JP3164952U - 水槽の水温制御装置 - Google Patents

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共栄アクアテック株式会社
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Abstract

【課題】水槽の水の水温を適度に上昇させながら、水槽に強力に付着させることができる水温制御装置を提供する。【解決手段】内部に密閉空間が形成された収納ケースと、先端にプラグが設けられるとともに、基端部が収納ケース内に導かれた電源コードと、密閉空間に収納され、電源コードを通じて通電され発熱する発熱体と、密閉空間に発熱体から離れて収納され、水槽の水の温度を基に発熱体への通電を制御する制御部と、収納ケースに取り付けられ、収納ケースを水槽の側壁に吸着させる吸着体と、制御部から離隔した側の収納ケースの端部に設けられ、収納ケースより先端側の電源コードが係止可能なフックとを備える。【選択図】図1

Description

この考案は、観賞魚等を飼育する水槽の水温制御装置に関する。
従来の水槽の水温制御装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
実用新案登録第3113908号公報
このものは、内部に密閉空間が形成された収納ケースと、基端部が収納ケース内に導かれた電源コードと、収納ケースの密閉空間に収納され、電源コードを通じて通電されたとき発熱して水槽内の水を加熱する発熱体と、収納ケースの密閉空間に発熱体から離れて収納され、水槽の水の温度を基に発熱体への通電を制御する制御部と、収納ケースに取り付けられ、該収納ケースを水槽の側壁に吸着させる吸着体とを備えたものである。
しかしながら、このような従来の水槽の水温制御装置にあっては、水槽内に該水温制御装置を設置する際、例えば、不注意で制御部が上側と、発熱体が下側となった姿勢で設置すると、発熱体が通電により発熱したとき、制御部が発熱体により加熱されて暖かくなった水の上昇水流の影響を受けて、発熱体への通電を頻繁に遮断し、これにより、水温上昇が非常に緩慢となってしまうという課題があった。また、前述のような姿勢で水温制御装置を設置した場合、収納ケースから若干離れた位置の電源コードが弧状を呈しながら該電源コードの引き出し方向に対して略直角方向に弾性変形するが、この電源コードは内部応力により直線状に戻ろうとするため、吸着体(水温制御装置)が水槽側壁から外れ易くなってしまうという課題もある。そして、このように吸着体が水槽の側壁から外れた場合も、制御部と発熱体とが部分的に上下に重なり合った状態で傾斜するため、前述と同様に制御部が暖かくなった上昇水流の影響を受け水温上昇が緩慢となってしまうのである。
この考案は、水温を適度に上昇させることができるとともに、水温制御装置を水槽側壁に強力に付着させることができる水槽の水温制御装置を提供することを目的とする。
このような目的は、内部に密閉空間が形成された収納ケースと、先端にプラグが設けられるとともに、基端部が収納ケース内に導かれた電源コードと、収納ケースの密閉空間に収納され、電源コードを通じて通電されたとき発熱して水槽内の水を加熱する発熱体と、収納ケースの密閉空間に発熱体から離れて収納され、水槽の水の温度を基に発熱体への通電を制御する制御部と、収納ケースに取り付けられ、該収納ケースを水槽の側壁に吸着させる吸着体と、制御部から離隔した側の収納ケースの端部に設けられ、収納ケースより先端側の前記電源コードが係止可能なフックとを備えることにより、達成することができる。
この考案においては、制御部から離隔した側の収納ケースの端部に、収納ケースより先端側の電源コードが係止可能なフックを設けたので、フックに係止されている電源コードを手で持った状態では、水温制御装置は発熱体が上側に、制御部が下側となった姿勢となる。この姿勢のままで水温制御装置を水槽内に設置すれば、発熱体が通電により発熱しても、発熱体の下方に位置する制御部は発熱体により加熱されて暖かくなった上昇水流の影響を受けることはなく、水温を適度に上昇させることができる。しかも、水槽への水温制御装置の設置後における電源コードはほぼ上下方向に直線的に延びているため、吸着体が水槽から外れ難くなり、水温制御装置を水槽側壁に強力に付着させることができる。しかも、吸着体が水槽から外れた場合でも、発熱体と制御部との上下関係は変化しないため、制御部が暖かくなった上昇水流の影響を受けることはない。
この考案の実施形態1を示す概略正面図である。 その概略斜視図である。
