JP3165466B2 - 吸引式の美容器具 - Google Patents

吸引式の美容器具

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JP3165466B2
JP3165466B2 JP20190891A JP20190891A JP3165466B2 JP 3165466 B2 JP3165466 B2 JP 3165466B2 JP 20190891 A JP20190891 A JP 20190891A JP 20190891 A JP20190891 A JP 20190891A JP 3165466 B2 JP3165466 B2 JP 3165466B2
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚の垢および毛穴に
詰まった汚れ等を簡単に取り除き、美しい肌にする、吸
引式の美容器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の美肌に関する美容器具にはブラシ
式や吸引式があり、前者のブラシ式は、モータを用いて
先端部に設けたブラシを回転させ、その状態でブラシを
皮膚に当てて汚れを落とすものであった。また後者の吸
引式の美容器具は、半球形のガラス製のカップの基部を
真空源につなぎ、カップ内を減圧した状態でカップの先
端部を皮膚に当てることにより皮膚を盛り上がらせ、本
体を皮膚に対して摺動し、管内の内縁に皮膚や毛穴の汚
れなどを付着させたり、マッサージをしようとするもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の、ブラシ式の美
容器具は皮膚の表面の汚れは落とすことができても、ブ
ラシを押し当てた状態で回転させるので、毛穴を押しつ
ぶし、したがって毛穴の汚れは落としにくかった。また
吸引式の美容器具の場合については、皮膚を盛り上がら
せ毛穴を広げてもカップの先端内壁には汚れを効果的に
落とすための工夫がなく、したがって落とす力が弱かっ
た。さらに落とした汚れなどを減圧筒内に保持する量が
少ないので、落とした汚れが再び毛穴に入る可能性が高
く、効果的に毛穴の汚れ等を落とすことが難しかった。
【0004】そこで本発明が解決すべき課題は、毛穴の
汚れ等を効果的に落とすことのできる美容器具を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の美容器具は、先端部に開口を有する中空本
体に皮膚を吸引する減圧手段を備え、前記中空本体の開
口部内(減圧室)に盛り上がった皮膚が接触するように
ブラシを備えたことを特徴とする。
【0006】前記の減圧手段は、電動式の吸引ポンプな
いしは手動式のピストンとすることができる。また、ブ
ラシは固定ブラシまたは回転ブラシとすることができ
る。
【0007】また、前記ブラシに代えて、またはブラシ
とともに、中空本体の開口部寄りから内部方向へ、先端
部が皮膚に当接する突出片を設けたものとすることがで
きる。さらに開口部寄りに駆動式か又は回動するローラ
を取付けたものとすることができる。
【0008】
【作用】減圧筒に形成した開口を皮膚に当接し、さらに
減圧手段により本体内部を減圧し、そして吸引すること
により、開口部内(減圧室)へ毛穴を広げて皮膚を盛り
上がらせる。この状態におかれた吸着部を手動または自
動的に摺動して、毛穴および皮膚の表面の汚れ等をブラ
シおよび/または突出片により落とす。また、突出片を
設けた場合には、落とした汚れ等を開口部内(減圧室)
へ効果的に収容する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を各種の実施例に基づいて具体
的に説明する。
【0010】〔第1実施例〕 図1〜図2 円筒形の本体1の後方側壁に多数の排気孔2を穿設する
とともに、本体1の先端部寄りには、下方が開口し長手
方向に長形でかまぼこ状の減圧筒3を一体に、またはア
タッチメント式に着脱自在に設ける。前記本体1の内部
には、同本体1よりもやや小径な内部容器4を設ける。
この場合において、内部容器4を、本体1の下部内壁に
