JP3167034B2 - 自動給油脂装置 - Google Patents

自動給油脂装置

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JP3167034B2 JP15560191A JP15560191A JP3167034B2 JP 3167034 B2 JP3167034 B2 JP 3167034B2 JP 15560191 A JP15560191 A JP 15560191A JP 15560191 A JP15560191 A JP 15560191A JP 3167034 B2 JP3167034 B2 JP 3167034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設機械の作業機回動軸
ピンや工作機械等の潤滑部にグリ−ス及びオイル等の潤
滑油を自動的に給脂する自動給油脂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている建設機械の作業
機等においては、例えば図11の建設機械側面図に示す
ように多数のピン継手が設けられ、このピン継手を支点
として回動することにより作業機等が揺動又は回動自在
となっている。したがってこれらのピン継手のピン
ブッシュ等には常時グリ−ス等の潤滑油が必要なため、
給油脂個所1〜12が設けられている。そしてこれら
給油脂個所に対する給油脂は図12に示すような給油
脂装置によって行なわれている。この給油脂装置は、
気式グリ−スポンプ31と複数個の分配弁32とを配管
33により連結さらに分配弁32末端の個々の給
油脂個所とを所定の配管によりそれぞれ連結している。
オペレ−タがグリ−スポンプ31を作動すると、グリ−
スはコンプレッサ34からのエアで各分配弁32を介し
個々の給油脂個所に送られるようになっている。
中、35はグリ−スガン、36はリ−ルである。また、
図12において空気式グリ−スポンプ31の代りに、公
知の電動ポンプを使用した装置も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の
ような従来の給油脂装置では給油脂を行なう度に、全給
油脂個所に、予め設定された量のグリ−スが給油脂され
、つまり所定時間だけグリースポンプ31が作動する
ようになっているため、機械の使用状況(負荷状態)に
よっては不必要な個所があっても、強制的に給油脂する
ことになり、これにより余分なグリ−スが洩れて給油脂
個所回りを汚す結果を招いている。また、このようなグ
リ−スの洩れによるロス(グリースの浪費)も大きなも
のとなっているさらに、各給油脂個所にグリースガン
で手動給油脂を行う際には、オペレータがグリースガン
を持ち歩いて行わなければならないので、時間がかかり
面倒 である。
【0004】本発明はこれに鑑み、グリ−ス等の油脂切
れを検知してその部位にのみ自動給油脂を行い、またオ
ペレータが所望の個所に運転席から手動給油脂が容易に
できるようにした自動給油脂装置を提供することを目的
としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として、本発明に係る自動給油脂装置の第1発明は、
数の給油脂個所の油脂切れ状態をそれぞれ検出する油脂
切れセンサと、各油脂切れセンサの検出結果に基づいて
対応する給油脂個所に対する給脂指令を出力するコント
ローラと、この給脂指令を受けて給油脂ポンプからの油
脂を対応する給油脂個所に自動供給する開閉弁とを設け
た自動給油脂装置において、複数の給油脂個所の少なく
とも1個所を選択する選択スイッチを付設し、前記コン
トローラは、選択スイッチの選択信号を入力し、少なく
とも1つの給油脂個所が選択されているときは、この選
択された給油脂個所に対応する開閉弁に給脂指令を出力
して、前記油脂切れセンサの検出結果に基づいて行う自
動給脂よりも優先的に手動給脂を行うようにした構成と
している。また第2発明は、複数の給油脂個所の油脂切
れ状態をそれぞれ検出する油脂切れセンサの検出結果に
基づいて出力される給脂指令を受けて、給油脂ポンプか
らの油脂を対応する給油脂個所に自動供給する開閉弁を
備えた自動給油脂装置において、前記開閉弁は、円筒状
穴を有するボスと、前記円筒状穴に回転自在に嵌挿され
る回転軸とを有し、前記円筒状穴の軸心方向に互いに所
定距離離間し、かつ軸心に直交する複数の平面内の前記
ボス及び回転軸に、径方向の弁孔をそれぞれ形成し、回
転軸の回転により回転軸の前記複数平面内の弁孔とボス
の前記複数平面内の弁孔との接続を切り換えて、給油脂
