JP3166992U

JP3166992U - プランター

Info

Publication number: JP3166992U
Application number: JP2011000225U
Authority: JP
Inventors: 英範小島
Original assignee: ラッシュ株式会社
Priority date: 2011-01-19
Filing date: 2011-01-19
Publication date: 2011-03-31
Anticipated expiration: 2021-01-19

Abstract

【課題】デザインを変更することができるプランターを提供する。【解決手段】プランター１のデザインに飽きたら、本体３からカバー体２１を外し、デザインシート４３を、別のデザインシートに交換する。デザインシートはデザインシート４３と異なるデザインであるため、プランター１はデザインシート４３を備えていた場合と異なる装飾性を発揮することなる。このように、プランター１はデザインシートを交換するだけで、デザインを変更することができる。従って、プランター１そのものを替えることなく、異なった印象をもつデザインを変更することが可能であり、飽きることなく、１種類のプランターを使用することができるようになる。【選択図】図１

Description

本考案はプランターに係り、特に外観のデザインを変更できるプランターに関するものである。

室内において観賞用の植物を栽培するには、植物をプランターに植えて、そのプランターを棚などに置くようにする。室内にプランターを置く場合には、特にプランターも装飾品としての機能が求められる。
特許文献１に記載された園芸容器用カバー及びプランター用カバーは、プランターの外面が汚れたり、褪色したりしていても、これとはかかわりなくカバーがその装飾性でもって、室内の美観を高めるものである。

特開２００７−２８９１１３

しかしながら、上記従来のプランター用カバーは、デザインを変更することができず、飽きがきた場合にはプランター用カバーそのものを替えるしかないという問題がある。
本考案は、上記従来の問題点に着目して為されたものであり、デザインを変更することができるプランターの提供を、その目的とする。

本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項１の発明は、底部と底部から立ち上がる周壁と、周壁の上端に形成される上面開口とを有する容器状の本体と、底部と底部から立ち上がる周壁と、周壁の上端に形成される上面開口とを有し、少なくとも周壁の一部が透明材から成り、前記本体に着脱自在に取り付けられて前記周壁が本体の周壁に対し空間を開けて備えられるカバー体と、前記本体の周壁とカバー体の周壁との空間に収容され、外部からカバー体の周壁を透して視認できるデザインが施されたデザインシートとから成ることを特徴とするプランターである。

請求項２の発明は、請求項１に記載したプランターにおいて、本体の周壁の上端部にはフランジが設けられ、前記フランジには下方へ開口する被嵌合溝が形成され、且つ本体の底面には嵌合凸部が形成され、カバー体の底面には前記嵌合凸部が嵌合する被嵌合穴が形成されていて、前記被嵌合溝にカバー体の上端部を嵌合させ、且つ前記嵌合凸部が前記被嵌合穴に嵌合されて、前記本体に前記カバー体が取り付けられることを特徴とするプランターである。

請求項３の発明は、請求項２に記載したプランターにおいて、嵌合凸部と本体の底面に連続する排水穴が形成されていることを特徴とするプランターである。

請求項４の発明は、請求項３に記載したプランターにおいて、排水穴から排出される水を受けるためのトレイがカバー体に着脱自在に備えられ、前記トレイには被嵌合溝が形成されており、前記カバー体の底部には下方へ向かって突出する嵌合凸部が設けられ、前記嵌合凸部が前記トレイの被嵌合溝に嵌合して、トレイがカバー体に取り付けられることを特徴とするプランターである。

本考案のプランターによれば、プランターそのものを替えることなく、デザインを変更することができる。従って、飽きることなく、１種類のプランターを使用することが可能となる。

本考案の実施の形態に係るプランターの分解斜視図である。本考案の実施の形態に係るプランターの縦断面図である。図１のプランターに備えられるデザインシートの平面図である。本考案の実施の形態に係るプランターの斜視図である。本考案の実施の形態に係るプランターに備えられる図３のデザインシートと別のデザインのデザインシートの平面図である。図５のデザインシートを備えた本考案の実施の形態に係るプランターの斜視図である。

本考案の実施の形態に係るプランター１を図面にしたがって説明する。
符号３は本体を示し、この本体３は有色プラスチックによって構成されている。この本体３は植木鉢様の容器状に形成されており、本体３は円板状の底部５と、この底部５から立ち上がる周壁７、周壁７の上端に形成される上面開口８を有している。
また、周壁７の上端部にはフランジ９が設けられ、このフランジ９の下面には被嵌合溝１１が形成されている(図２参照)。被嵌合溝１１はフランジ９の下面の全周に渡って形成され、下方へ向かって開口している。

本体３の底部５の中心には下方へ向かって突出する嵌合凸部１３が形成され、この嵌合凸部１３は短寸法のほぼ円筒状で、外周面に溝１５が形成されている。溝１５にはＯリング１７が嵌められている。
また、底部５の中心には排水穴１９が形成されており、この排水穴１９は嵌合凸部１３に連続している。排水穴１９は弾性を有するプラスチック製の閉止詮２０が嵌め込まれて閉止される。

符号２１はカバー体を示し、このカバー体２１は透明材としての透明プラスチックによって構成されている。カバー体２１は、その径寸法が本体３より一回り大きい容器状に形成されており、円板状の底部２３と、この底部２３から立ち上がる周壁２５、周壁２５の上端に形成される上面開口２７を有している。

