JP3177641U - Pipe branch device for wiring branch - Google Patents
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Abstract
【課題】電線管路から分岐管路を分岐するとき、電線管路内の既設の配線類を損傷させることなく、通線状態を維持したままで分岐管路を構成できる配線分岐用管継手装置を提供する。
【解決手段】分岐すべき電線管路の分岐部位で切断除去した除去部分の端部相互間に跨って除去部分の下半分を覆う断面半円形状の下半体2と、同じく除去部分の端部相互間に跨って除去部分の上半分を覆う断面半円形状で、分岐管路に連繋する分岐管体8を連結してあって、下半体2と一体に組み立てられる上半体5とから成る。下半体2、上半体5それぞれの端部と電線管路の端部との接合装着部位には、調整パッキン材4,7を介装する。分岐管体8は、上半体5に対して傾斜させて筒状に一体状に分岐接続すると共に、傾斜している鋭角側で、分岐管体8下面と上半体5上面との間を連結片9にて連結する。下半体2、上半体5の端縁相互は凹凸嵌合部10によって噛み合わせ状に組み立てる。
【選択図】図1An object of the present invention is to provide a branching pipe joint device capable of forming a branch pipe while maintaining a line connection state without damaging existing wirings in the electric pipe pipe when branching from the conduit pipe. I will provide a.
A lower half body having a semicircular cross section covering the lower half of the removed portion straddling between the ends of the removed portion cut and removed at the branch portion of the electric conduit to be branched, and also the end of the removed portion A semicircular cross-section covering the upper half of the removed portion straddling the parts, connecting a branch pipe 8 connected to the branch pipe, and an upper half 5 assembled integrally with the lower half 2; Consists of. The adjustment packing materials 4 and 7 are interposed at the joint mounting portions between the ends of the lower half 2 and the upper half 5 and the ends of the conduits. The branch pipe 8 is tilted with respect to the upper half 5 and is branched and connected in a cylindrical shape. The branch pipe 8 is connected between the lower surface of the branch pipe 8 and the upper surface of the upper half 5 on the inclined acute angle side. The connecting piece 9 is connected. The edges of the lower half 2 and the upper half 5 are assembled in an interlocking manner by the concave and convex fitting portion 10.
[Selection] Figure 1
Description
この考案は、例えば電柱の移設・立替等に伴い地中等に埋設されている電線管路に収容されている既設の各種の電線・ケーブル等とは別に新たな電線・ケーブル等を配線収納すべく、既設の電線管路から分岐させて新たな電線管路を形成するとき、既配線の電線・ケーブル等を遮断することなく、新たな電線・ケーブル等を収容する分岐用の電線管路を分岐構成できる配線分岐用管継手装置に関する。 This device is intended to store new wires and cables separately from the existing wires and cables that are housed in the conduits that are buried underground, for example, due to the relocation and replacement of utility poles. When a new conduit is formed by branching from an existing conduit, the branch conduit for accommodating new wires or cables is branched without interrupting the existing wires or cables. The present invention relates to a pipe branch coupling device that can be configured.
電力あるいは通信需要等の増加に伴い、これらを需要先に供給する電力線、通信ケーブル等を新設したり、移設したりするため、これらを支持している電柱等の新設、移設その他が必要となることがある。これに伴い、例えば地中に埋設されている既設の電線管路の所定部位から、この電線管路内に収納されている既設の電線・ケーブル等の配線類とは別に新たな配線類を配線収容するよう新たな電線管路を分岐接続する事態が生じる。ただ、新たな電線管路を分岐形成するとしても、内部に配線収納してある配線類はそのまま維持しなければならないから、分岐管路用の継手を接続するのに電線管路自体をそのまま破断すると、内部の配線類を損傷させることにもなるから、慎重な作業が要求される。 As power or communication demand increases, power lines and communication cables that supply these to customers will be newly installed or relocated, so it will be necessary to newly install, relocate, etc., such as utility poles that support them. Sometimes. Along with this, for example, new wiring is routed separately from the existing wires, cables, etc. stored in this conduit from a predetermined part of the existing conduit that is buried in the ground. A situation arises in which a new conduit is branched and connected so as to be accommodated. However, even if a new conduit is branched, the wires stored inside must be maintained as they are, so the conduit itself is broken to connect the joint for the branch conduit. Then, since it will also damage internal wiring, careful work is required.
