JP3178102U - 墓地用外柵 - Google Patents

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昭弘 八鍬
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株式会社オータカ建設
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Abstract

【課題】墓地管理者又は利用者の負担を軽減でき、墓地の周囲環境を良好な状態に保持可能な墓地用外柵を提供することを目的とする。
【解決手段】互いに隣接する少なくとも2つの墓所2の背面部21を延在する背面柵部11と、少なくとも2つの墓所2を区切るように、墓所2それぞれの両側面部22に、背面柵部11から墓所2の正面方向に向けて延在する側面柵部12と、背面柵部11及び側面柵部12の上面11A、12Aに、背面柵部11及び側面柵部12の長手方向に沿って連続して一体的に設けられた装飾物配置用の凹部13とを備える墓地用外柵である。
【選択図】図1

Description

本考案は、墓地用外柵に関し、特に、複数の墓を区画するために利用される墓地用外柵に関する。
多数の墓が配置される墓地において、隣接する墓地間に設置され、墓地の境界を明確にするとともに、関係者以外の不要な出入りを抑制するための墓地用外柵が使用されてきている。近年は、この外柵を、隣接する墓地の境界を明確にする目的のために利用するだけではなく、側面に装飾を施すことによって、意匠性を向上させることも行われてきている(例えば、特許文献1参照)。
更に近年は、公園のように明るく綺麗な環境を持つ墓地も建設されてきている。例えば、お墓の左右にプランター等をおき、利用者の嗜好に応じて自由に花を植えたり植栽を行ったりすることが可能な花壇墓地とよばれる墓が並んだ墓地も知られている(例えば、非特許文献1参照)。
特開平10−306623号公報
株式会社石野家ホームページ、"花壇墓地"[online]、石野家、[平成24年6月12日検索]、インターネット<URL:http://www.ishinoya.co.jp/first/type/post_46.html>
数多くの墓を抱える墓地では、墓地の管理者が、遺族を代行して定期的に清掃や見回りを行う場合が多い。特許文献1のように、外柵の側面に透かし彫りによる装飾を施した外柵の場合には、管理者が定期的にその外柵の状態を観察し、状況に応じて補修するか、又は利用者にその状況を連絡すれば十分である。しかしながら、非特許文献1に記載された花壇墓地のように、利用者がプランターに自由に花や草木を植える場合には、花や草木の種類によっては手入れが煩雑なため、管理者及び利用者の負担も多大である。また、個々の利用者がそれぞれ多種多様な花又は草木を植えることで、墓地全体の統一感が失われて雑然とした印象になり、墓地全体として良好な周囲環境が保てなくなる場合がある。
上記課題を鑑み、本考案は、墓地管理者又は利用者の負担を軽減でき、墓地の周囲環境を良好な状態に保持可能な墓地用外柵を提供することを目的とする。
本考案の態様によれば、複数の墓所を区画するための墓地用外柵であって、互いに隣接する少なくとも2つの墓所の背面部を延在する背面柵部と、少なくとも2つの墓所を区切るように、墓所それぞれの両側面部に、背面柵部から墓所の正面方向に向けて延在する側面柵部と、背面柵部及び側面柵部の上面に、背面柵部及び側面柵部の長手方向に沿って連続して一体的に設けられた装飾物配置用の凹部とを備える墓地用外柵が提供される。
本考案によれば、墓地管理者又は利用者の負担を軽減でき、墓地の周囲環境を良好な状態に保持可能な墓地用外柵が提供できる。
本考案の実施の形態に係る墓地用外柵の一例を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る墓地用外柵の一例を示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る墓地用外柵を利用した墓地のイメージ図である。
次に、図面を参照して、本考案の実施の形態を説明する。以下の図面の記載においては、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。以下に示す実施の形態は、この考案の技術的思想を具体化するための装置や方法を単に例示するものであって、この考案の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。
図1に示すように、本考案の実施の形態に係る墓地用外柵1は、複数の墓所2を区画するための墓地用外柵1であって、互いに隣接する少なくとも2つの墓所2の背面部21を延在する背面柵部11と、少なくとも2つの墓所2を区切るように、墓所2それぞれの両側面部22に、背面柵部11から墓所2の正面方向に向かって延在する側面柵部12と、背面柵部11及び側面柵部12の上面11A、12Aに、背面柵部11と側面柵部12の長手方向に沿って連続して一体的に設けられた装飾物配置用の凹部13とを備えている。
墓所2は墓を配置するための領域であり、一般的には矩形を有しているが、他の形状をなしていても構わない。図示を省略しているが、墓所2上には、遺骨を収納するための納骨室を備えた墓が配置される。墓地用外柵1を構成する背面柵部11及び側面柵部12の材料としては、石材又はコンクリートにより形成されることが好ましい。これにより、プラスチックや木等の腐食しやすい材料を使用する場合に比べて、耐食又は劣化を抑制できるため、墓地管理者の管理労力を低減できるとともに、墓地全体の美しい外観を長期間保つことができる。用いられる石材としては、例えばジュパラナコロンボ、マハマブルー等を好適に用いることができるが、耐食性を有する石材であれば、これら以外の他の石材の利用も可能であることは勿論である。
