JP3161923U - 壁掛け用額縁 - Google Patents

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Abstract

【課題】埃などからプリザーブドフラワーを保護するとともに、プリザーブドフラワーの装飾性を高めつつ壁に飾ることを可能とする壁掛け用額縁を提供する。【解決手段】壁掛け用額縁1は、不透明な樹脂でできた基底部11と、基底部11の手前面上に配置されるプリザーブドフラワーFを覆うように基底部11に取り付けられる透明なアクリル樹脂でできた蓋部12と、基底部11の内部に配置された電源部と、該電源部から電力の供給を受けて発光し、プリザーブドフラワーFをライトアップする発光部14と、電源部から発光部14に対し電力を導く導電部15とを備えている。導電部15は基底部11に配置された後方導電部と、蓋部12に配置された前方導電部とを有し、蓋部12の基底部11に対する取り付けに伴いそれらが互いに電気的に接続され、電源部から発光部14への電力供給が行われるようになる。【選択図】図1

Description

本考案は、観賞用のプリザーブドフラワー等の花を内部に配置することが可能な壁掛け用額縁に関する。
観賞用のプリザーブドフラワー、ドライフラワー、シルクフラワー等は、立体的なケースの内部に配置して適当な場所に置かれることにより、長期間の保存が可能になるとともに、ケースそのものによって当該プリザーブドフラワー等を装飾し引き立たせることができる。
例えば、特許文献1には、アクリル樹脂製の板材を用いることにより当該容器による装飾性およびドライフラワーの視認性を高めるドライフラワー観賞用容器が提案されている。
また、特許文献2には、アクリル製樹脂の板材を用いるとともに、ケースの内部と外部の空気の出入りが無いように密閉することによりドライフラワーの保存性を高めるドライフラワーの観賞・保存用容器が提案されている。
また、特許文献3には、発光ダイオードを用いることによりインテリア性を高めたランプケースが提案されている。
特開2001−334797号公報 特開2008−208075号公報 特開2005−125727号公報
本考案は、埃などからプリザーブドフラワー等を保護するとともに、プリザーブドフラワー等の装飾性を高めつつ壁に飾ることを可能とする手段を提供することを目的とする。
本考案は、上記の目的に鑑みて想到されたものであり、
基底部と、
前記基底部に対向する位置に配置される表面部と、
前記基底部と前記表面部との間を連結する位置に配置される側面部と
を備え、
前記表面部および前記側面部の少なくとも一部分は透明素材もしくは半透明素材でできており、
前記基底部、前記表面部および前記側面部は全体として箱状のケースを構成し、
前記ケースの内部に無加工の天然の花、加工された天然の花もしくは人工の花を配置した状態で飾られる
壁掛け用額縁を提供する(第1の実施態様)。
また、上記の第1の実施態様において、
前記表面部および前記側面部の透明素材もしくは半透明素材でできている部分の少なくとも一部の厚さが3ミリメートル以下である
構成を採用してもよい(第2の実施態様)。
また、上記の第2の実施態様において、
前記表面部および前記側面部の透明素材もしくは半透明素材でできている部分の少なくとも一部の厚さが2ミリメートル以下である
構成を採用してもよい(第2の実施態様)。
また、上記の第1乃至第3の実施態様において、
前記箱状のケースの外側表面における2面の接続部である縁部および3以上の面の接続部である角部の少なくとも一部が丸められている
構成を採用してもよい(第4の実施態様)。
また、上記の第1乃至第4のいずれかの実施態様において、
電源部と、
前記電源部から供給される電力により発光する発光部と
を備え

構成を採用してもよい(第5の実施態様)。
また、上記の第5の実施態様において、
前記発光部は、前記表面部および前記側面部のいずれかの位置に配置され、前記無加工の天然の花、加工された天然の花もしうは人工の花に対し、正面方向から側面方向に至る範囲内のいずれかの方向に光を照射する
構成を採用してもよい(第6の実施態様)。
また、上記の第5または第6の実施態様において、
前記側面部は、各々が矩形状の上側面部、下側面部、右側面部および左側面部を有し、
前記ケースは、直方体状の形状を有し、
前記発光部は、前記直方体状の形状を有する箱状のケースにおいて、前記表面部と前記各々が矩形状の上側面部、下側面部、右側面部および左側面部とが構成する4つの角部の各々のうち少なくともいずれかの角部に配置される
