JP3161904U - ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が便利に使用できかつ余計な費用がなく、分解する必要もなく、ムーブメント付き機械式時計を調整できる簡単な調整装置を提供すること。【解決手段】変速ギヤセットと外部調節ノブとを備えた、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置であって、前記変速ギヤセットの入力端のギヤは、前記外部調節ノブに連結され、且つ前記変速ギヤセットの出力端のギヤは、時計の内部においてひげぜんまいと連結している緩急針に連結され、外部調節ノブを回転させることによって、緩急針の位置を調節することを特徴とするムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置。【選択図】図1

Description

本考案は、ムーブメント付き機械式時計に係り、さらに具体的に、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置に関する。
ムーブメント付き機械式時計は、精巧な細工、精密な構造を有するので、上流社会に親しまれている。その中の金属コアのおかげで、普通、ムーブメント付き機械式時計は結構長く使われることができる。従って、高級な機械時計は、非常に高い収集価値がある。しかしながら、精確さに欠けていることは、ムーブメント付き機械式時計がずっと抱えている欠陥である。その精確さを改善する方法が長い間ずっと求められてきた。
精確で、確実なことは、時計に対する最も基本的な要求である。しかし、ムーブメント付き機械式時計にとって、各構成システムの構造設計、作業性能、材料の選択、加工工程と整備質量など機械構造上の要素によって、精確さに影響を及ぼす恐れがある。例えば、ひげぜんまいトルクの安定性、伝動系作業の平穏性、のがし止め速度調整器の精確性など、特にひげぜんまいの幅、厚さ、一回りの数、作業長さなどひげぜんまいの構造パラメーターは、精確さへの影響が最も直接である。現代技術が日増しに改善されると共に、ムーブメント付き機械式時計の精確さも昔より大幅に向上させた。スイス天文台に認証された機械時計規格が認められる正常の誤差は、毎日−4〜+6秒であり、即ち毎月約−2〜+3分である。一般規格のムーブメント付き機械式時計は正常の誤差が、約毎月3〜10分である。明らかにこのような誤差は、時間の精確さに厳しい使用者にとって、認められないものである。
普通の電子時計、水晶時計と比べ、ムーブメント付き機械式時計の内部構造が一層複雑である。従って、一旦大きい誤差が生じすると、自分で調節できる使用者は少ない。しかしながら、生産メーカー又はプロの技師に調整してもらうのが、手間がかかるし、多額のサービス費用も発生するかもしれない。
時計の内部の構造のほか、外部の環境条件及び使用者自身の習慣もムーブメント付き機械式時計の精確さに影響を与える。例えば、温度の変化により時計内の潤滑油とてんぷのひげぜんまいの性能が変化を引き起こし、さらに緩急性能の変化を引き起こしてしまう。環境の磁場の強さが60エルステッドより大きい時、一部の部品が磁化し、遅れてしまう。湿度が大きい場合、一部の部品が酸化、腐食など生じてしまう。たとえ調整された時計が精確に走ることができても、しばらくの間また大きい誤差が起きてしまう。しかし、使用者にとって、頻繁にメーカーから修理してもらうのが望ましくないことである。
特許文献1において、緩急針操作手段を備えた機械時計が開示されている。特許文献1の機械時計は、振動源を構成する振動器を備えた時間を計算するための時間計算ユニットと、前記水晶振動器の振動により出力された出力信号を入力し、かつ該信号の周波数分割により時間と対応する信号を出力する周波数分割ユニットとIC回路を操作するエネルギー源とを含むIC回路と、前記機械時計の日差を検出する検出ユニットと、前記時間計算ユニットに計算された計数信号と前記検出ユニットに検出された日差を示す操作状態信号を基ににして作業する緩急針の日差を調整する調整部と、を備える。このような方式は、作業状態信号のもとで緩急針を回し、てんぷの振動周期を変更させることによって、機械時計の日差を調整できる。しかしながら、特許文献1の装置が明らかに極めて複雑で、コストも高い。しかも、特許文献1においても、水晶振動器を採用するため、バッテリーの寿命が長くないなど水晶時計の固有の欠陥を避けることができない。
国際公開第01/48566号パンフレット
ムーブメント付き機械式時計は一般的には、進んだり、遅れたりした欠陥を有し、かつ誤差が日常生活に影響を及ぼす。使用者がムーブメント付き機械式時計を便利、迅速、精確、安全に調整することができない。従来の機械時計に存在する上記の課題を解決するために、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置が必要である。従って、本考案の一つの目的は、使用者が便利に使用できかつ余計な費用がなく、分解する必要もなく、ムーブメント付き機械式時計を調整できる簡単な調整装置を提供することである。本考案のもう一つの目的は、使用者にもっと精確に時計を調整できる視覚の調整装置を提供することである。本考案は、他の目的を実現させることもできる。
