JP3174084U - 吸湿排汗生地の改良構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な排気、排汗の効果を持つ吸湿排汗生地の改良構造を提供する。
【解決手段】吸水性を有する織物を基布として、基布の一表面に、撥液剤とくりぬきの紋様を有する模様を印刷して、撥液性模様層を形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、吸湿排汗生地の改良構造に関し、特に、吸水性のある織物の基布の一表面に、撥液剤とくりぬきの紋様を有する模様である撥液性模様層を印刷することで、基布における撥液性模様層が生地に撥水性を持たせ、且つ模様におけるくりぬきの紋様の小さな隙間が更に生地に良好な排気、排汗の効果を持たせるものに関する。
もちろん、織物の吸湿性及び速乾性は、衣類を着る場合の皮膚の快適度に影響し、吸湿性が良いほど、また速乾性が強いほど、皮膚がさらっと快適な気がする。
ただし、天然繊維でも合成繊維でも、吸湿性と速乾性の両立がしにくいため、吸湿排汗加工技術の発明ができた。
しかしながら、現在、異形断面繊維、微多孔中空繊維、多重織物、親水化剤処理と繊維表面改質、又は天然繊維の強吸水性の特性を利用して汗を織物へ吸収、織物構造の設計又は繊維改質等の方式によって、水分に対する織物の吸湿、移動、除湿等の性質を変えて、織物の吸収した水分又は汗が表面に移動して除湿し、織物を快速に乾燥させるもののような、様々な市販の吸湿排汗織物がある。
しかしながら、スポーツウエアとしては、早朝に運動すると露をつけたり、雨天に運動すると雨水を吸収したり、地面にたまった水に噴き出されたり、意外に食物の汁や飲み物に零されたりする等のようなことが、運動する場合、よくあるため、着物がじっとりして、着る時の快適性に影響してしまう。
前記問題を解決するために、適切な撥水性又は/及び撥油性を持たせて、露、雨水、たまった水又は汁や飲み物等の水分が生地に吸収されて身体の肌と接触することを効果的に防止でき、着る時の快適性に影響しない撥水又は/及び撥油加工を更に織物の表面で行う。吸湿排汗織物に撥液層を形成するものとして、中華民国考案の第096215960号特許に開示された、気体透過可能な基布の少なくとも一表面に撥液剤を含む撥液層を配置して、撥液層に対向する基布のまた他の表面に吸層を配置するものがある。ただし、基布の両面に撥液剤と吸層を別々に配置すれば、加工過程を重複且つ煩瑣にし、織物の加工コストを増加させてしまう。なお、撥液剤を利用して、基布の表面に均一に配置すると、撥液剤は基布の糸及びその繊維織物の孔にしみ込んで撥液層を形成し、これは確かに生地の織物に撥水性又は撥油性を持たせるが、織物の糸及びその繊維の孔が撥液剤に被覆されて、織物の気体透過性が不良となり、且つその吸層に吸収された汗は、表面の撥液層から全然排除できない。それに対して、気体透過性を持たせようとすれば、糸及びその繊維に大きな孔を持たせる必要があるが、そうすれば撥水性又は撥油性の効果は達成されなくなってしまう。
これで分かるように、前記従来のものは、色々な欠点をやはり抱えているので、本当に良い設計ではなく、改良が望まれている。
これに鑑みて、本考案は、良好な排気、排汗、疎水効果のある吸湿排汗生地の改良構造を提供することを目的として、前記欠点を研究・改良する。
前記一目的によると、本考案の一態様は、吸水性のある繊維で織られた織物である基布と、前記基布の一表面に印刷され、撥液剤を含む模様を有する撥液性模様層と、を備える吸湿排汗生地の改良構造を提供する。これによって、良好な排気、排汗、疎水効果を達成して、様々な気候環境でも良好な装用の快適性を持っているように、生地の一面に吸水性を持たせ、他面に撥水性を持たせる。
本考案の一実施例によると、模様がくりぬきの紋様を有するため、人体の水分又は汗が、くりぬきの紋様を介して基布の吸水性繊維に容易に移転し、その汗を吸収した織物が除湿されて快速に乾燥になる。
本考案の一実施例によると、撥液性模様層は、架橋剤を含むものであり、前記架橋剤によって模様の底面と基布の表面で架橋結合が発生して架橋層を形成し、撥液性模様層の架橋剤によって基布の表面と撥液性模様層が緊密に接着され、良好な水洗堅牢度を有し、更に、生地の撥液性模様層の耐用性を高めることができる。
本考案の一実施例による吸湿排汗生地の改良構造を示す模式図である。 図1に示した吸湿排汗生地の改良構造における基布を示す模式図である。 図1に示した吸湿排汗生地の改良構造を示す部分断面図である。 本考案のまた他の実施例による吸湿排汗生地の改良構造を示す模式図である。 図4に示した吸湿排汗生地の改良構造を示す部分断面図である。
審査官が、本考案の内容及び達成可能な効果を容易に理解できるように、ここで、図面と合わせて具体的な実施例を挙げて、以下のように詳しく説明する。