ポンプから回転軸に設けた導入孔を介して導入した油脂
を回転軸の前記弁孔及びボスの前記弁孔を経由して各給
油脂個所に供給するロータリ式の切換弁であることを特
徴としている。
【0006】
【作用及び効果】第1発明によると、油脂切れセンサの
検出結果に基づいて自動給脂するので、対応する給油脂
個所の油脂切れの発生を防止でき、必要な個所のみに給
脂するので油脂の洩れや給脂量の浪費を低減できる。さ
らに、手動でも所望の給油脂個所に(選択スイッチでの
選択により)運転席から給油脂できるので、日常点検時
に又は作業中にオペレータの判断で必要と思う個所(例
えば作業内容に応じて重荷重がかかる可動部)に所望量
だけきめ細かに、しかも容易に給脂できる。第2発明に
よると、ロータリ式開閉弁でも例えば同一面内に多数の
弁を形成する場合、隣接する弁間距離が短くなるので、
隣接する弁への油漏れの問題が生じ易く、よって開閉弁
の外径を大きくする必要があるが、本発明によると多数
の弁を形成する場合でも隣接弁間の距離(回転角度)を
充分大きくできるから、油漏れが発生し難く、かつ開閉
弁の外径を小さくできるので、小型化が容易で、コンパ
クトに構成できる。また、単体の開閉弁を複数設ける際
の設置スペースよりも小さくできるので、車載に好適で
ある。
【0007】
【実施例】図1は本発明にかかる自動給油脂装置の第
1実施例を示す構成図である。尚、本発明の適用される
機械例として図11に示した油圧ショベルで説明する。
【0008】本発明に係る自動給油脂装置先に図1
1に示した給油脂個所1〜12グリ−ス(潤滑油の
一例)切れを検知するグリ−ス切れセンサ(油脂切れセ
ンサの一例)1a〜12aを設けている。各給油脂個所
1〜12にそれぞれ給油脂するグリースの配管が接続
され、該各配管にはそれぞれ開閉弁131 〜1312(こ
れらを総称して開閉弁13と呼ぶ)が接続されている。
またそれぞれの開閉弁13にグリ−スを供給するグ
リ−スポンプ(給油脂ポンプの一例)14が接続され
グリ−スポンプ14にエアソレノイドバルブ15を
してエア源16が連結されている。さらに、コントロー
ラ18は、前記グリ−ス切れセンサ1a〜12aからの
信号、及び給油脂個所を選択する選択スイッチ17から
の選択信号を常時入力しており後述するようにこれら
の信号に基づいて所定の演算処理を行なって前記エアソ
レノイドバルブ15をONに作動させたり、前記開閉
弁13をONに作動させている。尚、エア源16はエン
ジンにより駆動されている。
【0009】グリ−ス切れを検出するグリ−ス切れセン
サ1a〜12aとしては図2に示すようにピン19
と、このピン19回りにブッシュ21を介して設けられ
たボス20との間において、(1)熱電対等によるブッ
シュの温度検知(例えば、外気温+80℃以上を異常と
判断する)、(2)振動(加速度G)センサによるカジ
リ検知、(3)音によるカジリ検知等の方法ある。
れにしてもこのようなピン、ブッシュ部は潤滑油等が正
常であってもその他の原因で破損することがあるため、
これを最小の被害に押さえる必要上、ピン、ブッシュ
部の異常を早期に検知するものである。したがって、上
記グリ−ス切れセンサ1a〜12aを摺動部(揺動及び
回動も含む)付近に設置してその異常を検出するように
している。
【0010】前記開閉弁13には図1に示した並列式
の多連のものと、ロ−タリ式のものとがある。このう
ち、並列式のものは図3に側面および背面を示すよう
グリ−スポンプ14からグリ−スが導入される孔2
2aが長手方向に設けられたブロック22の上に複数
ソレノイドの開閉弁131 ,132 ,…,1312を並
に装着し、それぞれの入力ポートを前記孔22aと
したものである。それぞれの開閉弁131 ,132 ,
…,1312のソレノイドはコントローラ18に接続され
ている。したがって、コントローラ18が例えばこのう
ちの1個をONに切換えるとグリ−スは切換えられた
開閉弁13から給油脂個所に給油脂されるようになって
いる。
【0011】図4乃至図7は第2実施例に係るロ−タ
リ式の開閉弁23を示している。これらの図において
固定されたボス24には長手方向に貫通した孔が形成さ
れており、この孔には回転軸25が回動自在に挿入され
ている。この回転軸25は、連結されたモ−タ26によ
りボス24の前記孔内を回転するようになっている。ま
第1実施例の前記ブロック22と同様に、回転軸2
5の軸心には長手方向にグリ−スの導入孔25aが設け
られている。そして、この導入孔25aの一端部にはグ
リ−スポンプ14に接続されたホ−ス27の一端が接続
