JP3173749B2 - 靴の中敷 - Google Patents
靴の中敷Info
- Publication number
- JP3173749B2 JP3173749B2 JP00759293A JP759293A JP3173749B2 JP 3173749 B2 JP3173749 B2 JP 3173749B2 JP 00759293 A JP00759293 A JP 00759293A JP 759293 A JP759293 A JP 759293A JP 3173749 B2 JP3173749 B2 JP 3173749B2
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- JP
- Japan
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- activated carbon
- copper
- powder
- insole
- foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B17/00—Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined
- A43B17/10—Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined specially adapted for sweaty feet; waterproof
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフェノール樹脂銅張積層
板の切断粉又は耳屑の粉砕粉から得られた銅分含有の活
性炭を使用した靴の中敷に関する。
板の切断粉又は耳屑の粉砕粉から得られた銅分含有の活
性炭を使用した靴の中敷に関する。
【０００２】
【従来の技術】皮革、プラスチック、ゴム等で製造され
る靴は通気性が乏しく、靴内部の温度や湿度の上昇のた
め、汗・皮脂・垢等により細菌の繁殖が起りやすく、そ
のため悪臭を発し、水虫などの感染症も発生しやすいも
のである。従来、このような悪臭、水虫などを予防する
ため各種の中敷が販売されており、その中には若干の効
果の認められるものもあるが、効果のないが多く、更な
る改良が強く望まれていた。また、足の悪臭、水虫等感
染防止の方法として中敷の他、靴の内装、靴下等に各種
薬品を含浸させたものが市販されているが、その効果と
持続性について充分でなかった。
る靴は通気性が乏しく、靴内部の温度や湿度の上昇のた
め、汗・皮脂・垢等により細菌の繁殖が起りやすく、そ
のため悪臭を発し、水虫などの感染症も発生しやすいも
のである。従来、このような悪臭、水虫などを予防する
ため各種の中敷が販売されており、その中には若干の効
果の認められるものもあるが、効果のないが多く、更な
る改良が強く望まれていた。また、足の悪臭、水虫等感
染防止の方法として中敷の他、靴の内装、靴下等に各種
薬品を含浸させたものが市販されているが、その効果と
持続性について充分でなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、足の悪
臭、水虫等感染防止に有効な靴の中敷を種々検討した結
果、銅成分を含有する活性炭を使用することにより優れ
た効果が現れることを見いだし、本発明を完成させるに
至ったものである。
臭、水虫等感染防止に有効な靴の中敷を種々検討した結
果、銅成分を含有する活性炭を使用することにより優れ
た効果が現れることを見いだし、本発明を完成させるに
至ったものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール樹
脂銅張積層板の切断粉又は耳屑の粉砕粉を炭化・賦活し
た銅含有の活性炭を脱臭・殺菌成分とする靴の中敷に関
するものである。本発明の銅含有活性炭の原料として使
用するのはフェノール樹脂銅張積層板の切断粉又は耳屑
の粉砕粉である。これはフェノール樹脂銅張積層板を製
造する際、プレス成形後定尺寸法に切断する時に発生す
るものであり、銅の含有量が少ないことから利用価値が
低く、殆ど廃棄物として処理されているものである。こ
れを原料として活性炭化することにより特長のある銅含
有活性炭を得ることができる。
脂銅張積層板の切断粉又は耳屑の粉砕粉を炭化・賦活し
た銅含有の活性炭を脱臭・殺菌成分とする靴の中敷に関
するものである。本発明の銅含有活性炭の原料として使
用するのはフェノール樹脂銅張積層板の切断粉又は耳屑
の粉砕粉である。これはフェノール樹脂銅張積層板を製
造する際、プレス成形後定尺寸法に切断する時に発生す
るものであり、銅の含有量が少ないことから利用価値が
低く、殆ど廃棄物として処理されているものである。こ
れを原料として活性炭化することにより特長のある銅含
有活性炭を得ることができる。
【０００５】フェノール樹脂銅張積層板の切断により生
じる切断粉又はその耳屑の粉砕粉は銅箔とフェノール樹
脂積層板の粉状物が混合されたものである。その混合粉
は組成中に銅成分を５〜１５％程度含んでいる。その他
はフェノール樹脂積層板であり、この部分が炭化・賦活
されるもので、ここで利用されるフェノール樹脂は炭化