固着し、さらに内部容器4の前方にモータ5と、後方に
電池6を配置し、電気的に接続する。前記の電池6は充
電式としてもよい。
【0011】前記内部容器4の先端側壁より下方へ傾斜
した整流体7を突設するとともに、同整流体7のほぼ中
央部には回動孔8を設け、この回動孔8に前記モータ5
の回転軸9を回動自在に貫通させるとともに、回転軸9
の先端部は、保持体10に穿設した軸孔11へ回動自在
に挿入する。また前記保持体10の側壁に近接した位置
で、回転軸9に動力ギヤ12を取り付ける。この動力ギ
ヤ12と噛合した駆動ギヤ13は、取付軸14の先端部
に取り付けられるとともに軸孔15を回動自在に貫通
し、さらに他端部は減圧筒3の前方壁16に設けた軸受
部17へ回動自在に嵌入する。この場合において、動力
ギヤ12は駆動ギヤ13よりも小径であるので、回転軸
9の回転が取付軸に連動される場合、減速されることに
なる。なお、前記保持体10は棒状(四角柱)とし、減
圧筒の上部内壁と下部内壁との間に架設する。
【0012】前記取付軸14には、ブラシ18を嵌合,
固定するとともに、ブラシ18の基端寄りの前記取付軸
14に、前記保持体10の側壁と摺接するように円盤状
の押さえ板19を取り付ける。
【0013】前方壁16の下部側壁と後方壁20の側壁
に軸受孔21をそれぞれ穿設し、同軸受孔21へ、ロー
ラ22の両側壁のほぼ中央部より突出した保持軸23を
回動自在に嵌入するようにする。この場合においては、
ローラ22は、前方壁16および後方壁20の下方部
と、さらには側壁24の下端部より突出した状態に位置
するようにし、側壁24の内壁を摺接回転している。な
お、ローラを取付けず、減圧筒の開口側壁が直接皮膚に
当接する場合は、抵抗が大きく従って皮膚に対して本体
を横方向へ摺動しにくくなるが、皮膚および毛穴の汚れ
を落とす作用効果は変わらない。
【0014】前記回転軸9の動力ギヤ12と整流体7と
の間には、複数のプロペラを有した排気プロペラ25を
取り付ける。この排気プロペラ25より前方を減圧室2
6とし、前記内部容器4と本体1との間に形成された空
間は通気路27とする。この通気路27は減圧室26か
ら排気孔2を介して外部へ連通するようにする。
【0015】以上の構成の第1実施例の美容器具におい
て、スイッチを入れ、モータ5を駆動すれば、回転軸9
が回転するとともに排気プロペラ25を回転させる。こ
れにより、排気プロペラ25の前方の空気が後方へ送り
出される。したがって、減圧筒3の開口より流入した空
気は通気路27を介して後方端部の排気孔2より排出さ
れ、本体1内部に空気流を発生させる。この状態におい
て開口を皮膚に当接すれば、外部からの空気の流入がな
くなり、減圧室26内の空気のみが排気プロペラ25の
後方へ送り出される。したがって減圧室26内の気圧が
低下し減圧される。このように減圧室26内の気圧が下
がれば下がるほど、当接している皮膚近傍の体内と減圧
室26内との圧力差が生じ、より一層皮膚が盛り上がっ
て毛穴が広がる。最高に減圧すれば盛り上がった皮膚
が、回転するブラシ18に圧接する状態になるので、毛
穴の汚れなどをきれいに落とすことができる。さらに、
ローラ22は長手方向へ多数の突条を形成すればローラ
22が皮膚に対して噛んだ状態になり、したがって順序
よく減圧室内へ皮膚を送り込むので確実に汚れを落と
し、さらに楽に摺動することができる。また全周にわた
り多数の凹凸を形成しても良い。
【0016】なお、本実施例ではローラ22を設けるこ
とにより、横方向への摺動が容易となるようにしている
が、減圧筒3の開口と皮膚との間の摩擦が小さい材料で
あれば、必ずしも設ける必要はない。ブラシ18は合成
樹脂でも動物などの毛でもよく、または軽石を円筒形に
形成したものを用いても良い。さらに皮膚が弱い人の場
合は、スポンジの表面に凹凸をつけたものを用いても良
い。
【0017】〔第2実施例〕 図3〜図7 本実施例では、回転軸9の先端部寄りに設けた動力ギヤ
12と噛合した駆動ギヤ13に同駆動ギヤ13よりも小
径な連動ギヤ28を固着する。同連動ギヤ28は2個の
中間ギヤ29と噛合し、さらに中間ギヤ29には中間ギ
ヤ29よりも小径な中間ギヤ29′を突設するととも
