JP3168761U - 緩衝構造を備える打撃工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃を緩衝するかなづち等の打撃工具を提供する。【解決手段】打撃部品20、グリップ部品30、可動接続部品40、緩衝ユニット50からなり、打撃部品20の下方は延長して突出ブロック部23を設け、突出ブロック部23上段右側面から左に向けて第一収容設置空間232を開設し、グリップ部品30のグリップ部31上端は両側の第一板片部、第二板片部33及び背面の第三板片部34を設けて、それらの間に収容溝35を形成して上記突出ブロック部23を挿入して、ピン状の動接続部品40により該突出ブロック部23をグリップ部品30に可動状態で設置し、第一圧縮バネ51を備える緩衝ユニット50を、第一圧縮バネ51を介して第一収容設置空間232内に収容して、打撃部品20打撃をその突出ブロック部23をその右端面と第一板片部の左端面との間で所定の緩衝距離を保持する。【選択図】図2

Description

本考案は手工具に関し、特に緩衝構造を備える打撃工具に関する。
カナヅチは、非常によく用いられる打撃工具であり、打撃工具の代表的製品であると言える。
図1に示すように、従来のカナヅチ10は、打撃部品11、持ち手12からなる。
該打撃部品11は、物体を打撃するために用い、該持ち手12は使用者が握持するもので、該打撃部品11に固定して設置する。
衆知のように、打撃工具を用いて力を入れて物体を打撃する時、非常に強烈な反作用が使用者の手にかかる。
この種の衝撃が人体に伝わると、繰り返しこの反作用に曝される人の手は傷害され、職業病となる。
本考案は、従来の打撃工具の上記した欠点に鑑みてなされたものである。
特開平11−58267号公報
本考案が解決しようとする課題は、打撃工具により物体を打撃する時、衝撃減少効果を提供し、打撃時に発生する強烈な衝撃により、繰り返しそれに曝される使用者が職業病となることを回避可能な緩衝構造を備える打撃工具を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記の緩衝構造を備える打撃工具を提供する。
緩衝構造を備える打撃工具は、打撃部品、グリップ部品、緩衝ユニットからなり、
該打撃部品の下方は延伸し、突出ブロック部を設置し、該突出ブロック部上段右側面から左に向かい、第一収容設置空間を開設し、
該グリップ部品は、該打撃部品下方に可動状態で設置し、グリップ部を備え、該グリップ部上端には、第一板片部、第二板片部、第三板片部を設置し、こうして収容溝を形成し、該突出ブロック部を挿入して設置し、
該緩衝ユニットは、第一圧縮バネを備え、該第一圧縮バネは、該第一収容設置空間内に収容設置される。
本考案の緩衝構造を備える打撃工具は、打撃工具により物体を打撃する時、衝撃緩衝効果を提供し、打撃時に発生する強烈な衝撃により、繰り返しそれに曝される使用者が職業病となることを回避可能することができる。
従来のカナヅチ10の外観模式図である。 本考案第一実施例の分解立体図である。 図2に示す打撃部品20の頂視図である。 図2に示す打撃部品20の底視図である。 図2に示すグリップ部品30の頂視図である。 図2に示すグリップ部品30の左側視図である。 図2に示すグリップ部品30の右側視図である。 本考案第一実施例の部分組合せ立体図である。 本考案第一実施例の組合せ立体図である。 図9の局部頂視図である。 図9の局部断面図である。 本考案第一実施例の作動状態を説明する模式図である。 本考案第一実施例の作動状態を説明する模式図である。 本考案第二実施例の構造特徴を示す模式図である。 本考案第二実施例の構造特徴を示す模式図である。
以下に図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2〜11に示すように、本考案の第一実施例は、打撃部品20、グリップ部品30、可動接続部品40、緩衝ユニット50からなる。
該打撃部品20は、鋼鉄、或いは他の金属材料により製造し、打撃部21を備える。
