JP3176120U - 釘抜き - Google Patents

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昇 小坂
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Abstract

【課題】様々なサイズの波板を破損させること無く釘を引き抜くことができるとともに、波板以外の材料に打ち込まれた釘も引き抜くことができ、釘のサイズの大小を問わずに引き抜くことができる釘抜きを提供する。
【解決手段】釘抜きは、一対の長手体2を交叉させて互いに揺動可能に軸着し、その先端に釘頭を挟持可能な挟持部5を形成するとともに、その基端部に握持部6を形成し、波板に打ち込まれた釘を引き抜く釘抜きであって、一方の長手体2から伸びる連結部に固定されて前記挟持部5の外側に保持され、前記釘を引き抜く際に前記波板の谷部に当接する支持部8を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、波板に打ち付けられた釘を引き抜く釘抜きに関する。
従来より、L字状に形成されており、その短辺の先端が釘頭の下側に挿入可能な二又に分かれた釘抜きが良く知られている。このような従来の釘抜きは、重ね合せた複数枚の木材や樹脂材などの材料同士を結合させて一体化させるために打ち込まれた釘を、引き抜いて結合を解除するのに用いられる。そして、このように解体した材料を再利用する場合は、釘を引き抜く際に、材料に傷を付けないことが必要となる。
上述のように釘によって結合する材料が平坦な板状であって、且つ、比較的硬質の材質であれば、従来の釘抜きによってその板材の表面をあまり傷付けずに釘を抜くことができるが、釘を打ち付けられる対象が波板である場合には、従来の釘抜きを用いて釘を抜こうとすると、L字状の釘抜きの直角をなす角部が釘を抜く力の支点となることから、その角部に荷重が集中して波板の表面を変形させて、波板を破損させる恐れがある。
そこで、例えば図7に示すように、L字上のくぎ抜き本体100と、波板101の波形の表面と略同じ形状にされた釘抜き支持部102とを備えており、釘抜き本体100の角部103が釘抜き支持部102に設けられた連結部104に回動可能に連結するする波板用釘抜き105が提案されている(例えば特許文献1)。この波板用釘抜き105は、釘抜き支持部102が波板101の波形と同形状であるので、釘を引き抜く際に角部103に集中する荷重を釘抜き支持部102全体に分散させて波板101に伝えるので、波板101の破損を防ぐことができる。
特開平8−216056号公報
しかし、従来例の波板用釘抜き105は、釘抜き支持部102が波板101の波形と同形状であるので、この釘抜き支持部102の形状に合う波板用釘抜き105としてしか使用することができず、波板101以外の材料に打ち込まれた釘はもとより、釘抜き支持部102とサイズの異なる波板101に打ち込まれた釘を引き抜くことができない。
また、先端が二又になったL字上の釘抜きは釘頭の径が小さ過ぎると先端の二又の間に釘頭が引っ掛からず、釘の胴部の径が太すぎると先端の二又の間に釘の胴部を挿入することができないので、釘のサイズによってはこのような釘抜きを利用することができない。
そこで、本考案は、様々なサイズの波板を破損させること無く釘を引き抜くことができるとともに、波板以外の材料に打ち込まれた釘も引き抜くことができ、釘のサイズの大小を問わずに引き抜くことができる釘抜きを提供することを目的とする。
請求項1に記載の釘抜きは、一対の長手体を交叉させて互いに揺動可能に軸着し、その先端に釘頭を挟持可能な挟持部を形成するとともに、その基端部に握持部を形成し、波板に打ち込まれた釘を引き抜く釘抜きであって、一方の長手体から伸びる連結部に固定されて前記挟持部の外側に保持され、前記釘を引き抜く際に前記波板の谷部に当接する支持部を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の釘抜きは、前記支持部は、前記波板の谷部に収まる円筒形状又は円柱形状であることを特徴としている。
請求項3に記載の釘抜きは、前記支持部は、前記連結部に対して着脱可能であることを特徴としている。
請求項4に記載の釘抜きは、前記連結部は筒状のアウターと当該アウターに抜き出し可能に収納されるインナーとを有することを特徴としている。