構成を採用してもよい(第7の実施態様)。
また、上記の第5乃至第7のいずれかの実施態様において、
前記電源部は、前記基底部に配置され、
前記発光部は、前記基底部が前記側面部と係合し前記ケースが構成されることより前記電源部と電気的に接続されて発光可能となる
構成を採用してもよい(第8の実施態様)。
また、上記の第5乃至第8のいずれかの実施態様において、
前記ケースの内部に配置された、ビーズを伴う無加工の天然の花、加工された天然の花もしくは人工の花を備える
構成を採用してもよい(第9の実施態様)。
本考案の第1の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、プリザーブドフラワー等がケースにより埃などから保護されるとともに、ケースの表面部および側面部が透明性を有した素材でできているためプリザーブドフラワー等が様々な角度から視認可能となり、その装飾性が高まる。
本考案の第2の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、例えば一般的な樹脂性の陳列ケース等において採用されている樹脂板の厚さよりも薄いため、ケースの透明性が高く、プリザーブドフラワー等の装飾性が観る者によりよく伝わる。
本考案の第3の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、第2の実施態様にかかる壁掛け用額縁と比較してケースの透明性がさらに高く、プリザーブドフラワー等の装飾性が観る者にさらによりよく伝わる。
本考案の第4の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、ケース表面の縁部もしくは角部が丸められているため、ユーザが誤って縁部や角部に身体をぶつけたような場合でも怪我をする危険性が低い。
本考案の第5の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、発光部による光の照射によりプリザーブドフラワー等の装飾性を際だたせることができる。
本考案の第6の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、発光部による光がプリザーブドフラワー等の正面もしくは側方から照射されるため、プリザーブドフラワー等の装飾性をさらに際だたせることができる。
本考案の第7の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、発光部により花弁を手前から照らすように光が照射されるため、プリザーブドフラワー等の装飾性をさらに際だたせることができる。
本考案の第8の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、電源部が設けられている基底部と側面部との係合により当該電源部および発光部の電気的な接続が行われて当該発光部の発光が可能となるので、上述のケースの構成の自由度が高まる。例えば、当該ケースにおける当該基底部とその他の部分との着脱が容易な構成とすれば、当該基底部にプリザーブドフラワー等を配置することも容易となる。
本考案の第9の実施態様にかかる壁掛け用額縁によれば、ケース内に配置されたビーズを伴うプリザーブドフラワー等に照射される光が反射したり透過したりする結果、装飾性の高いオブジェが実現される。
図1は、本考案の一実施形態にかかる壁掛け用額縁の外観図である。 図2は、本考案の一実施形態にかかる壁掛け用額縁の側面図である。 図3は、本考案の一実施形態にかかる壁掛け用額縁の上面および背面を示した図である。 図4は、本考案の一変形例にかかる壁掛け用額縁の側面図である。
(実施形態)
以下、本考案の一実施形態である壁掛け用額縁1を説明する。壁掛け用額縁1は、無加工の天然の花、プリザーブドフラワーやドライフラワー等の加工された天然の花、シルクフラワーやビーズアートによる花等の人工の花を内部に配置した状態で壁面上に取り付け可能な額縁である。なお、以下の説明においては例として、壁掛け用額縁1にはプリザーブドフラワーFが配置されるものとする。
図1は、床上に置いた状態の壁掛け用額縁1を斜め上方から見た外観図である。図2は、壁面上に取り付けた状態の壁掛け用額縁1を左側から見た側面図である。なお、いずれの図においても、壁掛け用額縁1の内部にはプリザーブドフラワーFが配置されている。