本考案は、ムーブメント付き機械式時計に精確補償調整装置を設置することによって、機械時計が精確ではないという従来のイメージを一変させ、使用者にもっと精確に時間を計算できる時計を提供する。
本考案は、一方で、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置を提供する。該精確補償調整装置は、変速ギヤセットと外部調節ノブとを備え、変速ギヤセットの入力端のギヤが外部調節ノブに連結され、かつ変速ギヤセットの出力端のギヤが時計の内部において、ひげぜんまいと連結している緩急針に連結され、外部調節ノブを回転させることによって、緩急針の位置を調整する。
一つの実施例において、緩急針にラックが設置され、ラックが変速ギヤセットの出力端のギヤと噛み合い、前記出力端のギアの回転によりラックの移動を連動させることによって、前記緩急針を調節する。
一つの実施例において、緩急針は、指針の回転軸と同軸のギヤと固定連結されてから、該同軸のギヤが変速ギヤセットの出力端のギヤと噛み合う。
変速ギヤセットが緩急針の動きを20倍又は40倍に拡大するように構成されるのが好ましい。一つの実施例において、精確補償調整装置は目盛り表示盤を含む。該目盛り表示盤が時計表面の内部又は外部に設けられる。目盛り表示盤はギヤセットを追加することによって、変速ギヤセットの一つのギヤと連結され、外部調節ノブの回転とともに目盛り表示盤を回転させる。
ひげぜんまいの特性に応じ、前記目盛り表示盤の目盛りを設置するのが好ましい。目盛り表示盤の目盛りを等分又は非等分に形成してもいい。
一つの実施例において、精確補償調整装置はクラッチを含む。該クラッチは、変速ギヤセットの入力端のギアと前記外部調節ノブと結合したところに設置される。
本考案は、他方で、上記のいずれかに記載の精確補償調整装置を備えたムーブメント付き機械式時計を提供する。
本考案のムーブメント付き機械式時計は、変速ギヤセットによって、外部調節ノブに対する調節動作を時計内のひげぜんまいの緩急針と連結する。緩急針を調節する必要な極細微の動作が拡大され、かつ外部調整ノブに伝達されると同時に、適切な予設表示目盛りを配合する。従って、本考案は下記の技術効果を実現でき、かつ下記の技術効果に限らない。すなわち、使用者は実際の誤差に基づき、時計に対し相応の補償調節を直接に行うことができる。使用者に個性があるファイン・チューニングを提供できる。使用者は自身の状況に応じ、時計を自由に調節でき、最終に時計をもっと精確にさせる。
本考案は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
変速ギヤセットと外部調節ノブとを備えた、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置であって、
前記変速ギヤセットの入力端のギヤは、前記外部調節ノブに連結され、且つ前記変速ギヤセットの出力端のギヤは、時計の内部においてひげぜんまいと連結している緩急針に連結され、外部調節ノブを回転させることによって、緩急針の位置を調節することを特徴とするムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置。
(項目2)
上記項目に記載の精確補償調節装置において、
前記緩急針にラックが設けられ、前記ラックが前記変速ギヤセットの出力端のギヤと噛み合い、前記出力端のギヤの回転によって前記ラックの移動を連動させ、前記緩急針を調節することを特徴する精確補償調節装置。
(項目3)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
緩急針が指針の回転軸と同軸のギヤに固定連結されてから、該同軸のギヤが変速ギヤセットの出力端のギヤと噛み合うことを特徴とする精確補償調節装置。
(項目4)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
前記変速ギヤセットが緩急針の動きを20倍又は40倍に拡大するように構成されることを特徴とする精確補償調節装置。
(項目5)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
時計表面の内部又は外部に設けられる目盛り表示盤を含み、前記目盛り表示盤がギヤセットを追加し、追加ギヤセットが前記変速ギヤセットにおける一つのギヤと連結されることによって、目盛り表示盤を外部調節ノブの回転とともに回転させることを特徴とする精確補償調節装置。
