JP3171205U - 携帯端末用保護カバー - Google Patents

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秀一 久保田
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Abstract

【課題】携帯端末を収納して保護でき、暗闇状態であっても、携帯端末を収納した後に認識できる携帯端末用保護カバーを提供する。【解決手段】携帯端末Zの表面外形に沿った形状に形成され、携帯端末Zを挿入して収納するカバー本体1と、該カバー本体1に配置され、電圧印加で発光する発光体2と、該発光体2に電気接続され、携帯端末Zの充電コネクタ105に対して電気接続可能な電源コネクタ3を備え、電源コネクタ3は、充電コネクタ105を通して、携帯端末Zの蓄電素子103に電気接続される携帯端末用保護カバーX1である。【選択図】図5

Description

本考案は、携帯電話端末を含む携帯端末を収納して保護する携帯端末用保護カバーに関する。
一般に、携帯電話端末を含む携帯端末は、落下による破損を防止し、装飾効果を高めるため、保護カバー内に収納して使用される。保護カバーとして、特許文献1に開示する技術は、携帯電話端末の外面形状に沿った形状に形成し、携帯電話端末の外面に被せて付設する携帯電子機器用カバーを開示する。
しかし、特許文献1の携帯電子機器用カバーでは、携帯電話端末を挿入して収納した後、夜間等の暗闇状態では、カバー及び携帯電話端末を認識できないという問題がある。
実用新案登録第3106279号公報
本考案は、携帯端末を収納して保護でき、しかも、暗闇状態においても、携帯端末を収納した後に認識できる携帯端末用保護カバーを提供することにある。
本考案に係る請求項1は、携帯端末の表面外形に沿った形状に形成され、前記携帯端末を挿入して収納するカバー本体と、前記カバー本体に配置され、電圧印加で発光する発光体と、前記発光体に電気接続され、前記携帯端末の充電コネクタに対して電気接続可能な電源コネクタを備え、前記電源コネクタは、前記充電コネクタを通して、前記携帯端末の蓄電素子に電気接続されることを特徴とする携帯端末用保護カバーである。
本考案に係る請求項2は、前記電源コネクタは、前記携帯端末の前記カバー本体への挿入に伴って、前記携帯端末の前記充電コネクタに電気接続されることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末用保護カバーである。
本考案に係る請求項3は、携帯電話の表面外形に沿った形状に形成され、前記携帯端末を挿入して収納するカバー本体と、前記カバー本体に配置され、電圧印加で発光する発光体と、前記発光体に電気接続され、前記発光体を電圧印加する電源体を備えてなることを特徴とする携帯端末用保護カバーである。
本考案に係る請求項1によれば、携帯端末を収納して保護でき、しかも、カバー本体の電源コネクタ及び携帯端末の充電コネクタを電気接続することで、カバー本体の電源コネクタを充電コネクタを通して、携帯端末の蓄電素子に接続できる。これにより、電源コネクタに電気接続される発光体は、携帯端末の蓄電素子の蓄電を利用して発光するので、携帯端末を収納した後、暗闇状態であっても、発光体の発光によって携帯端末を認識できる。携帯端末の蓄電素子の蓄電を利用して、発光体を発光するので、別途、電源を設ける必要もなく、発光体の発光によって装飾的な差別化を図ることも可能となる。
本考案に係る請求項2によれば、請求項1の効果に加えて、携帯端末をカバー本体に挿入して収納するだけで、電源コネクタ及び充電コネクタを容易に電気接続でき、携帯端末の蓄電素子の蓄電を利用して、発光体を発光させることが可能となる。
本考案に係る請求項3によれば、携帯端末を収納して保護でき、しかも、電源に電気接続される発光体は、電源を利用して発光するので、携帯端末を収納した後、暗闇状態であっても、発光体の発光によって携帯端末を認識できる。発光体の発光によって装飾的な差別化を図ることも可能となる。
第1実施形態の携帯端末用保護カバーを示す図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)上側面図、(d)は下側面図である。 第1実施形態の携帯端末用保護カバーを示す図であって、(a)は背面図、(b)は図2(a)のA−A要部断面図である。 第1実施形態の携帯端末用保護カバー、及び携帯電話端末(携帯端末)の配置関係を示す正面図である。 第1実施形態の携帯端末用保護カバー、及び携帯電話端末(携帯端末)の配置関係を示す背面図である。 第1実施形態の携帯端末用保護カバーに携帯電話端末(携帯端末)を収納した状態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は図5(a)のB−B断面拡大図である。 