されており、また他端部にはボス24との間の回転角度
を検出するポテンショメ−タ28が設けられている。ボ
ス24(例えば外径φ200、図7参照)と回転軸25
例えば外径φ100、図7参照)との軸心に直交し、
かつ軸心方向に互いに所定距離離間した平面a,b,c
にはそれぞれラジアル方向の弁29a〜29c,24
a1〜24a4,24b1〜24b4,24c1〜24c4例えば
4φ、図7参照が形成されている。弁孔29a〜29
cは軸心回りの位相が同じ角度に形成されており、弁孔
24a1〜24a4,24b1〜24b4,24c1〜24c4はそ
れぞれ互いに所定角度(本例では13°)ずつ位相をず
らして形成されている。図6に示すように、各弁孔24
a1〜24a4,24b1〜24b4,24c1〜24c4は各給油
脂個所からの配管接続口a1〜a4,b1〜b4,c1
〜c4に連通しており、各配管接続口a1〜a4,b1
〜b4,c1〜c4は図7に示すようにそれぞれ前記の
各給油脂個所1〜12に接続されている。すなわち、a
1 →1(0°),b1 →2(13°),c1 →3(26
°),a2 →4(39°),b2 →5(52°),c2
→6(65°)、a3 →7(78°),b3 →8(91
°),c3 →9(104°),a4 →10(117
°),b4 →11(130°),c4 →12(143
°)接続関係を有している。なお、実施例は給油脂
個所が12の場合を示したが、12以上または12以下
の場合はこれに応じて増減すれば良い。また、各配管接
続口間の位相差(切換角度)も上記実施例に限定されな
い。
【0012】つぎに第1実施例である並列式開閉弁
場合の処理フロ−を図8に示すフロ−チャ−トにより
説明する。まず、ステップS1でコントローラ18は選
スイッチ17の少なくともいずれか1つがONか否か
チェックしてONであれば、ステップS2でONの選択
スイッチ17に対応した給油脂個所の開閉弁13を開く
と共に、エアソレノイドバルブ15をONすることによ
り、手動優先で選択スイッチ17により選択された全給
油脂個所に給油脂されることになる。そして、ステップ
S3でオペレータがグリ−ス切れOK(グリース切れ
し)と判断するまでステップS2の処理を繰り返し、
es(グリース切れOK)の場合にステ ップS4でオペ
レータにより選択スイッチ17がOFFされると、次に
ステップS5へ処理を移行するステップS1で選択
イッチ17の全てOFFの場合はステップS5へ移行
するそしてステップS5では、グリ−ス切れセンサ信
号をコントロ−ラ18に入力し、ステップS6でグリ−
ス切れOKか否かをチェックしてOK(グリース切れ
し)の場合はステップS5へ戻って処理を繰り返し、N
グリース切れあり)の場合はステップS7で異常個
所のグリ−ス切れ信号(油脂切れ信号の一例)は何処か
確認する。次に、ステップS8で前記グリース切れ
信号に対応した開閉弁13をONして開き、エアソレ
ノイドバルブ15を所定時間ONして、グリ−スを異
常個所に給油脂する。この後、開閉弁13を閉じる。
してステップS9で他のピンのグリ−ス切れ信号を入力
してステップS10及びステップS11で同様の処理の
繰り返しによりグリース切れ信号に対応した異常個所へ
給油脂を行い、給油脂が終われば本処理を終了する
【0013】また、第2実施例に係るロ−タリ式開閉弁
の場合の処理フロ−を図9に示すフロ−チャ−トによ
り説明する。まず、ステップS21でコントローラ18
は選択スイッチ17の少なくともいずれか1つがON
否かチェックしてONであれば、第1実施例と同様に
テップS2でONの選択スイッチ17に対応した給油脂
個所の開閉弁13を開くと共に、エアソレノイドバルブ
15をONすることにより、手動優先で選択スイッチ1
7により選択された全給油脂個所に給油脂されることに
なる。そして、ステップS3でオペレータがグリ−ス切
れOK(グリース切れなし)と判断するまでステップS
2の処理を繰り返し、yes(グリース切れOK)の場
合にステップS4でオペレータにより選択スイッチ17
がOFFされると、次にステップS22へ処理を移行す
る。ステップS1で選択スイッチ17の全てOFF
場合はステップS22へ移行するそしてステップS2
2では、グリ−ス切れセンサ信号をコントロ−ラ18に
入力し、ステップS23でグリ−ス切れOKか否かをチ
ェックしてOK(グリース切れなし)の場合はステップ
S22へ戻って処理を繰り返し、NOグリース切れ
り)の場合はステップS24で異常個所のグリ−ス切れ
信号は何処かを確認する。次に、ステップS25で、前
記グリース切れ信号に対応する給油脂個所へ給油脂可能