請求項1の釘抜きによると、引き抜くべき釘の釘頭の下側を挟持部で挟み込んで、支持部を波板の谷部に当接させた状態で釘抜きを支持部側に倒すことにより支持部を支点として釘を引き抜くことができる。そして支持部が波板の谷部に当接するので、破損し易い形状の波板の山部に荷重をかけることが無く、また、挟持部が釘頭の下側を挟持するので、バールのような形状に比べて、釘を上方に引き抜き易い形状であるので、ある程度釘が引き抜かれた後は、釘抜きを倒しすぎずに上方に引き抜くことができ、波板の支持部に当接する部分に過度の荷重が加わることを防ぎ、波板の破損を防ぐことができる。また、支持部は波板の谷部に当接することができる形状であればよいので、所定範囲内の様々なサイズの波板から釘を抜くことができるとともに、波板以外の材料に打ち込まれた釘も同様に引き抜くことができる。また挟持部で挟んで釘を引き抜く構成であるので、釘頭の径が小さい場合や釘の胴部の径が大きい場合でも釘を挟んで引き抜くことができる。
請求項2の釘抜きによると、支持部が波板の谷部に収まる円筒形状又は円柱形状であるので、支持部を波板の谷部に当接させた状態で釘抜きを支持部側に倒したときに波板に加わる荷重を分散させることができる。
請求項3の釘抜きによると、例えば支持部が他の部材と干渉するなどで、釘抜きが使用できない場合にもこの支持部を取り外すことで、簡単に釘抜きを使用することができる。
請求項4の釘抜きによると、アウターからインナーを出し入れすることにより、連結部を伸縮可能にしているので、波板などの釘が打ち込まれた材料の形状に応じて、支持部の位置を調節することができる。
釘抜きの外観構成を示す斜視図。 挟持部を開閉する状態を説明する釘抜きの正面図。 (A)は挟持部を開いた状態の一部省略拡大断面図、(B)は釘頭の下側を挟持部で挟持した状態の一部省略拡大断面図。 (A)は、支持部が波板の谷部に当接した状態の釘抜きを示す一部省略拡大断面図、(B)は、釘をある程度まで引き抜いた状態を示す一部省略拡大断面図。 連結部と支持部とが着脱可能な構成を説明する一部省略拡大斜視図。 連結部の変形例を説明する一部省略拡大斜視図。 従来の波板用釘抜きの一例を示す図。
以下、各図を参照しつつ本考案の釘抜き1の最良の実施形態について説明する。釘抜き1は、図3及び図4に示すように、主に波板9に打ち込まれた釘10を引き抜く工具であって、図1に示すように、長手形状の鋼材により構成された一対の長手体2を交叉させて、その交叉部をボルト3及びナット4で締結し、互いに揺動可能となるように構成した手動工具である。一対の長手体2の先端にはそれぞれ湾曲した鋼材が溶接されて挟持部5を形成している。また、一対の長手体2の基端側は、他の部分よりも細く形成されて握持部6を形成している。作業者は、図2に示すように、この握持部6を握ることにより、挟持部5の開閉を操作している。また、一方の長手体2の先端からは細長い円柱状の連結部7が伸びており、挟持部5の外側で、この連結部7の先端に円柱形状の支持部8が固定されている。
挟持部5は、図1及び図2に示すように、互いに中間部が離間し先端が近接するように湾曲した一対の鋼材をそれぞれ長手体2の先端に溶接したものであって、その先端5aはテーパー状に先細って形成されている。挟持部5は、握持部6を操作して挟持部5を閉じると、挟持部5の先端5aが互いに当接しあうように構成されている。このように挟持部5の先端5a同士がテーパー状に先細ってが形成されていることにより、釘10が打ち込まれた波板9などの材料と釘頭11との間に挟持部5の先端5aが挿入されやすくなり、波板9などの材料を傷つけにくくなる。また、挟持部5で挟み込む構成であるので釘頭11の径が小さい場合や釘10の胴部12の径が大きい場合でも挟持部5に釘10を挟持させることができ、釘10の径に関係なくどのような釘10でも引き抜くことができる。
握持部6は、図1に示すように、一対の長手体2の基端部であって、長手体2同士が対向する面と反対側の面が内側に切り欠かれて他の部分よりも細く形成されている。そして握持部6の最も基端側は広がってスリップ防止部13が形成されており、作業者が片手で握持部6を操作するときに操作しやすく、また、手が滑ってもこのスリップ防止部13が作業者の手に引っ掛かることができるように形成されている。なお、握持部6の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、図示しないが滑り止めとして樹脂製のグリップが被覆されていてもよい。
連結部7は、図1及び図2に示すように、一対の長手体2のうちの一方の長手体2の先端に溶接されて挟持部5の外側に伸びる細長い円柱状であって、図5に示すように、その先端に雄ネジ14が形成されている。また、支持部8は、円柱状に形成されており、中間部にネジ孔15が形成されており、このネジ孔15に雄ネジ14を締結して、連結部7と支持部8とを固定している。なお、支持部8は連結部7に対して着脱可能に構成されることにより、支持部8が他の部材と干渉するような場所に打ち込まれた釘10を抜く場合にも、この支持部8を取り外すことで、連結部7の先端を支点として、釘10を引き抜くことができる。