そうした点から、従来では例えば特許文献1に示される地中電線路の分岐処理方法、特許文献2に示されるケーブル保護管の分岐工法等が提案されている。特許文献1の分岐処理方法は、地中電線路敷設後に分岐が必要と思われる個所を想定して、この個所にあらかじめケーブルの分岐処理が可能な長さを有する割継手を用いて管路の接続を行っておき、分岐処理が必要な際には割継手を取り外して分岐処理を行うとする。特許文献2の分岐工法は、ケーブル保護管の外管内に収納してある内管を分岐させるに際し、外管に形成した開口部を利用して内管を所定長さ分で切除し、この切除部分の端部相互間に連通させた分岐部材に接続してある内分岐管を開口部から通して外管の外側に突出させるのであり、通信ケーブルは内分岐管から内管に通線できるとする。
From such a point, conventionally, for example, a branching method for underground cable paths shown in
ところが、特許文献1の分岐処理方法によると、分岐可能な個所は想定されているから、この想定個所と異なる個所で分岐させる必要が生じるとこれに対処できず、面倒であり、またあらゆる個所での分岐を想定して割継手を接続することは現実的ではない。特許文献2の分岐工法によると、内管内に既設の通信ケーブルが配線収納されていると、この通信ケーブルを損傷しないように慎重な作業での内管自体の部分的な切除は可能であっても、その既設の通信ケーブルをそのままにして切除部分の端部同士を筒状の分岐部材で接続することはほとんど不可能である。もし、この通線作業を実施しようとすると、既設の通信ケーブルを一旦は除去し、再度通線しなければならないから、一時的にでも通信を遮断し、あるいは通信途絶状態が生じることにもなり、需要家にとっては許容できるものではない。
However, according to the branch processing method of
そこでこの考案は上述したような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は既設の電線管路において、例えば電柱等の移設・立替等に伴い新たに電線管路を分岐形成するとき、電線管路内に配線収納されている既設の電線・ケーブル等の配線類を損傷させることなく、通線状態を維持したままで分岐管路を構成でき、構成後の電線管路自体、更には電線管路内の既設あるいは新設のいずれの配線類も外部からの衝撃、振動その他から十分に保護されるものとし、分岐管路の構成作業を簡易、迅速に遂行できるようにした配線分岐用管継手装置を提供することにある。 Therefore, the present invention was devised in view of the existing circumstances as described above, and its purpose is to form a new branch line in the existing line, for example, along with the transfer / replacement of a utility pole, etc. When you do this, you can configure the branch pipeline while maintaining the wiring state without damaging the existing wires, cables, etc. that are housed in the conduit, and the constructed conduit itself In addition, any existing or new wiring in the conduit will be sufficiently protected from external shocks, vibrations, etc., so that the construction of the branch conduit can be performed easily and quickly. The object is to provide a branch pipe joint device.