第2実施形態の携帯端末用保護カバーを示す図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は上側面図、(d)は下側面図である。 第2実施形態の携帯端末用保護カバーを示す図であって、(a)は背面図、(b)は図7(a)のC−C断面拡大図である。 第2実施形態の携帯端末用保護カバー、及び携帯電話端末(携帯端末)の配置関係を示す正面図である。 第2実施形態の携帯端末用保護カバーに携帯電話端末(携帯端末)を収納した状態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は図9(a)のD−D断面拡大図である。 携帯電話端末(携帯端末)を示す図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は上側面図、(d)は下側面図である。 携帯電話端末を示す背面図である。 携帯電話端末を示す図であって、(a)は図10(b)のG−G断面図、(b)は図10(a)のH−H断面拡大図である。
本考案に係る携帯端末用保護カバーについて、図1乃至図12を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、携帯端末の構成について説明した後、携帯端末用保護カバーの構成について説明する。
<携帯端末の構成>
先ず、携帯端末の構成について、図10乃至図12を参照して説明する。
図10乃至図12において、携帯端末(Z)は、携帯電話端末を構成している。携帯端末(Z)としては、携帯電話端末に限定されず、携帯情報端末、携帯デジタルカメラ端末、携帯ゲーム端末、携帯オーディオ端末、携帯映像端末等を採用できる。
携帯端末(Z:以下「携帯電話端末(Z)」と称する)は、端末本体(101)、液晶表示体(102)、蓄電素子(103)、電源制御回路基板(104)及び充電コネクタ(105)を備えている。
端末本体(101)は、図10及び図11に示すように、矩形・薄厚の箱状に形成され、正面(101a)、背面(101b)、左右側面(101c)、(101d)及び上下側面(101e)、(101f)で表面外形(101X)を構成している。
端末本体(101)は、表示窓(106A)、フォンジャック穴(106B)、複数の操作穴(106C)、(106C)、カメラ窓(106D)及びコネクタ窓(106E)を有し、表示窓(106A)は、端末本体(101)の正面(101a)に開口される。
フォンジャック穴(106B)は、端末本体(101)の上側面(101e)に開口され、フォンジャック(107)を配置する。
複数の操作穴(106C)、(106C)は、端末本体(101)の左側面(101c)に開口され、複数の操作ボタン(108)、(108)を配置する。
カメラ窓(106D)は、端末本体(101)の背面(101b)に開口され、高性能小型カメラ(109)を配置する。
コネクタ窓(106E)は、端末本体(101)の下側面(101f)に開口されている。
携帯電話端末(Z)において、液晶表示体(102)は、例えば、液晶表示及び情報入力の機能を備えるタッチパネルで構成され、端末本体(101)の表示窓(106A)内に設置される。
蓄電素子(103)は、例えば、リチウムイオン二次電池で構成され、図12に示すように、端末本体(101)内に配置される。
電源制御回路基板(104)は、端末本体(101)内に配置され、蓄電素子(103)に電気接続されている。電源制御回路基板(104)は、制御装置等(図示しない)を有し、制御装置は携帯電話端末(Z)全体の制御(電源制御、通信制御等)を司る。
充電コネクタ(105)は、図10乃至図12に示すように、例えば、ピンインサートで構成され、端末本体(101)内に配置されている。充電コネクタ(105)は、図12に示すように、電源制御回路基板(104)に電気接続され、下側面(101f)のコネクタ窓(106E)内に位置されている。
上記構成の携帯電話端末(Z)は、液晶表示体(102)の表示情報に基づいて、操作、情報入力することで、電話通信、メール通信、情報データ通信等を実行する。なお、携帯電話端末(Z)において、充電コネクタ(105)から電源制御回路基板(105)を通して蓄電素子(103)に電力を蓄電(充電)する。
<携帯端末用保護カバーの構成>
次に、携帯端末用保護カバーの構成について、図1乃至図9を参照して説明する。
以下、第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)、及び第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X2)について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)について、図1乃至図5を参照して説明する。
