JP3165588U

JP3165588U - 湯沸かし装置

Info

Publication number: JP3165588U
Application number: JP2010007443U
Authority: JP
Inventors: 忠幸 ▲吉▼田
Original assignee: 忠幸 ▲吉▼田
Priority date: 2010-11-11
Filing date: 2010-11-11
Publication date: 2011-01-27
Anticipated expiration: 2020-11-11

Abstract

【課題】熱交換器における熱交換の効率を高めることで、大型の熱交換器を用いることなく、既存の熱交換器を用いて、より短時間でお湯を供給することができる湯沸かし装置を提供すること。【解決手段】本考案では、水供給源（２）に吸水管（３）を接続するとともに、吸水管（３）に熱交換器（４）を装着して、水供給源（２）から供給された水を沸騰させてお湯を供給する湯沸かし装置（１）において、空気圧縮機（５）に接続した吸気管（６）を熱交換器（４）よりも上流側の吸水管（３）に混合器（８）を介して接続し、吸水管（３）の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器（４）で加熱することにした。【選択図】図１

Description

本考案は、水供給源に吸水管を接続するとともに、吸水管に熱交換器を装着して、水供給源から供給された水を沸騰させてお湯を供給する湯沸かし装置に関するものである。

従来の湯沸かし器は、水供給源となる水道管に吸水管を接続するとともに、吸水管に熱交換器を装着した構成となっている。

この従来の湯沸かし器では、水道管から供給された水を熱交換器で沸騰させてお湯を供給するようにしている。

特開２００９−２８６７２号公報

ところが、上記従来の湯沸かし器では、吸水管を通過する水を熱交換器で発生した熱で加熱する構成となっていたために、熱交換器における熱交換の効率が低く、大型の熱交換器を用いなければ、短時間で高温のお湯を供給することができなかった。

そこで、本考案者は、熱交換器における熱交換の効率を高めることで、大型の熱交換器を用いることなく、既存の熱交換器を用いて、より短時間でお湯を供給することができる本湯沸かし装置を考案した。

すなわち、請求項１に係る本考案では、水供給源に吸水管を接続するとともに、吸水管に熱交換器を装着して、水供給源から供給された水を沸騰させてお湯を供給する湯沸かし装置において、空気圧縮機に接続した吸気管を熱交換器よりも上流側の吸水管に混合器を介して接続し、吸水管の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器で加熱することにした。

また、請求項２に係る本考案では、湯沸かし装置において、水供給源に吸水管を接続するとともに、吸水管に熱交換器を装着して、水供給源から供給された水を沸騰させてお湯を供給する既存の湯沸かし器と、既存の湯沸かし器の熱交換器よりも上流側の吸水管に設けた混合器と、混合気に吸気管を介して接続した空気圧縮機とからなり、吸水管の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器で加熱するように構成することにした。

そして、本考案では、以下に記載する効果を奏する。

すなわち、本考案では、空気圧縮機に接続した吸気管を混合器を介して熱交換器よりも上流側の吸水管に接続して、吸水管の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器で加熱することにしているために、熱交換器で水を気泡を介して加熱することができるとともに、気泡自体も加熱することができるので、熱交換器における熱交換の効率を向上させることができ、大型の熱交換器を用いることなく、既存の熱交換器を用いて、より短時間でお湯を供給することができる。

本考案に係る湯沸かし装置を示す説明図。

以下に、本考案に係る湯沸かし装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。

図１に示すように、湯沸かし装置１は、水供給源２となる水道管に吸水管３の基端部を接続するとともに、吸水管３の中途部に熱交換器４を装着して、水供給源２から供給された水を沸騰させて吸水管３の先端部からお湯を供給するように構成している。なお、水供給源２は、水を供給できればよく、水道管に限られず井戸等も利用できる。

また、湯沸かし装置１は、空気圧縮機５に吸気管６の基端部を接続し、吸気管６の中途部に逆止弁７を介設するとともに、吸気管６の先端部に混合器８を接続している。

この混合器８は、吸水管３の熱交換器４よりも上流側（水供給源側）に介設している。

ここで、逆止弁７は、吸水管３を流れる水が吸気管６から空気圧縮機５に逆流しないようにするものである。

また、混合器８は、吸水管３の内部を流れる水に空気圧縮機５で圧縮した空気を気泡状に混合させるものである。

そして、湯沸かし装置１は、空気圧縮機５を駆動することで、空気を圧縮し、その圧縮空気を混合器８で吸水管６の内部の水に吸入させている。なお、空気は吸水管３の内部を流れる水よりも高圧な状態としている。

すると、湯沸かし装置１では、熱交換器４において吸水管３の内部の水に圧縮空気が気泡状に混入した状態で加熱が行われる。

このように、吸水管３の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器４で加熱すると、吸水管３の内部の水が熱交換器４で気泡を介して加熱されることになり、しかも、気泡自体も熱交換器４で加熱される。

そのため、従来のように吸水管３の内部を流れる水だけを熱交換器４で加熱する場合に比べて、熱交換器４における熱交換の効率を向上させることができ、大型の熱交換器を用いることなく、既存の熱交換器を用いて、より短時間でお湯を供給することができる。

本考案に係る湯沸かし装置１は、水供給源２に吸水管３を接続するとともに、吸水管３に熱交換器４を装着して、水供給源２から供給された水を沸騰させてお湯を供給するように構成すればよく、既存の湯沸かし器を利用することもでき、既存の湯沸かし器に接続された吸水管に混合器を介して空気圧縮機を接続してもよい、

１湯沸かし装置
２水供給源
３吸水管
４熱交換器
５空気圧縮機
６吸気管
７逆止弁
８混合器

Claims

水供給源に吸水管を接続するとともに、吸水管に熱交換器を装着して、水供給源から供給された水を沸騰させてお湯を供給する湯沸かし装置において、
空気圧縮機に接続した吸気管を熱交換器よりも上流側の吸水管に混合器を介して接続し、吸水管の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器で加熱することを特徴とする湯沸かし装置。
水供給源に吸水管を接続するとともに、吸水管に熱交換器を装着して、水供給源から供給された水を沸騰させてお湯を供給する既存の湯沸かし器と、
既存の湯沸かし器の熱交換器よりも上流側の吸水管に設けた混合器と、
混合気に吸気管を介して接続した空気圧縮機と、
からなり、吸水管の内部の水に圧縮空気を吸入した状態で熱交換器で加熱するように構成したことを特徴とする湯沸かし装置。