JP3173902U - 植栽用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】植栽容器と支持体とによって植栽用具を構成し、1つの支持体に1つ又は複数の植栽容器を装着することを可能にした植栽用具を提供する。
【解決手段】植栽容器10と支持体50とでなる。植栽容器10が容器本体20と突出部24とを一体に有する。支持体50を複数の開口部51を有するパネル状の構体によって形成する。突出部24に、支持体50の開口部51の下部口縁によって支えられる座部と、支持体50の開口部51の上部口縁に嵌合可能でかつその上部口縁に前後方向で係合可能な溝部25と、支持体50の開口部51の下部又は側部の口縁に係合して座部が開口部51の下部口縁から外れ落ちることを阻止する係合部27とを設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、植栽用具、特に、植栽を保持する植栽容器とこの植栽容器が装着される支持体とによって構成される植栽用具に関する。
屋内外での植栽による飾り付けは、ショールームや店舗、一般家屋の室内やベランダ、外壁、歩道脇などにおいて行われている。また、植栽による飾り付けを行う場合、小形の植木鉢に植え付けられた植栽や樹脂製ポットに植えつけられた植栽を壁面の複数箇所に装着することも多々行われている。
上記の用途に用い得る植栽容器の従来例として、植栽を保持する容器本体と、この容器本体を壁面などに装着するためのアタッチメントと、を備えたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1によって提案されている植栽用具では、壁面などに複数箇所でビス止めした個々のアタッチメントに個別に容器本体を係着するようにした構造が採用されている。
特開2011−172556号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている従来例としての植栽容器は、1つのアタッチメントの複数箇所を壁面などの相手方取付面にビス止めするようになっているために、個々のアタッチメントを相手方取付面に固定する作業が煩わしいという問題があった。特に、相手方取付面がコンクリート面や板金であると、アタッチメントを固定するためのビス止め作業に熟練が必要になるだけでなく、アタッチメントを取り外すと、個々のアタッチメントについての多数のビス止め跡が相手方取付面に残って見苦しくなってしまう。
本考案は、以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、植栽を保持する植栽容器とこの植栽容器が装着される支持体とによって植栽用具を構成すると共に、1つの支持体に1つ又は複数の植栽容器を装着することを可能にした植栽用具を提供することを目的とする。言い換えると、複数の植栽容器を1つの支持体に装着することができるようにするための工夫を講じることによって、仮に支持体を壁面などの相手方取付面にビス止めしたとしても、ビス止め箇所を従来例ほどに多くする必要のない植栽用具を提供することを目的とする。
また、本考案は、支持体に対する植栽容器の装着を片手で容易に、しかも確実に行うことができるようにするための対策が講じられた植栽用具を提供することを目的とする。
さらに、本考案は、支持体に装着された植栽容器が振動や風圧などの影響を受けても、その植栽容器が支持体から容易に脱落することのない植栽用具を提供することを目的とする。
本考案に係る植栽用具は、植栽を保持する植栽容器とこの植栽容器が装着される支持体とでなる。そして、上記植栽容器が、植栽を収容可能な容器本体とその容器本体の背壁部からその背方へ張り出した突出部とを一体に有し、上記支持体が、上記突出部を挿入可能な複数の開口部を有するパネル状の構体によって形成され、上記容器本体が上記開口部に挿入不能なサイズを有していると共に、植栽容器の上記突出部に、起立姿勢の支持体の上記開口部の下部口縁によって支えられる座部と、起立姿勢の支持体の上記開口部の上部口縁に嵌合可能でかつその上部口縁に前後方向で係合可能な溝部と、支持体の上記開口部の下部又は側部の口縁に係合して上記座部が上記開口部の下部口縁から外れ落ちることを阻止する係合部と、が備わっている。