に、保持軸23の端部に取り付けられたローラギヤ30
とそれぞれ噛合するようにする。前記動力ギヤ12と駆
動ギヤ13,連動ギヤ28と中間ギヤ29,29′およ
びローラギヤ30の各々が逆V字状の保持体31に回動
自在に取付けられている。なお、保持体31の端部は減
圧筒3の内壁にそれぞれが固着されている。また、動力
ギヤ12の回転が駆動ギヤ13に連動するときに回転軸
の回転が減速されるとともに、さらに連動ギヤ28より
中間ギヤ29,29′を介在して最終的にローラギヤ3
0に連動されるときには、さらに減速され、適宜の回転
数となる。前記回転軸9の適宜位置に大径の主ギヤ32
を固着する。減圧筒3の上部側壁には、円形の排出孔3
3を設け、この排出孔33を塞ぐ開閉蓋34を、軸35
を支点として開閉自在な状態に設ける。排出孔33およ
び開閉蓋34は内部へ進行するに従って小径になってい
る。
【0018】さらに前記開閉蓋34より小径で、開閉蓋
34を支えるように、突出片36を減圧筒より突設す
る。この突出片36と同一内径で円筒形のプロペラ収納
体37の一端を減圧筒3の内壁に固着する。このプロペ
ラ収納体37の両端部でそれぞれの中央部に回動筒3
8,38′を配置するとともに、同回動筒38,38′
より放射状に伸びた保持板39の一端をプロペラ収納体
37の内壁に固着する。前記内部寄りの回動筒38を貫
通したプロペラ軸40の先端部は排出孔33寄りの回動
筒38′へ回動自在に嵌入するとともに、回動筒38,
38′の内壁を摺接回転するように、前記プロペラ軸4
0には円盤状の支持板41を取付ける。さらに、回動自
在に回動筒38より突出したプロペラ軸40の先端に
は、プロペラギヤ42を固着するとともにプロペラ軸4
0の重心位置に複数のプロペラを有した排気プロペラ4
3を取り付ける。なお、排気プロペラ43の外径はプロ
ペラ収納体37の内径に対してなるべく近づける。
【0019】減圧筒3の上部側壁の適宜位置には孔44
を穿設するとともに孔44を貫通して開閉蓋34の内壁
とプロペラ収納体37の一端に突設した支持片45との
間には常時張力が付与されたスプリング46を架設す
る。減圧筒の側壁に穿設した孔44の穴の大きさはスプ
リング貫入部の端末寄りが抵抗なく上下に摺動するとと
もに外部の空気の流入が非常に少ない大きさにする。前
記回転軸9の先端部は保持体31の軸孔11へ回動自在
に嵌挿し、また駆動ギヤ13を固着した取付軸14は軸
孔15へ貫通させ、さらに他の先端部は軸受部17に回
動自在に嵌挿するとともに取付軸14にはブラシ18を
固着する。連動ギヤ28およびローラギヤ30と噛合し
た中間ギヤ29,29′は保持体31より突設した取付
体47へ回動自在に保持するものとする。前記ローラギ
ヤ30より伸びた保持軸23は軸受孔21′へ回動自在
に貫通し、さらに他端部を軸受孔21へ嵌挿するととも
に、保持軸23にはローラ22′を固着する。前記主ギ
ヤ32とプロペラギヤ42を噛合する。ローラは長手方
向で多数の突条が全周にわたり形成されていれば皮膚へ
の摩擦が大きくなるので、本体を横方向へ移動する効果
が大である。または、全周にわたりローラ22′に多数
の凹凸を形成しても良い。
【0020】この第2実施例において、回転軸9を回転
すると同時に主ギヤ32と噛合したプロペラギヤ42を
回転させることで、排気プロペラ43の作用により排出
孔33より内部の空気を外に排出する。この状態におい
ては、排出孔33から排出された空気と同量の空気が開
口より流入し、減圧室26内部には空気流が発生する。
さらにこの状態で開口を皮膚に当接すれば、減圧室26
内の空気のみが排出され、減圧室26内が減圧される。
さらに減圧するに従って排気力は弱まり最高に減圧した
状態では空気の排出はなくなる。今までは排気した空気
圧により押し広げられていた開閉蓋34は、排気力が弱
まるので、排気プロペラ43が回転しているのにも拘ら
ずスプリング46の縮退力で再び開閉蓋34は密に閉じ
る。突出片36と開閉蓋34との間から空気が漏れない
ように、突出片36の上面に合成ゴム等のシール材を貼
着しておくとよい。このように減圧室が体内の圧力より
も減圧されることで皮膚が吸引されて盛り上がり、ブラ
シ18の回転により皮膚の汚れ等を落とす。このように
