JP3177878U - ガス供給構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸入に用いる特定のガスをいつでも携帯して供給することができるガス供給構造を提供する。
【解決手段】
ガス供給構造は、容器本体10、バルブ部材20、凝縮部材30及び調整部材40を備える。容器本体10は、収納空間を有して開口12が設けられ、開口12には、雌ネジの螺設部121が設けられる。バルブ部材20は、上方に圧力計21が設けられ、下方に容器本体10を組み合わせる締結部22が凸設される。締結部22の底部には、内側に向かって入力口が設けられる。バルブ部材20の両側には、組立孔23及び位置規制孔24がそれぞれ設けられる。位置規制孔24内に変位空間が設けられる。変位空間は、組立孔23に向かって穿設された調整流路であり、調整流路を介して、圧力計21の圧力流路と、入力口の入力流路とが連通される。
【選択図】図2
【解決手段】
ガス供給構造は、容器本体10、バルブ部材20、凝縮部材30及び調整部材40を備える。容器本体10は、収納空間を有して開口12が設けられ、開口12には、雌ネジの螺設部121が設けられる。バルブ部材20は、上方に圧力計21が設けられ、下方に容器本体10を組み合わせる締結部22が凸設される。締結部22の底部には、内側に向かって入力口が設けられる。バルブ部材20の両側には、組立孔23及び位置規制孔24がそれぞれ設けられる。位置規制孔24内に変位空間が設けられる。変位空間は、組立孔23に向かって穿設された調整流路であり、調整流路を介して、圧力計21の圧力流路と、入力口の入力流路とが連通される。
【選択図】図2
Description
本考案は、ガス供給構造に関するものであり、さらに詳しくは、吸入に用いる特定のガスを何時でも携帯してユーザに供給することができるガス供給構造に関するものである。
ユーザが特殊な状況下におかれる場合、特に、ユーザが疲労していたり、汚染された環境又は特殊な高温・高圧の環境下におかれる場合、吸入に用いる特定のガスを供給し、特殊な養分をユーザに供給して身体を正常な状態に回復させることが必要な場合がある。現在市販されている身体に特殊なガスを供給する方式は、高圧で充填したガスボンベに吸入器を組み合わせることにより、ガスを吸入することができる。前述のタイプのガスボンベは、一般にコストを考慮してガスボンベ自体が大型の鋼鉄製ボンベであり、ガスボンベ内に充填して特定ガスを排出した後、特定の工場で回収して新たにガスボンベを充填しなければ繰り返して使用することはできないという問題がある。一般にユーザにとっては、ガスボンベを製造工場へ繰り返して送り返したり様々なガスへ交換する必要性があったが、必要なときに特定のガスを取り出して使用することができないという問題もあった。この点が従来技術の最大の欠点であった。
特許文献1には、本考案者が提案したものであり、携帯に便利であり、ユーザに特定の気体をいつでも供給することが可能な気体供給構造であって、瓶体、頂部、放出部及び吸入部を備えたものである。
実用新案登録第3171483号公報
本考案の主な課題は、何時でも携帯可能で、特定粉末及び水を一定量及び一定比率で混合した後、安全に操作して何時でも何処でもガス供給構造を使用することにより有益なガスを吸入することができ、ユーザは何時でも必要に応じて様々な粉末及び液体を組み合わせて特定のガスを発生させることにより繰り返して使用し、ガス供給構造の容器本体を様々な規格及びサイズに設計することができ、これにより必要に応じて何時でも携帯できる比較的小さな容器本体を選択し、又は比較的大きな容器本体を選択することができるガス供給構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案によれば、容器本体、バルブ部材、凝縮部材及び調整部材を備えたガス供給構造であって、
前記容器本体は、収納空間を有して開口が設けられ、前記開口には、螺設部が設けられ、前記バルブ部材は、上方に圧力計が設けられ、下方に前記容器本体を組み合わせる締結部が形成され、前記締結部の底部には、内側に向かって入力口が設けられ、前記バルブ部材の両側には、組立孔及び位置規制孔がそれぞれ設けられ、前記位置規制孔内に変位空間が設けられ、前記変位空間は、前記組立孔に向かって穿設された調整流路であり、前記調整流路を介して、前記圧力計の圧力流路と、前記入力口の入力流路とが連通され、