上述した課題を解決するため、後述する考案を実施するための形態における符号を付記して説明すると、この考案にあっては、分岐すべき電線管路Pにおける分岐部位で、所定長さで切断除去される除去部分の端部相互間に跨って除去部分の下半分を覆う断面半円形状の下半体2と、同じく除去部分の端部相互間に跨って除去部分の上半分を覆う断面半円形状で、分岐すべき分岐管路に連繋される分岐管体8が連結されていて、前記下半体2と一体に組み立てられる上半体5とから成ることを特徴とする。
下半体2、上半体5それぞれの端部と、電線管路Pの端部との接合装着部位には、調整パッキン材4,7を介装して構成することができる。
分岐管体8は、上半体5に対して傾斜させて筒状に一体状に分岐接続すると共に、傾斜している鋭角側で、この分岐管体8下面と上半体5上面との間を側面から見て三角形状の連結片9にて連結して構成することができる。
下半体2と上半体5とは、上下の端縁相互に対向して噛み合うように形成した凹凸嵌合部10構造によって筒状に組み立てられるようにしてあって、この凹凸嵌合部10は、下半体2あるいは上半体5のいずれか一方の上向きあるいは下向きの端縁では凸状に、いずれか他方の下向きあるいは上向きの端縁では凹状に形成されていて、一方の端縁における断面でほぼ中央位置に、他方の端縁における断面でほぼ中央位置に形成した凹部15内に嵌り込む突部11を形成すると共に、この突部11の内方側では対向する他方の端縁の内側部位である内側端面部16に当接する内側段差部12を、突部11の外方側では対向する他方の端縁の前記凹部15の外方側に形成してある外側端面部17に当接する外側段差部13をそれぞれ有して構成することができる。
下半体2における電線管路Pに対する装着部位の端部には段差解消部20を配置形成してあり、この段差解消部20は、下半体2の円弧状の内側面に沿って配置されるよう湾曲していて、分岐管体8から挿入される通線部材Mの挿入方向の前方側に至るに伴い次第に高くなる案内傾斜面21と、電線管路Pの端部面に当接すべく下半体2の内側面に対しほぼ直立している当接面22とを備えた断面でほぼ直角三角形状を呈して成り、案内傾斜面21は、上半体5における分岐管体8における傾斜方向に対しほぼ向き合うようにすることで構成することができる。
In order to solve the above-described problem, a description will be given with reference numerals in the form for carrying out the device to be described later. In this device, a branch portion in the conduit P to be branched is cut at a predetermined length. The
An
The
The
A
以上のように構成されたこの考案に係る配線分岐用管継手装置にあって、既設の電線管路Pにおいて、分岐管路を構成すべき所定箇所で電線管路Pの一部を切断除去し、その切断除去部位を筒状に覆うように半割状の下半体2、上半体5を組立て装着することで電線管路Pから、既設の配線類Cを損傷させることなく、分岐管路を連繋させる分岐管体8を形成させる。
下半体2、上半体5それぞれの端部と電線管路Pとの間隙に介装される調整パッキン材4,7は、下半体2、上半体5それぞれの内側面と電線管路Pとの外側面との間を閉塞させ、がたつきを防止し、一体性を確保させる。
下半体2と上半体5とのそれぞれの上下の端縁は、これらを凹凸嵌合させる凹凸嵌合部10によって筒状に組み立てられ、凹凸嵌合部10自体は、一方の端縁では突部11の内外に内側段差部12、外側段差部13を備え、他方の端縁では凹部15の内外に内側端面部16、外側端面部17を備えていることで、しっかりと噛み合わせて、相互間の離脱を阻止させている。
上半体5の分岐管体8側から挿入される通線部材Mは、下半体2における通線部材Mの挿入方向の前方側の端部に配置形成の段差解消部20によって、電線管路Pとの間で生じる電線管路Pの管壁厚さに相当する段差を乗り越えさせ、電線管路P内方への通線部材Mの差入れ作業を容易にさせる。
In the wiring branch pipe joint device according to the present invention configured as described above, in the existing electric wire pipe P, a part of the electric wire pipe P is cut and removed at a predetermined position where the branch pipe line should be formed. Assembling and mounting the
The
The upper and lower end edges of the
The wire member M inserted from the
この考案は以上説明したように構成されているため、既設の電線管路Pにおいて、例えば電柱等の移設・立替等に伴い新たに分岐管路を分岐接続するとき、その分岐箇所の電線管路Pの一部を切断除去し、下半体2、上半体5から成る継手装置1を装着することで分岐管路を連繋させる分岐管体8を電線管路Pに簡単に分岐形成できる。しかも、その構成に際し、電線管路P内に配線収納されている既設の電線・ケーブル等の配線類Cを損傷させることなく、通線状態を維持したままで分岐管路を構成できる。また、構成後の電線管路P自体、更には電線管路P内の既設あるいは新設のいずれの配線類Cも外部からの衝撃、振動その他から十分に保護され、例えば作業時に断線することなく、断線に伴う通信障害その他も発生せず、需要家における業務の支障になることもない。
