JP3164963U - Led型ランプの放熱構造 - Google Patents

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【課題】360度の広角度照明と放熱効果を達成できるLED型ランプの放熱構造。【解決手段】第一本体111及び放熱部112及び導電部113を備える放熱パーツ11、第二本体121及び導熱部122及び導熱端123を備える導熱パーツ12からなり、放熱部112は放熱フィンであって第一本体111外側に形成され、導電部113は第一本体111の一端に設けられて、そのねじ山によりランプソケットセットされて、第二本体121の各面に配置されたLEDモジュール2に電源を供給する。LEDモジュール2は熱伝導性素材からなる第二本体121を経て放熱パーツ11にLEDの熱を伝導し、また、LEDモジュール2は第二本体の周囲四面に配置されて360度の広角度に照明する。【選択図】図1

Description

本考案はLED型ランプの放熱構造に関し、特に360度の広角照明と放熱効果を同時に達成できるLED型ランプの放熱構造に関する。
LEDは寿命が長く節電効果が高く、コンパクトで水銀汚染の恐れがない等の特性を備え、環境保護のニーズに合致している。
チップ封止技術の進歩に従い、LEDの応用領域は、インジケーターランプから照明及び液晶パネルのバックライト等の用途へと広がっている。
LEDは、インプットされた電気エネルギーによりチップの素子を励起し、「光」と「熱」を発するもので、現在の技術段階では、放出される光と熱の割合は、光が25%であるのに対して、熱が75%を占める。
LEDの光と熱は、2つの大きな特性を備える。
先ず一つ目は、その光線が方向性を備え、発光方向は半球状を呈し、しかもLEDの照射角度は約20度であるため、直射の正面向きの光度は最強であるが、横方向の光度は微弱であるということである。
もう一つは、その温度が高くなり過ぎると、光度減衰の現象が起きることで、そのため放熱を強化し、正常な光度を維持する必要がある。
従来の技術のLEDには2種がある。
一つは、LAMP型点光源式封止(挿入式)で、もう一つは、SMD型点光源式封止(表面粘着式)である。
駆動電流により区分すれば、ハイパワー(作動電流350mA以上)高輝度LEDと、ローパワー(作動電流20mA〜100mA)のインジケーター用LEDに分けられる。
ハイパワーLEDは、強い光及び高温を発し、多くはランプ或いは街路灯に使用されている。
ローパワーLEDは、弱い光を発し、信号灯或いは方向インジケーターランプ(例えば、交通信号灯、車両の方向指示器)に使用されている。
しかしいずれにしろ従来の技術によるランプ設計では、「点光源」タイプのLEDが使用されている。
その共通の欠点は、「間接照明」の方式を採用するため、ランプの輝度を低下させ、しかもLEDの巨大な「放熱器」としての特性がランプデザインを制限しており、また製造コストを拡大している点である。
しかも、多数の低電流LEDを直列接続、及び並列接続すると、回路が複雑で、接点が多くなるため、故障率も必然的に高くなり、安定性が劣り、使用寿命が長いというLEDの特性を生かせなくなってしまう。
従来の技術によるLEDランプの欠点は、以下の通りである。
1.
大多数のランプは、ハイパワーLED(350mA以上)に「光学レンズ」を配置して、放熱器(heat sink)上に密着させ、LED外部を「半球状」のランプシェードでさらに覆い、LEDが発する光は、「光学レンズ」の屈折を経て「マットなランプシェード」に到達し、さらに屈折してランプシェードの外へと出て行く。この種の設計は、2回の屈折を経るため「間接照明」であり、屈折過程においてある程度の輝度を失ってしまう。しかも、「点」光源式の封入方式及び「半球状」のランプシェードのデザインの制限があり、発光角度は比較的小さく、しかもランプシェードは「マットな」ものを採用しなければ、屈折とスローな投射の効果を達成することはできず、「透明な」ランプシェードを採用すれば、屈折効果を達成することはできない。すなわち、外殼構造が制限されてしまう。
2.
ハイパワーLEDランプは、高温を発するため、大容量の放熱器(heat sink)を使用して放熱を助ける必要があり、よってランプのデザインに影響を及ぼさざるを得ない。また、その放熱方式は、LED下方に「導熱ペースト」を塗布し、さらにアルミ亜鉛合金による鋳造、或いはアルミプレス旋盤により形成した放熱器(heat sink)上にネジでぴったり固定するが、「導熱ペースト」そのものは、一種のシリコンで、その導熱性は十分でないため、放熱効果には限界がある。しかも、合金鋳造或いはアルミプレスにより製造する放熱器は、体積が大きく、製造プロセスが煩瑣で、しかもLEDランプのサイズ、或いは外型が違えば、その度に金型を開発しなければならないため、「時間コストと資金コストが高い」という欠点がある。
3.
ローパワー「指示型LED」により組合せるランプは、「指示型LED」がもともと照明用に設計されたものではなく、その外部の封止材質も、多くはエポキシ樹脂(EPOXY)であるため、紫外線を遮断することができず、劣化し易く、耐高温性が低く、しかも放熱が容易でないため、輝度の衰減を招き易い。しかも、数十個から百個以上のLEDを直列接続及び並列接続すると、回路が複雑になり過ぎ、接点が多く、故障率が高く、安定性が低い。