率が高く、活性炭としても有効な作用をするものであ
る。鋸屑などの木粉を原料とした活性炭の活性炭収率は
１０％以下であるが、フェノール樹脂積層板を原料とす
ると、フェノール樹脂の高炭化率により最終活性炭収率
は賦活の条件にもよるが１０〜２０％と向上する。従っ
て賦活後の活性炭は一般に活性炭成分５０〜８０％、銅
成分２０〜５０％からなるものである。かかる活性炭の
製造は通常の方法で行なうことができる。即ち、従来の
鋸屑やヤシ殻を原料とする場合と同様還元雰囲気下で炭
化し、ガス賦活又は薬品賦活により製造する。活性炭は
多孔質物質であり非常に吸着力が強く、悪臭の除去に効
果的であるが、それだけでは殺菌や水虫予防には完全と
はいえない。
じる切断粉又はその耳屑の粉砕粉は銅箔とフェノール樹
脂積層板の粉状物が混合されたものである。その混合粉
は組成中に銅成分を５〜１５％程度含んでいる。その他
はフェノール樹脂積層板であり、この部分が炭化・賦活
されるもので、ここで利用されるフェノール樹脂は炭化
率が高く、活性炭としても有効な作用をするものであ
る。鋸屑などの木粉を原料とした活性炭の活性炭収率は
１０％以下であるが、フェノール樹脂積層板を原料とす
ると、フェノール樹脂の高炭化率により最終活性炭収率
は賦活の条件にもよるが１０〜２０％と向上する。従っ
て賦活後の活性炭は一般に活性炭成分５０〜８０％、銅
成分２０〜５０％からなるものである。かかる活性炭の
製造は通常の方法で行なうことができる。即ち、従来の
鋸屑やヤシ殻を原料とする場合と同様還元雰囲気下で炭
化し、ガス賦活又は薬品賦活により製造する。活性炭は
多孔質物質であり非常に吸着力が強く、悪臭の除去に効
果的であるが、それだけでは殺菌や水虫予防には完全と
はいえない。
【０００６】本発明の中敷のもう一つの成分である銅は
現在電線、電気器具、パイプ、インテリア用品等広く使
用されている。このように生活に密着して使用されてい
る銅も一部には人体に有害であると誤解されていたが、
実際には有害ではなく、むしろ人体に絶対必要な金属元
素の一つであることが知られるようになった。銅の作用
は金属本来の特性の他に微量作用による殺菌効果が認め
られており、近年非常に注目されるところとなってい
る。このように、本発明に使用する銅含有の活性炭は、
その原料として従来利用価値の低かったフェノール樹脂
銅張積層板の切断粉又は耳屑の粉砕粉を使用し、活性炭
の効果である脱臭・吸着作用と銅成分の抗菌・抗黴作用
をあわせ有するものであり、これを靴の中敷に使用する
ことにより足の悪臭防止と共に水虫などの感染の予防に
非常に有効に作用するものである。本発明の靴の中敷の
製造法としては、本発明の銅含有活性炭を有機又は無機
のバインダーで足型の形状にするか、又はシート状に成
形し足型に打抜いて使用する。あるいは上記足型形状の
シート成形物を通気性のある２枚の布の間に挟入しても
よい。ゴムシート及びプラスチックシートの中敷におい
ては、原料の混練時に添加して練り込んでもよく、フェ
ルトの中敷においてはフェルト作成時に添加して使用す
ることができる。
現在電線、電気器具、パイプ、インテリア用品等広く使
用されている。このように生活に密着して使用されてい
る銅も一部には人体に有害であると誤解されていたが、
実際には有害ではなく、むしろ人体に絶対必要な金属元
素の一つであることが知られるようになった。銅の作用
は金属本来の特性の他に微量作用による殺菌効果が認め
られており、近年非常に注目されるところとなってい
る。このように、本発明に使用する銅含有の活性炭は、
その原料として従来利用価値の低かったフェノール樹脂
銅張積層板の切断粉又は耳屑の粉砕粉を使用し、活性炭
の効果である脱臭・吸着作用と銅成分の抗菌・抗黴作用
をあわせ有するものであり、これを靴の中敷に使用する
ことにより足の悪臭防止と共に水虫などの感染の予防に
非常に有効に作用するものである。本発明の靴の中敷の
製造法としては、本発明の銅含有活性炭を有機又は無機
のバインダーで足型の形状にするか、又はシート状に成
形し足型に打抜いて使用する。あるいは上記足型形状の
シート成形物を通気性のある２枚の布の間に挟入しても
よい。ゴムシート及びプラスチックシートの中敷におい
ては、原料の混練時に添加して練り込んでもよく、フェ
ルトの中敷においてはフェルト作成時に添加して使用す
ることができる。
【０００７】
【実施例】次に、実施例により本発明を説明する。フェ
ノール樹脂銅張積層板の切断粉又は耳屑の粉砕粉（１０
０メッシュ通過）を常法により、窒素雰囲気下、７００
℃で炭化し、続いて８５０℃にて水蒸気で賦活した。こ
の活性炭の銅含有率は３２％であった。比較のために、
通常の鋸屑を同様にして炭化、賦活して活性炭を得た。
フェルト用配合物に対して上記で得られたそれぞれの活
性炭を３０％配合し、常法によりフェルトを成形し、足
型に打ち抜いて靴用の中敷を作成した。各中敷を実際に
通常の使用条件で使用し、防臭効果及び殺菌の有無を調
べた。６カ月後の結果は次のとおりであった。 本発明の中敷 鋸屑活性炭からの中敷 臭気 殆どなし かなりあり 細菌の有無 殆どなし 種々の細菌が見られる
ノール樹脂銅張積層板の切断粉又は耳屑の粉砕粉（１０
０メッシュ通過）を常法により、窒素雰囲気下、７００
℃で炭化し、続いて８５０℃にて水蒸気で賦活した。こ