(項目6)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
ひげぜんまいの特性に応じ、前記目盛り表示盤の目盛りを設置することを特徴とする精確補償調節装置。
(項目7)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
前記目盛り表示盤の目盛りを等分に形成することを特徴する精確補償調節装置。
(項目8)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
前記目盛り表示盤の目盛りを非等分に形成することを特徴とする精確補償調節装置。
(項目9)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調節装置において、
前記変速ギヤセットの出力端のギヤと前記外部調節ノブと結合した所に設けられたクラッチをさらに備えることを特徴とする精確補償調節装置。
(項目10)
上記項目のうちのいずれかに記載の精確補償調整装置を備えたムーブメント付き機械式時計。
(摘要)
本考案は、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置及びそれを備える時計を提供する。精確補償調整装置は変速ギヤセットと外部調節ノブとを備える。前記変速ギヤセットの入力端のギヤは、前記外部調節ノブに連結され、且つ前記変速ギヤセットの出力端のギヤは、時計の内部において、ひげぜんまいと連結している緩急針に連結され、外部調節ノブを回転させることによって、緩急針の位置を調節する。
使用者が便利に使用できかつ余計な費用がなく、分解する必要もなく、ムーブメント付き機械式時計を調整できる簡単な調整装置を提供すること。
ムーブメント付き機械式時計における振動システムを示す。 本考案の精確補償調整装置の一実施例を示す。 本考案の一実施例により、目盛り表示盤を備えたムーブメント付き機械式時計を示す。 目盛り表示盤において、等分又は非等分に形成された目盛りを示す。 外部調節ノブと内部のギヤとの結合したところに設けられるクラッチを示す。
ムーブメント付き機械式時計は、普通、原動システム(ぜんまい)と、伝動システムと、のがし止め速度調整器と、指針及び上条抜針システムとを備える。その中に、のがし止め速度調整器は、脱進手段と振動システムという二つの部分からなり、振動システム(てんぷのひげぜんまい又はテン輪)の周期性振動によって脱進手段の精確さと規律的な間歇運動を維持し、時計の精確さを保証する。
図1はムーブメント付き機械式時計における振動システムの具体的な構成を示す。その中に、振動システム10は、テン輪11と、テン軸12と、ひげぜんまい13と、活動外リング14と、緩急針15及びテン挟板16などから構成される。ひげぜんまい13の内、外端はそれぞれテン軸12とテン挟板16とに固定される。テン輪11が外力によりバランス位置から逸れ、揺れる時、ひげぜんまい13が捩られ、一般的に回復トルクと呼ばれる位置エネルギーを生じる。脱進手段が、原動システムのエネルギーを振動システム10に伝達し、かつ半分の振動周期を完成させる。それから、振動システム10がひげぜんまい13の位置エネルギーの作用で逆方向へ揺れることによって別の半分の振動周期を完成させ、最終に機械時計が回転する時のがし止め速度調整器の重複循環を実現させる。
時計構造が整備と使用される時、普通、緩急針15を調整することによって、時計の緩急を調節する。ひげぜんまい13の作業長さ(又は振動長さ)を短くする時、振動周期が小さくなり、時計が進む。反対に、振動周期が大きくなり、時計が遅れる。緩急針がひげぜんまい13に固定されるため、緩急針を調節することによって、ひげぜんまい13の作業長さを変えることができる。実際の操作において、時計の蓋を開けないかつ外に寄る伝動ギヤなど取り外さないと、内部において緩急針に対し極微小の調節ができない。それは、普通の使用者にとって非常に困難なことである。
図2は、本考案のムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置の一実施例を示して、緩急針15と、変速ギヤセット20と、外部調節ノブ3とを含む。その中に、変速ギヤセット20の入力端のギヤ21は外部調節ノブ3に連結されるが、出力端のギア22は、ひげぜんまいと連結された緩急針14と接触する。一実施例において、緩急針15の移動軌跡にラック30が設置され、かつ該ラック30が変速ギヤ20の出力端のギヤ22と噛み合い、ギヤ22の回転でラック30の移動を連動させることによって、緩急針15を調節する。
変速ギヤセット20の作用によって、緩急針15を「+」又は「−」へ極めて細微の動きで例えば20倍、40倍など適切に拡大し、かつ外部調節ノブ3に伝達する。これに対し、外部調節ノブ3に実施された調節動作によって、変速ギヤセット20を介し、適切に縮小されかつ緩急針15の動きを限定しているラック30に伝達する。こうして、緩急針15が非常に微小の距離を移動するだけで、最終にひげぜんまいの実際の作業長さに影響を与える。