本考案は、従来のLED型ランプの放熱構造の上記した欠点に鑑みてなされたものである。
特開2010−45030号公報
本考案が解決しようとする課題は、360度の広角度照明と放熱効果を同時に達成できるLED型ランプの放熱構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記のLED型ランプの放熱構造を提供する。
LED型ランプの放熱構造は、第一本体及び放熱部及び導電部を備える放熱パーツ、第二本体及び導熱部及び導熱端を備える導熱パーツからなり、
該放熱部は、該第一本体外側に設置し、
該導電部は、該第一本体の一端に設置し、
該第二本体は、該第一本体の該導電部の反対端に直立し、
該導熱端は、該第一本体に連接し、
該導熱部は、該第二本体周囲に設置し、複数のLEDモジュールを設置し、
該LED型ランプの放熱構造により、LEDモジュールの放熱効率を向上すると共にLEDモジュールによる照明光の照射角度を広くすることができる。
本考案のLED型ランプの放熱構造は、360度に近い広い照射角度を達成し、極めて高い放熱効率を達成することができる。
本考案の立体分解図である。 本考案の立体組合せ図である。 本考案の使用状態図である。
以下に図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本考案の立体分解及び組合せ図である図1、2に示すように、本考案のLED型ランプの放熱構造1は、第一本体111及び放熱部112及び導電部113を備える放熱パーツ11、第二本体121及び導熱部122及び導熱端123を備える導熱パーツ12からなる。
放熱パーツの該放熱部112は、該第一本体111外側に設けられ、該導電部113は、該第一本体111の一端に設置する。
該放熱部112は、放熱フィン或いは放熱フィン列の内のどちらからの形態で、本実施例では、放熱フィンを例として説明するが、これに限定するものではない。
該導電部113は、該放熱部112に接続され、該導電部113はさらに、導電面1131及び導電端1132を備える。
該導電面1131は、ランプのソケット接続用の複数のネジヤマ1133を備える。
導熱パーツ12の該第二本体121は、該第一本体111の該導電部113の反対端に直立する。
該導熱端123は、該第二本体121の一端に設置し、該第一本体111に接続する。すなわち、該第二本体は該導熱端を介して第一本体に接続され、第一本体の放熱部に熱を伝達する。
該導熱部122は、該第二本体121周囲に設置され、複数のLEDモジュール2を設置する。
該導熱部122はさらに、該第二本体121を囲んで第一導熱面1221及び第二導熱面1222及び第三導熱面1223及び第四導熱面1224を備える。
該第一、二、三、四導熱面1221、1222、1223、1224には、複数のLEDモジュール2をそれぞれ設置する。
該LEDモジュール2は、少なくとも1個のLEDランプ21及び基板22を備え、該LEDランプ21は、該基板22片面に搭載され、該基板22は、その他面を介して該導熱部122に密着させて設置する。
本考案の使用状態図である図3に示すように、本考案のLED型ランプの放熱構造1は、使用時には、該放熱パーツ11の導電部113を、ランプ台3のソケットにネジ入れて固定する。
該ランプ台3は、ソケット31を備え、該ソケット31は、複数の内ネジヤマ32を備え、ランプの該導電面1131の複数のネジヤマ1133を該ランプ台3のソケットの内ネジヤマ32にネジ入れる。
これにより、該放熱パーツ11は、該ランプ台3に固定して設置され、該ランプ台3を通して、電源を該導電部113へと導通し、該導電部113により、電源を該LEDモジュール2に供給して使用に供する。
該LEDモジュール2が発光すると、熱を発し、該LEDモジュール2は、該導熱パーツ12を通して、熱を該放熱パーツ11に伝え、該放熱パーツ11の放熱部112を通して、輻射により放熱する。
また、該LEDモジュール2は、該導熱パーツ12の導熱部122に設置され、該導熱パーツ12は、直立して該放熱パーツ11に接続される。
さらに、該導熱部122は、第一、二、三、四導熱面1221、1222、1223、1224を備えるため、該各LEDモジュール2は、異なる導熱面に設置することで、該各LEDモジュール2は、広角度照明の効果を達成することができる。
上記の本考案名称と内容は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本考案の保護範囲に含むものとする。
本考案のLED型ランプの放熱構造は、その使用時に、その機能と目的を確実に達成することができ、実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
1 LED型ランプの放熱構造
11 放熱パーツ
111 第一本体
112 放熱部
113 導電部
1131 導電面
1132 導電端
1133 ネジヤマ
12 導熱パーツ
121 第二本体
122 導熱部
1221 第一導熱面
1222 第二導熱面
1223 第三導熱面
1224 第四導熱面
123 導熱端
2 LEDモジュール
21 LEDランプ
22 基板
3 ランプ台
31 ソケット
32 内ネジヤマ