図1及び図2において、第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)は、携帯電話端末(Z)を収納して保護する。第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1:以下「保護カバー(X1)」と称する)は、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)の蓄電を利用して、発光体(2)を発光する。
保護カバー(X1)は、図1及び図2に示すように、カバー本体(1)、発光体(2)及び電源コネクタ(3)を備えている。
カバー本体(1)は、携帯電話端末(Z)の表面外形(101A)に沿った矩形状に形成され、正面(1a)、背面(1b)、左右側面(1c)、(1d)及び上下側面(1e)、(1f)で表面外形(1X)を構成している。
カバー本体(1)は、例えば、プラスチック等の合成樹脂で構成され、各面(1a)〜(1f)を構成する正面壁(1A)、背面壁(1B)、左右側壁(1C)、(1D)及び上下側壁(1E)、(1F)によって、携帯電話端末(Z)を挿入して収納する矩形の収納空間(SS)を区画している。
収納空間(SS)において、カバー本体(1)の上下方向(L)の長さ寸法(l)、左右方向(R)の幅寸法(r)及び前後方向(F)の高さ寸法(f)は、携帯電話端末(Z)の長さ寸法(l1)、幅寸法(r1)及び厚さ寸法(f1)に対応し、携帯電話端末(Z)の端末本体(1)をカバー本体(1)の収納空間(SS)に挿入して収納でき、カバー本体(1)を端末本体(1)の表面外形(1X)に沿わせることのできる寸法に設定する(図1及び図10参照)。
カバー本体(1)は、操作窓(5A)、挿入窓(5B)、カメラ窓(5C)及び表示操作窓(5D)を有し、操作窓(5A)は、カバー本体(1)の左側面(1c)に開口されている。操作窓(5A)は、カバー本体(1)の上下方向(L)に延設され、上側面(1e)に開口され、携帯電話端末(Z)の各操作ボタン(108)、(108)を挿入する。
挿入窓(5B)は、カバー本体(1)の上側面(1e)に開口され、収納空間(SS)をカバー本体(1)外側に開放する。挿入窓(5B)は、カバー本体(1)の左右方向(R)及び前後方向(F)に延設され、収納空間(SS)と同様にして、左右方向(R)の幅寸法(r)及び前後方向(F)の高さ寸法(f)に設定され、携帯電話端末(Z)の端末本体(101)を挿入する。
カメラ窓(5C)は、カバー本体(1)の背面(1b)に開口され、携帯電話端末(Z)の高性能小型カメラ(109)を挿入する。
表示操作窓(2D)は、カバー本体(1)の正面(1a)に開口され、上下方向(L)及び左右方向(R)に延設され、携帯電話端末(Z)の液晶表示体(102)を配置する。
発光体(2)は、カバー本体(1)に配置され、電圧印加で発光する。発光体(2)は、図2に示すように、複数の発光ダイオード・チップ(2A:以下「チップlED(2A)」と称する)で構成され、各チップLED(2A)は、定電流回路基板(6)に電気接続して配置される。
各チップLED(2A)は、赤、白、緑、青等に発光し、例えば、装飾性を考慮して、図2(a)に示すように、十字状に配置する。
各チップLED(2A)及び定電流回路基板(6)は、例えば、カバー本体(1)の背面(1b)を構成する背面壁(1B)内に配置され、背面壁(1B)は、複数の発光穴(5a)を有している。複数の発光穴(5a)は、図2に示すように、定電流回路基板(6)に対峙して十字状に配置されている。各発光穴(5a)は、カバー本体(1)の背面(1b)に開口されて、各チップLED(2A)を収納している。定電流回路基板(6)は、カバー本体(1)の背面壁(1B)内に埋設され、プラスチック等の合成樹脂で被覆されている。
電源コネクタ(3)は、定電流回路基板(6)に電気接続され、定電流回路基板(6)を通して発光体(2)の各チップLED(2A)に電気接続されている。
電源コネクタ(3)は、例えば、ソケットインサートで構成されている。電源コネクタ(3)は、携帯電話端末(Z)の充電コネクタ(105)に対して電気接続可能にされ、充電コネクタ(105)を通して携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)に電気接続される。
電源コネクタ(3)は、図2(b)に示すように、カバー本体(1)に配置され、下側面(1f)を構成する下側壁(1F)に取付けられている。
上記構成の保護カバー(X1)は、携帯電話端末(Z)を挿入して収納する。
携帯電話端末(Z)は、図3に示すように、端末本体(101)の正面(101a)をカバー本体(1)の正面(1a)側に位置し、更に、端末本体(101)の下側面(101f)をカバー本体(1)の上側面(1e)上側に位置する。なお、携帯電話端末(Z)において、端末本体(101)の背面(101b)は、図4に示すように、カバー本体(1)の背面(1b)側に位置する。
これにより、携帯電話端末(Z)の充電コネクタ(105)は、カバー本体(1)の挿入窓(5B)を通して電源コネクタ(3)に対峙される。