この考案に係る植栽用具において、パネル状の構体によって形成されている支持体の開口部に植栽容器の突出部を挿入することと、その突出部の溝部を上記開口部の上部口縁に嵌合させることと、その突出部の座部を上記開口部の下部口縁に着座させることと、その突出部の係合部を上記開口部の下部又は側部の口縁に係合させること、とを行うと、植栽容器が支持体に装着される。そして、支持体には複数の開口部が形成されていて、それぞれの開口部に個別に植栽容器を装着することが可能であるため、1つの支持体に複数の植栽容器を装着することが可能になる。したがって、支持体を壁面などの相手方取付面にビス止めするものとしても、植栽容器の1個当りのビス止め箇所が冒頭で説明した従来例に比べて大幅に削減される。また、上記した装着作業は、作業者が片手で植栽容器を掴んで容易に確実に行うことができる。その上、植栽容器が支持体に装着されている状態では、支持体の開口部の下部又は側部の口縁が、容器本体と突出部の係合部との間に介在されて挟まれた状態になるので、支持体に装着された植栽容器が、振動や風圧などの影響を受けたとしても、支持体から容易に脱落することはない。この考案において、支持体は、まっすぐな線材を格子状に枠組みすることによって構成したパネル状の構体であっても、板金製又は木製、プラスチック製などの1枚の平板材の複数箇所に開口部を形成したパネル状の構体であってもよい。
本考案では、支持体の複数の上記開口部のそれぞれが正面視矩形に形成され、それらの開口部は、互いに直交する複数条の縦通線材と横行線材とによって区画されていると共に、上記開口部の上部口縁及び下部口縁が上記横行線材によって形成され、かつ、上記開口部の側部の口縁が上記縦通線材によって形成されている、という構成を採用することが可能である。この構成であると、まっすぐな線材を格子状に枠組みするだけでパネル状の構体でなる支持体が得られるので、支持体を安価に製作することが可能になる。
本考案では、上記座部が植栽容器の上記突出部の下面によって形成され、上記係合部が植栽容器の上記突出部の側面から横向きに一体に突出された凸部によって形成されている、という構成を採用することが可能である。また、本考案では、上記座部が、植栽容器の上記突出部の下面に形成された凹入部の上面によって形成され、上記係合部が上記凹入部の後面によって形成されている、という構成を採用することも可能である。
さらに、本考案に係る植栽用具では、上記容器本体と、上記溝部、上記座部及び上記係合部を備えた上記突出部とが、合成樹脂で一体成形されているという構成を採用することが望ましい。この構成を採用すると、植栽用具の構成部品が、合成樹脂の一体成形体でなる容器本体と支持体との2点になる。
以上のように、本考案によると、1つの支持体に1つ又は複数の植栽容器を装着することが可能な植栽用具を提供することが可能になる。そのため、支持体を壁面などの相手方取付面にビス止めするとしても、ビス止め箇所を、植栽容器の1個当りのビス止め箇所が冒頭で説明した従来例に比べて大幅に削減される。そのため、支持体を取り外したときに相手方取付面の多数の箇所にビス止め跡が残るといった不都合を生じない。また、支持体に対する植栽容器の装着を片手で容易に、しかも確実に行うことができるものでありながら、支持体に装着された植栽容器が振動や風圧などの影響を受けて支持体から容易に脱落することがないという効果が奏される。
本考案に係る植栽用具の使用状態を示した概略斜視図である。 図1に示した植栽容器の一部破断側面図である。 植栽容器を支持体に装着する作業手順の初期段階を説明的に示した部分側面図である。 植栽容器を支持体に装着する作業手順の最終段階を説明的に示した部分側面図である。 支持体に装着された植栽容器の背面図である。 支持体を例示した正面図である。 変形例による支持体を例示した正面図である。 植栽容器の変形例を示した概略斜視図である。 図8の植栽容器の側面図である。 図8の植栽容器10を支持体50に装着する作業手順の初期段階を説明的に示した部分側面図である。 図8の植栽容器を支持体に装着する作業手順の最終段階を説明的に示した部分側面図である。 植栽容器の他の変形例を示した概略斜視図である。
図1は本考案に係る植栽用具の使用状態を示した概略斜視図である。図2は図1に示した植栽容器10の一部破断側面図、図3及び図4は植栽容器10を支持体50に装着する作業手順の一例を説明的に示した部分側面図である。図5は支持体50に装着された植栽容器10の背面図である。図6は支持体50を例示した正面図、図7は変形例による支持体50を例示した正面図である。