該実施例の時計は、時計表面の内部又は外部に設けられる目盛り表示盤4を提供する。該目盛り表示盤4は、追加されたギヤセット40によって変速ギヤセット20に連結される。該追加されたギヤセット40が少なくとも一つの伝動ギヤを含んでもいいと理解してもいい。図2の実施例において、追加されたギヤセット40のギヤ41が、変速ギヤセット20の一つのギヤ(図示せず)に連結されることによって、目盛り表示盤4が緩急針15の移動とともに回転できる同時に、その回転角度も緩急針15の移動距離と対応する。したがって、目盛り表示盤4によって、使用者が直観的に実際調節した程度を把握できるのみならず、次回の調節に参考の依拠も提供できる。該目盛り表示盤4が必ず不可欠であるとは限らない。例えば、使用者は毎回の回転の角度と一回りの回数を記録し、参考の依拠を形成することによって、時計に対する次回の緩急調節に役立つことができる。
図2に示された実施例において、緩急針15の端部にギヤ22と噛み合うラックが設置される。こうして、ギア22が回転する時、緩急針15の移動を駆動することによって、ひげぜんまいの実際の作業長さを調節できる。本考案の分野において、当業者は色々な方法で外部調節ノブ3の回転を緩急針15に伝達することによって、緩急針の位置を調節できると理解してもいい。例えば、緩急針15が、指針の回転軸と同軸のギヤと固定連結され、それから該同軸のギヤは変速ギヤセット20の出力ギヤと噛み合い、こうして変速ギヤセット20により緩急針を調節できる。この場合、緩急針にラックを設置する必要がない。
図3は、本考案の精確補償装置を備えた時計1を示す。その中に、普通の時計に用いられる指針ノブ2のほか、特に時計の緩急を調節する外部調節ノブ3が設置される。図3において、外部調節ノブ3は、指針ノブ2の下方に設けられる。しかしながら、当業者なら簡単に理解できるように、外部調節ノブ3が機械時計の外部の如何なる位置に設置されてもいい。なお、表盤には目盛り表示盤4が設置されていない。
もちろん、図3に示された外部調節ノブ3は時計のケースの外部に設けられるが、該外部調節ノブ3は時計のケースに嵌め込まれ、道具で回転できるノブであると理解してもいい。すなわち、本考案が所謂外部調節ノブは、時計を分解する必要がない場合、外部で調節できる(道具によってもいい)ノブである。
図3と図4Aに示されたように、目盛り表示盤の目盛りは等分に形成されてもいい。普通のムーブメント付き機械式時計の誤差範囲を考慮し、目盛り表示盤の一回りを大体12分に対応するように設置するのが好ましい。すなわち、そのなかの一大コマが1分に当る。なお、図4Bに示されたように、目盛り表示盤を非等分に形成してもいい。この場合、目盛り表示盤の目盛り区分は、主にひげぜんまいの変位により非線性の緩急を参照し、変更する。言い換えれば、主にひげぜんまいの特性に関する生産メーカーの技術資料に基づく。図4A―4Bは、目盛り表示盤の目盛りの区分を示すのみである。明らかに、異なるひげぜんまいの特性に応じ、当業者は、目盛り表示盤の目盛りを対応に設置でき、ひげぜんまいの特性に応えることができる。便利に認識するために、目盛り表示盤にも数字など相応の表記を設置してもいい。
図5に示されたように、時計内のギヤ21と外部調節ノブ3との結合したところにクラッチ50を設置する。クラッチ50が引き出される時、ギヤが互いに噛み合い、押される時、ギヤが分離する。こうして、たとえ使用者は不意に外部調節ノブ3に触っても、時計内の緩急針15を移動させない。したがって、望ましくない調節を防止できる。
以下、実施例と結合し、本考案の精確補償調整装置を備えた機械時計の調整方法を説明する。まず、使用者は月の初めにラジオ時報を基準として、時計の指針ノブによって時計を標準時刻に設定する。一ヶ月の後、同じくラジオ時報を基準として時計の緩急をチェックする。例えば、チェック後、該時計が一ヶ月の間5分間進んでいることが分かる。
この時、使用者は時計を標準時刻に回復した後、時計の外部調節ノブで内部の緩急針に対しファイン・チューニングを行うことができる。時計の表面に目盛り表示盤が設置されるため、使用者はノブを回転すると同時に、目盛り表示盤の対応した回転によって調節の具体的な大きさを知ることができる。本例において、時計が5分進んでいる。したがって、使用者は目盛り表示盤が「−」方向へ5大コマを回転するまで、外部調節ノブを「−」方向に回転することによって、初めての調節を完成させる。