続いて、携帯電話端末(Z)において、端末本体(101)をカバー本体(1)の挿入窓(5B)から収納空間(SS)内に挿入して、カバー本体(1)内に収納する。
カバー本体(1)の電源コネクタ(3)は、携帯電話端末(Z)のカバー本体(1)への挿入に伴って、図5に示すように、携帯電話端末(Z)の充電コネクタ(105)内に挿入され、充電コネクタ(105)に電気接続される。
これにより、電源コネクタ(3)は、携帯電話端末(Z)の充電コネクタ(105)、及び電源制御回路基板(104)を通して、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)に電気接続される。
そして、発光体(2)の各チップLED(2A)は、図5(b)に示すように、定電流回路基板(6)、電源コネクタ(3)、充電コネクタ(105)及び電源制御回路基板(104)を通して携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)に電気接続される。
これにより、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)の蓄電によって、例えば、定電流回路基板(6)に電圧を印加することで、発光体(2)の各チップLED(2A)は発光する。
保護カバー(X1)は、携帯電話端末(Z)を収納空間(SS)内に収納すると、携帯電話端末(Z)の液晶表示体(102)、操作ボタン(108)、(108)、高性能小型カメラ(109)及びフォンジャック(107)を除いて、端末本体(101)を被覆して保護する。携帯電話端末(Z)の使用者は、図5(a)に示すように、カバー本体(1)の表示窓(5D)を通して液晶表示体(102)の表示を視認でき、情報を入力できる。使用者は、操作窓(5A)、カメラ窓(5C)を通して操作ボタン(108)、(108)及び高性能小型カメラ(109)を操作でき、挿入窓(5B)を通してイヤフォン(図示しない)をフォンジャック(107)に接続できる。
第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)によれば、携帯電話端末(Z)を被覆して保護でき、しかも、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)の蓄電を利用して、発光体(2)の各チップLED(2A)を発光できる。
第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)では、携帯電話端末(Z)をカバー本体(1)に挿入して収納するだけで、電源コネクタ(3)及び充電コネクタ(105)を電気接続でき、発光体(2)の各チップLED(2A)を電源コネクタ(3)、充電コネクタ(105)等を通して携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)に電気接続できる。
<第2実施形態>
第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X2)について、図6乃至図9を参照して説明する。
なお、図6乃至図9において、図1乃至図5と同一符号は、同一構成、部材を示すので、詳細な説明は省略する。
図6及び図7において、第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X2)は、携帯電話端末(Z)を収納して保護する。
第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X2:以下「保護カバー(X2)」と称する)は、カバー本体(11)の電源(13)を利用して、発光体(12)を発光する。
保護カバー(X2)は、図6及び図7に示すように、カバー本体(11)、発光体(12)及び電源(13)を備えている。
カバー本体(11)は、携帯電話端末(Z)の表面外形(101X)に沿った矩形状に形成され、正面(11a)、背面(11b)、左右側面(11c)、(11d)及び上下側面(11e)、(11f)で表面外形を構成している。
カバー本体(11)は、例えば、弾性変形できるシリコン樹脂(又はシリコンゴム)で構成され、各面(11a)〜(11f)を構成する正面壁(11A)、背面壁(11B)、左右側壁(11C)、(11D)及び上下側壁(11E)、(11F)によって、携帯電話端末(Z)を挿入して収納する矩形の収納空間(SS)を区画している。収納空間(SS)は、第1実施形態と同様な寸法:l、r、fに設定される。
カバー本体(11)は、操作窓(14A)、フォンジャック窓(14B)、カメラ窓(14C)、表示窓(14D)及び充電窓(14E)を有し、操作窓(14A)は、カバー本体(11)の左側面(11c)に開口され、携帯電話端末(Z)の各操作ボタン(108)を配置する。