本願において、本考案にかかる壁掛け用額縁の構造を記述するにあたり、その方向を以下のように定義する。まず、壁掛け用額縁1を壁面上に取り付けた状態において、壁掛け用額縁1を真正面から見る方向、すなわち壁面と垂直な方向であって、壁の手前から壁に向かう方向を正面方向というものとする。また、本願において、正面方向に垂直な方向を側面方向というものとする。ここで注意を促したい点は、本願における側面方向とは、壁掛け用額縁1を真正面から見た場合の左右方向や上下方向に限られず、斜め方向も含む壁面と並行なあらゆる方向を含む概念である。
壁掛け用額縁1は、不透明な樹脂でできた中空の平板な箱状体である基底部11と、基底部11の手前面上に配置されるプリザーブドフラワーFを覆う透明なアクリル樹脂でできた蓋部12と、基底部11の中空内に配置される充電された蓄電池である電源部13と、蓋部12の内側角部に配置されプリザーブドフラワーFに対し光を照射する発光部14と、電源部13から供給される電力を発光部14に導く導電体である導電部15とを備えている。
基底部11は、壁掛け用額縁1が壁面上に取り付けられた状態における壁面と接する側の1面(裏面)が開口した箱状体である基部111と、基部111の開口部を塞ぐように配置され裏面を構成する底部112とを有する。
例えば、基部111の開口側端辺近くの内側面に設けられた凹部に底部112の外縁部が嵌り込むことにより、底部112と基部111が係合する。ユーザは必要に応じて底部112を基部111から取り外し電源部13の交換を行うことができる。
基部111の内側(底部112に対向する面上)には、電源部13をセットする枠が設けられており、その枠にはセットされた電源部13の正極端子および負極端子の各々に電気的に接触する位置に導電部15の端部が配置されている。なお、この端部は例えば「レ」の字形状に曲げられた金属片であり、その弾性により電源部13をホールドするとともに、電源部13の交換を繰り返し行っても破損しない十分な強度を備えている。
蓋部12は、壁面側、すなわち基底部11側の1面が開口した5面からなる箱状体である。蓋部12は手前面を構成する表面部121と、表面部121の4辺の各々から正面方向、すなわち壁面に向かう方向に延伸し表面部121と垂直に交わり連結する4つの側面部とを備える。蓋部12の側面部のうち、正面方向に見た場合の上側に配置されるものを上側面部122、右側に配置されるものを右側面部123、下側に配置されるものを下側面部124、そして左側に配置されるものを左側面部125とする。
蓋部12を構成する5面、すなわち表面部121、上側面部122、右側面部123、下側面部124および左側面部125は、いずれも透明なアクリル樹脂の板である。蓋部12の板厚は特に限定されないが、高い透明性と軽量性を実現するために、十分な強度が確保できる範囲で薄い方が望ましい。例えば、素材がアクリル樹脂の場合、表面部121が20センチメートル四方以下では2ミリメートル以下、20センチメートルを超えて30センチメートル程度までは3ミリメートル以下であることが望ましい。
蓋部12を構成する5面のうち隣接する2面が接続する部分である縁部の外側表面と、それら5面のうち隣接する3面が接続する部分である角部の外側表面は丸められている。そのため、例えばユーザが誤って壁掛け用額縁1に身体をぶつけても、怪我をする危険性が少ない。なお、図1においては、図の簡略化のため、縁部および角部の丸みは反映されていない。
蓋部12は基底部11に容易に着脱可能となっている。例えば、蓋部12の開口側端辺近くの内側面に設けられた凸部が基底部11の外側面に設けられた凹部に嵌り込むことにより、蓋部12と基底部11が係合する。従って、ユーザは必要に応じて蓋部12を基底部11から取り外し、プリザーブドフラワーFの設置等を行うことができる。
電源部13は、既に述べたように充電された蓄電池であり、例えば市販されているマンガン乾電池や、再充電可能なニッケル水素電池などである。
発光部14は、蓋部12の4つの角部の内側に各々配置される4つの発光体を備え、それらの4つの発光体は、例えば消費電力と発熱が少ない発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)である。
発光部14が備える4つの発光体は全体として壁掛け用額縁1の内部に配置されたプリザーブドフラワーFを正面方向にほぼ均等に照射するように、各々その光軸の方向(照射する光の光量が最大となる方向)が調整されて蓋部12の内側角部に取り付けられている。