な回転軸25の回転角度のポテンショメ−タ28の信号
までモ−タ26の回転信号を出力して回転軸25の弁孔
29a〜29cとボス24の弁孔24a1〜24a4,24
b1〜24b4,24c1〜24c4との対応するものどうし
合わせるようにする。そしてステップS26でポテンシ
メ−タ信号OKか(前記グリース切れ信号に対応す
る給油脂個所の回転角度になったか)否かがチェックさ
れ、NOの場合はステップS25に戻って同じ作動を繰
り返し、Yesの場合は(回転軸25の角度決めが完了
したら)ステップS27でエアソレノイドバルブ15を
所定時間作動させてグリ−スを異常個所に給油脂する。
この後、同様に、ステップS28でグリ−ス切れセンサ
信号入力し、ステップS29でグリ−ス切れOKか否
かをチェックしてNO(グリース切れあり)の場合はス
テップS24へ戻って以上の処理を繰り返して異常個所
毎に所定時間ずつ給油脂し、OK(グリース切れなし)
の場合は本処理を終了する。
【0014】さらに、オペレ−タが運転席からあるピン
に自動給油脂したい時の処理フロ−を図10のフローチ
ャート例により説明する。まず、1個所の給油脂の場合
を図10(a)により説明する。ステップS41で、オ
ペレータが給油脂所望個所に対応する選択スイッチ17
の個所をONすると、ステップS42でコントロ−ラ1
8にONされた給油脂個所のスイッチ信号が入力され
ステップS43で該個所に対応した所定の給油脂時間が
設定される。そしてステップS44で、選択された該給
油脂個所に対応する開閉弁13(並列式の場合)のON
信号またはモ−タ26(ロータリ式の場合)の回転信号
(回転角度及び回転駆動指令)が出力されて、それぞ
れ、対応する開閉弁13が開き、又は対応するロータリ
式開閉弁23の弁開口位置と給油脂個所が合わせられ
る。次に、ステップS45でエアソレノイドバルブ15
を前記設定された給油脂時間だけ作動し、これにより
リ−スポンプ14にエアが供給されるので、ステップS
46で前記該給油脂個所にグリ−スが給油脂され、ステ
ップS47で前記給油脂時間経過後給油脂は完了す
る。
【0015】次に、複数個所の給油脂の場合を図10
(b)により説明する。ステップS51で、オペレータ
が給油脂必要個所に対応する選択スイッチの個所をON
すると、ステップS52でコントロ−ラ18にONされ
給油脂個所のスイッチ信号が入力され、ステップS5
3で該個所に対応した所定の給油脂時間がそれぞれ設定
される。その後ステップS54で、選択された該給油脂
個所に対応するモ−タ26(ロータリ式の場合)の回転
信号(第1回目制御対象個所の回転角度及び回転駆動指
令)が出力されて、最初の1つのピンに対応するロータ
リ式開閉弁23の弁開口位置と給油脂個所が合わせられ
る。そして、ステップS55でエアソレノイドバルブ1
を前記設定された給油脂時間だけ作動してステップS
56でこの給油脂時間(例えば約10秒間給油脂した
のち、ステップS57でつぎの対応する給油脂個所へ切
換えられ、以後ステップS55〜ステップS57と同様
の処理を繰り返して該給油脂個所に給油脂時間(例えば
約10秒間給油脂を順次繰り返し、複数個所全部の給
油脂が完了する。
【0016】尚、上記フローチャートではロータリ式開
閉弁23の場合の説明をしたが、開閉弁13(並列式の
場合)も略同様であり、上記ステップS54では選択さ
れた該給油脂個所に対応する開閉弁13のON信号を出
力して対応する全ての開閉弁13を同時に所定の給油脂
時間開いてもよいし、又は順次開くようにしてもよい。
なお、本発明の油脂切れセンサを利用すればピン、ブッ
シュ部の異常を早期に検知するので、温度センサ等を
動部付近に設置して異常を知らせることもできる。ま
た、以上の実施例におけるグリ−スポンプ14はエアソ
レノイドバルブ15によりエア源16からのエアを切り
換えて始動・停止させているが、これに代えて電動式ポ
ンプを使用し、該電動式ポンプの電源をON・OFF
始動・停止させてもよい。
【0017】本発明によれば、コントロ−ラは、油脂切
れが生じた給油脂個所の油脂切れセンサから油脂切れ信
号を入力すると、給油脂ポンプを駆動すると共に油脂切
れを 発生した給油脂個所に接続された管路の開閉弁を開
く。このため油脂切れを発生した給油脂個所に給油脂ポ
ンプから油脂が供給される。従って、油脂切れが生じて
油脂を必要とする給油脂個所のみに油脂が給油脂され、
油脂切れを生じていない給油脂個所には油脂が給油脂さ
れることがない。このため従来のように油脂の必要・不
必要な個所に関係なく補給されることによる不必要な個