フォンジャック窓(14B)は、カバー本体(1)の上側面(1e)に開口され、携帯電話端末(Z)のフォンジャック(107)を配置する。
カメラ窓(14C)は、カバー本体(1)の背面(11b)に開口され、携帯電話端末(Z)の高精度小型カメラ(109)を配置する。
表示窓(14D)は、カバー本体(11)の正面(11a)に開口され、上下方向(L)及び左右方向(R)に延設され、携帯電話端末(Z)の液晶表示体(102)を配置する。
充電窓(14E)は、カバー本体(1)の下側面(1f)に開口され、携帯電話端末(Z)の充電コネクタ(105)を配置する。
発光体(12)は、カバー本体(11)に配置され、電圧印加で発光する。発光体(12)は、図7に示すように、複数の発光ダイオード・チップ(12A:以下「チップLED(12A)」と称する)で構成され、各チップLED(12A)は、定電流回路基板(15)に電気接続して配置されている。各チップLED(12A)は、赤、白、緑、青等に発光し、例えば、装飾性を考慮して、図7(a)に示すように、十字状に配置する。
定電流回路基板(15)は、弾性変形できるフレキシブル基板で構成され、例えば、メタリックカーボンシートで形成される。
各チップLED(12A)及び定電流回路基板(15)は、例えば、カバー本体(11)の背面(11b)を構成する背面壁(11B)内に配置され、背面壁(11B)は複数の発光穴(16a)を有している。複数の発光穴(16a)は、図7に示すように、定電流回路基板(15)に対峙して十字状に配置されている。各発光穴(16a)は、カバー本体(11)の背面(1b)に開口され、各チップLED(12A)を収納している。定電流回路基板(15)は、カバー本体(11)の背面壁(11B)内に埋設され、シリコン樹脂等で被覆されている。
電源(13)は、図7に示すように、カバー本体(1)に配置され、定電流回路基板(15)に電気接続されている。
電源(13)は、例えば、コイン型の一次電池(酸化銀電池、リチウム電池等)で構成され、定電流回路基板(15)を通して発光体(12)の各チップLED(12A)に電気接続される。
電源(13)は、電池ホルダ(13A)に装着され、電池ホルダ(13A)は、カバー本体(11)の背面壁(11B)内に設置され、定電流回路基板(15)に電気接続される。
電源(13)及び電池ホルダ(13A)は、カバー本体(11)の背面壁(11B)の電源空間(DS)に配置され、電源空間(DS)は背面(11b)に開口している。電源空間(DS)は、開閉板(17)で開閉可能にされている。
上記構成の保護カバー(X2)は、携帯電話端末(Z)を挿入して収納する。
携帯電話端末(Z)は、図8に示すように、端末本体(101)の正面(101a)をカバー本体(11)の正面(11a)側に位置する。
続いて、保護カバー(X2)において、カバー本体(11)を上下方向(L)、左右方向(R)に弾性変形して、表示窓(14D)を拡大させる。
続いて、カバー本体(11)の表示窓(14D)を拡大させた状態で、携帯電話端末(Z)の端末本体(101)を、カバー本体(11)の収納空間(SS)内に挿入して収納する。そして、携帯電話端末(Z)をカバー本体(11)に収納した後、カバー本体(11)の拡大(弾性変形)を開放すると、カバー本体(11)は縮んで端末本体(101)の表面外形に沿って被覆する。このとき、定電流回路基板(15)は、フレキシブル基板であるので、カバー本体(11)に追従して弾性変形することから、破損等することはない。
保護カバー(X2)は、携帯電話端末(Z)を収納空間(SS)に収納すると、携帯電話端末(Z)の液晶表示体(102)、操作ボタン(108)、(108)、フォンジャック(107)及び高性能小型カメラ(109)を除いて、端末本体(101)を被覆して保護する。携帯電話端末(Z)の使用者は、図9(a)に示すように、カバー本体(11)の表示窓(14D)を通して液晶表示体(102)の表示を視認でき、情報を入力できる。使用者は、操作窓(14A)及びカメラ窓(14C)を通して操作ボタン(108)、(108)及び高性能小型カメラ(109)を操作でき、フォンジャック窓(14B)を通してイヤフォン(図示しない)をフォンジャック(107)に接続できる。また、使用者は、充電窓(14E)を通して、充電器のコネクタ(図示しない)を充電コネクタ(105)に電気接続して、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)に電力を蓄電(充電)できる。
発光体(12)の各チップLED(12A)は、図9(b)に示すように、定電流回路基板(15)を通して電源(13)に電気接続され、電源(13)の電圧印加によって発光する。
第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X2)によれば、携帯電話端末(Z)を被覆して保護でき、しかも、カバー体(11)の電源(13)を利用して、発光体(12)の各チップLED(12A)を発光できる。