まず、図1〜図3に示したものを参照する。本考案は、
天然繊維、合成繊維又はその混紡又は交ぜ織りの針で織るもの又はシャトルで織るものであり、織物の漂白・染色又は湿潤加工中、同時にポリアクリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンエーテル(polyoxyethylene ether)、非イオン界面活性剤又は高分子乳化物等の成分を含む吸湿剤である繊維表面改質剤を処理液に加え、その織物の繊維に吸湿剤がしみ込んでいるため、良好な吸水性を持つ基布10と、
基布10の一表面に印刷され、撥液剤21を含む複数の模様22を有することで形成された、疎水効果を有する撥液性模様層20と、を備え、撥液性模様層20の撥液剤21は、フッ素化合物を含んで、基布10の表面繊維にしみ込み、模様22は、くりぬきの紋様23を有し、紋様の隙間24は、0.1mm〜1.5mmである
吸湿排汗生地の改良構造。
そのため、本考案は、基布10の一表面に、撥液剤21とくりぬきの紋様23を有する模様22を印刷して、撥液性模様層20を形成するものを主な構造とする。基布10は、天然繊維又は表面改質繊維の吸水性繊維であり、基布10の一表面に、撥液剤21を含む模様22である撥液性模様層20が印刷されているため、生地に疎水性を持たせ、また、撥液性模様層20の模様22は、くりぬきの紋様23を有するため、人体の水分又は汗が、くりぬきの紋様23を介して基布10の吸水性繊維に容易に移転し、その汗を吸収した織物が、除湿されて快速に乾燥になることができる。そのため、本考案の吸湿排汗生地の改良構造によると、様々な気候環境でも装用の快適性を持っている。
なお、本考案の吸湿排汗生地の改良構造は、基布の一表面に、撥液剤とくりぬきの紋様を有する模様を印刷して、撥液性模様層を形成するだけで製造さたものであるため、その加工過程が簡略化され、加工効率が向上し、加工コストが低下した。
次に、また本考案の吸湿排汗生地の改良構造のまた他の実施例を示す図4、図5を参照する。この吸湿排汗生地の改良構造は、
天然繊維、合成繊維又はその混紡又は交ぜ織りの針で織るもの又はシャトルで織るものであり、織物の漂白・染色又は湿潤加工中、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム成分を含む吸湿剤のような織物表面改質剤を同時に処理液に加え、その織物は、繊維に吸湿剤がしみ込んでいるため、良好な吸水性を持つ基布10と、
基布10の一表面に印刷され、撥液剤21及び架橋剤31を含む複数の模様22を有することで形成され、疎水効果を有する撥液性模様層20と、を備え、撥液性模様層の撥液剤21は、フッ素化合物を含んで、基布10の表面繊維にしみ込み、模様22は、くりぬきの紋様23を有し、紋様の隙間24は、0.1mm〜1.5mmである撥液性模様層20と、を備える。
そのうち、撥液性模様層20の模様22は、架橋剤31を含むため、前記架橋剤31によって前記模様22の底面と基布10の表面で架橋結合が発生して、架橋層30を形成する。
前記撥液性模様層20が架橋剤31を含むことで、基布10の表面と撥液性模様層20の模様22の底面で架橋結合が形成され、それは生地に良好な排気、排汗、撥水性を持たせる効果を有するだけではなく、その撥液性模様層20と基布10が緊密に接着され、良好な水洗堅牢度を有し、更に、生地の撥液性模様層20の耐用性を高めることもできる。
前記具体的な実施例は、本考案の目的、特徴及び効果を詳しく説明するためのものであり、当業者であれば、前記説明によって、前記具体的な実施例に部分的に変更又は修正を加えることができ、その本質が本考案の精神範囲から逸脱しないものは、何れも本願の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
10 基布
20 撥液性模様層
21 撥液剤
22 模様
23 くりぬきの紋様
24 隙間
30 架橋層
31 架橋剤

Claims (5)

  1. 吸水性のある繊維で織られた織物である基布と、
    前記基布の一表面に印刷され、撥液剤を含む模様を有する撥液性模様層と、
    を備える吸湿排汗生地の改良構造。
  2. 前記撥液性模様層は、架橋剤を更に含んで、前記架橋剤によって前記模様の底面と前記基布の表面が結合されて架橋層を形成する請求項1に記載の吸湿排汗生地の改良構造。
  3. 前記模様は、くりぬきの紋様を有する請求項1又は請求項2に記載の吸湿排汗生地の改良構造。
  4. 前記基布の繊維は、吸湿剤を有する請求項3に記載の吸湿排汗生地の改良構造。
  5. 前記撥液剤は、フッ素化合物を含む請求項4に記載の吸湿排汗生地の改良構造。
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