図1又は図2のように、植栽容器10は、上部に上向き開口を有するポット状の容器本体20を備えていて、この容器本体20の上向き開口が植栽の出し入れ口21を形成している。また、容器本体20の底部に水抜き口22が設けられている。この容器本体20には、土壌付きの植栽を出し入れ口21を通して出し入れすることができる。また、容器本体20で保持されている植栽に対して、出し入れ口21を利用して給水が行われる。容器本体20の内部の余剰水分は水抜き口22から排出される。容器本体20は、平坦な背壁部23を備え、その背壁部23からその背方へ張り出した突出部24をも備えている。図2及び図5によって判るように、図例の突出部24は略直方体形状に形成されている。そして、容器本体20と突出部24とが合成樹脂で一体に成形されている。また、突出部24は、容器本体20の背壁部23の略上半部に位置している。
図2のように、上記突出部24の上面には、上記背壁部23との連設部分に相当している根元部分に位置する溝部25が成形によって形成されている。この溝部25は、突出部24の全幅部分を横切る形態で形成されていて、上向きに開口している。これに対し、突出部24の下面には、図2又は図5のように、上記背壁部23との連設部分に相当している根元部分に位置する座部26が形成されている。さらに、突出部24の左右の両側面下部には、その突出部24の側面から横向きに一体に突出されて山形に膨出した縦長の凸部でなる係合部27が備わっていると共に、これらの係合部27の前側には、容器本体20の側面に成形によって形成された滑り止め機能を有する掴み部28が備わっている。
上記植栽容器10は図1又は図5に示した支持体50に装着可能である。図1のように、支持体50はパネル状の構体によって形成されていて、その複数箇所に同一サイズ及び同一形状の開口部51を備えている。図例の支持体50は、平行な複数条の縦通線材52と同じく平行な複数条の横行線材53とを備えていて、それらの縦通線材52と横行線材53とを互いに直交させて交差箇所を結合してなる。そして、支持体50の複数の開口部51のそれぞれが正面視矩形に形成されていて、上下又は左右方向で相隣接する2つの開口部51同士は縦通線材52や横行線材53によって区画されている。したがって、個々の開口部51については、その上部口縁及び下部口縁が共に横行線材53によって形成され、個々の開口部51の側部の口縁が縦通線材52によって形成されている。
図5に示したように、容器本体20は支持体50の個々の開口部51に挿入不能なサイズを有している。さらに具体的には、容器本体20の平坦な背壁部23の高さが支持体50の1つの開口部51の縦幅よりも長くなっている。これに対し、突出部24は、1つの開口部51に対して挿入可能な大きさに形成されている。
次に、図3又は図4を参照して、植栽容器10をパネル状の構体によって形成されている支持体50に装着する際に行われる作業手順の一例を説明する。
最初の段階では、支持体50の1つの開口部51(図1参照)を選択し、容器本体20の掴み部28(図1参照)を片手で掴んだまま、容器本体20を傾斜させた状態で突出部24をその開口部51に挿入する。そして、このような挿入を行うときに、容器本体20を少し押し上げて突出部24の上部に備わっている溝部25を開口部51の上部口縁を形成している横行線材53に嵌め込む。次の段階では、図3の矢印Aのように突出部24の下部を開口部51に押し込み、その後に、図4のように、開口部51の中で突出部24を押し下げてその突出部24の座部26を、開口部51の下部口縁を形成している横行線材53に乗せ掛ける。この装着作業を行うときには、突出部24の左右の両側に設けられている係合部27が開口部51の側部の口縁を形成している縦通線材52を乗り越えた後、その縦通線材52に背部から係合する。
以上説明したような装着作業は、作業者が片手で植栽容器10の掴み部28を掴んだまま一連の動作として容易に正確に行うことが可能である。そして、支持体50に植栽容器10を装着した状態では、開口部51の上部口縁を形成している横行線材53と突出部24の溝部25とが前後方向で係合するという嵌合構造により、突出部24の上部が開口部51の前側に抜け出ることが阻止される。また、係合部27と縦通線材52との係合構造により、突出部24の座部26が開口部51の前側に抜け出て外れ落ちるという事態の起こることが阻止される。さらに、容器本体20と横行線材53との係合構造により、容器本体20が開口部51を通り抜けて支持体50の裏側へ脱落してしまうという事態も起こり得なくなる。したがって、支持体50に装着された植栽容器10が、屋外で振動や風圧などを受けたとしても、支持体50から容易に脱落することはない。
