JP3166167U

JP3166167U - 遊戯装置

Info

Publication number: JP3166167U
Application number: JP2010007606U
Authority: JP
Inventors: 巌柏村
Original assignee: 柏村恵子; 佐々木かず子
Priority date: 2010-11-19
Filing date: 2010-11-19
Publication date: 2011-02-24
Anticipated expiration: 2020-11-19

Abstract

【課題】外部から画像情報を読み込む必要がなく、十分な宣伝効果を得ることができ、遊技者が必要に応じて広告主の情報を取得することも可能な遊技装置を提供する。【解決手段】遊技に伴って図柄を変動表示する画像表示部２を有する遊技装置（例えばパチンコ台１）である。所定の条件が成立した時（当たり時）に、画像表示部２に条件成立に伴う所定の画像（当たり画像）が表示されるとともに、所定のタイミングで画像中に広告画像及びこれに関連するコード情報が挿入される。画像の表示は、遊技装置本体内部に格納された記憶素子（内蔵ＲＯＭ等）に記憶された情報に基づいて行われる。【選択図】図２

Description

本考案は、パチンコやスロットマシン等の遊技装置に関するものであり、特に、各種広告を効果的に表示し得る新規な遊技装置に関する。

パチンコやパチスロ等の遊技装置においては、遊技に関するデモ画像や当たり表示等を行う表示部（例えば液晶ディスプレイ）が設けられており、前記表示部に表示される画像も、人気テレビドラマやアニメに関連するもの、歌謡曲に関連するもの、スポーツに関連するもの等、多種多様に亘っている。そして、近年では、前記表示部に表示される画像の好みが遊技装置を選択する上での一つの指標となっている。

遊技装置の利用者数はかなりの数に上っており、遊技中おける遊技者の表示部への注目の度合いや、長時間視認し続けること等を考慮すると、前記表示部は有効な広告ツールとなり得るものと考えられる。このような状況から、遊技装置の表示部を利用して広告表示を行うことが提案されており（例えば特許文献１や特許文献２等を参照）、実用化に向けて検討が進められている。

例えば、特許文献１には、パチンコ遊技機において、図柄表示装置の画面上に、外部記憶媒体上から画像読み込み装置を介して読み込んだ映像情報を表示したり、外部出力手段から映像情報を表示することにより、広告情報等を遊技者に提供する技術が開示されている。

特許文献２には、遊技に伴った画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段にデモ画像や大当たり画像など遊技画像のデータを供給する遊技画像供給手段と、画像表示手段に広告画像のデータを供給する広告画像供給手段と、遊技画像のデータと広告画像のデータとを切替える画像データ切替手段とで概略構成される広告表示システム、広告表示方法が開示されている。

特開２００２−１２６２３９号公報特開２００２−１７７５５１号公報

しかしながら、パチンコ台等の遊技装置は、全て検査を受ける必要があり、検査後には貼り付けられた検査済みシールを開封することができないことから、特許文献１記載の発明のように、外部から画像情報を読み込むことは現実的ではない。

また、特許文献２記載の発明のように、遊技画像のデータと広告画像のデータを切り替えて表示する方式であると、テレビのコマーシャルと同様の違和感を与え、所望の宣伝効果が得られない可能性がある。

さらに、前記特許文献に記載される技術は、いずれもパチンコ台等の遊技装置の画像表示部に広告画像を映し出すだけであり、この点からも宣伝効果が十分とは言い難い。

本考案は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、外部から画像情報を読み込む必要がなく、十分な宣伝効果を得ることができ、遊技者が必要に応じて広告主の情報を取得することも可能な遊技装置を提供することを目的とする。

前述の目的を達成するために、本考案の遊技装置は、遊技に伴って図柄を変動表示する表示部を有する遊技装置において、所定の条件が成立した時に、前記表示部に条件成立に伴う所定の画像が表示されるとともに、所定のタイミングで前記画像中に広告画像及びこれに関連するコード情報が挿入され、前記画像の表示は、遊技装置本体内部に格納された記憶素子に記憶された情報に基づいて行われることを特徴とする。

本考案の遊技装置では、広告画像やこれに関連するコード情報は、予め遊技装置本体内に格納された記憶素子（内蔵ＲＯＭ等）に焼き付けられており、外部から画像データを取得する必要がない。したがって、検査後の遊技装置に何ら改変を加える必要がない。

また、本考案の遊技装置では、一連の当たり画像の中に広告画像やコード情報が挿入されるので、テレビコマーシャルのような画像の切り替えによる違和感が生ずることがなく、高い宣伝効果を実現することができる。また、広告画像に興味を持った遊技者は、併せて表示されるコード情報により、例えば携帯電話を介して広告主に関するより詳細な情報も取得することができ、なお一層の宣伝効果が得られる。

本考案によれば、外部から画像情報を読み込む必要がなく、通常通り検査を受けることができ、遊技者に対して効果的な広告表示を行うことが可能な遊技装置を提供することが可能である。

本考案を適用した遊技装置（ここではパチンコ台）の一例を模式的に示す図である。（Ａ）は当たり画像表示状態を模式的に示す図であり、（Ｂ）は広告及びコード情報の表示状態を模式的に示す図である。

以下、本考案を適用した遊技装置の実施形態について、パチンコ台を例にして、図面を参照しながら詳細に説明する。

図１は、本考案を適用した遊技装置（パチンコ台）の概略構成を示すものである。図１に示すパチンコ台１は、通常のパチンコ台の機能（詳細な説明は省略する。）を有するとともに、正面から見て略中央部分に画像表示部２を備えている。画像表示部２は、例えば液晶表示ディスプレイであり、高精細なカラー画像を表示するものである。

