使用す
る変数の初期化処理を行い、次のステップ103におい
て、蓄積時間の設定を行う。そして、ステップ104以
降の蓄積制御動作へと移る。
【0104】まず、ステップ104においては、ライン
センサの電荷クリア動作を行うための指示をドライバ回
路3に対して行う。この指示を受けたドライバ回路3は
クリア動作を行い、ラインセンサのメモリゾーン、電荷
転送ライン等に残っている電荷を消去する。次いで、ス
テップ105において、IREDを点灯させるためにI
RED駆動信号をドライバ回路3に送信すると同時に、
蓄積信号をハイレベルにしてラインセンサによる蓄積を
開始し、上記の設定した蓄積時間が経過したら蓄積信号
をローレベルにし、蓄積を終了する。
【0105】次いで、MPU1は光像ブロック(プルキ
ンエ像候補),瞳孔エッジ候補抽出の処理を行うステッ
プ106以降の動作へと移る。
【0106】まず、ステップ106においては、ドライ
バ回路3を介してラインセンサ上の画像信号を順次読み
込み、A/D変換を行い、メモリ2にその値を記憶して
いく。そして、次のステップ107において、このデー
タを使って光像ブロック(プルキンエ像候補)並びに瞳
孔エッジ候補の抽出処理を行っていく。
【0107】ここで、上記ステップ107において行わ
れる「光像ブロック(プルキンエ像候補)抽出」に関し
て説明する。
【0108】MPU1は、1ライン分のデータを読み込
む。そして、ある一定値以上の輝度をもつ光像ブロック
を抽出する。次いで、光像ブロックの立上り、立下り条
件を満たすか否かの判別を行う。すなわち、ある一定値
以上の輝度を持ち、その両端の傾斜がある程度急峻か否
かを判別する。なお、光像ブロック幅、例えばある一定
値以上の輝度である画素数が一定値以上のもののみを有
効とみなしてもよい。
【0109】今、あるラインのi番目の画素の輝度をd
[i]とした時、次に示す条件 (1)d[i]≧Const1 AND d[i]−d[i−a]≧Const2 (2)d[j]≧Const1 AND d[j]−d[j−a]≧Const2 但し、Const1,Const2,aは定数、jはi+1以上
の変数 を満たした場合、これを光像ブロック(プルキンエ像候
補)と認識し、ステップ204において、iを立上り点
座標、jを立下り点座標として記憶する。すなわち、光
像ブロックの左右の境界位置Bnx1,Bnx2を Bnx1=i Bnx2=j と求め、記憶していく。さらに、この範囲内の像信号に
関して輝度(信号強度)の和SI[n]及び輝度とその
水平座標の積の和SIx[n]を次式にしたがって求
め、記憶していく。
【0110】 SI[n]=Σ(d[x]) SIx[n]=Σ(d[x]*x) ここでのxの範囲は、立上り点i≦x≦立下り点jとな
る。
【0111】次に、上記ステップ107において行われ
る「瞳孔エッジの抽出」に関して、図7のフローチャー
トを用いて説明する。
【0112】まず、MPU1はステップ401におい
て、ラインセンサ上のデータを読み込み、次のステップ
402において、このデータより最低値MINL並びに
その位置(座標)を求める。そして、ステップ403に
おいて、水平方向にセンサを分割し、各々のエリアにお
ける最低値を求める。
【0113】そして、ステップ404以降において、水
平方向の瞳孔エッジ抽出を最低値MINLの座標より開
始する。
【0114】まず、ステップ405において、カウンタ
を減算し、左側の瞳孔エッジの検出を行う。そして、出
力信号がn画素にわたって単調減少しているか否かを調
べる。すなわち、次式 d[j]<d[j−1]<d[j−2]<……<d[j−(n−1)]<d [j−n] が成り立つか否かを調べる。また、この際、単調減少が
続いていればその間はカウントを継続し、スロープの長
さDを求めておく。さらに、全てのスロープ内の画素に
ついて隣りの画素との差が一定値Cde以上か否かを調
べる。例えば、d[j−n]−d[j],d[j−n]
−d[j−(n−1)]……について調べる。このよう
にすることによって、信号強度が最低値に略等しい瞳孔
部からある一定値以上の傾斜をもって立上がるスロープ
(瞳孔エッジのスロープ)を検出することができる。
【0115】次いで、ステップ406において、まつ毛
による輝度変化の影響を取り除く処理を行う。
【0116】このまつ毛による輝度変化は前述した様に
図6に示す様になる。そこで、アップエッジAと対にな
るダウンエッジBがその直後にないか否かを調べること
で、いま検出したエッジがまつ毛か否かの判断ができ
る。
【0117】上記3つの条件を満たしたならば、画素
(j−2D)付近(例えばj−2D±数画素)を調べ、
もし最低値(MIN)に略等しいものがあったなら、こ
の輝度変化はまつ毛によるものと判断する。
【0118】そして、以上の3つの条件を満たしたもの
は瞳孔エッジとみなし、ステップ407において、左側
瞳孔エッジ情報として画素番号(j+j−D)/2をメ
モリ2に記憶する。
【0119】この処理をMPU1はラインセンサの有効
範囲の端部に達するまで行う(ステップ408)。その
後、MPU1は反対側(右側)の瞳孔エッジを検出する
ステップ409以降のルーチンへ移る。
【0120】上記反対側(右側)の瞳孔エッジを検出す
るルーチン(ステップ409から513まで)において
も、同様の処理を行う。
【0121】すなわち、 (1)n画素にわたって単調増加している(スロープの
長さDを求める)。
【0122】(2)すべてのスロープ内の画素について
隣りの画素との差が一定値Cde以上である。
【0123】(3)アップエッジの直後にダウンエッジ
がない(まつ毛による輝度の変化ではない)。 の3つの条件を満足した場合はその位置を瞳孔エッジと
みなし、右側瞳孔エッジ情報としてそのライン番号Lと
