JP3163027U - 磁石を用いた装身具用止め具 - Google Patents

Abstract

【課題】１対のパーツにカギつきの凸部とそれがかみ合う凹部を設け、そのかみ合わせを磁力で補助することで脱落を防止し、着脱を容易にした装身具用の止め具を提供する。【解決手段】鎖の両端につける装身具用留め具において、磁石４、４′を配した一対のパーツ３、５′と５、３′で、磁石が引き合う力により容易に装着でき、双方のパーツが持つ鎖の引っ張り方向に対して９０度の角度をつけた凸部５、５′とそれとかみ合う形状の凹部３、３′の結合により、鎖が引っ張られる力に抗し得る様にする。さらに凸部の先端をＬ字のカギ型にし凹部の内部構造もＬ字型の空洞とすることで、磁石が接合した状態で凸部凹部のＬ字部がかみ合うようにして、鎖の引っ張り方向に対して９０度方向からかかる外力にも抗する事が出来る様にする。【選択図】図４

Description

実用新案登録請求の範囲

請求項１

１対のパーツにカギつきの凸部とそれがかみ合う凹部を設け、そのかみ合わせを磁力で補助することで、脱落を防止し、着脱を容易にした装身具用の止め具。

考案の詳細な説明

本考案は磁石を用いた装身具用止め具に関するものである。

従来の技術として、磁石を用いた貴金属用止め具がいくつか知られている。

考案が解決しようとする課題

しかしながら、磁力そのものを結合力として用いるものはその強度に問題があった。また、それを解決するための機構により、磁力での結合と言う簡便さを失わせるものもあった。実用新案登録第３１１０２０６号はそれらを克服すべく開発されたものであるが、結合力の弱さを回避するために回転機構をつけねばならない。その上この回転機構は結合力の根本的解決には至らず、衝撃による脱落に対する不安も残った。

本考案の目的は、磁力を用いることで簡便かつ強力に装着できる貴金属止め具を提供することである。

課題を解決する手段

本考案は、一対の止め具を図４から図５のように組み合わせた後、図６のようにパーツ凹部（３）と凸部（５）をかみ合わせるものである。この止め具は、主たる結合力をパーツ凹部（３）凸部（５）のかみ合わせによるものとし、鎖、ひも等の引っ張り方向、すなわち図６の水平方向に対して強い結合力を得る。また、パーツ凹部（３）凸部（５）はカギ状になっており、各パーツが図６の垂直方向に外れ脱落しないようにかみ合う。凸部（５）は角を取ってあり、スムーズに凹部（３）に挿入される。磁石（４）は図６の位置を保持しカギ部のかみ合わせ位置を固定するための力として、さらには各パーツを近づけただけで用意に装着できるようにするための力として用いる。外す時はつまみ部（２）をつまみ、図６から図５の形になるよう、図の水平方向から各パーツを押し込んだ上で垂直方向に力を加える。

図６の通りである。

考案の効果

磁力そのものを結合力とせず、凹部（３）凸部（５）のかみ合わせ部分で結合することで、鎖、ひも等の引っ張り方向、すなわち水平方向に対して十分に強力な結合力を得ることができた。また、カギ機構を加えたため、垂直方向に対する強度も得られた。さらには磁石（４）を用いることで、パーツを見ずとも自動的に装着できるという簡便さが得られた。加えて機構の簡素化により、各パーツのつまみ部（２）をつまみ、水平方向に押し込みながら垂直方向へ力を加えるだけで外れると言う簡便さも得られた。

正面図 上面図 側面図 二つの止め具が結合する前の側面図 二つの止め具が結合しカギがかみ合う前の側面図 二つの止め具が結合しカギがかみ合った図、すなわち装着時での側面図

１ 鎖、ひも等を結合する丸カン部
２ つまみ部
３ パーツ凹部
４ 磁石
５ パーツ凸部

Claims (1)

1. １対のパーツにカギつきの凸部とそれがかみ合う凹部を設け、そのかみ合わせを磁力で補助することで脱落を防止し、着脱を容易にした装身具用の止め具。

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