JP3162224U - 根深ネギ苗の植え付け穴の穴あけ器具 - Google Patents

Abstract

【課題】植え穴にネギ苗を落とし込んで根深ネギを育てる際に、深い植え穴をあけるのに、安価で、実用性が高く、省力化が計れる穴あけ器具を提供する。【解決手段】ハンドル１の中央にＴ字型に丸棒２を固定し、丸棒は先細りのテーパー状とし、丸棒の先端は円錐形とする。ハンドルを両手で持ち、予め畝たてした畝に垂直に丸棒を押し込み、所定の深さまで押し込んだら、ハンドルを両手で持ち腕の力で丸棒を引き上げて、植え穴を形成する。【選択図】図３

Description

本考案は、根深ネギの栽培につき、畝たてした畝に、植え穴をあけその穴に苗を落とし込み、ネギを育てる為の穴あけに関するものである。

土壌に植え穴を深く穴あけをする場合、掘削方式か直管を押し込んで穴あけをしている。

特開２００３−２５０３０７（Ｐ２００３−２５０３０７Ａ）

社団法人農山漁村文化協会 発行 現代農業２０１０年４月号 巻頭

根深ネギの栽培は茎の軟白部分を育成させるため、植え穴の深さは３０ｃｍ〜４０ｃｍを必要とし、簡単な構成で、安価で、実用性が高く、省力化が得られて、穴側壁がくずれてネギ苗の落とし込みが困難に成る点を、解決しようとするものである。

本考案は、ハンドルの中央にＴ字形に丸棒を固定し、丸棒の固定されたハンドル側は太く、反対側に行くほど細くなる、テーパー状とし、丸棒の先端部は円錐形にすることにより問題を解決している。

上述の様に、本考案は極めて簡単な構成であり、安価で製造できて、実用性が高く、丸棒をテーパー状にすることにより、丸棒を土中に押し込む際に穴側壁に圧力が生じ、穴側壁が崩れにくくなる。丸棒を引き抜く際、丸棒がテーパー状であるので、少ない力で簡単に引き抜くことができる。又先端を円錐形にすることにより、丸棒を押し込む時の土の抵抗を少なくすることができる。

本考案の全体図である。 本考案の丸棒に木材を使用した場合の丸棒の最先端部の構造である。 本考案の使用例である

考案を実施する為の形態

図１で示した、ハンドルおよび丸棒の材質は、木材、プラスチック、金属のいずれでもよく、丸棒に木材を使用する場合、図２のように丸棒の先端に金属製の丸ねじをねじ込み、先端の補強をする。ハンドルの長さは、２０〜３０ｃｍである、太さは、ハンドルを両手で握り、丸棒を畝の上に垂直に立て、体重をかけて押し込み、引き抜く時は、ハンドルを１〜２回少し回し、腕の力で引き抜くために、手で握りやすい３０〜４０ｍｍの太さである。丸棒の長さは、４０〜６０ｃｍで、ネギ苗を落とし込んだとき、苗の穂先が５ｃｍ程度穴の上に出るように、苗の長さにあわせて植え穴の深さを調節して、丸棒を押し込む。丸棒の太さは、ハンドル側の直径を３０〜４０ｍｍ反対側の直径を２５〜３５ｍｍのテーパ状とする。

図３の左側は、本考案の丸棒を土中に押し込んだ状態である、丸棒にテーパをつけることにより、植え穴の側壁に圧力がかかり、側壁が崩れにくくなることと、少ない力で丸棒を引き抜くことができる。
図３の右側は、植え穴にネギ苗を落とし込んだ状態で、植え穴の側壁が崩れると、苗の落とし込みができなくなるので、丸棒にテーパをつけて側壁が崩れにくくしている。

１ ハンドル
２ 丸棒
３ 丸ビス
４ ネギ苗
５ 畝
６ マルチフイルム

Claims (2)

1. ハンドルに丸棒をＴ字形に固定し、丸棒は先細りのテーパー状とし、先端部は円錐形とした根深ネギ苗の植え穴の穴あけ器具。
2. 丸棒に木材を使用する場合、請求項１記載の丸棒の先端部に金属製の丸ビスをネジ込んであることを特徴とする、根深ネギ苗の植え穴の穴あけ器具。

Images