以下、この考案の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11は観賞魚の飼育等を行う水槽12内の水(海水、淡水)Wの温度を制御する水温制御装置であり、この水温制御装置11は水槽12内の水Wに沈められ上下方向に延びる略長方形の収納ケース13を有する。この収納ケース13は、例えば、自己消火性樹脂と称されるABS樹脂系等の難燃性プラスチックから構成されるとともに、内部に密閉空間14が形成されている。
前記収納ケース13の内部でその下端部(収納ケース13の長手方向他端部)には前記密閉空間14を下側の制御空間14aと上側の加熱空間14bとに区画する隔壁15が配置され、この隔壁15より下側(長手方向他側)の制御空間14aにはシリコン等からなるシール材が充填される一方、隔壁15より上側(長手方向一側)の加熱空間14bには絶縁砂が充填されている。18は収納ケース13の加熱空間14bに絶縁砂に埋もれた状態で収納された発熱体であり、この発熱体18は矩形板状を呈し収納ケース13の長手方向に沿って延びている。ここで、この発熱体18は、例えば、絶縁紙の周囲にニクロム線、鉄クロム線等を螺旋状に多数回巻き付けることで構成されている。そして、この発熱体18は通電されると発熱するが、この熱は発熱体18を囲む絶縁砂を介して水槽12内の水Wに伝達され、該水Wを加熱する。
19は市販の電源コードであり、この電源コード19の先端には商用電源に接続されるプラグ20が設けられ、また、その基端部は収納ケース13を貫通して密閉空間14内、ここでは制御空間14a内に導かれている。23は収納ケース13内に導かれた電源コード19の途中に介装された、例えばバイメタル等の制御部であり、この制御部23は収納ケース13の幅方向に沿って、換言すれば、収納ケース13および発熱体18の延在方向に対して略直角方向に延びている。この結果、前記電源コード19は制御部23に近接する側の収納ケース13の端部から引き出されていることになる。また、この制御部23は密閉空間14、ここでは発熱体18から離れた制御空間14aにシール材に埋もれた状態で収納されるとともに、水Wの水温を迅速かつ確実に検出するため、収納ケース13の下端部内壁に押し付けられている。
そして、この制御部23は水Wの温度が設定温度未満であるときには、オンとなって電源コード19を通じて発熱体18への通電を許容するが、設定温度以上となると、オフとなって発熱体18への通電を遮断する。このように、前記制御部23は、収納ケース13の密閉空間14に発熱体18から離れて収納されるとともに、水槽12の水Wの温度を基に発熱体18への通電を制御している。なお、25、26、27は収納ケース13の裏面に取り付けられた複数のキスゴムであり、これらのキスゴム25、26、27は、水槽12の側壁内面を吸着することで、収納ケース13を水槽12の側壁に付着させる。
30は軸方向に延びるスリットが形成された略円筒状のフックであり、このフック30には収納ケース13の引き出し口より先端側の電源コード19が係止可能である。ここで、前記電源コード19をフック30に係止させるには、前記スリットを通じて電源コード19をフック30の内部に嵌め込むことで行うことができる。このフック30は収納ケース13の上端部(収納ケース13の長手方向一端部)に一体的に設けられており、この結果、該フック30は制御部23から離隔した側の収納ケース13の端部に設けられることになる。また、このフック30は収納ケース13からの電源コード19の引き出し口と同じ側面、ここでは収納ケース13における左側面に設けられている。そして、収納ケース13より先端側の電源コード19をフック30に係止させると、該電源コード19はフック30に引っ掛かることで、その動きが抑制される。
ここで、従来のように水温制御装置を水槽内に、制御部が上側と、発熱体が下側となった姿勢で設置すると、発熱体が通電により発熱したとき、制御部が発熱体により加熱されて暖かくなった水の上昇水流の影響を受けて、発熱体への通電を頻繁に遮断し、これにより、水温上昇が非常に緩慢となってしまう。また、前述のような姿勢で設置した場合、収納ケースから若干離れた位置の電源コードが該電源コードの引き出し方向に対して略直角方向に弾性変形するが、この電源コードは内部応力により直線状に戻ろうとするため、吸着体(水温制御装置)が水槽側壁から外れ易くなってしまう。