該打撃部21の右側には、釘抜き部22を設置し、該打撃部品20の下方は延伸し、突出ブロック部23を設置する。
該突出ブロック部23の一方の側面には、第一薄肉部24を形成し、底部にはそれに対応して、第二薄肉部25を形成する。
該第一薄肉部24の上方右側には、第一ストッパー部241を設置し、該第二薄肉部25には、該第一ストッパー部241に対応して、第二ストッパー部251を設置する。
別に、該突出ブロック部23の下端には、第一貫通孔231を設け、該突出ブロック部23の上段右側面から左へ向けて第一収容設置空間232を開設する。
該グリップ部品30は、使用者が握ることができるグリップ部31を備える。
該グリップ部31の上端右側は上へと延伸し、第一板片部32を設置し、該第一板片部32の底縁から左へと延伸し、第二板片部33を設置する。
別に、該第一板片部32の頂縁から、該第二板片部33に対応して左へ向かい延伸して、第三板片部34を設置し、これにより収容溝35を形成する。
該第二板片部33の所定の位置上には、該突出ブロック部23の第一貫通孔231に対応する第二貫通孔331を設ける。
該第三板片部34は、第一貫通孔231と第二貫通孔331に相対して、第三貫通孔341を設ける。
該第二板片部33の右側頂端には、第三ストッパー部332を形成する。
該第三板片部34の右側頂端は、該第三ストッパー部332に対応して、第四ストッパー部342を形成し、該打撃部品20の突出ブロック部23を、該収容溝35内に挿入して設置する。
該第二板片部33は、第二薄肉部25に位置し、該第三板片部34は、第一薄肉部24に位置する。
該可動接続部品40は、固定部品41を備え、該固定部品41は、第三貫通孔341、第一貫通孔231、第二貫通孔331を順番に挿通して嵌合部品42により定位する。
該緩衝ユニット50は、第一圧縮バネ51、定位ピン52を備え、該第一圧縮バネ51は、該打撃部品20の第一収容設置空間232内に収容設置される。
該第一圧縮バネ51の左端は、該第一収容設置空間232の左側面に接触して押さえ、該定位ピン52は、該第一圧縮バネ51の内部右部分に挿入して設置する。
該定位ピン52の右端は、該第一板片部32の左端面上に接触して押さえる。該定位ピン52設置の目的は、該第一圧縮バネ51が力を受けて変形した時も、安定されるためであるが、該定位ピン52は、絶対に必要なものではない。
図10、11に示すように、まだ打撃していない時の正常状態下では、該グリップ部品30の第四ストッパー部342と該打撃部品20の第一ストッパー部241とは、相互に接触しており、該第三ストッパー部332と該第二ストッパー部251とは、相互に接触している。
また、該打撃部品20の突出ブロック部23右端面と該第一板片部32の左端面とは、適当な緩衝距離を保持している。
図12、13に示すように、使用者が該グリップ部31を握り、該打撃部品20により力を入れて物体を打撃する時、瞬間的に発生する作用力は、該突出ブロック部23右端面が、該第一板片部32の左端面に接触するまで、該第一圧縮バネ51を圧縮変形させる。
この作動過程において、該第一圧縮バネ51は、緩衝ダンパーの機能を発揮し、こうして衝撃力は大幅に減衰し、使用者の手に対する傷害の恐れを低下させ、労働者の健康を守ることができる。
該打撃部品20が物体を離れると、該第一圧縮バネ51は図10、11に示す正常状態を回復する。
図14、15に示すように、本考案の第二実施例の、上記した第一実施例との相違点は、以下の通りである。
該打撃部品20の第一収容設置空間232下方にはさらに、第二収容設置空間233を開設し、これにより第二圧縮バネ60を収容設置することができる。
こうして、重量がより大きい打撃工具に対しても、優れた衝撃減少効果を提供することができる。
上記の本考案名称と内容は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本考案の保護範囲に含むものとする。