の活性炭の銅含有率は３２％であった。比較のために、
通常の鋸屑を同様にして炭化、賦活して活性炭を得た。
フェルト用配合物に対して上記で得られたそれぞれの活
性炭を３０％配合し、常法によりフェルトを成形し、足
型に打ち抜いて靴用の中敷を作成した。各中敷を実際に
通常の使用条件で使用し、防臭効果及び殺菌の有無を調
べた。６カ月後の結果は次のとおりであった。 本発明の中敷 鋸屑活性炭からの中敷 臭気 殆どなし かなりあり 細菌の有無 殆どなし 種々の細菌が見られる
【０００８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の靴の中敷は、活性炭の原料として従来利用価値の殆ど
無かったフェノール樹脂銅張積層板の切断粉又は耳屑の
粉砕粉を使用し、活性炭の効果である脱臭作用、吸着作
用と銅成分の抗菌・抗黴作用をあわせ有するものである
ので、防臭及び水虫等の感染予防に効果的である。
の靴の中敷は、活性炭の原料として従来利用価値の殆ど
無かったフェノール樹脂銅張積層板の切断粉又は耳屑の
粉砕粉を使用し、活性炭の効果である脱臭作用、吸着作
用と銅成分の抗菌・抗黴作用をあわせ有するものである
ので、防臭及び水虫等の感染予防に効果的である。
Claims (1)
- 【請求項１】 フェノール樹脂銅張積層板の切断粉又は
耳屑の粉砕粉を炭化・賦活した銅含有の活性炭を脱臭・
殺菌成分とする靴の中敷。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00759293A JP3173749B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 靴の中敷 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00759293A JP3173749B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 靴の中敷 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06209806A JPH06209806A (ja) | 1994-08-02 |
| JP3173749B2 true JP3173749B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=11670081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00759293A Expired - Fee Related JP3173749B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 靴の中敷 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3173749B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7297214B2 (en) | 1999-09-03 | 2007-11-20 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
| US7381369B2 (en) | 1999-09-03 | 2008-06-03 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
| CN103005783A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-04-03 | 邓碧霞 | 一种鞋垫 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3405556B2 (ja) * | 1993-01-20 | 2003-05-12 | 住友ベークライト株式会社 | 活性炭組成物の製造方法 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP00759293A patent/JP3173749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7297214B2 (en) | 1999-09-03 | 2007-11-20 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
| US7381369B2 (en) | 1999-09-03 | 2008-06-03 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
| CN103005783A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-04-03 | 邓碧霞 | 一种鞋垫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06209806A (ja) | 1994-08-02 |
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