JP3167713U

JP3167713U - 縫いぐるみ

Info

Publication number: JP3167713U
Application number: JP2011000944U
Authority: JP
Inventors: 沙織増井
Original assignee: 増井芳樹
Priority date: 2011-02-23
Filing date: 2011-02-23
Publication date: 2011-05-12
Anticipated expiration: 2021-02-23

Abstract

【課題】顔部における口部又は目部の位置、形状等を極めて容易に変化させることにより、顔部の表情の変化を楽しむことができるようにした縫いぐるみを提供する。【解決手段】起毛布部材１により形成した袋状体３内に詰め物を充填してなる縫いぐるみにおいて、顔部７における口部９（目部１９）を糸状部材１１により形成し、該糸状部材の両端１１ａ、１１aを顔部に固定し、該糸状部材における該両端間の部分１１ｂを上下方向に移動可能にしたことを特徴とする。【選択図】図１

Description

本考案は、縫いぐるみに関するものである。

縫いぐるみは、例えば実用新案登録第３０２７８７０号公報に示すように、起毛布部材（起毛させた布部材）により形成した袋状体内にワタ、スポンジ等の詰め物を充填してなるものが従来より広く知られている。縫いぐるみは、例えば動物、人等を模してなるものが多くの人々に愛用されている。以下、これらの縫いぐるみを「従来の縫いぐるみ」という。

実用新案登録第３０２７８７０号公報

しかるに、上記従来の縫いぐるみにおいては、顔部における口部及び目部は固定されており、動かすことができないため、縫いぐるみの使用者は顔部の表情を変化させることができない。

このような状況に鑑み、本考案は、顔部における口部又は目部の位置、形状等を極めて容易に変化させることにより、顔部の表情の変化を楽しむことができるようにした縫いぐるみを提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は、下記の縫いぐるみを提供するものである。

（１）起毛布部材により形成した袋状体内に詰め物を充填してなる縫いぐるみにおいて、
顔部における口部又は目部を糸状部材により形成し、該糸状部材の両端を顔部に固定し、該糸状部材における該両端間の部分を上下方向に移動可能にしたことを特徴とする縫いぐるみ（請求項１）。

（２）前記口部又は目部を上下一対の糸状部材により形成し、各糸状部材の両端を顔部に固定し、各糸状部材における該両端間の部分を相互に接離する上下方向に移動可能ならしめる（請求項２）。

本考案によれば、縫いぐるみの使用者は、顔部における口部又は目部を形成する糸状部材における前記両端間の部分を上下方向に移動させることにより、顔部における口部又は目部の形状を変化させることができる。換言すれば、縫いぐるみの使用者は、顔部の表情の変化を楽しむことができる。したがって、例えば、友人間、家族間、夫婦間等において、顔部における口部又は目部の形状を変化させることにより、何らかの意思表示ないし伝言を行うことも可能である。因みに、顔部も起毛布部材により形成されているため、口部又は目部を形成する糸状部材を上下方向に移動させたときには、該糸状部材は当該移動後の所望の位置に保持される。

図１は、本考案による縫いぐるみの一例を示す斜視図である。図２は、同上縫いぐるみにおいて、顔部における口部を形成する糸状部材を上方に移動させた状態を示す斜視図である。図３は、本考案による縫いぐるみの別の一例を示す斜視図である。図４は、同上縫いぐるみにおいて、顔部における口部を形成する糸状部材を相互に接近する方向に移動させた状態を示す斜視図である。図５は、起毛布部材と糸状部材とを示す断面図である。図６は、本考案による縫いぐるみの更に別の一例を示す斜視図である。図７は、本考案による縫いぐるみの更に別の一例を示す斜視図である。

本考案の縫いぐるみは、起毛布部材１により形成した袋状体３内に詰め物５を充填してなる点においては、上記従来の縫いぐるみと同様である。起毛布部材１としては、例えばフェルト、綿等が使用される。詰め物５としては、例えばワタ、スポンジ等が使用される。符号１ａに示すものは、起毛布部材１の表面に形成された起毛である。

しかして、本考案においては、縫いぐるみの顔部７における口部９（又は目部１９）を糸状部材１１（２１）により形成し、該糸状部材１１（２１）の両端１１ａ、１１ａ（２１ａ、２１ａ）を顔部７に固定し、該糸状部材１１（２１）における該両端１ａ、１１ａ（２１ａ、２１ａ）間の部分１１ｂ（２１ｂ）を上下方向に移動可能になす。糸状部材１１（２１）は、例えば綿製のレース糸、刺繍糸、毛糸、ゴム部材等とする。

図１においては、口部９を形成する糸状部材１１は、下方に湾曲しており、顔部７は優しい表情を示している。

図２においては、口部９を形成する糸状部材１１は、上方に湾曲しており、顔部７は怒ったような表情を示している。

図３、図４においては、前記口部９を上下一対の糸状部材１１、１１により形成し、各糸状部材１１の両端１１ａ、１１ａを顔部７に固定し、各糸状部材１１における該両端１１ａ、１１ａ間の部分１１ｂを相互に接離する上下方向に移動可能ならしめている。

図３においては、口部９を形成する糸状部材１１、１１は、上下方向に湾曲しており、該口部９は開いている。

図４においては、口部９を形成する糸状部材１１、１１は、相互に近接しており、該口部９は閉じている。

図６においては、目部１９を形成する糸状部材２１は、上方に湾曲しており、顔部７は笑ったような表情を示している。

図７においては、目部１９を形成する上下一対の糸状部材２１、２１は、上下方向に湾曲しており、該目部１９は開いている。

１起毛布部材
１ａ起毛
３袋状体
５詰め物
７顔部
９口部
１１糸状部材
１１ａ端
１１ｂ部分
１９目部
２１糸状部材
２１ａ端
２１ｂ部分

Claims

起毛布部材により形成した袋状体内に詰め物を充填してなる縫いぐるみにおいて、
顔部における口部又は目部を糸状部材により形成し、該糸状部材の両端を顔部に固定し、該糸状部材における該両端間の部分を上下方向に移動可能にしたことを特徴とする縫いぐるみ。
前記口部又は目部を上下一対の糸状部材により形成し、各糸状部材の両端を顔部に固定し、各糸状部材における該両端間の部分を相互に接離する上下方向に移動可能ならしめたことを特徴とする請求項１に記載の縫いぐるみ。