導電部15は、基底部11内に配置され、電源部13の正極端子もしくは負極端子から基底部11の端部(基底部11が蓋部12と係合する際に接する部分)までの区間の導電を行う後方導電部151と、蓋部12の端部(蓋部12が基底部11と係合する際に接する部分)から発光部14の正極端子(アノード)もしくは負極端子(カソード)までの区間の導電を行う前方導電部152とを備えている。
なお、後方導電部151および前方導電部152は各々、電源部13の正極端子および負極端子と、発光部14が備える4つの発光ダイオードの正極端子および負極端子とを各々電気的に接続するために、合計で8本の導電線を備える必要がある。
後方導電部151が備える8本の導電線の電源部13とは反対側の端部と、前方導電部152が備える8本の導電線の発光部14とは反対側の端部は、基底部11と蓋部12との係合に伴い各々対応する端部同士が電気的に接続されるように、基底部11の外側面上および蓋部12の内側面上に露出するように配置されている。従って、蓋部12が基底部11に取り付けられると、自動的に後方導電部151と前方導電部152との電気的な接続が行われる。
ところで、基底部11が不透明であるのは、電源部13および後方導電部151を外部から見えなくすることにより、プリザーブドフラワーFの装飾性を損なわないようにするためである。
一方、蓋部12が透明であるのは、プリザーブドフラワーFを外部の様々な方向から見ることを可能とすることにより、プリザーブドフラワーFの装飾性を高めるためである。特にアクリル樹脂は、一般的な他の樹脂と比較し透明度が高く、ガラス等の素材と比較し軽量であるため、壁掛け用額縁1の目的に照らし好適である。
上述のように、後方導電部151は不透明な基底部11により外部から見えないため、後方導電部151の素材は例えば銅線のように有色のものであっても問題なく、その太さも特に制限を伴わない。一方、前方導電部152は透明な蓋部12の内側に配置されるため、外部から見える。従って、プリザーブドフラワーFの装飾性を損なわないように、好ましくは蓋部12の内側に形成されたITO(酸化インジウム・スズ)等を素材とする透明導電膜を前方導電部152とすることが望ましい。
ただし、コスト高等の理由により蓋部12に対する透明導電膜の形成が困難である場合には、それに代えて、可能な限り細い銅線等の金属線を用いたり、前方導電部152が配置される蓋部12の稜線部分のみに帯状に着色を行ったり、金属線をデザイン性に優れた有色樹脂等で覆ったりすることで、プリザーブドフラワーFの視認性が多少犠牲となっても、全体的な装飾性があまり損なわれない構成が採用されてもよい。
以上が壁掛け用額縁1の構造の説明である。このような構造を備える壁掛け用額縁1によれば、まず、壁掛け用額縁1の内部に配置されるプリザーブドフラワー等が透明な蓋部12により覆われるため、外部からの視認性が高くプリザーブドフラワー等の装飾性が損なわれないと同時に、埃等からプリザーブドフラワー等が保護され、その保存性が高い。
さらに、壁掛け用額縁1によれば、内部に配置されたプリザーブドフラワー等に対し光が照射されるため、壁掛け用額縁1が暗い場所に取り付けられた場合、プリザーブドフラワー等の装飾性が際立つ。その際、例えば背面から手前方向ではなく、手前から奥方向に光が照射されるため、プリザーブドフラワー等の花弁等の色合いをより美しく見せることができる。
また、壁掛け用額縁1によれば、内部にプリザーブドフラワー等を新たに配置する場合や、内部に配置されているプリザーブドフラワー等を交換したり配置直しをしたりする場合にも不便がない。すなわち、ユーザは基底部11から蓋部12を取り外すだけで、自由にプリザーブドフラワー等を基底部11の手前面上に配置し、その後、蓋部12を基底部11に取り付けるだけでよい。プリザーブドフラワー等を基底部11に配置する際、例えば箱状の額縁内にそれらを配置する場合と比較し、側面を構成する壁面に手がぶつかる等の不便さが伴わず快適である。
また、壁掛け用額縁1によれば、蓋部12の板厚が薄く、従来のものと比較して軽量であるため、運搬において便利であるだけでなく、壁掛け時に壁面に与える負荷が少なく望ましい。
ところで、壁掛け用額縁1を壁面上に取り付ける方法としては様々なものが採用可能である。例えば、基底部11の背面の上縁部近くや上側面部122の壁面側縁部近くに三角吊カン、U吊カン、D吊カン、板吊等の吊り金具を取り付けることが考えられる。また、それらの吊り金具が外部から見えると壁掛け用額縁1の装飾性を損なう場合があるため、基底部11や上側面部122に孔を開けることにより、壁掛け用額縁1の壁掛けを可能としてもよい。