前記凝縮部材は、流路ベース及び凝縮容器を有し、前記流路ベースの内部には、頂部から凝縮管が下方へ向かって延伸され、前記凝縮管には、ガス流路が設けられるとともに、外部により導管が接続され、前記流路ベースの外側には、前記バルブ部材の前記組立孔に組み合わせることが可能な組立部が凸設され、前記組立部は、端部から前記流路ベース内部に向かって輸送流路が設けられ、前記凝縮容器は、前記流路ベースに取り付けられ、
前記調整部材は、弁棒、位置規制螺合部材及びつまみを有し、前記弁棒は、頭部が大きなストッパ部を有するとともに、前記ストッパ部の前端中央部から錐状の調整針部が延伸され、前記ストッパ部は、後段部の前記弁棒上に雄ネジの螺動部が形成され、末端部に結合部が形成され、前記弁棒は、前記ストッパ部により前記バルブ部材内部の前記変位空間内へ位置が拘束されるように入れられ、前記弁棒を前記位置規制螺合部材に貫設させて前記位置規制孔へ螺着させ、前記つまみと前記弁棒の末端部に設けられた結合部とを組み合わせて固定させることを特徴とするガス供給構造が提供される。
前記容器本体は、収納空間を有して開口が設けられ、前記開口には、螺設部が設けられ、前記バルブ部材は、上方に圧力計が設けられ、下方に前記容器本体を組み合わせる締結部が形成され、前記締結部の底部には、内側に向かって入力口が設けられ、前記バルブ部材の両側には、組立孔及び位置規制孔がそれぞれ設けられ、前記位置規制孔内に変位空間が設けられ、前記変位空間は、前記組立孔に向かって穿設された調整流路であり、前記調整流路を介して、前記圧力計の圧力流路と、前記入力口の入力流路とが連通され、
前記凝縮部材は、流路ベース及び凝縮容器を有し、前記流路ベースの内部には、頂部から凝縮管が下方へ向かって延伸され、前記凝縮管には、ガス流路が設けられるとともに、外部により導管が接続され、前記流路ベースの外側には、前記バルブ部材の前記組立孔に組み合わせることが可能な組立部が凸設され、前記組立部は、端部から前記流路ベース内部に向かって輸送流路が設けられ、前記凝縮容器は、前記流路ベースに取り付けられ、
前記調整部材は、弁棒、位置規制螺合部材及びつまみを有し、前記弁棒は、頭部が大きなストッパ部を有するとともに、前記ストッパ部の前端中央部から錐状の調整針部が延伸され、前記ストッパ部は、後段部の前記弁棒上に雄ネジの螺動部が形成され、末端部に結合部が形成され、前記弁棒は、前記ストッパ部により前記バルブ部材内部の前記変位空間内へ位置が拘束されるように入れられ、前記弁棒を前記位置規制螺合部材に貫設させて前記位置規制孔へ螺着させ、前記つまみと前記弁棒の末端部に設けられた結合部とを組み合わせて固定させることを特徴とするガス供給構造が提供される。
本考案は、前記の構成からなるものであり、吸入ガスの発生を容易に下ものであり、流量を微調整可能とするなど、特許文献1に記載の気体供給構造を改良した構成としたものである。
本考案によれば、場所及び時を選ばず、特定の粉末及び液体を組み合せて所望のガスを発生させることが可能であり、また、容器本体を各種規格に適合可能であり、携帯可能なガス供給構造を提供することができる。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、これらによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本考案の一実施形態に係るガス供給構造は、少なくとも容器本体10、バルブ部材20、凝縮部材30及び調整部材40から構成される。容器本体10は、収納空間11を有して開口12が設けられている。開口12には、螺設部が設けられ後記の締結部と螺合可能なネジが用いられるが、雌ネジの螺設部121が好ましい。バルブ部材20は、上部に圧力計21が取り付けられ、下部に、容器本体10と組み合わせることが可能な締結部22が凸設されている。締結部22の底部には、内側に向かって入力口221が穿設されている。バルブ部材20の両側には、組立孔23及び位置規制孔24がそれぞれ設けられ、位置規制孔24の内部に変位空間241が形成されている。