Since the present invention is configured as described above, in the existing electric line P, for example, when a branch line is newly connected by branching / replacement such as a utility pole, the electric line at the branch point A part of P can be cut and removed, and the
すなわちこれはこの考案において、分岐すべき電線管路Pにおける分岐部位で、所定長さで切断除去した除去部分の端部相互間に跨って上下から覆う断面半円形状の下半体2と、同じく上半体5とを組み立てるものとし、上半体5には分岐すべき分岐管路に連繋される分岐管体8を連結してあるからであり、これによって、既設の電線管路Pからの分岐管路の構成、配線類Cに対する断線更には損傷防止、分岐用の配線類Cの通線を含めた一連作業の簡易迅速性が得られる。
That is, in this device, the
また、下半体2、上半体5それぞれの端部と、電線管路Pの端部との接合装着部位には、調整パッキン材4,7を介装してあるから、電線管路Pの切断除去部分の端部におけるこの考案継手装置1との間隙によって生じ得るがたつきを防止し、その間隙を閉塞して外部からの夾雑物等の侵入を阻止し、電線管路P内の配線環境を維持する。
Moreover, since the
上半体5に分岐接続した分岐管体8は、傾斜している鋭角側で分岐管体8下面と上半体5上面との間を連結片9にて連結してあるから、上半体5から分岐した分岐管体8の上半体5との一体化を図り、分岐管体8に連繋構成する分岐管路の分岐形態を維持できる。
The
下半体2と上半体5との上下方向に沿う端縁相互間は凹凸嵌合部10によって噛み合うようにしてあり、この凹凸嵌合部10は、一方の端縁では突部11の内外に内側段差部12、外側段差部13を備え、他方の端縁では凹部15の内外に内側端面部16、外側端面部17を備えているから、突部11と凹部15との凹凸嵌合によって下半体2、上半体5それぞれの端縁の内外方向では互いに噛み合うことでしっかりと結合し、外部からの衝撃、振動その他によっても脱離することがない。
The edges of the
更には、分岐管体8側から挿入される通線部材Mの挿入方向の前方である下半体2の端部には、段差解消部20を配置形成してあり、この段差解消部20には、通線部材Mの挿入方向に向き合う案内傾斜面21を挿入方向の前方側に至るに伴い次第に高くなるようにして形成してある。そのために、分岐管体8側から挿入された通線部材Mの先端が当たるときには電線管路Pとの段差を乗り越えさせ、段差に引っ掛かることなく電線管路Pの内方側に通線部材Mをスムーズに案内させ、配線類Cの通線作業を円滑に遂行できる。
Further, a
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。 In addition, the code | symbol attached | subjected in each of the means for solving said subject, and the item of the effect of an invention was attached | subjected in order to make easy reference with the part which shows each structure part described in drawing. The present invention is not limited to the structure and shape shown by these descriptions and reference numerals in the drawings.
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は電力用、通信用の電線、ケーブル等の配線類Cを各別にそれぞれで通線収納している電線管路Pにおける配線類Cの分岐部位で、所定長さで切断除去される除去部分に組立装着されるこの考案に係る継手装置であり、例えば合成樹脂材、コンクリート材、再生合成樹脂材、木材その他の適宜な素材によって形成されている。この継手装置1は、切断除去部位を上下方向から突き合わせ状にして覆うことで筒状に組み立てられる半割状の下半体2、上半体5によって構成されている。すなわち、除去部分の端部相互間に跨って除去部分の下半分を覆う断面半円形状の下半体2と、同じく除去部分の端部相互間に跨って除去部分の上半分を覆う断面半円形状で、分岐すべき分岐管路に連繋される分岐管体8が連結されている上半体5とが一体的に組み立てられるようにして成る。
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS An embodiment for carrying out the invention will be described below with reference to the drawings.