画素番号(j+j+D)をメモリ2に記憶し、有効範囲
の端部に達するまで処理を継続する。
【0124】以上のようにしてこの処理をラインセンサ
上の有効範囲内の全画素について行う。
【0125】再び図2に戻り、ステップ108におい
て、第1の実施例と同様にしてプルキンエ像選択の処理
を行う。
【0126】つまり、一番目の処理では、各々の光像ブ
ロックの水平方向のブロック幅を調べ、その幅がともに
定数CH 以下のもののみ採用する。これ以上ブロック幅
が大きいものは、眼鏡のゴースト・外光のまぶた等での
反射などプルキンエ像以外の光像である為、排除する。
この時点でのプルキンエ像候補が一つになればこれをプ
ルキンエ像として採用する。もしこの時点でプルキンエ
像が決定できない場合に、次の処理を行う。
【0127】二番目の処理では、プルキンエ像の輝度値
の平均値をまず求めた後、その値を比較し、最大のもの
をプルキンエ像として選択する。
【0128】例えば、ブロックB1とB2,B3がこれ
までの処理で選ばれている場合、光像ブロックB1,B
2,B3の輝度値の平均値Iave1,Iave2,I
ave3を次式の様にして計算する。
【0129】 Iave1=SI[1]/(B1x2−B1x1+1) Iave2=SI[2]/(B2x2−B2x1+1) Iave3=SI[3]/(B3x2−B3x1+1) そして、Iave1,Iave2,Iave3を比較
し、最も値の大きいものをプルキンエ像とする。
【0130】以上のようにして決定されたプルキンエ像
Pcの座標は Pcx=SIx[n]/SI[n] のように計算される。但し、Pcxはプルキンエ像Pc
の水平座標である。また、n番目の光像ブロックがプル
キンエ像として選択されたものとする(ステップ10
9)。
【0131】次に、ステップ110へ移り、「瞳孔円の
演算」を以下のようにして行う。
【0132】この「瞳孔円の演算」は図8のステップ5
01から517までにおいて、以下のようにして行われ
る。
【0133】前述の瞳孔エッジ抽出処理においてMPU
1は、抽出した瞳孔エッジの座標、そのエッジ(スロー
プ)における最低輝度MINn及び画像全体の最低輝度
MIN0をメモリ2に記憶している。
【0134】そこで、まずMPU1は、瞳孔エッジが抽
出されているエリアの最低輝度(MIN(e) )と画像全
体の最低輝度(MIN0+定数C)を比較し、 MIN(e) ≦MIN0+定数C の条件を満たさない場合は、そのエリアに存在する瞳孔
エッジは不適切なものとしてこれを排除する。
【0135】次いで、先のステップ109において求め
たプルキンエ像の周辺の瞳孔エッジを排除する。これ
は、プルキンエ像の水平位置Pnxを中心にしたエリア
内のもの、例えば、(Pnx−定数),(Pnx+定
数)で囲まれた範囲内のものを排除することにより行わ
れる。
【0136】さらに、これまでに選択した瞳孔エッジ候
補の座標の平均値mと標準偏差σを求め、[平均値m−
a*標準偏差σ〜平均値m+a*標準偏差σ(但し、a
は定数)]の範囲内のもののみを採用する。
【0137】次いで、以上に様にして選択した瞳孔エッ
ジを用い、瞳孔中心を求める。これは、採用された瞳孔
エッジの平均値により求めることができる。
【0138】その後、ステップ111へ移り、プルキン
エ像と瞳孔中心の位置を用いて眼球の回転角、さらには
カメラのピント板上での視点位置を演算する。そして、
ステップ112において、この視点位置を基にAFポイ
ント等を決定し、カメラの制御を行う。
【0139】上記の第3の実施例によれば、ある一定値
以上の輝度を持ち、その立上り、立下りの傾斜がある一
定以上ある光像ブロックを抽出し、その光像をそれ以前
に抽出した光像ブロックと比較し、同一と判断できるも
のがそれ以前に抽出したものの中に存在する場合は、そ
の光像ブロックの水平(左右)方向の境界位置を更新
し、存在しない場合には、新たな光像ブロックとして登
録し、水平方向の境界位置を記憶する。このようにして
複数の光像ブロック(プルキンエ像候補)を求め、この
抽出した光像ブロック(プルキンエ像候補)の中から、
水平方向のブロック幅を考慮してプルキンエ像を選択す
るようにしている。このようにすることにより、涙、眼
鏡のゴースト等の、プルキンエ像と類似した像とプルキ
ンエ像を適切に区別し、外光等により極端に輝度の高い
光像の影響を排除し、正確にプルキンエ像の位置を求め
ることが可能となる。
【0140】また、光像ブロック(プルキンエ像候補)
の重心を輝度の和、輝度と水平座標の積の和より求める
ようにしている為、プルキンエ像の中心位置を画素単位
以上の分解能で算出することが可能となる。
【0141】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、眼球を照明する照明手段と、前記照明手段に照明さ
れる前記眼球を撮像する撮像センサと、前記撮像センサ
が撮像した眼球画像に含まれる像のうち輝度信号の強度
が一定値以上であり、かつ輝度信号の立上がりまたは立
下がりの傾斜が一定値以上である像をプルキンエ像候補
として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される
前記プルキンエ像候補の中から所定の条件を満たすもの
をプルキンエ像として選出する選出手段と、前記選出手
段により選出されたプルキンエ像に基づいて視線を検出
する視線検出手段とを有することにより、プルキンエ像
を正確に検出することができ、高精度な視線検出が可能
となる。
【0142】
【0143】
【0144】
【0145】
【0146】