また、支持体50がこの実施形態の構成を備えていると、支持体50の複数の開口部51のうちの1つ又は複数の任意の開口部51を選択して、それらの選択された開口部51に個別に植栽容器10を装着することができる。そのため、1つの支持体50に1つ又は複数の植栽容器10を装着することが可能になる。したがって、支持体50を壁面などの相手方取付面にビス止めするものとしても、ビス止め箇所の数を最少限度に抑えることも可能であり、そのようにしておくと、支持体50を壁面などから取り外しても、壁面などに多数のビス止め跡が残って目立つという事態が起こりにくい。なお、支持体50を壁面などの相手方取付面に固定するための手段には、上記のビス止め手段に限らず、接着剤による接合やフックによる係着手段などを適宜選択することが可能である。
以上説明した実施形態で採用した支持体50の全体構成を図6に例示してある。この支持体50はパネル状の構体でなり、その縦通線材52や横行線材53には金属線材が採用されている。このような支持体50は、たとえばその4隅を取付金具などを用いて一般家屋の室内やベランダ、ショールームや店舗などの壁面や柱などにビス止めすることが可能である。また、支持体50を自立させる対策を講じることも可能であり、そのような支持体50は、屋内外での植栽による飾り付けに用いることが可能である。
支持体50の構成は上記したものに限定されない。たとえば、図7に示したように平板状のパネルでなる構体の複数箇所に開口部51を開設したものであってもよい。パネルでなる構体は、板金製、木製、プラスチック製であってもよい。このように平板状のパネルでなる構体の複数箇所に開口部51を開設した支持体50に、上記した植栽容器10を装着したときには、開口部51の上部の口縁に突出部24の溝部25が嵌合し、開口部51の下部の口縁に突出部24の座部26が乗せ掛けられ、開口部51の側部の口縁に係合部27が係合する。また、支持体50の開口部51の周囲の板面が容器本体20の背壁部23に係合する。
図8は植栽容器10の変形例を示した概略斜視図、図9は図8の植栽容器10の側面図である。また、図10及び図11は、図10の植栽容器10を支持体50に装着する作業手順の一例を説明的に示した部分側面図である。
図8に示した植栽容器10において、容器本体40はボックス形に形成されていて、その前部に斜め上向きの開口が備わり、その開口が植栽の出し入れ口41を形成している。図示していないけれども、容器本体40の底部に水抜き口が設けられている。この容器本体40には、土壌付きの植栽を出し入れ口41を通して出し入れすることができる。また、容器本体40で保持されている植栽に対して、出し入れ口41から給水が行われるのに対し、余剰の水分が水抜き口から排出される。容器本体40は、平坦な背壁部43を備えていると共に、その背壁部43からその背方へ張り出した突出部45をも備えている。図例の植栽容器10において、突出部45は、図11によって判るように、縦方向中央部が横に膨らんだ形状(「メロン形」という)に形成されている。そして、容器本体40と突出部45とが合成樹脂で一体に成形されている。また、突出部45は、容器本体40の背壁部43の略中央部に位置している。
図9のように、突出部45の上面には、上記背壁部43との連設部分に相当している根元部分に位置する溝部46が成形によって形成されている。この溝部46は、突出部45の上部を横切る形態で形成されていて、上向きに開口している。これに対し、突出部45の下面にも溝形の凹入部47が形成されている。そして、その凹入部47の上面が座部48として形成され、凹入部47の後面が係合部49として形成されている。ここで、容器本体40、突出部45、溝部46、座部48、係合部49は、それぞれ、図1、図2又は図5に示した容器本体20、突出部24、溝部25、座部26、係合部27に相当している。図8の植栽容器10を装着する相手方部材としての支持体50には、図6又は図7に示した支持体50を用いることが可能である。
次に、図8の植栽容器10をパネル状の構体によって形成されている支持体50に装着する際に行われる作業手順の一例を説明する。
最初の段階では、支持体50の1つの開口部51を選択し、容器本体40を手で掴んだまま、容器本体20を45度程度の回転角度に傾斜させた状態で図10のように突出部45をその開口部51に挿入する。この後、容器本体40と共に突出部45を図10の矢印Bのように回転させることを行って、図11のように、突出部45の上部の溝部46を開口部51の上部口縁を形成している横行線材53に嵌め込む。次の段階では、開口部51の中で突出部24を押し下げて、突出部45の下部の凹入部47を開口部51の下部口縁を形成している横行線材53に嵌め込む。このようにすると、座部48が横行線材53に乗り掛かる。ここで説明した作業手順は、垂直姿勢の突出部45を開口部51に挿入することができない場合に有益である。
