JP3177050U - 防刃エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】学校や幼稚園等における暴漢の侵入に対処する際に着用が容易かつサイズ又は体型を問わず誰にでも着用可能な防刃エプロンを安価に提供する。
【解決手段】防刃エプロンEは、ポリアミド繊維等の防刃性を有する生地からなるエプロン部1と肩吊り紐3を介して身体の背中に吊り下げ可能な背板5と、これらの両者を身体の胴部に保持するための胴回り紐9とからなる。肩吊り紐3及び胴回り紐9はいずれも長さ調節容易であり、さらに胴回り紐は巻き取り手段11(巻き尺)により迅速に巻き取り可能である。
【選択図】図1

Description

この考案は、学校や幼稚園等に暴漢等が侵入して幼児や生徒に危害を及ぼすおそれがある場合に、このような行為を排除する際に凶刃に対する防護手段として着用する防刃エプロンに関するものである。
ナイフ等の凶器を所持して学校や幼稚園あるいは保育園等(以下「学校等」という。)に侵入した凶悪な変質者や暴漢等(以下「暴漢等」という)に対処する際に、対処者の安全のために着用する安全防護手段としては、防刃ベストないしは防刃チョッキがある(特許文献1、特許文献2)。これらは古くから戦闘の際に着用した鎖帷子に端緒を有するもので、通常は警察官等が上着の下に刃物による殺傷を防ぐために着用するものである。同様にして銃弾による被害を防止するためのものとしては防弾チョッキがある(特許文献3)。また、学校等に暴漢等が侵入して幼児や生徒(以下「幼児等」という)に危害を及ぼすおそれがある場合には、刺股等を使って暴漢等を壁際に押し付けて、警察官等の到着を待つことが行われている。
特開2000−265302号公報 実用新案登録第3053590号公報 特開2000−235299号公報
上述の防刃チョッキ等はいずれも警察官等が凶悪犯に対処する際に予め着用しておき、身体の安全を確保した状態で、犯人逮捕に対処可能としている。しかしながら上記の防刃チョッキ等は、いずれも警察官等が犯罪現場に赴く際に予め着用するものである。したがって、前記の鎖帷子と同様の機能を果たすものであり、一般人の着用には適さないものである。とくに学校等の職員が常時着用すること、そしてそれだけの数を揃えることは現実的ではない。さらに、暴漢等が職員に刃物で突きかかって来たような場合には、非常に危険である。これに対して、学校等の職員がこのような防護行為に出ることを躊躇して幼児等の安全を保障出来ない事態も生じうる。しかし、このような事態が発生してから防刃チョッキを着用しても緊急事態に間に合わない。結局は通常の服装のまま幼児等の救出に赴かざるを得ない状況にある。したがって、学校等に暴漢等が侵入したという通報が職員室に入ったならば職員の誰であっても直ちに防刃手段を着用して現場に駆けつけることが求められる。そこで、本考案は、このような事態が生じた場合に迅速にこれを着用して即現場に急行することを可能にする防刃エプロンを提供することにある。
請求項1に記載した考案に係る防刃エプロンは、以下の構成を採用してあるところに特徴がある。
ア、所定の強さと厚みを有する生地をエプロン状に形成してなるエプロン部。
イ、上記のエプロン部の上部に結合してある1対の肩吊り紐を介して背中の主要部分を覆うように吊り下げ可能な背板。
ウ、各端部が上記のエプロン部の両側部の所定位置に結合してある胴回り紐。
エ、背板の下端部に設けてあり、胴回り紐を挿通可能に設けてある1ないし複数の胴回り紐用保持部材。
オ、胴回り紐の一端部又はエプロン部のいずれかの側部に設けてあり、ワンタッチ操作で該胴回り紐の長さを調節可能な巻き取り手段。