図3は、基底部11の背面の上縁部近くおよび上側面部122の壁面側縁部近くに壁掛け用の孔が設けられた壁掛け用額縁1の様子を示した図である。ユーザは、壁面に打たれた釘や壁面に取り付けられたフックを基底部11に設けられた鍵穴形状の孔161に差し入れて引っ掛けることにより、壁掛け用額縁1を壁面上に掛けることができる。
また、ユーザは、上側面部122に設けられた2つの孔162および孔163にリボン、チェーン等の紐状体を通して、その紐状体を壁面に取り付けられたフック等に引っ掛けることにより、壁掛け用額縁1を壁面上に掛けることができる。
なお、孔161、孔162および孔163は壁掛けに利用されない場合、例えば透明なシールやキャップで塞がれることにより、埃が壁掛け用額縁1の内部に入る等の不都合が回避されることが望ましい。
(変形例)
上述した壁掛け用額縁1は本考案の一具体例であり、本考案の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそのような変形の例を示す。
上述した壁掛け用額縁1においては、基底部11に対し正面方向に蓋部12を取り付ける構造が採用されるものとしたが、本考案は基底部11と蓋部12の係合の仕方につき限定されない。例えば、基底部11が蓋部12に対し側面方向にスライドインすることで基底部11に蓋部12が取り付けられる構造が採用されてもよい。
その場合、例えば一体成形や接着等により一体に構成された表面部121、右側面部123、下側面部124および左側面部125に対し、上側面部122がネジ止め等により着脱可能とすることにより、プリザーブドフラワー等がその手前面上に配置された基底部11が蓋部12に対し側面方向にスライドインすることが可能となる。すなわち、上側面部122の取り外された状態の蓋部12に対し基底部11がスライドインされるため、基底部11の手前面上に配置されたプリザーブドフラワー等は開口した上側面を通過することができる。その後、上側面部122が蓋部12(上側面部122を除く部分)に取り付けられることにより、壁掛け用額縁1に対するプリザーブドフラワー等のセットが完了する。
なお、上述のように基底部11が蓋部12にスライドインする構造が採用される場合、例えば、蓋部12の背面側の縁部近くの内側面上に設けられたガイド溝に対し、基底部11の外側面上に設けられた帯状の凸部が嵌り込むことで、蓋部12に対する基底部11の位置決めおよび固定が行われるようにすることが考えられる。
また、壁掛け用額縁1に関し上述した形状は一例であって、他の様々な好ましいデザインが採用され得る。例えば、蓋部12の形状を単純な直方体ではなく、正面から見た場合にハート型等の他の形状にしたり、ダイヤモンドカットのようなより立体的な形状にしたりしてもよい。同様に、基底部11の形状も単純な直法体ではなく、例えば図4に示すように、板状体およびその板状体から手前方向に隆起するように配置された箱状体からなる底部112と、底部112の箱状体の裏面の開口部を塞ぐように取り付けられる基部111とにより基底部11が構成されてもよい。
その場合、底部112の箱状体の中空内部に電源部13が配置可能となり、壁掛け用額縁1全体の厚み(正面方向の長さ)を小さくすることができるとともに、その箱状体が壁掛け用額縁1の内部に隆起する台を構成するため、プリザーブドフラワー等を立体的に配置することが可能となる。
また、上述した壁掛け用額縁1においては、電源部13として蓄電池が採用されるものとしたが、本考案は電源の方式に関し限定されない。例えば、AC/DCコンバータの付いた電源アダプタが電源部13として採用されてもよい。その場合、電源部13から伸びる電源ケーブルの先端のプラグを壁面の電源コンセントに差し込むことにより、電力の供給を受けることになる。
また、電源部13から発光部14に対する電力供給をON/OFFするためのスイッチを壁掛け用額縁1に設けてもよい。その場合、ユーザは発光が不要な時にスイッチをOFFすることにより、無駄な電力消費を回避することができる。さらに、電源部13から発光部14に対する電力供給量を段階的に、もしくは連続的に変化させることを可能とするノブやスライダを壁掛け用額縁1に設けてもよい。その場合、ユーザは周りの明るさ等に応じて、発光部14から照射される光の強さを自分の望む強さに調節することができる。