ブラシ18を回転させて汚れを落とすと同時に、動力ギ
ヤ12からの回転力をローラギヤ30へと連動させ最終
的にローラ22′を回転させて、皮膚に対して本体を横
方向へ移動する。またある程度移動して、バックする場
合は、スイッチを切り替え、回転軸9を反対に回転させ
ることで、ローラ22′を反対に回転しバックしながら
また再び汚れを落とす。この場合においては、回転軸9
を反対に回転しても開閉蓋34は、密に閉じているの
で、減圧室26内の気圧を一定に保つことができ、した
がって、前進、後退をスイッチのみの切り替えで容易に
使用でき、さらには、構造が非常に簡単である。
【0021】〔第3実施例〕 図1および図3,図4参
照 前記第2実施例の駆動機構により第1実施例のローラを
駆動しても容易に本体を移動することができる。すなわ
ち、本実施例では、図1に示す回転軸9の先端部寄りに
設けた動力ギヤ12に、図3および図4に示すように駆
動ギヤ13を噛合し、この駆動ギヤ13に同駆動ギヤ1
3よりも小径な連動ギヤ28を固着する。同連動ギヤ2
8は2個の中間ギヤ29と噛合し、さらに中間ギヤ29
には中間ギヤ29よりも小径な中間ギヤ29′を突設す
るとともに、保持軸23の端部に取り付けられたローラ
ギヤ30とそれぞれ噛合するようにする。前記動力ギヤ
12と駆動ギヤ13,連動ギヤ28と中間ギヤ29,2
9′およびローラギヤ30の各々が逆V字状の保持体3
1に回動自在に取付けられている。なお、保持体31の
端部は減圧筒3の内壁にそれぞれが固着されている。ま
た、動力ギヤ12の回転が駆動ギヤ13に連動するとき
に回転軸の回転が減速されるとともに、さらに連動ギヤ
28より中間ギヤ29,29′を介在して最終的にロー
ラギヤ30に連動されるときには、さらに減速され、適
宜の回転数となる。
【0022】この第3実施例の作用効果について図1お
よび図3,図4を参照しながら詳細に説明すれば、スイ
ッチを入れモータ5を駆動し、排気プロペラ25を回転
することにより本体1内部の空気を通気路27を介して
排気孔2より排出し、空気流を発生させる。さらに回転
軸9の回転力が動力ギヤ12から駆動ギヤ13、連動ギ
ヤ28、中間ギヤ29,29′、さらにはローラギヤ3
0へと減速されて連動し、最終的にローラ22,22′
を駆動させると同時に、減圧筒3内のブラシ18を回転
させる。この状態において、開口を皮膚に当接すること
により、減圧室26内を減圧し、皮膚を吸引して盛り上
がらせ、回転するブラシ18に圧接するとともに、ロー
ラ22の駆動力で本体1を横方向へ移動させながら毛穴
の汚れ等を落とすものである。このようにして皮膚の汚
れ等を落としながら移動させ、また再び同じ皮膚の汚れ
を落としたい場合は、スイッチを切り、排気プロペラ2
5を止めることにより、後方端部に穿設した排気孔2よ
り外部の空気が流入して、減圧室26内の気圧は外気圧
と同じになり、今まで吸引して盛り上がっていた皮膚を
元に戻す。このようにして再度スイッチを入れ、同じ皮
膚上の汚れを落とす。この実施例の場合では、ローラ2
2の駆動力で本体1を横方向へ移動させるのは一方方向
のみであり、第2実施例のように本体1を横方向へ往復
動させることはできないが、開閉蓋34が無いので、構
造が簡単にでき、故障が少ない利点がある。
【0023】〔第4実施例〕 図8〜図9 本実施例においては、本体1の内部には駆動機構を収容
した内部容器4を内設するとともに、同内部容器4の先
端には整流体7を固着する。同整流体7に穿設した回動
孔8より回転軸9が回動自在に突出する。さらに本体1
の前方には前方へ行くに従って緩やかに下方へカーブす
るとともに縮径する先筒48を突設する。さらに該先筒
48の先端には、内部方向へ湾曲した減圧筒49を固着
する。前記先筒48の上方内部にはパイプ状の中空であ
る回転孔50を形成した内部筒51を設けるとともに、
減圧筒49の基部より適宜幅で内部筒51の先端部を突
出する。また先筒48の内部下方の空間は吸気路52と
し、前記減圧筒49に設けた減圧室53と通気路27と
を介して後方端部に穿設した排気孔2より外部と連通す
るものである。前記内部筒51の回転孔50にはワイヤ