下半体2は、電線管路Pにおける除去部分の端部の下方位外側面に密着状に当てがわられるよう、この下半体2における端部の内径は電線管路Pの外径にほぼ対応していて、図示にあっての下半体2は、この下半体2の端部それぞれは電線管路Pに比しやや大径となっている拡開端部3が必要に応じて形成されるものとしてある。また、図示のように所定肉厚のシート状を呈する軟弾性の調整パッキン材4が電線管路Pと下半体2との間に介装されるようにしてあって、電線管路Pと下半体2とに間隙が生じないように配慮する。
The inner diameter of the end of the
また、上半体5は、下半体2と同様に、電線管路Pにおける除去部分の端部の上方位外側面に密着状に当てがわられるよう、この上半体5における端部の内径は電線管路Pの外径にほぼ対応していて、図示にあっての上半体5は、この上半体5の端部それぞれは電線管路Pに比しやや大径となっている拡開端部6が必要に応じて形成されるものとしてある。また、図示のように所定肉厚のシート状を呈する軟弾性の調整パッキン材7が電線管路Pと上半体5との間に介装されるようにしてあって、電線管路Pと上半体5とに間隙が生じないように配慮する。
Further, like the
この上半体5には、例えばその中央部位に、電線管路Pから分岐構成させる分岐管路に連繋される筒状の分岐管体8を例えば傾斜状にして一体状に分岐接続してある。この分岐管体8は、図示のように傾斜している鋭角側で、この分岐管体8下面と上半体5上面との間を側面から見て三角形状の連結片9にて連結し、分岐管体8と上半体5との一体化を図り、例えば外部からの衝撃その他による分岐管体8の歪み、脱離その他が生じないように配慮し、分岐形態を維持できるようにしてある。
In this
尚、分岐管体8に連繋される分岐管路は、分岐管体8内に嵌め入れられたり、逆に被せるように嵌め合わせられたりし、その連繋態様は任意であり、分岐管路構成に対応して分岐管体8が選定される。
The branch pipe connected to the
下半体2と上半体5とは、それぞれの相互接合で筒状に組み合わせられるときの上下の端縁相互に対向して噛み合うように形成した凹凸嵌合部10構造によって、電線管路Pの直径方向に沿っての位置ずれが生じずにしっかりと組み立てられるようにしてある。この凹凸嵌合部10は、図1、図3に示すように下半体2あるいは上半体5のいずれか一方の上向きあるいは下向きの端縁では凸状に、いずれか他方の下向きあるいは上向きの端縁では凹状に形成されていて、一方の端縁における断面でほぼ中央位置に、他方の端縁における断面でほぼ中央位置に形成した凹部15内に嵌り込む突部11を形成すると共に、この突部11の内方側では対向する他方の端縁の内側部位である内側端面部16に当接する内側段差部12を、突部11の外方側では対向する他方の端縁の前記凹部15の外方側に形成してある外側端面部17に当接する外側段差部13をそれぞれ有して成る。また、一方の端縁における外側段差部13は内側段差部12に比し他方の端縁側に対してやや奥まった位置、すなわち他方の端縁における外側端面部17は内側端面部16に比し一方の端縁に比しやや奥まった位置にあるように離れており、突部11あるいは凹部15の内外で高さを異ならしめることで凹凸嵌合による噛み合いが確実になるようにしてある。
The
この凹凸嵌合部10において、下半体2の端縁が凹部構造で、上半体5の端縁が凸部構造として図示されているも、下半体2の端縁が凸部構造で、上半体5の端縁が凹部構造であっても良く、また下半体2あるいは上半体5のいずれかにおいて、両側の端縁のいずれかが凹部構造、凸部構造であっても、これに対向する他方の端縁が凸部構造、凹部構造であれば足り、その嵌合構造は特に限定されない。尚、必要があれば、凹凸嵌合部10相互間を接着剤にて接着することで一層強固に固定することも可能である。
In the concave / convex