さらに、そのような電力供給のON/OFFや電力供給量の変更を自動的に制御する制御部を壁掛け用額縁1に設けてもよい。そのような制御部による自動制御の例としては、以下のものが考えられる。
(1)制御部が備えるタイマ(計時装置)による計時結果に基づき、予めユーザにより設定されている時刻の到来をトリガーとして、電源部13から発光部14に対する電力供給をON/OFFするもの。
(2)制御部が備える光センサによる計測結果に基づき、外部の明るさに応じて電力供給量を増減するもの。
(3)制御部が備える人感センサにより人が近づいたこと、もしくは通過したことが検知された場合、例えばその後の所定時間だけ、電源部13から発光部14に対する電力供給をONするもの。
また、上述した壁掛け用額縁1においては、発光部14が備える発光体は4個であり、それらが各々、蓋部12の手前角部内側に配置されるものとしたが、発光体の個数や配置位置は様々に変更可能である。例えば、表面部121の中央内側に配置される1個の発光体を備える発光部14が採用されてもよい。
また、発光部14として発光ダイオードが採用されるものとしたが、例えば蛍光管等の他の発光体または発光装置が発光部14に採用されてもよい。蛍光管のような線光源が用いられる場合、発光体の配置位置としては、例えば表面部121と4つの側面部の各々が接続する稜線の内側部分が望ましい。
なお、発光部14から発せられる光の方向は、望ましくは正面方向から側面方向に至る範囲のいずれかの方向(正面方向および側面方向を含む)であることが望ましく、より望ましくは正面方向が望ましい。壁掛け用額縁1内に配置されるプリザーブドフラワー等の花弁等の色合いを鮮やかに見せるためである。
また、発光部14から発せられる光は、基底部11に対し均等か、もしくは基底部11の中心が最も明るく、周辺にいくに従い徐々に暗くなることが望ましい。
例えば、発光部14として蛍光管のような線光源が用いられる場合、発光部14を例えば表面部121と上側面部122とが接続する稜線の内部(板の厚み内)に配置し、表面部121に導光板の機能を持たせ、表面部121全体から正面方向に光の照射を可能とする構成が採用されてもよい。その際、導光板の素材として透明度の高いシリコンゴム等を選択することにより、可能な限り蓋部12の透明度を損なわないことが望ましい。
また、壁掛け用額縁1内に配置されるプリザーブドフラワー等の褪色を抑えるため、例えば蓋部12の素材としてUV(紫外線)カットの機能を持つ素材を採用したり、例えばアクリル樹脂の蓋部12の外側面もしくは内側面にUVカットの機能を持つ透明フィルムを貼ったりすることにより、UVカット機能を持たせてもよい。
また、上述した壁掛け用額縁1の各構成部の素材は、蓋部12の少なくとも一部が透明性を備えている限り、様々に変更可能である。例えば、蓋部12の素材としてアクリル樹脂以外の樹脂やガラス等が採用されてもよいし、基部111の手前面の全体をプリザーブドフラワー等が覆うような場合には、基底部11の素材として透明な樹脂が採用されてもよい。
また、上述した壁掛け用額縁1の各構成部の係合の方法は凹部に凸部が嵌り込む方式や、ネジ止めによる方式に限られず、他の様々な方式が採用可能である。さらに、基底部11や蓋部12を構成する各部(例えば蓋部12を構成する表面部121、上側面部122、右側面部123、下側面部124および左側面部125)の間の連結の方法も様々なものが採用可能である。例えば、それらが一体成形により連結されていてもよいし、各々異なる板状体として製造されたものが互いに接着やネジ止め等により連結されていてもよい。
また、導電部15は基底部11と蓋部12の係合に伴い互いに電気的に接続される後方導電部151と前方導電部152とを備えるものとしたが、本考案はこれに限られるものではない。例えば、表面部121が側面部に対しネジ止め等により取り外し可能となる構成が採用される場合、導電部15は後方導電部151および前方導電部152のように2つの分離可能な構成部を備える必要はない。
また、特に問題がなければ、電源部13、発光部14および導電部15は設けられなくてもよい。
また、基底部11は不透明であるものとしたが、美観上問題がなければ半透明もしくは透明であってもよい。特に、壁掛け用額縁1に電源部13が設けられない場合、基底部11が蓋部12と同様に透明なアクリル樹脂でできていれば、壁面に直接、プリザーブドフラワーFが配置されている印象を与えることができ、望ましい場合がある。