カバー体２１の底部２３の中心には円形の被嵌合穴２９が形成され、この被嵌合穴２９は本体３の嵌合凸部１３が嵌合する大きさに設定されている。
また、底部２３の下面には嵌合凸部３１が形成され、この嵌合凸部３１は下面の縁に沿って形成されている。嵌合凸部３１には３つの切り欠き３３が形成されている。

符号３５はトレイを示し、このトレイ３５は高さ寸法の小さい周壁３７を有している。また、周壁３７の内側には周壁３７より高さ寸法の小さい内壁３９が周壁３７と隙間を開けて形成されており、内壁３９と周壁３７との間に被円形の嵌合溝４１が形成されている。

符号４３は紙製のデザインシートを示し、このデザインシート４３は図３に示すように、表面にデザインが施されている。また、デザインシート４３は上端部と下端部が円弧状に形成されており、上端部が下端部より径の大きい円の円弧となっている。
図５にデザインシート４５を示し、このデザインシート４５はデザインシート４３と同じサイズ、形状でデザインが異なっている。

次にプランター１の使用方法について説明する。
図１に示すように、本体３からカバー体２１を外して、デザインシート４３を、デザインが施された面を外側にして本体３に巻き付け、そのまま本体３をカバー体２１に挿入する。そして、嵌合凸部１３を被嵌合穴２９に挿入し、これと同時に本体３の被嵌合溝１１にカバー体２１の周壁２５の上端部を嵌め込む。

これにより、図４に示すようにカバー体２１は本体３に取り付けられ、デザインシート４３が本体３の周壁７とカバー体２１の周壁２５との間の空間に収容される。カバー体２１は透明プラスチックによって構成されているので、デザインシート４３のデザインを、外部から周壁２５を透して視認することができる。

また、トレイ３５に装着する場合は、カバー体２１の嵌合凸部３１をトレイ３５の嵌合溝４１に嵌め込んで装着する。
なお、閉止詮２０は必要に応じて着脱する。

上記のようにして組み立てたプランター１に土を収容して植物を植えて、例えば室内に置いて、植物を育てる。
プランター１のデザインに飽きたら、本体３からカバー体２１を外し、デザインシート４３を、別のデザインシート４５に交換する。デザインシート４５はデザインシート４３と異なるデザインであるため、プランター１はデザインシート４３を備えていた場合と異なる装飾性を発揮することなる。
このように、プランター１はデザインシートを交換するだけで、デザインを変更することができる。従って、プランター１そのものを替えることなく、異なった印象をもつデザインを変更することが可能であり、飽きることなく、１種類のプランターを使用することができるようになる。

以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても考案に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、カバー体２１全体を透明プラスチックによって構成したが、少なくも周壁２５を透明プラスチックによって構成すればよく、周壁２５以外の部分を有色プラスチックによって構成してもよい。また、周壁２５全体を透明にするだけでなく、デザインシート４３（４５）を視認できれば周壁２５の一部を透明として他の部分を有色とする構成としてもよい。
また、デザインシートのサイズ、デザインを自由に変更してもよいのは勿論である。

また、本体３の嵌合凸部１３は底部５の中心に設ける必要はなく、これに対応してカバー体２１の被嵌合穴２９も底部２３の中心に設ける必要はなく、中心から外れた位置に設けてもよい。また、嵌合凸部１３に排水穴１９を形成せず、嵌合凸部１３以外の部位に設けてもよい。
なお、トレイ３５を設けない構成とすることも可能である。

本考案はプランター製造業に利用可能性をもつ。

１…プランター３…本体５…底部７…周壁
８…上面開口９…フランジ１１…被嵌合溝
１３…嵌合凸部１５…溝１７…Oリング
１９…排水穴２０…閉止詮２１…カバー体
２３…底部２５…周壁２７…上面開口
２９…被嵌合穴３１…嵌合凸部３３…切り欠き
３５…トレイ３７…周壁３９…内壁
４１…嵌合溝４３、４５…デザインシート

Claims

底部と底部から立ち上がる周壁と、周壁の上端に形成される上面開口とを有する容器状の本体と、底部と底部から立ち上がる周壁と、周壁の上端に形成される上面開口とを有し、少なくとも周壁の一部が透明材から成り、前記本体に着脱自在に取り付けられて前記周壁が本体の周壁に対し空間を開けて備えられるカバー体と、前記本体の周壁とカバー体の周壁との空間に収容され、外部からカバー体の周壁を透して視認できるデザインが施されたデザインシートとから成ることを特徴とするプランター。
請求項１に記載したプランターにおいて、本体の周壁の上端部にはフランジが設けられ、前記フランジには下方へ開口する被嵌合溝が形成され、且つ本体の底面には嵌合凸部が形成され、カバー体の底面には前記嵌合凸部が嵌合する被嵌合穴が形成されていて、前記被嵌合溝にカバー体の上端部を嵌合させ、且つ前記嵌合凸部が前記被嵌合穴に嵌合されて、前記本体に前記カバー体が取り付けられることを特徴とするプランター。
請求項２に記載したプランターにおいて、嵌合凸部と本体の底面に連続する排水穴が形成されていることを特徴とするプランター。
請求項３に記載したプランターにおいて、排水穴から排出される水を受けるためのトレイがカバー体に着脱自在に備えられ、前記トレイには被嵌合溝が形成されており、前記カバー体の底部には下方へ向かって突出する嵌合凸部が設けられ、前記嵌合凸部が前記トレイの被嵌合溝に嵌合して、トレイがカバー体に取り付けられることを特徴とするプランター。