本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
10 カナヅチ
11 打撃部品
12 持ち手
20 打撃部品
21 打撃部
22 釘抜き部
23 突出ブロック部
231 第一貫通孔
232 第一収容設置空間
233 第二収容設置空間
24 第一薄肉部
241 第一ストッパー部
25 第二薄肉部
251 第二ストッパー部
30 グリップ部品
31 グリップ部
32 第一板片部
33 第二板片部
331 第二貫通孔
332 第三ストッパー部
34 第三板片部
341 第三貫通孔
35 収容溝
40 可動接続部品
41 固定部品
42 嵌合部品
50 緩衝ユニット
51 第一圧縮バネ
52 定位ピン
60 第二圧縮バネ

Claims (5)

  1. 緩衝構造を備える打撃工具であって、
    打撃部品、グリップ部品、可動接続部品、緩衝ユニットからなり、
    該打撃部品は、打撃部を備え、該打撃部品の下方を延長して突出ブロック部を形成し、該突出ブロック部の一方の側面は第一薄肉部を形成し、反対側の面にはそれに対応して第二薄肉部を形成し、
    該第一薄肉部の上方右側には、第一ストッパー部を設置し、該第二薄肉部には該第一ストッパー部に対応して第二ストッパー部を設置し、更に、該突出ブロック部の下端には、第一貫通孔を設けると共に該突出ブロック部の上段右側面から左へ向けて第一収容設置空間を開設し、
    該グリップ部品は、グリップ部を備え、該グリップ部から延長して形成された第一板片部と第二板片部及び第一板片部と第二板片部の間を結合する第三板片部とから収容溝を形成し、
    これら第一板片部と第二板片部には夫々上記突出ブロック部の第一貫通孔に対応する第二貫通孔及び第三貫通孔を設けて該突出ブロック部を該貫通孔を相通する固定部品により固定し、
    これら第二板片部及び第三板片部後側にそれぞれ上記突出ブロック部の第一ストッパー部及び第二トッパー部に当接する第三ストッパー部及び第四ストッパー部を設けて、上記打撃部品の突出ブロック部を該収容溝内に収容して設置し、
    上記第一薄肉部及び第二薄肉部をそれぞれ第二板片部及び第二板片部の間に挟んで、上記可動接続部品を、第三貫通孔、第一貫通孔、第二貫通孔を順番に挿通して該打撃部品の突出ブロック部を、該グリップ部品に可動状態で設置し、
    上記緩衝ユニットは、第一圧縮バネを備え、該第一圧縮バネは、該打撃部品の第一収容設置空間内に収容設置されて、該第一圧縮バネ一端は該第三板片部の左端面上に接し、他端は該第一収容設置空間の左側面に接して押圧して該打撃部品の突出ブロック部右端面と該第三板片部の左端面とは該第一圧縮バネを介して緩衝距離を保持してなり、
    上記第二板片部及び第三板片部後側の第四ストッパー部及び第三ストッパー部とはそれぞれ打撃部品の第一ストッパー部及び第二ストッパー部と相互に接してなることを特徴とする緩衝構造を備える打撃工具。
  2. 前記緩衝ユニットの第一圧縮バネ内部右部分には、定位ピンを挿入して設置し、
    該定位ピンの右端は、該第一板片部の左端面上に接触して押圧し、左端と該第一収容設置空間の左側面との間に該第一圧縮バネを介して緩衝距離を保持したことを特徴とする請求項1に記載の緩衝構造を備える打撃工具。
  3. 前記可動接続部品は、固定部品を備え、
    該固定部品は、第三貫通孔、第一貫通孔、第二貫通孔を順番に通過後、嵌合部品により定位したことを特徴とする請求項1或いは2に記載の緩衝構造を備える打撃工具。
  4. 前記打撃部品の第一収容設置空間下方にはさらに、第二収容設置空間を開設し、これにより第二圧縮バネを収容設置したことを特徴とする請求項1或いは2に記載の緩衝構造を備える打撃工具。
  5. 前記打撃部品の第一収容設置空間下方にはさらに、第二収容設置空間を開設し、これにより第二圧縮バネを収容設置したことを特徴とする請求項3に記載の緩衝構造を備える打撃工具。
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