なお、支持部8と連結部7との固定はネジによる締結に限定されるものではなく、例えば嵌合させて固定するものであってもよく、また、支持部8を着脱する必要がない場合は連結部7の先端と支持部8とを溶接して固定していてもよい。また、支持部8の形状は、円柱状に限定されるものではなく、例えば内部を中空にした円筒状であってもよく、釘10が打ち込まれた材料に当接する部分が円弧状に形成されていれば例えば半円柱形状であってもよい。
また、連結部7は、上述の構成に限定されるものではない。連結部7の変形例として、図6に示すように、連結部7は一方の長手体2の先端に溶接されて挟持部5の外側に伸びる細長い円柱状のインナー16と、支持部8の周面に溶接される円筒状のアウター17とを有するものであってもよい。この連結部7は、インナー16の先端には雄ネジ18が形成されておりアウター17の内部に形成された雌ネジ19が形成されており、インナー16をアウター17の内部に螺合させることにより支持部8を固定することができるものである。そして、アウター17側を弛緩方向に回転させることにより、アウター17内部からインナー16を伸出させて連結部7を伸長し、アウター17側を締結方向に回転させることにより、アウター17内部にインナー16を収納させて連結部7を縮退させることができるので、連結部7の長さを調節することができる。
このように、連結部7の長さを調節することにより、連結部7の先端に固定されている支持部8の位置を調節することができるので、釘10が打ち込まれている波板9のサイズに応じて支持部8の位置を調節することができる。
次に、このように構成される釘抜き1を用いて波板9に打ち込まれた釘10を引き抜く工程を説明する。波板9は、例えば屋根材等の用途で使用されるが、波形をなす山部20と谷部21のうち、一般的に山部20に釘10を打ち付ける。すなわち、谷部21に釘10を打ち付けると、雨水の殆どが谷部21を伝って落下するため、雨水が洩れ易くなるので山部20に釘10を打ち付けるのである。
まず、図3(A)に示すように、釘抜き1の挟持部5を開いた状態で保持し、図3(B)に示すように、挟持部5を閉じて、釘頭11と波板9との間にテーパー状に形成された挟持部5の先端5aを挿入して、釘頭11の下側を挟持する。そして、図4(A)に示すように、釘抜き1を支持部8側に倒して、支持部8を波板9の谷部21に当接させ、図4(B)に示すように、支持部8を支点にしてさらに釘抜き1を倒して釘10をある程度まで波板9から引き抜く。釘10はある程度まで引き抜かれると、あとは弱い力でも引き抜くことができるので、挟持部5を閉じた状態のまま釘抜き1を上方に持ち上げて釘10を引き抜く。
このように、円柱状の支持部8を支点として波板9の谷部21に当接させて釘抜き1を倒すので、破損しやすい波板9の山部20に荷重が加わることが無く、また、円柱形上であるので波板9の谷部21に加わる荷重も分散されて波板9の破損を抑制することができる。また、挟持部5が釘頭11の下側を挟持するので、ある程度釘10が引き抜かれた後は、釘抜き1を倒しすぎずに上方に引き抜くことができ、波板9の支持部8に当接する部分に過度の荷重が加わることを防ぎ、波板9の破損を防ぐことができる。
なお、本考案の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本考案の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本考案に係る釘抜き1は、主に波板9に打ち込まれた釘10を引き抜く釘抜き1として好適に用いることができる。
1 釘抜き
2 長手体
5 挟持部
6 握持部
7 連結部
8 支持部
9 波板
10 釘
11 釘頭
16 インナー
17 アウター

Claims (4)

  1. 一対の長手体を交叉させて互いに揺動可能に軸着し、その先端に釘頭の下側を挟持可能な挟持部を形成するとともに、その基端部に握持部を形成し、波板に打ち込まれた釘を引き抜く釘抜きであって、
    一方の長手体から伸びる連結部に固定されて前記挟持部の外側に保持され、前記釘を引き抜く際に前記波板の谷部に当接する支持部を備えることを特徴とする釘抜き。
  2. 前記支持部は、前記波板の谷部に収まる円筒形状又は円柱形状であることを特徴とする請求項1に記載の釘抜き。
  3. 前記支持部は、前記連結部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の釘抜き。
  4. 前記連結部は筒状のアウターと当該アウターに抜き出し可能に収納されるインナーとを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の釘抜き。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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