変位空間241は、組立孔23に向かって穿設された調整流路25であり、調整流路25を介して、圧力計21の圧力流路211と、入力口221の入力流路222とが連通される。凝縮部材30は、流路ベース31及び凝縮容器32を有する。流路ベース31の内部には、頂部から凝縮管311が下方へ向かって延伸され、凝縮管311には、ガス流路312が穿設されるとともに、外部に導管33が接続され(図4参照。)、流路ベース31の外側には、バルブ部材20の組立孔23と組み合わされることが可能な組立部313が凸設されている。組立部313は、端部から流路ベース31内部に向かって輸送流路314が穿設される。凝縮容器32は、流路ベース31と組み合わされる。調整部材40は、弁棒41、位置規制螺合部材42及びつまみ43を有する。弁棒41は、ストッパ部411を有するとともに、ストッパ部411の前端中央部から錐状の調整針部412が延伸される。ストッパ部411は、後段部の弁棒41上に形成された雄ネジである螺動部413を有し、末端部に結合部414が設けられる。弁棒41は、ストッパ部411によりバルブ部材20内部の変位空間241内へ位置を拘束するように入れられ、位置規制螺合部材42を弁棒41に貫設させて位置規制孔24へ螺着させ、つまみ43に、弁棒41の末端部に設けた結合部414を組み合わせて固定させる。
図2及び図3を参照する。図2及び図3に示すように、本実施形態のバルブ部材20は、底部の締結部22により、容器本体10の上部に設けられた開口の螺設部121上に取り付けられ、両側に設けられた組立孔23及び位置規制孔24により、凝縮部材30及び調整部材40がそれぞれ結合される。凝縮部材30は、流路ベース31及び凝縮容器32に結合され、流路ベース31の側部から延伸された組立部313を、バルブ部材20の側部に設けた組立孔23へ取り付けることにより、組立部313を貫通させた輸送流路314とバルブ部材20の調整流路25とを連通させる。調整部材40の弁棒41のストッパ部411を、バルブ部材20の位置規制孔24に貫通させて変位空間241内へ位置拘束させ、その前端に設けられた錐状の調整針部412を調整流路25内へ挿設して封止状態を形成し、ストッパ部411を変位空間241と、調整流路25との間の開口へ当接させて係合させ、位置規制螺合部材42を弁棒41へ貫通させて位置規制孔24へ螺着させ、弁棒41のストッパ部411が変位空間241内に位置規制され、つまみ43を弁棒41末端の結合部414上へ固定させてガス供給構造を完成させる。
図5〜図8を参照する。図5〜図8に示すように、本実施形態のガス供給構造は、主に特定の粉末Aと水Bとを混合させてガスを発生させ、ユーザがこのガスを吸入することにより必要な養分を得ることができる。この特定の粉末Aは、水素化シリカパウダー(silica hydride powder)混合水を、水素イオンを発生させる物質として用い、実際に使用する際、特定の粉末A及び水Bを容器本体10の収納空間11内へ入れてから、締結部22により容器本体10の螺設部121へバルブ部材20を螺着させ、特定の粉末Aと水Bとを混合させて発生させたガスCを入力口221からバルブ部材20内部へ入れた後、調整部材40の弁棒41によりガスCが流入する圧力を制御する。ユーザが吸入する際、調整部材40のつまみ43を回し、弁棒41を螺動部413により位置規制孔24の位置規制螺合部材42内で螺動変位させ、調整針部412を調整流路25内から徐々に引っ張り出すことにより、混合により発生したガスが、入力口221から入力流路222を介して圧力流路211及び調整流路25内へ流入し、圧力計21によりガスCの出力圧力をユーザが知ることができる。調整流路25に流れるガスCは、流路ベース31の輸送流路314から凝縮部材30内に流入する。凝縮部材30の流路ベース31には、凝縮管311が設けられ、中空状のガス流路312が形成されているため、水素イオンを含むガスCがガス流路312から排出され、ユーザは導管33を介して吸引して使用するために出力され、ガスCの凝縮により発生した液体が凝縮管311を通って凝縮容器32内を流れ、液体が排出されることを防ぐ。導管33の末端には、吸入器(図示せず)が接続され、ユーザは便利に吸入することができる。反対に、ガスCがバルブ部材20を介して凝縮部材30に流れ、ユーザの吸入に使用する場合、図9に示すように、調整部材40のつまみ43を反転させて弁棒41を内側へ変位させ、錐状の調整針部412を調整流路25内へ深く入れ、変位空間241と調整流路25との間の開口へストッパ部411を当接させて封止状態にする。