54(スプリングでも良い)を回動自在に挿通し端部に
は減速ギヤ55′を固着し、他端は減圧筒49に対応し
て内部方向へ湾曲するとともにブラシを植設した回転ブ
ラシ56を固着する。この場合において、同回転ブラシ
56の基部が、前記内部筒51の先端部と摺接回転駆動
する。前記減速ギヤ55′は回転軸9の先端部に設けた
減速ギヤ55と噛合するものとし、さらに回転軸9の先
端部は内部筒51の下方側壁に穿設した回動孔57へ回
動自在に嵌挿する。前記減速ギヤ55′より突設した軸
58は先筒48の内壁より突設した支持体59の先端部
へ回動自在に貫通した状態になっている。さらに回転軸
9に排気プロペラ25を取り付ける。
【0024】この実施例において、回転軸9を回転させ
排気プロペラ25により前方の空気を後方へ送り出し、
本体1内部に空気流を発生させるとともに回転軸9の回
転力が減速ギヤ55,55′へと連動され、最終的に適
宜の回転数へと減速して回転ブラシ56を回転させる。
この状態において、減圧筒49の開口を皮膚へ当接し減
圧室53内の空気を後方へ移送することで減圧し、皮膚
を吸引して盛り上がらせる。このようにして盛り上がっ
た皮膚が回転ブラシ56へ圧接するとともに回転ブラシ
56により、皮膚の汚れを落とすものである。この回転
ブラシ56は、内部方向へ湾曲しているので、盛り上が
った皮膚が均等に回転ブラシ56に当接し、このため、
広範囲にわたってブラッシングができ、非常に効率が良
い。
【0025】なお、図示していないが、内部容器4に螺
着した蓋との間にシール部材を介在させるとともに、回
転軸9が回転自在に貫通した回動孔8の中央部にシリコ
ンを充填し栓をすることにより、内部容器4が水密とな
るので、風呂等で使用しても、内部容器4内に水が流入
することがなく故障が少ない。
【0026】〔第5実施例〕 図10〜図11 円筒形の本体筒60の前方には、進行するに従って下方
へ緩やかにカーブして縮径する中空を形成した先筒61
を突設し、さらには、この先筒61の先端部にほぼ半球
状でおわん形をした減圧筒62を取り付ける。この先筒
61の中空部は吸気路63とし、減圧室53とは連通し
ている。また減圧筒62の内壁より吸気路63の開口を
中心に、リング状のブラシ64を植設する。またリング
状に形成した別体のブラシを嵌着してもよい。このブラ
シ64は、吸引して盛り上がった皮膚にぴったりと全面
で圧接するように対応して内部方向に湾曲したような形
状とする。前記本体筒60の後方端部には、多数の通気
孔65を穿設するとともに、中央部には、四角形の挿入
孔66を穿孔する。前記本体筒60の内部には、長手方
向へ往復摺動するピストン67を嵌挿する。この場合に
おいて、ピストン67の周壁と本体筒60の内壁との接
触面は気密状態に保持されている。前記ピストン67の
ほぼ中央部より突設した、四角柱の支柱68が、挿入孔
66より摺動自在に突出しているとともに先端を球状に
形成する。なお、気密状態をさらに保持するために、ピ
ストン67の周壁に摩擦係数の小さな合成ゴム等のシー
ル材を貼着してもよい。ピストン67の後方の空間は通
気室69とし、同通気室69内には常時は縮む方向にバ
ネ力が付与されたコイル70を収容するとともに、同コ
イル70の一端はピストン67の内壁に、もう一端は、
後方部の内壁にそれぞれ固着されている。前記ピストン
67の前方周縁寄りの下方一個所に、内部方向に係止部
を向けた鉤部71を突設する。また先筒61の基部寄り
の下方側壁で前記鉤部71と対応した位置に四角形の貫
通孔72を有した突出筒73を先筒61より外部に突設
する。前記貫通孔72には対応して形成した連動体74
が摺動自在に貫挿され、一端には前記の鉤部71と対応
して係止するように係止片75が取り付けられている。
また他端部には、前記突出筒73が摺動自在に嵌入する
ように中空室76を形成した押圧体77を固着する。さ
らに前記係止片75の下部側壁と先筒61の内壁との間
には常時縮退するよう付与されたスプリング78を連動
体74に嵌装し、さらにスプリング78の両端を係止片
75と先筒61の内壁にそれぞれ固着する。
【0027】この実施例において、まず球状に形成した
支柱68の端部を押してピストン67を前方へ摺動させ