所からの油洩れを本発明ではなくすことができ、また、
油脂切れを早期に検知して当個所に適正量だけ補給でき
るため機械の寿命延長を図れると共に油脂使用量の適正
化が図られる。さらに、上記自動給油脂と手動給油脂と
選択的に切り換え、オペレータが選択した所望個所に運
転席から給油脂できるので、機械の運転状況に応じてオ
ペレータの判断により容易に、かつきめ細かなタイミン
グで手動給油脂が可能となる。さらに、回転軸に垂直な
複数面内に弁孔を形成したロータリ式開閉弁によりコン
パクトに開閉弁を構成でき、設定スペースが小さくで済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式図である。
【図2】本発明のグリ−ス切れセンサの一例を示す図で
ある。
【図3】本発明に係る開閉弁のブロック式の例を示す図
で、(a)は側面、(b)は背面である。
【図4】本発明の第2実施例に使用するロ−タリ式開閉
弁の一例を示す図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】図5の各断面で、(a)はa断面、(b)はb
断面、(c)はc断面を示す図である。
【図7】図5の正面拡大図である。
【図8】本発明の自動給油脂装置のブロック式の場合の
フロ−チャ−トである。
【図9】本発明の自動給油脂装置のロ−タリ式の場合の
フロ−チャ−トある。
【図10】本発明の自動給油脂装置においてオペレ−タ
があるピンに給油脂するフロ−チャ−トであり、(a)
は1個所給油脂、(b)は複数個所給油脂する場合の図
である。
【図11】従来の建設機械に係る作業機の給油脂個所
の一例を示す図である。
【図12】従来の給油脂システムを示す要領図である。
【符号の説明】
1〜12;給油脂個所 1a〜12a;グリース切れセンサ(油脂切れセンサの
一例) 13;開閉弁(ブロックタイプの場合) 14グリ−スポンプ(給油脂ポンプの一例) 15エアソレノイドバルブ 16エア源 17選択スイッチ 18コントロ−ラ 23開閉弁(ロータリタイプの場合)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16N 1/02 - 29/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給油脂個所の油脂切れ状態をそれ
    ぞれ検出する油脂切れセンサと、各油脂切れセンサの検
    出結果に基づいて対応する給油脂個所に対する給脂指令
    を出力するコントローラと、この給脂指令を受けて給油
    脂ポンプからの油脂を対応する給油脂個所に自動供給す
    る開閉弁とを設けた自動給油脂装置において、 複数の給油脂個所の少なくとも1個所を選択する選択ス
    イッチ(17)を付設し、 前記コントローラは、選択スイッチ(17)の選択信号を入
    力し、少なくとも1つの給油脂個所が選択されていると
    きは、この選択された給油脂個所に対応する開閉弁に給
    脂指令を出力して、前記油脂切れセンサの検出結果に基
    づいて行う自動給脂よりも優先的に手動給脂を行うよう
    にした ことを特徴とする自動給油脂装置。
  2. 【請求項2】 複数の給油脂個所の油脂切れ状態をそれ
    ぞれ検出する油脂切れセンサの検出結果に基づいて出力
    される給脂指令を受けて、給油脂ポンプからの油脂を対
    応する給油脂個所に自動供給する開閉弁を備えた自動給
    油脂装置において、 前記開閉弁は、 円筒状穴を有するボス(24)と、前記円筒状穴に回転自在
    に嵌挿される回転軸(25)とを有し、前記円筒状穴の軸心
    方向に互いに所定距離離間し、かつ軸心に直交する複数
    の平面内の前記ボス(24)及び回転軸(25)に、径方向の弁
    孔をそれぞれ形成し、回転軸(25)の回転により回転軸(2
    5)の前記複数平面内の弁孔(29a〜29c)とボス(24)の前記
    複数平面内の弁孔との接続を切り換えて、給油脂ポンプ
    から回転軸(25)に設けた導入孔(25a)を介して導入した
    油脂を回転軸(25)の前記弁孔(29a〜29c)及びボス(24)の
    前記弁孔を経由して各給油脂個所に供給するロータリ式
    の切換弁であることを特徴とする自動給油脂装置。
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Cited By (1)

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