前記画像表示部２には、遊技に関連してデモ画像や当たり画像が表示され、例えば、遊技動作に基づいて図柄が回転する等し、所定の条件が成立した時（いわゆる大当たり等の時）には、条件成立に伴う所定の画像（一連の当たり画像）が表示される。

前記画像表示部２の画像表示は、パチンコ台１に内蔵される表示駆動部３からの駆動信号に基づいて行われ、表示駆動部３は、表示する画像情報のデータを格納した記憶素子（内蔵ＲＯＭ）４を備えている。前記表示駆動部３は、遊技動作に基づいて、対応する画像情報（あるいは画像制御情報）を内蔵ＲＯＭ４から読み出して、画像表示部２に所定の画像の表示を行う。

本考案の遊技装置（パチンコ台）１では、前記内蔵ＲＯＭ４に、デモ画像や当たり画像等の遊技に関連する画像情報の他、広告画像の情報、及び広告画像に関連するコード情報等が書き込まれている。そして、前記表示駆動部３は、遊技に関連する画像の表示を制御するのみならず、これら広告画像やコード情報を遊技動作に応じて画像中に挿入するような制御も行う。以下、これら広告画像やコード情報の表示について説明する。

前記パチンコ台１の画像表示部２では、遊技動作に応じた画像表示が行われ、通常の遊技状態では、いわゆるデモ画像が流されている。遊技動作により、例えば当たり状態の前段階となると、例えば並列表示される複数の図柄が回転する等のデモ表示が行われ、図２（Ａ）に示すように、前記図柄が揃う等の当たり状態になると、画像表示部２には、いわゆる当たり画像が表示される。

前記当たり画像は、例えばテレビドラマやアニメのダイジェスト版や、各種キャラクタ、歌手、スポーツ選手等の画像を利用したオリジナル動画等であり、この間、遊技者は画像表示部２を眺めているだけの状態となる。

そこで、本実施形態のパチンコ台２では、このタイミングを利用して広告画像の表示を行う。すなわち、当たり状態となってから一定時間が経過した後に、図２（Ｂ）に示すように、当たり画像の中に広告画像５やコード情報６を挿入・表示する制御を行う。

ただし、例えば当たり画像から広告画像へと切り替え表示を行ってしまうと、遊技者がテレビコマーシャル等と同様に違和感を覚え、所定の宣伝効果が得られなくなるおそれがある。そこで、本考案のパチンコ台１では、当たり画像はそのまま流し、広告主を想起させ得るキャラクタ（広告主との関係が周知されているキャラクタ）や、社名、キャッチフレーズ等の広告画像５を、当たり画像の中に挿入する形で表示される。これにより、広告情報を遊技者に違和感なく認識させることができる。

また、前記広告画像５と同時に、あるいは広告画像５とは異なるタイミングで、前記当たり画像中にコード情報６を表示させる。コード情報６としては、いわゆるＱＲコードやマイクロＱＲコード等、マトリックス型の二次元コード等を利用することができる。

ＱＲコードやマイクロＱＲコードには、例えば広告主のホームページのＵＲＬや、対象商品、サービスのページのＵＲＬ、キャンペーンを告知するページのＵＲＬ等を埋め込むことができ、広告画像５のみでは伝えきれない詳細情報を提供することが可能である。

例えば、パチンコ台１が当たり状態となった際に、遊技者が広告画像５に興味を持った場合、前記コード情報６を携帯電話７で読み取ることにより、携帯電話７の画面７ａに前記情報を取得することが可能になる。

以上のように、本実施形態のパチンコ台１では、遊技者に違和感なく広告情報を認知させることが可能である。また、コード情報６を利用することで、遊技者を広告主のホームページ等へ誘導することができる。遊技者は、当たり状態になると比較的手持ちぶさたの状態になることが多く、ただ単に当たり画像を表示するだけの場合よりも興味を持って広告画像５、コード情報６に接することが多い。したがって、非常に高い宣伝効果を得ることができる。

また、本実施形態のパチンコ台１では、前記広告画像５やコード情報６は、設計の段階で予め内蔵される内蔵ＲＯＭ等に書き込まれているので、後からこれらの情報をパチンコ台１に取り込む必要がなく、通常通り検査を受けることができ、検査後に何ら改変することなく広告画像５やコード情報６の表示を行うことができる。このことを考えても、本考案は実用上の価値が高いと言える。

以上、本考案を適用した実施形態について説明したが、本考案がこの実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。例えば、前記実施形態ではパチンコ台を例にして説明したが、スロットマシン等、画像表示部を有する各種遊技装置にも同じように適用することが可能である。

１パチンコ台、２画像表示部、３表示駆動部、４記憶素子（内蔵ＲＯＭ）、５広告画像、６コード情報、７携帯電話

Claims

遊技に伴って図柄を変動表示する表示部を有する遊技装置において、
所定の条件が成立した時に、前記表示部に条件成立に伴う所定の画像が表示されるとともに、所定のタイミングで前記画像中に広告画像及びこれに関連するコード情報が挿入され、
前記画像の表示は、遊技装置本体内部に格納された記憶素子に記憶された情報に基づいて行われることを特徴とする遊技装置。
前記所定の条件が成立した時が遊技装置における当たり時であり、前記表示部に一連の当たり画像が表示されるとともに、前記当たり画像中に広告主に関連するキャラクタ等が挿入表示されることを特徴とする請求項１記載の遊技装置。
前記コード情報がＱＲコードまたはマイクロＱＲコードであることを特徴とする請求項１または２記載の遊技装置。
前記コード情報を携帯電話で読み取ることにより、広告主の情報が当該携帯電話に表示されることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項記載の遊技装置。