Claims (5)

  1. LED型ランプの放熱構造であって、
    放熱パーツ、及び導熱パーツからなり、
    放熱パーツは、導熱パーツを収容する第一本体、その外周面上に設けられた放熱部、及び該第一本体底面に設けられて電源に接続する導電部とからなり、
    導熱パーツは、LEDモジュールを搭載する第二本体、その外周に配置された導熱部、及びその一端に設けられた導熱端からなり、
    複数のLEDモジュールを第二本体外周に配置された該該導熱部に設置し、第二本体一端の導熱端を介して上記第一本体にその導電部に相対して直立させて接続した、
    ことを特徴とするLED型ランプの放熱構造。
  2. 前記放熱部は、放熱フィン或いは放熱フィン列の内のいずれかの形態であることを特徴とする請求項1に記載のLED型ランプの放熱構造。
  3. 前記放熱パーツの導電部はさらに、導電面及び前記導熱パーツの導熱端に接続する導電端を備え、該導電面は、該導電端に接続すると共に該導電面はランプ台のソケットに接続するための複数のネジヤマを備えたことを特徴とする請求項1に記載のLED型ランプの放熱構造。
  4. 前記導熱部はさらに、第一導熱面及び第二導熱面及び第三導熱面及び第四導熱面を備え、
    該第一、二、三、四導熱面には複数のLEDモジュールをそれぞれ設置したことを特徴とする請求項1に記載のLED型ランプの放熱構造。
  5. 前記LEDモジュールは、少なくとも1個のLEDランプを搭載した基板を備えたことを特徴とする請求項1或いは4に記載のLED型ランプの放熱構造。
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