また、下半体2の内側面において、分岐管路内に配線収納される分岐用の配線類Cを通線させるべく、上半体5における分岐管体8の開口側から挿入される配線類C用の通線部材M(メッセンジャーワイヤー)を円滑に挿入案内させる段差解消部20が設けられている。この段差解消部20は、電線管路Pの外側から被せるように装着される下半体2の内側面と、電線管路Pにおける切断除去部分の端部との間で生じる電線管路Pの管壁による段差を解消するのであり、分岐管路側から挿入される通線部材Mが段差によって引っ掛かることなく、電線管路P内に円滑に差し入れることができるようにしている。
Further, on the inner surface of the
図1、図2に示すように、この段差解消部20は、分岐管路側から通線部材Mを挿入するときの通線部材M先端の挿入方向前方に存する電線管路Pの端部位置に対応する下半体2の内側面に配置形成されている。すなわち、下半体2の円弧状の内側面に沿って配置されるよう湾曲していて、挿入方向の前方側に至るに伴い次第に高くなる案内傾斜面21と、電線管路Pの端部面に当接すべく下半体2の内側面に対しほぼ直立している当接面22とを備えた断面でほぼ直角三角形状を呈して成る。この段差解消部20の案内傾斜面21は、上半体5における分岐管体8における傾斜方向に対しほぼ向き合っており、分岐管体8の開口側から挿入される通線部材Mの先端が案内傾斜面21に当たってもこれを乗り越えて電線管路P内に差し入れられるようにしている。尚、この段差解消部20は、下半体2の一方の端部側に寄せて、案内傾斜面21を他方の端部側に向けた状態で予め固定されている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the
尚、図中符号25は締着バンドであり、凹凸嵌合部10によって嵌合させて組み立てた下半体2、上半体5の外側を巻回して固定するもので、固定部位を囲繞して尾錠等によってしっかりと固定されるようにしてある。
次にこれの使用の一例を図4に示した作業手順と共に説明すると、例えば電柱の移設等に伴い、既設の電線管路Pから分岐管路を構成する分岐箇所において、電線管路Pの一部を継手装置1の長さに対応して切断除去する(図4(A)、(B)参照)。次にこの切断除去部位の端部相互間に跨るように下半体2を調整パッキン材4を介装させて当てがい(図4(C)参照)、更に下半体2に凹凸嵌合部10によって端縁相互を噛み合わせて上半体5を同様に切断除去部位の端部相互間に跨がせて装着し、更に締着バンド25にて囲繞固定する(図4(D)参照)。然る後、分岐管体8の開口部から通線部材Mを繰り出し挿入し、所定位置に到達した通線部材M端に繋げた配線類Cを、通線部材Mを引き戻すように引き寄せることで分岐管体8部位まで通線させれば良く、こうすることで所定の配線作業を完了する(図4(E)参照)。
Next, an example of the use of this will be described together with the work procedure shown in FIG. 4. For example, when a utility pole is moved, etc. The part is cut and removed in accordance with the length of the joint device 1 (see FIGS. 4A and 4B). Next, the
尚、必要があれば下半体2における拡開端部3、上半体5における拡開端部6と電線管路Pとの間の間隙には適当な閉塞材が充填される。
If necessary, the gap between the expanded
C…配線類 P…電線管路
M…通線部材
1…継手装置 2…下半体
3…拡開端部 4…調整パッキン材
5…上半体 6…拡開端部
7…調整パッキン材 8…分岐管体
9…連結片
10…凹凸嵌合部 11…突部
12…内側段差部 13…外側段差部
15…凹部 16…内側端面部
17…外側端面部
20…段差解消部 21…案内傾斜面
22…当接面
25…締着バンド
C ... Wiring P ... Electric conduit M ... Connecting
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