以上説明したような装着作業は、作業者が片手で植栽容器10を掴んだまま一連の動作として容易に正確に行うことが可能である。そして、支持体50に植栽容器10を装着した状態では、開口部51の上部口縁を形成している横行線材53と突出部45の溝部46との嵌合構造により、突出部45の上部が開口部51の前側に抜け出ることが阻止される。また、係合部49と横行線材53との係合構造により、突出部45の座部48が開口部51の前側に抜け出て外れ落ちるという事態の起こることが阻止される。さらに、容器本体40の背壁部43と横行線材53又は縦通線材52との係合構造により、容器本体40が開口部51を通り抜けて支持体50の裏側へ脱落してしまうという事態も起こり得なくなる。したがって、支持体50に装着された植栽容器10が、屋外で振動や風圧などを受けたとしても、支持体50から容易に脱落することはない。
図12は植栽容器10の他の変形例を示した概略斜視図である。同図の植栽容器10において、容器本体30は前面が開放したボックス形に形成されていて、その前部に、両開き式の開閉扉31が装備されている。また、開閉扉31には、図示されている閉時にも開口している円形の口部33が形成されている。この口部33は、容器本体30に収容した植栽の植物を外部に導き出すために必要である。植栽の出し入れは、開閉蓋扉31を開けた状態で行われる。図示していないけれども、容器本体40の底部に水抜き口が設けられている。容器本体30は、平坦な背壁部(図に現れていない)を備えていると共に、その背壁部からその背方へ張り出した突出部32をも備えている。図例の植栽容器10において、突出部32の構成は、図8を参照して説明した植栽容器10の突出部45の構成と同様である。
この植栽容器10をパネル状の構体によって形成されている支持体50に装着する際には、図10及び図11を参照して説明した作業手順と同様の手順が行われる。したがって、説明の重複を開蓋するため、その作業手順の説明は省略する。
なお、図1〜図5に示した実施形態に係る植栽容器10の突出部24と、図8〜図11に示した変形例に係る植栽容器10の突出部32,45とを、相互に置き換えることは可能である。
10 植栽容器
20,30,40 容器本体
23,43 背壁部
24,32,45 突出部
25,46 溝部
26,48 座部
27 49 係合部
47 凹入部
50 支持体
51 開口部
52 縦通線材
53 横行線材

Claims (5)

  1. 植栽を保持する植栽容器とこの植栽容器が装着される支持体とでなる植栽用具であって、
    上記植栽容器が、植栽を収容可能な容器本体とその容器本体の背壁部からその背方へ張り出した突出部とを一体に有し、上記支持体が、上記突出部を挿入可能な複数の開口部を有するパネル状の構体によって形成され、
    上記容器本体が上記開口部に挿入不能なサイズを有していると共に、植栽容器の上記突出部に、起立姿勢の支持体の上記開口部の下部口縁によって支えられる座部と、起立姿勢の支持体の上記開口部の上部口縁に嵌合可能でかつその上部口縁に前後方向で係合可能な溝部と、支持体の上記開口部の下部又は側部の口縁に係合して上記座部が上記開口部の下部口縁から外れ落ちることを阻止する係合部と、が備わっていることを特徴とする植栽用具。
  2. 支持体の複数の上記開口部のそれぞれが正面視矩形に形成され、それらの開口部は、互いに直交する複数条の縦通線材と横行線材とによって区画されていると共に、上記開口部の上部口縁及び下部口縁が上記横行線材によって形成され、かつ、上記開口部の側部の口縁が上記縦通線材によって形成されている請求項1に記載した植栽用具。
  3. 上記座部が植栽容器の上記突出部の下面によって形成され、上記係合部が植栽容器の上記突出部の側面から横向きに一体に突出された凸部によって形成されている請求項1又は請求項2に記載した植栽用具。
  4. 上記座部が、植栽容器の上記突出部の下面に形成された凹入部の上面によって形成され、上記係合部が上記凹入部の後面によって形成されている請求項1又は請求項2に記載した植栽用具。
  5. 上記容器本体と、上記溝部、上記座部及び上記係合部を備えた上記突出部とが、合成樹脂で一体成形されている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した植栽用具。
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