請求項1に記載した考案に係る防刃エプロンは、以下の作用効果を生じる。エプロン部は既存の防刃チョッキと同様に刃物の刺突に対して防護する機能を有するので、これを着用すれば、前方からの攻撃に対して安全を確保可能である。この防刃エプロンの最大の特徴は、着用操作がきわめて容易なことである。すなわち、通常は壁などに取り付けたフック等で吊り下げておくことにより誰でも容易に着用可能となる。また、実質的に殆どの体型の人間に寸法が対応可能なので、誰でも容易に着用可能であり、暴漢侵入等の緊急事態に迅速な対応が可能となる。また、多様な体型の人々に対応可能なことから少数の装備で要求を充足するので、経済的負担を軽減するとともに学校等における安全性の向上に寄与する。
請求項2に記載した防刃エプロンは、請求項1記載の防刃エプロンにおいて、巻き取り手段として引き出し部材が可撓性テープからなる市販の巻き尺を採用してあることを特徴とする。巻き取り手段は胴回り紐を素早く手繰り込んで使用者の胴回りにエプロン部と背板を密着させることが出来ればよいので、安価な市販の巻き尺を採用すればコスト低減に寄与するため、それだけ設置の普及を促進する。
本考案によれば、着用操作がきわめて容易なので、緊急事態の発生に際して迅速に対応可能となる。また、全寸法対応可能であることから、学校等における装備数を少なくすることが出来るため採用が容易となる。この防刃エプロンの着用により暴漢等による凶刃の危害に対処可能であり、学校等における犯罪被害の抑制に寄与する。また、胴回り紐の巻き取り手段として市販の巻き尺を採用すれば長さ調節が迅速化し、かつ製品コストを引き下げることが出来るので、学校等における採用を容易にする。
本考案の構成を示す展開図である。 本考案に係る防刃エプロンを着用した状態例の正面図である。 本考案に係る防刃エプロンを着用した状態例の側面図である。 本考案に係る防刃エプロンの着用要領を示す説明図である。
図1は、一形態例としての防刃エプロンの構成を展開図風に表示したものである。図1に示すように、エプロン部1の上端部に1対の肩吊り紐3が接合により取り付けてある。これらの肩吊り紐3は、図面上方に位置する背板5の一端部に設けてある保持部材7,7に挿通することによりエプロン部1と背板5とを連結している。エプロン部1の胴回り部1aの側部には1対の胴回り紐9が取り付けてあり、その中間位置は、背板5の他端部に設けてある保持部材7,…に挿通してある。胴回り紐9は、長さ調節を可能にするために途中に結び目9cが設けてある。胴回り紐9の一端部には巻き取り手段である巻き尺11が取り付けてあり、巻き尺のテープは胴回り紐7の一部を構成している。なお、巻き尺11はエプロン部1の一側部に直接取り付けるようにしてもよい。
次に各構成要素について説明する。エプロン部1は生地として、既存の防刃チョッキと同様の強さと厚みを有するポリアミド繊維又はパラ系アラミド繊維(商標トアロン又は商標ケブラー)を、10枚以上の積層状とし、厚さ4mm以上としたものを採用してある。これらの生地を図1に示すような形状に裁断し周囲を折り重ねてミシンでかがり縫いをしてある。生地の総重量を1kg以下、防刃性能20ジュ−ル以上、好ましくは25ジュ−ル以上とすることが望ましい。このように、合成繊維素材を用いた構成では、強靭性を有することから、優れた安全性の確保が可能であるとともに、着用者の迅速な行動を保障する。
エプロン部1の前面左側には使用者の心臓を保護可能な状態にポケット13が設けてある。このポケットには防弾シートを収納可能であるとともに防犯関連のグッズやメモなどの収納に利用してもよい。防弾シートは厚さ6mm程度のポリカーボネート板を、ポケット13に出し入れ容易な形状に形成したものである。これにより身体の心臓部に銃弾が命中しても生命の安全が守られる。エプロン部1の上端部には、1対の肩吊り紐3が取り付けてある。この肩吊り紐3はエプロン部1と背板5を吊り下げて保持するものであるが、ビニールなど所定の強度を有するものであれば何でもよい。肩吊り紐3は長さの異なる1対の細紐3a,3bからなり、一方の端部近くで結着してなる結び目3cを設けて長さの調節を可能としてある。