本考案の容器本体10は、実際に使用する際、発生させたいガスの量又は携帯性に応じて適宜な大きさへ変更してもよい。
上述したことから分かるように、本考案のガス供給構造は、以下の効果を得ることができる。
本考案は、特定の粉末Aと水Bとを一定量及び比率で混合させた後、ガス供給構造を安全に操作して何時でも何処でもガス供給構造を使用し、有益なガスを吸入し、ユーザはニーズに応じて様々な粉末及び液体を組み合わせて特定ガスを発生させることにより、繰り返して使用することができる。本考案の最も大きな長所は、ガス供給構造の容器本体10を様々な規格及びサイズに設計することにより、ユーザの必要に応じて何時でも携帯できる軽量かつ小型の容器本体10を提供する。これにより、比較的大きな容器本体10を長時間使用し、従来の高圧充填ガスの厚くて重いボンベが携帯に不便である上、何時でも繰り返して使用することもできず、何時でも様々なガスに交換することもできないという欠点を解決することができる。
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 容器本体
11 収納空間
12 開口
20 バルブ部材
21 圧力計
22 締結部
23 組立孔
24 位置規制孔
25 調整流路
30 凝縮部材
31 流路ベース
32 凝縮容器
33 導管
40 調整部材
41 弁棒
42 位置規制螺合部材
43 つまみ
121 螺設部
211 圧力流路
221 入力口
222 入力流路
241 変位空間
311 凝縮管
312 ガス流路
313 組立部
314 輸送流路
411 ストッパ部
412 調整針部
413 螺動部
414 結合部
11 収納空間
12 開口
20 バルブ部材
21 圧力計
22 締結部
23 組立孔
24 位置規制孔
25 調整流路
30 凝縮部材
31 流路ベース
32 凝縮容器
33 導管
40 調整部材
41 弁棒
42 位置規制螺合部材
43 つまみ
121 螺設部
211 圧力流路
221 入力口
222 入力流路
241 変位空間
311 凝縮管
312 ガス流路
313 組立部
314 輸送流路
411 ストッパ部
412 調整針部
413 螺動部
414 結合部
Claims (1)
- 容器本体、バルブ部材、凝縮部材及び調整部材を備えたガス供給構造であって、
前記容器本体は、収納空間を有して開口が設けられ、前記開口には、螺設部が設けられ、
前記バルブ部材は、上方に圧力計が設けられ、下方に前記容器本体を組み合わせる締結部が形成され、前記締結部の底部には、内側に向かって入力口が設けられ、前記バルブ部材の両側には、組立孔及び位置規制孔がそれぞれ設けられ、前記位置規制孔内に変位空間が設けられ、前記変位空間は、前記組立孔に向かって穿設された調整流路であり、前記調整流路を介して、前記圧力計の圧力流路と、前記入力口の入力流路とが連通され、
前記凝縮部材は、流路ベース及び凝縮容器を有し、前記流路ベースの内部には、頂部から凝縮管が下方へ向かって延伸され、前記凝縮管には、ガス流路が設けられるとともに、外部により導管が接続され、前記流路ベースの外側には、前記バルブ部材の前記組立孔に組み合わせることが可能な組立部が凸設され、前記組立部は、端部から前記流路ベース内部に向かって輸送流路が設けられ、前記凝縮容器は、前記流路ベースに取り付けられ、
前記調整部材は、弁棒、位置規制螺合部材及びつまみを有し、前記弁棒は、頭部が大きなストッパ部を有するとともに、前記ストッパ部の前端中央部から錐状の調整針部が延伸され、前記ストッパ部は、後段部の前記弁棒上に雄ネジの螺動部が形成され、末端部に結合部が形成され、前記弁棒は、前記ストッパ部により前記バルブ部材内部の前記変位空間内へ位置が拘束されるように入れられ、前記弁棒を前記位置規制螺合部材に貫設させて前記位置規制孔へ螺着させ、前記つまみと前記弁棒の末端部に設けられた結合部とを組み合わせて固定させることを特徴とするガス供給構造。
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