図1及び図2に示す例では、墓地用外柵1が8つの墓所2を区画する例を示しているが、墓所2を設置する数に応じて、墓地用外柵1の形状を適宜変形可能であることは勿論である。図2に示すように、背面柵部11は、8つの墓所2の中央において背骨のように延在する柵であり、この背面柵部11からそれぞれ枝分かれするように、側面柵部12が、各墓所2の正面へ向けて延在している。側面柵部12は、それぞれの墓所2を区画するように墓所2の側面部22上に配置された腕部121と墓所2の正面に配置された終端部122とを有する。また、終端部122は、利用者に柔らかい印象を与えることができるように、各墓所2の正面方向へ向かって丸みを帯びて突出する形状を有しているが、終端部122の具体的形状は、図2に示す例に限定されないことは勿論である。墓所2の正面側には、隣接する側面柵部12の終端部122の間に配置された前面柵部14が配置されている。
凹部13は、背面柵部11と側面柵部12の長手方向に沿って、一定の幅、一定の深さを有して連続的に形成された溝である。背面柵部11と側面柵部12に凹部13を設けることにより、墓の左右に別途プランターを設ける場合に比べて省スペース化が可能となる。図2に示す例では、背面柵部11に設けた凹部13の幅と側面柵部12に設けられた凹部13の幅が、同じ幅を有しているが、背面柵部11の凹部13の幅と側面柵部12の凹部13の幅が異なる幅であっても構わない。また、溝の深さも、背面柵部11と側面柵部12において異なる深さにしてもよい。
凹部13の中には、墓所2の装飾のために、土、草木、花、樹木等の装飾物が配置される。装飾物としては、この他に、敷石、ビーズ、水、布、又は人工芝などを配置してもよい。草木としては、使用される石種にあわせて色彩を選択したマツバボタン等が好適に用いられる。本考案の実施の形態に係る墓地用外柵1においては、常緑植物を配置することも好ましい。常緑植物は、一年を通じて葉を有しているため、利用者がいつ墓地に墓参りに訪れても、外柵1の中に配置された植物を目にすることができ、装飾的効果が高い。また、常緑植物を凹部13の中に配置することで、季節に応じて多種多様な種類の草木を植え替える場合に比べて、植物の入れ替えの頻度及び手間が少なくなるため、墓地管理者による管理負担も低減することができる。
常緑植物としては、例えば、ラベンダーが利用可能である。ラベンダーは、芳香が良く、広大な墓地に広範囲に配置することでより美しい外観が得られるとともに、防虫効果、殺菌効果を有するため、特に好適である。なお、凹部13の水はけを良くするために、凹部13内部には、砕石及び暗渠管が配置され、植栽覆土までの埋戻しには、良質土の火山灰を用いている。
本考案の実施の形態に係る墓地用外柵1を利用した墓地(霊園)のイメージ図を図3に示す。このように、広大な敷地を区画する場合において、本考案の実施の形態に係る墓地用外柵1を使用し、墓地用外柵1の有する凹部13に植栽などの装飾を施せば、従来、暗い又は怖い等の印象を与えがちであった墓地のイメージを、緑又は花で囲まれた明るい綺麗な環境を持つ墓地のイメージに変更することができる。更に、墓地全体に敷設された外柵1の凹部13にラベンダーなどの一定の常緑植物を植え、その植物を管理者側が一括管理することで、墓地利用者側の管理負担も小さくすることができる。墓地運営側からしても、個々の利用者が自由に多種多様な花又は草木を植える場合に比べて、墓地の周囲環境を適切な状態に保持しやすくなるため、清掃、見回りなどの管理負担が軽減される。
上記のように本考案の実施の形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この考案を限定するものであると理解すべきではない。例えば、凹部13に配置される装飾物は1種類だけでなく、複数種使用してもよい。例えば、背面柵部11の凹部13にはラベンダーを一列配置し、側面柵部12の凹部13にはマツバボタンを配置することで、背中合わせにおける区切りをつけることができる。このように、本考案は、ここでは明示していない様々な態様を含むことは勿論であり、実施段階においてはその要旨を逸脱しない範囲において変形して具体化されることは勿論である。
1…墓地用外柵
2…墓所
11…背面柵部
12…側面柵部
13…凹部
14…前面柵部
21…背面部
22…側面部
121…腕部
122…終端部

Claims (3)

  1. 複数の墓所を区画するための墓地用外柵であって、
    互いに隣接する少なくとも2つの墓所の背面部を延在する背面柵部と、
    少なくとも2つの墓所を区切るように、前記墓所それぞれの両側面部に、前記背面柵部から前記墓所の正面方向に向けて延在する側面柵部と、
    前記背面柵部及び前記側面柵部の上面に、前記背面柵部及び前記側面柵部の長手方向に沿って連続して一体的に設けられた装飾物配置用の凹部と
    を備えることを特徴とする墓地用外柵。
  2. 前記背面柵部及び前記側面柵部が、石材又はコンクリートにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の墓地用外柵。
  3. 前記凹部に、常緑植物を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の墓地用外柵。
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