背板5は、特に形状や強度などに条件はないが、厚さ5mm程度のポリカーボネート板等を採用し、背後からの攻撃に対処可能とすることが望ましい。背板5の上部中央部にはフックなどに吊り下げるためのフック穴5aが設けてある。背板5の一端部(図1下端部)には肩吊り紐3の保持部材7,7が設けてある。各保持部材7は、厚さ2mm程度のナイロンシートの各端部を折り重ねて肩吊り紐3を挿通可能な穴部を有する状態にして背板5に接着剤又は鋲止めなどにより固着してある。なお、保持部材7は背板5の横幅に対応する長さのものを1個だけにしてもよい。これらの保持部材7は防刃エプロンが量産品とすることができる場合には、プラスチック成型品とすれば、背板5への取り付けを容易とするとともに、挿通した肩吊り紐3及び胴回り紐9の移動をさらに円滑化することが出来る。さらには、背板と一体に成形したものであってもよい。
胴回り紐9は、巻き取り手段11である巻き尺のメジャーテープからなる巻き取り部9aとエプロン部1の他側部に固着してある紐部9bとからなり、両者は結び目9cで結着してある。巻き取り部9aであるメジャーテープは、結着可能な変形能力を有する布又はプラスチック材を使用しているものを選定するとよい。なお、巻き取り手段11は巻き尺に限らず例えば釣り具のリールのように迅速な長さ調節可能なものであればよい。
図2は、本考案に係る防刃エプロンを着用した状態の正面の状態を示しており、図3は同様に側面の状態を示している。肩吊り紐3の適切な長さ調節及び胴回り紐9の十分な締め付けにより着用者の身体にフィットさせれば、防刃機能及び対処時における動作性が向上する。
次に、図4を参照して該防刃エプロンの着用要領について説明する。通常、この防刃エプロンEは、壁、柱等に取り付けたフック等を背板のフック穴5aに通して吊り下げておく。この時、胴回り紐9は身体Bの腰幅の2倍程度になるように予め巻き取り手段(巻き尺)11から引き出しておき、エプロン部の反対側近くで結んでおく。なお、防刃エプロンEの保管にはハンガーを用いて吊り下げるようにしてもよい。
学校等において、暴漢等の侵入などの緊急事態が発生した場合には、予め選定された職員のうち、防刃エプロンEの至近位置に居る者が、直ちにこの防刃エプロンの設置場所に駆けつけ、背板5を壁等に取り付けたフック等から取り外し、両手で背板5を頭の高さに持ち上げた状態とし、エプロン部1を身体Bの前方に吊り下げた状態とする(a)。次に、背板5を両手で掴んだ状態で頭上に持ち上げる(b)と、エプロン部1は肩吊り紐3を介して持ち上げられ、身体Bの前面にあてがわれる。さらに、背板5を両手で掴んだ状態で頭の後方へ持っていくと、肩吊り紐5、エプロン部1の上部及び背板5の一端部で構成された領域内に頭が入った状態になる。ここで、背板5から手を放すと背板は背中に平行な状態に落下し、エプロン部1と背板5とは肩吊り紐3を介して身体Bの前後に吊り下げられた状態となる(c)。ここで、エプロン部1と背板5とを適切な位置に合わせ、巻き尺11のボッチを指で押せば、巻き尺のテープ9が巻き取られ、この胴回り紐により両者が身体Bに密着する(d)。これで出動可能な状態となるので、近傍に立て掛けてある刺股を携えて現場へ急行可能となる。
1 エプロン部
3 肩吊り紐
5 背板
7 保持部材
9 胴回り紐
11 巻き取り手段(巻き尺)

Claims (2)

  1. 所定の強さと厚みを有する生地をエプロン状に形成してなるエプロン部と、
    上記エプロン部の上部に結合してある1対の肩吊り紐を介して背中の主要部分を覆うように吊り下げ可能な背板と、
    各端部が上記エプロン部の両側部の所定位置に結合してある胴回り紐と、
    上記背板の下端部に設けてあり、上記胴回り紐を挿通可能に設けてある1ないし複数の胴回り紐用保持部材と、
    上記胴回り紐の一端部又は上記エプロン部のいずれかの側部に設けてあり、ワンタッチ操作で該胴回り紐の長さを調節可能な巻き取り手段と
    により構成してあることを特徴とする防刃エプロン。
  2. 上記巻き取り手段は引き出し部材が可撓性テープからなる巻き尺であることを特徴とする請求項1記載の防刃エプロン。
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