鉤部71と係止片75とで係止させる。この状態で減圧
筒62の開口を皮膚に当接し、押圧体77を指で押して
係止片75を鉤部71より外すと、コイル70の縮退で
ピストン67が後方へ摺動することにより、吸気路63
および減圧室53内の容積が膨張し、したがって減圧室
53内が減圧される。これにより、皮膚が吸引されて盛
り上がり、減圧筒62の内壁より植設したブラシ64へ
皮膚が適当に圧接する。この状態において減圧筒62を
皮膚に対し摺動すれば、ブラシ64が皮膚の汚れを落と
したり、マッサージをしたりすることができる。この実
施例ではモーターなどは使用していないので、コストが
低く、構造が非常に簡単なので消費者に対して安価に提
供することができる。
【0028】〔第6実施例〕 図12 本実施例においては、先筒61の先端におわん形をした
減圧筒79を突設するとともに、同減圧筒79の先端部
は内部へ進行するにしたがって薄く小径になってテーパ
ーしている(皮膚の盛り上がりに対応して湾曲してもよ
い)突出片80を設けた、リング体81を螺着してい
る。この実施例の作用効果は、皮膚を吸引して盛り上が
らせて皮膚をリング体81の底部および突出片80の外
面へ圧接した状態にして皮膚上を摺動すれば、広がった
毛穴等の汚れを突出片80で受けとめ、しぼり出すよう
にして落とし、さらに同突出片80の内側に収納する。
この実施例は構造が非常に簡単で、さらにリング体81
を着脱自在にしているので、減圧筒79内に収納した汚
れも容易に落とすことができる。
【0029】なお、この実施例の突出片80は、他の実
施例における減圧筒にも同様に設けることにより、それ
ぞれの実施例の作用効果と本実施例の作用効果を併せ持
つことができる。減圧筒の開口が円形ではなく長手方向
へ長形な減圧筒にローラを設けた実施例においても長辺
の突出片を突設しても作用効果は変わらない。
【0030】〔第7実施例〕 図13 本実施例では、減圧筒79に螺着したリング体82より
突設した突出片83の外壁に内部方向へ進行すればする
ほど、だんだん短くなるリング状のブラシ84を立設す
る。またはリング状に形成したブラシを別体として嵌着
してもよい。この実施例の作用効果は、前記実施例より
もより一層のブラッシング効果があり汚れも一段と多く
収納することができる。
【0031】〔第8実施例〕 図14 本実施例では、先筒85は減圧室53内へ貫通した状態
で減圧筒79の基部より適宜の幅で突設しさらに同先筒
85の先端部には吸気路63の開口に近いほど長く、ま
た遠ざかるほど短くなるブラシ86をおわん形をしたブ
ラシ筒87の内壁より植設する。さらに減圧筒79にリ
ング体81を螺着する。またブラシ筒87の内部は減圧
室88とする。
【0032】この実施例においては、まず吸気路63を
介して減圧室53,88内の空気を後方へ送り出すかま
たは膨脹させ、減圧室53,88内の圧力を体内の圧力
よりも低下させ、皮膚を吸引して盛り上がらせる。この
ようにして盛り上がった皮膚は、最初ブラシ筒87の先
端に当接するが、さらに吸気路63内は減圧されるの
で、前記減圧室53よりもブラシ筒87の減圧室88の
方が気圧が低くなる。したがって皮膚がさらに引っ張ら
れ、ブラシ筒87に植設したブラシ86と圧接した状態
になる。この状態で皮膚に対して摺動すれば、皮膚が2
回段階的に引っ張られ、毛穴へのマッサージも効果的に
行い、さらにブラシ86で落とす力も増大する。第6〜
第8の実施例の減圧手段はピストンでも良いしモータを
使用しても良い。
【0033】以上、各実施例について説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、各種の
変形や前記実施例の組合せが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、皮膚を
吸引して盛り上げ毛穴を開いた状態でブラシまたは突出
片に皮膚が圧接摺動されることで、効果的に毛穴内の汚
れや垢を除去することができる。本発明の美容器具を常
時使用することにより、汚れやさらには脂肪を少しづつ
外へ出すので、毛穴の中で脂肪等が固まってその結果、
毛穴が開き肌荒れになることはなく、美肌を保つことが