【0147】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例装置を具備したカメラの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラのメイン動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図2のステップ107において行われる動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例において複製の処理が行
われる光像ブロックの一例を示すである。
【図5】本発明の第1の実施例において吸収の処理が行
われる光像ブロックの一例を示すである。
【図6】本発明の第2の実施例装置を備えたカメラの光
像ブロック抽出動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例装置を備えたカメラの瞳
孔エッジ抽出動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例装置を備えたカメラの瞳
孔円演算動作を示すフローチャートである。
【図9】従来の視線検出装置の要部構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 MPU 2 メモリ 4 CCD 5 IRED群

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼球を照明する照明手段と、前記照明手
    段に照明される前記眼球を撮像する撮像センサと、前記
    撮像センサが撮像した眼球画像に含まれる像のうち輝度
    信号の強度が一定値以上であり、かつ輝度信号の立上が
    りまたは立下がりの傾斜が一定値以上である像をプルキ
    ンエ像候補として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
    記憶される前記プルキンエ像候補の中から所定の条件を
    満たすものをプルキンエ像として選出する選出手段と、
    前記選出手段により選出されたプルキンエ像に基づいて
    視線を検出する視線検出手段とを有することを特徴とす
    る視線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記プルキンエ像候補
    の位置に関する情報を記憶することを特徴とする請求項
    1に記載の視線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像センサは、前記眼球を二次元で
    撮像する二次元撮像センサであることを特徴とする請求
    項1または2に記載の視線検出装置。
  4. 【請求項4】 前記選出手段は、前記プルキンエ像候補
    のサイズを測り、所定の値よりも小さいものをプルキン
    エ像として選出することを特徴とする請求項1ないし3
    の何れかに記載の視線検出装置。
  5. 【請求項5】 前記照明手段は、複数の光源により前記
    眼球を照明するとともに、前記選出手段は、前記プルキ
    ンエ像候補の中からプルキンエ像として前記照明光源の
    数と同数選出することを特徴とする請求項1ないし4の
    何れかに記載の視線検出装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像センサが撮像した眼球画像から
    瞳孔の中心位置に関する情報を検出する瞳孔位置検出手
    段を有し、前記選出手段は、前記プルキンエ像候補の中
    から前記瞳孔の中心位置と前記プルキンエ像候補の中心
    位置との距離が最小となるものをプルキンエ像として
    出することを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記
    載の視線検出装置。
  7. 【請求項7】 前記視線検出手段は、前記瞳孔位置検出
    手段より検出した瞳孔の中心位置と前記選出手段により
    選出されたプルキンエ像とに基づいて視線を検出する
    とを特徴とする請求項6に記載の視線検出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339266B1 (en) 1998-03-19 2002-01-15 Nikon Corporation Planar motor device, stage unit, exposure apparatus and its making method, and device and its manufacturing method
US6455956B1 (en) 1999-02-10 2002-09-24 Nikon Corporation Two-dimensional electric motor
US8659205B2 (en) 2007-06-27 2014-02-25 Brooks Automation, Inc. Motor stator with lift capability and reduced cogging characteristics
US8680803B2 (en) 2007-07-17 2014-03-25 Brooks Automation, Inc. Substrate processing apparatus with motors integral to chamber walls
US9024488B2 (en) 2007-06-27 2015-05-05 Brooks Automation, Inc. Robot drive with magnetic spindle bearings

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