その後、使用者は該時計を引き続き一ヶ月使用し、且つ同じ方式で時計の緩急をチェックすると、例えば時計が依然として1分間進んでいると分るとすれば、使用者は時計を標準時刻に回復した後、目盛り表示盤が「−」方向へ1大コマを回転するまで、外部調節ノブを「−」方向に回転することによって、二回目の調節を完成させる。これによって類推し、使用者は時計に対し繰り返しチェックとファイン・チューニングすることによって、時計の誤差を最終に大幅に低減させることができる。ムーブメント付き機械式時計の誤差は、異なる環境の要素と個人の使用習慣の差異とも関連しているが、本考案の精確補償調整装置によって個性があるファイン・チューニングを提供できる。したがって、異なる使用者は自身の状況に応じ、自由に時計を調節でき、精確に計時できるという目的を達する。
実際の操作において、目盛り表示盤の目盛りが、予設した緩急の変化と一致していない場合があるかもしれない。例えば、実施例における時計の目盛りの一大コマは、1分間に対応していない。そのため、使用者は初めての調節の後、時計が却って5分間遅れると気づくとすれば、それでは、二回目調節する時、ノブを逆方向へ回転すればいい。例えば、目盛り表示盤をスタート位置と初めて調節した後の位置との中間に回転する(すなわち、「+」方向へ2.5大コマ回転する)。もちろん、もしメーカーは製造過程において、緩急針の特性に応じ、目盛り表示盤の目盛りを設置すれば、このような状況をできるだけ避けることができる。
最適の実施例を参考し、本考案を説明しているが、本考案の範囲を逸脱しない場合、これに対し色々な改善を行い且つ効果が同じであるものでその中の部品を変更し、又は色々な変更により特定の環境或いは材料を本考案の旨に適することができる。また、本考案の範囲内では、本考案の色々な特徴/部品の異なる組み合わせが、認められるものであり、本考案の範囲を超えていないものである。したがって、本考案は、書類に開示された特定の実施例に限らない。実用新案登録請求の範囲に入るすべての技術案を含む。
1 時計
2 指針ノブ
3 外部調節ノブ
4 目盛り表示盤
10 振動システム
11 テン輪
12 テン軸
13 ひげぜんまい
14 活動外リング
15 緩急針
16 テン挟板
20 変速ギヤセット
21 入力端のギヤ
22 出力端のギア
30 ラック
40 ギヤセット
41 ギヤ
50 クラッチ

Claims (10)

  1. 変速ギヤセットと外部調節ノブとを備えた、ムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置であって、
    前記変速ギヤセットの入力端のギヤは、前記外部調節ノブに連結され、且つ前記変速ギヤセットの出力端のギヤは、時計の内部においてひげぜんまいと連結している緩急針に連結され、外部調節ノブを回転させることによって、緩急針の位置を調節することを特徴とするムーブメント付き機械式時計に用いられる精確補償調整装置。
  2. 請求項1に記載の精確補償調節装置において、
    前記緩急針にラックが設けられ、前記ラックが前記変速ギヤセットの出力端のギヤと噛み合い、前記出力端のギヤの回転によって前記ラックの移動を連動させ、前記緩急針を調節することを特徴する精確補償調節装置。
  3. 請求項1に記載の精確補償調節装置において、
    緩急針が指針の回転軸と同軸のギヤに固定連結されてから、該同軸のギヤが変速ギヤセットの出力端のギヤと噛み合うことを特徴とする精確補償調節装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の精確補償調節装置において、
    前記変速ギヤセットが緩急針の動きを20倍又は40倍に拡大するように構成されることを特徴とする精確補償調節装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の精確補償調節装置において、
    時計表面の内部又は外部に設けられる目盛り表示盤を含み、前記目盛り表示盤がギヤセットを追加し、追加ギヤセットが前記変速ギヤセットにおける一つのギヤと連結されることによって、目盛り表示盤を外部調節ノブの回転とともに回転させることを特徴とする精確補償調節装置。
  6. 請求項5に記載の精確補償調節装置において、
    ひげぜんまいの特性に応じ、前記目盛り表示盤の目盛りを設置することを特徴とする精確補償調節装置。
  7. 請求項5に記載の精確補償調節装置において、
    前記目盛り表示盤の目盛りを等分に形成することを特徴する精確補償調節装置。
  8. 請求項5に記載の精確補償調節装置において、
    前記目盛り表示盤の目盛りを非等分に形成することを特徴とする精確補償調節装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の精確補償調節装置において、
    前記変速ギヤセットの出力端のギヤと前記外部調節ノブと結合した所に設けられたクラッチをさらに備えることを特徴とする精確補償調節装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の精確補償調整装置を備えたムーブメント付き機械式時計。
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