できる。以上のようににきび対策に非常に効果的であ
り、さらに腋臭で悩む女性には臭いの原因である物質等
を取り除くことで、臭いを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】 第1実施例の横断平面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図4】 第2実施例の要部を示す斜視図である。
【図5】 図3のA−A線における断面図である。
【図6】 本発明の第2実施例における開閉蓋回りの平
面図である。
【図7】 第2実施例における排気プロペラ回りの拡大
図である。
【図8】 本発明の第4実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図9】 第4実施例の使用状態を示す拡大図である。
【図10】 本発明の第5実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図11】 第5実施例のコイル係止部の拡大図であ
る。
【図12】 本発明の第6実施例の要部拡大図である。
【図13】 本発明の第7実施例の要部拡大図である。
【図14】 本発明の第8実施例の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 本体、2 排気孔、3 減圧筒、4 内部容器、5
モータ、6 電池、7整流体、8 回動孔、9 回転
軸、10 保持体、11 軸孔、12 動力ギヤ、13
駆動ギヤ、14 取付軸、15 軸孔、16 前方
壁、17 軸受部、18 ブラシ、19 押さえ板、2
0 後方壁、21,21′ 軸受孔、22,22′ ロ
ーラ、23 保持軸、24 側壁、25 排気プロペ
ラ、26 減圧室、27 通気路、28 連動ギヤ、2
9,29′ 中間ギヤ、30 ローラギヤ、31 保持
体、32 主ギヤ、33 排出孔、34 開閉蓋、35
軸、36 突出片、37 プロペラ収納体、38,3
8′ 回動筒、39 保持板、40 プロペラ軸、41
支持板、42 プロペラギヤ、43 排気プロペラ、
44 孔、45 支持片、46 スプリング、47 取
付体、48 先筒、49減圧筒、50 回転孔、51
内部筒、52 吸気路、53 減圧室、54ワイヤ、5
5,55′ 減速ギヤ、56 回転ブラシ、57 回動
孔、58 軸、59支持体、60 本体筒、61 先
筒、62 減圧筒、63 吸気路、64 ブラシ、65
通気孔、66 挿入孔、67 ピストン、68 支
柱、69通気室、70 コイル、71 鉤部、72 貫
通孔、73 突出筒、74 連動体、75係止片、76
中空室、77 押圧体、78 スプリング、79減圧
筒、80 突出片、81,82 リング体、83 突出
片、84 ブラシ、85 先筒、86 ブラシ、87
ブラシ筒、88 減圧室

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に開口を有する減圧室と連通する
    ように形成した中空本体に、皮膚を吸引する減圧手段を
    備え、前記減圧室内に、吸引された皮膚が接触するブラ
    シを備えたことを特徴とする吸引式の美容器具。
  2. 【請求項2】 減圧室の開口部寄りに、皮膚に当接する
    ローラを備えた請求項1記載の吸引式の美容器具。
  3. 【請求項3】 モータの動力によりローラを回転駆動す
    る駆動機構を備えた請求項2記載の吸引式の美容器具。
  4. 【請求項4】 減圧室内への外気の流入を防止する開閉
    蓋を備えた請求項3記載の吸引式の美容器具。
  5. 【請求項5】 先端部に開口を有する減圧室と連通する
    ように形成した中空本体に、皮膚を吸引する減圧手段を
    備え、前記中空本体の開口部寄りに、先端部が皮膚に当
    接する突出片を設けたことを特徴とする吸引式の美容器
    具。
  6. 【請求項6】 中空本体の開口部寄りに、先端部が皮膚
    に当接する突出片をさらに設けた、請求項1〜4のいず
    れかの項に記載の吸引式の美容器具。
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