しかしながら、この実施形態では、前述のように制御部23から離隔した側の収納ケース13の端部に、収納ケース13より先端側の電源コード19が係止可能なフック30を設けたので、フック30に係止されている電源コード19を手で持った状態では、水温制御装置11は発熱体18が上側に、制御部23が下側となった姿勢となる。この姿勢のままで水温制御装置11を水槽12内に設置すれば、発熱体18が通電により発熱しても、発熱体18の下方に位置する制御部23は発熱体18により加熱されて暖かくなった上昇水流の影響を受けることはなく、水槽12の水Wの水温を適度な上昇勾配で上昇させることができる。しかも、水槽12への水温制御装置11の設置後における電源コード19はほぼ上下方向に直線的に延びているため、キスゴム25、26、27が水槽12から外れ難くなり、水温制御装置11を水槽12の側壁に強力に付着することができる。しかも、キスゴム25、26、27が水槽12から外れた場合でも、発熱体18と制御部23との上下関係は変化しないため、制御部23が暖かくなった上昇水流の影響を受けることはない。
次に、前記実施形態1の作用について説明する。
水温制御装置11を水槽12内に設置する場合には、収納ケース13より先端側の電源コード19をフック30に係止した後、フック30より先端側の電源コード19を手で持った状態で水温制御装置11を水Wに沈める。このとき、水温制御装置11は発熱体18が上側に、制御部23が下側となった姿勢となっているが、この姿勢のままキスゴム25、26、27を水槽12の側壁内面を吸着させ、収納ケース13を水槽12の側壁に付着させる。次に、プラグ20を商用電源のコンセントに差し込み、水温制御装置11により水槽12の水Wの温度制御を行う。
このとき、水槽12内の水Wの温度が設定温度未満であると、制御部23はオンとなるため、電源コード19を通じて発熱体18に通電され、これにより、発熱体18が発熱して水槽12内の水Wが加熱する。このとき、水温制御装置11は発熱体18が上側に、制御部23が下側となった姿勢であるので、発熱体18が通電により発熱しても、発熱体18の下方に位置する制御部23は発熱体18により加熱された上昇水流の影響を受けることはなく、水槽12の水Wの水温を適度に上昇させることができる。しかも、キスゴム25、26、27が水槽12から外れた場合でも、発熱体18と制御部23との上下関係は変化しないため、制御部23が暖かくなった上昇水流の影響を受けることはない。一方、前記水Wの水温が加熱によって設定温度以上に上昇すると、制御部23がオフとなり、発熱体18への通電を遮断する。
なお、前述の実施形態においては、フック30を収納ケース13に一体形成したが、この発明においては、前記フックは、根元がヒンジとなった揺動可能なものであってもよく、収納ケースより先端側の電源コードを係止可能であれば、その構成、形状は問わない。また、前述の実施形態においては、フック30を収納ケース13の左側面に設けるようにしたが、この発明においては、前記フックを収納ケースの左側面に近接する表面(キスゴム25、26、27の設置面と反対側の面)に設けるようにしてもよい。さらに、前述の実施形態においては、水温制御のための制御部23としてバイメタルを用いたが、この発明においては、制御部を、収納ケースの密閉空間に収納された水温検出センサと、この水温検出センサからの検出信号に基づいて発熱体に対する通電を制御する制御回路から構成してもよい。
この考案は、水槽内の水の温度を制御する産業分野に適用できる。
11…水温制御装置 12…水槽
13…収納ケース 14…密閉空間
18…発熱体 19…電源コード
20…プラグ 23…制御部
25、26、27…吸着体 30…フック
W…水

Claims (1)

  1. 内部に密閉空間が形成された収納ケースと、先端にプラグが設けられるとともに、基端部が収納ケース内に導かれた電源コードと、収納ケースの密閉空間に収納され、電源コードを通じて通電されたとき発熱して水槽内の水を加熱する発熱体と、収納ケースの密閉空間に発熱体から離れて収納され、水槽の水の温度を基に発熱体への通電を制御する制御部と、収納ケースに取り付けられ、該収納ケースを水槽の側壁に吸着させる吸着体と、制御部から離隔した側の収納ケースの端部に設けられ、収納ケースより先端側の前記電源コードが係止可能なフックとを備えたことを特徴とする水槽の水温制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068214A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 共栄アクアテック株式会社 水槽の水温制御装置

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