また、壁掛け用額縁1は、内部に配置されるプリザーブドフラワー等の保存性を高めるために、乾燥剤、脱酸素剤、防虫剤等の薬剤をその内部に備えてもよい。
また、壁掛け用額縁1の内部に配置されるプリザーブドフラワー等にビーズを伴わせてもよい。特に壁掛け用額縁1が発光部14による光の照射機能を備えている場合、クリスタルビーズのように透明性の高いビーズや、パールビーズのように光反射性の高いビーズがケース内に配置されることで、その装飾性がさらに高まる。
その場合、ビーズの種類やビーズのケース内における配置の方法等は特に限られない。例えば、プリザーブドフラワー等の花弁等に透明な接着剤で接着してもよいし、プリザーブドフラワー等の間にビーズまたはビーズを用いた装飾物を配置してもよいし、ビーズで作成された人工の花を観賞物そのものとしてケース内に配置してもよい。
なお、特にビーズを伴うプリザーブドフラワー等が光の照射機能を備えた壁掛け用額縁1の内部に配置される場合、壁掛け用額縁1が備える発光部14がプリザーブドフラワー等の正面からではなく後方から、すなわち基底部11から見る者に向かう方向に光を照射するように構成されても、ビーズに照射された光が反射したり屈折したりすることで見る者に独特の印象を与えるため、装飾性の高いオブジェが実現可能となる。
本考案にかかる壁掛け用額縁は、プリザーブドフラワー等を美しく配置して私的空間もしくは公共空間に飾る場合に有用であり、数多く製造販売され、いわゆる製造業に貢献することが期待される。
1…壁掛け用額縁、11…基底部、12…蓋部、13…電源部、14…発光部、15…導電部、111…基部、112…底部、121…表面部、122…上側面部、123…右側面部、124…下側面部、125…左側面部、151…後方導電部、152…前方導電部、孔…161、孔…162、孔…163

Claims (9)

  1. 基底部と、
    前記基底部に対向する位置に配置される表面部と、
    前記基底部と前記表面部との間を連結する位置に配置される側面部と
    を備え、
    前記表面部および前記側面部の少なくとも一部分は透明素材もしくは半透明素材でできており、
    前記基底部、前記表面部および前記側面部は全体として箱状のケースを構成し、
    前記ケースの内部に無加工の天然の花、加工された天然の花もしくは人工の花を配置した状態で飾られる
    壁掛け用額縁。
  2. 前記表面部および前記側面部の透明素材もしくは半透明素材でできている部分の少なくとも一部の厚さが3ミリメートル以下である
    請求項1に記載の壁掛け用額縁。
  3. 前記表面部および前記側面部の透明素材もしくは半透明素材でできている部分の少なくとも一部の厚さが2ミリメートル以下である
    請求項2に記載の壁掛け用額縁。
  4. 前記箱状のケースの外側表面における2面の接続部である縁部および3以上の面の接続部である角部の少なくとも一部が丸められている
    請求項1乃至3のいずれかに記載の壁掛け用額縁。
  5. 電源部と、
    前記電源部から供給される電力により発光する発光部と
    を備える
    請求項1乃至4のいずれかに記載の壁掛け用額縁。
  6. 前記発光部は、前記表面部および前記側面部のいずれかの位置に配置され、前記無加工の天然の花、加工された天然の花もしくは人工の花に対し、正面方向から側面方向に至る範囲内のいずれかの方向に光を照射する
    請求項5に記載の壁掛け用額縁。
  7. 前記側面部は、各々が矩形状の上側面部、下側面部、右側面部および左側面部を有し、
    前記ケースは、直方体状の形状を有し、
    前記発光部は、前記直方体状の形状を有する箱状のケースにおいて、前記表面部と前記各々が矩形状の上側面部、下側面部、右側面部および左側面部とが構成する4つの角部の各々のうち少なくともいずれかの角部に配置される
    請求項5または6に記載の壁掛け用額縁。
  8. 前記電源部は、前記基底部に配置され、
    前記発光部は、前記基底部が前記側面部と係合し前記ケースが構成されることより前記電源部と電気的に接続されて発光可能となる
    請求項5乃至7のいずれかに記載の壁掛け用額縁。
  9. 前記ケースの内部に配置された、ビーズを伴う無加工の天然の花、加工された天然の花もしくは人工の花を備える
    請求項5乃至8のいずれかに記載の壁掛け用額縁。
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