第2実施形態の携帯端末用カバー(X2)では、開閉板(17)をカバー本体(11)から取外すことで、電源空間(DS)を開放でき、電源(13)を交換できる。
第1実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)では、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)の蓄電を利用して、発光体(2)の各チップLED(2A)を発光する構成について説明したが、これに限定されるものでなく、第2実施形態と同様にして、カバー本体(1)にコイン型の一次電池等の電源を設置して、発光体(2)の各チップLED(2A)を発光する構成を採用できる。
第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X2)では、第1実施形態と同様にして、カバー本体(11)の下側壁(11D)に電源コネクタを設置することで、携帯電話端末(Z)の蓄電素子(103)の蓄電を利用して、発光体(12)の各チップLER(12A)を発光する構成を採用できる。
第1及び第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)、(X2)において、発光体(2)、(12)のチップLED(2A)、(12A)の配置数は、1又複数を採用でき、各チップLED(2A)、(12A)の配置態様も、十字状配置に限定されず(図2及び図7参照)、装飾効果を発揮できる配置態様を採用でき、差別化を図ることが可能となる。
第1及び第2実施形態の携帯端末保護カバー(X1)、(X2)において、発光体(2)、(12)としては、チップLED(2A)、(12A)について説明したが、これに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス(有機ELシート)を採用できる。
第1及び第2実施形態の携帯端末用保護カバー(X1)、(X2)では、発光体(2)、(12)のチップLED(2A)、(12A)をカバー本体(1)、(11)の背面壁(1F)、(11F)に配置する構成について説明したが、これに限定されるものでなく、発光体(2)、(12)のチップLED(2A)、(12A)をカバー本体(1)、(11)の正面壁(1A)、(11A)、左右側壁(1C)、(1D)、(11C)、(11D)及び上下側壁(1E)、(1F)、(11E)、(11F)に配置する構成も採用できる。
本考案は、携帯端末を保護するカバーに好適である。
X1、X2 携帯端末用保護カバー
Z 携帯電話端末(携帯端末)
1、11 カバー本体
2、12 発光体
3 電源コネクタ
103 蓄電素子(リチウムイオン二次電池)
105 充電コネクタ

Claims (3)

  1. 携帯端末の表面外形に沿った形状に形成され、前記携帯端末を挿入して収納するカバー本体と、
    前記カバー本体に配置され、電圧印加で発光する発光体と、
    前記発光体に電気接続され、前記携帯端末の充電コネクタに対して電気接続可能な電源コネクタを備え、
    前記電源コネクタは、
    前記充電コネクタを通して、前記携帯端末の蓄電素子に電気接続される、
    ことを特徴とする携帯端末用保護カバー。
  2. 前記電源コネクタは、
    前記携帯端末の前記カバー本体への挿入に伴って、前記携帯端末の前記充電コネクタに電気接続される、
    ことを特徴する請求項1に記載の携帯端末用保護カバー。
  3. 携帯端末の表面外形に沿った形状に形成され、前記携帯端末を挿入して収納するカバー本体と、
    前記カバー本体に配置され、電圧印加で発光する発光体と、
    前記発光体に電気接続され、前記発光体を電圧印加する電源を、
    備えてなることを特徴とする携帯端末用保護カバー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013239937A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Shin Etsu Polymer Co Ltd 携帯電子機器用ジャケット
JP2013240034A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Hotoku Technology Co Ltd 保護カバー
WO2017042970A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 喜久 廣田 携帯端末用ケース
JP2020129305A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 株式会社グルマンディーズ 携帯型情報端末用装飾具

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