JP3161818B2 - 関節用補綴具及びその組み立て方法 - Google Patents

関節用補綴具及びその組み立て方法

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JP3161818B2
JP3161818B2 JP18168492A JP18168492A JP3161818B2 JP 3161818 B2 JP3161818 B2 JP 3161818B2 JP 18168492 A JP18168492 A JP 18168492A JP 18168492 A JP18168492 A JP 18168492A JP 3161818 B2 JP3161818 B2 JP 3161818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動調心型の関節用
補綴具に適したインナボールの支持構造の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば米国特許第506285
3号明細書により周知な人工関節、特に人工股関節とし
て用いられる自動調心型関節用補綴具の概略図であり、
インナボール1を半球殻状のアウタボール3の内部にベ
アリング4を固定した構造のアウタボールアセンブリ2
で支持している。なお、インナボール1は大腿骨に固定
されるステム5の先端に装着される。ベアリング4の内
面の開口部に近い部分は奥の方が広くなるテーパ面4a
となっており、ここにCリング状のテーパリング6(上
記明細書ではスプリット・ロック・リング60a)が嵌
められてC形スプリング6a(上記明細書ではスプリン
グ・ロッド74a)により内径を小さくする方向に付勢
されている。
【0003】インナボール1をアウタボールアセンブリ
2に組み込む時には、テーパリング6が押されて奥に移
動して内径が広がるのでインナボール1をベアリング4
に挿入することができ、その後はテーパリング6の内径
が小さくなってインナボール1は抜け止めされる。ベア
リング4とインナボール1が接する面積はインナボール
1のほぼ半球部分に相当する大きさとなっており、ベア
リング4の内部には空間Gが形成されている。この空間
Gは上記のようにテーパリング6を移動させるために必
要である。なお、挿入されたインナボール1をアウタボ
ールアセンブリ2から取り外す時には、特殊工具を用い
てテーパリング6を奥に移動させ、内径を広げた状態と
してインナボール1を引き抜くのであるが、この構造で
は組み立てと分解が比較的面倒で作業にはかなりの時間
が必要となる。
【0004】ところで、ベアリング4に対する荷重は軸
心とほぼ一致するA方向に加わることが最も望ましいの
であるが、自動調心型の関節用補綴具の場合にはアウタ
ボールアセンブリ2が骨盤の寛骨臼内に嵌め込まれてお
り、歩行等に伴って摺動回転して寛骨臼に対する角度が
変化する。これは寛骨臼に対するインナボールの可動範
囲を大きくすることには有効である反面、荷重の方向を
A方向から例えば図のB方向に傾かせる結果を招き、ベ
アリング4の受圧面積が減少して面圧が過大となり、摺
動面の変形や摩耗増大を起こす原因となる。この問題は
入口側にもベアリングを設けることによって軽減するこ
とができるが(例えば特開平4−44756号公報参
照)、このような構造にしても、入口側ベアリングと内
部ベアリングとの間にはある程度の隙間が形成されるた
め、荷重の方向が傾いた場合に受圧面積が減少すること
は避けられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題点に着目し、受圧面積減少の原因となるベアリング
内部の空間や隙間を極力少なくすると共に、組み立てと
分解の容易な関節用補綴具を提供することを課題として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明の関節用補綴具は、インナボールを支持
するアウタボールアセンブリを、半球殻状のアウタボー
ルと、このアウタボールの内部に固定される第1のベア
リングと、この第1のベアリングに接するように配置さ
れると共にその材料自身の弾力性により一定の範囲で内
径を変化できる構造を備えたリング状の第2のベアリン
グと、アウタボールに嵌着することにより第2のベアリ
ングを押さえ込んで第2のベアリングを第1のベアリン
グに接した状態に保持し、第1及び第2のベアリングの
摺動面によりインナボールを支持させるストッパリン
グ、とで構成したものにおいて、アウタボールの開口縁
部の内側に係止部を形成すると共に、これに対応してス
トッパリングの端面外周に係止突部を形成し、アウタボ
ールにストッパリングを挿入して仮組みした時に係止突
部が係止部に係止してストッパリングの抜け落ちが防止
され、仮組み状態が維持されるように構成している。
【0007】上記第2のベアリングは、1箇所に切り欠
き部を形成したCリング状のものであり、且つその材料
自身の弾力性により一定の範囲で内径を変化できるよう
に構成されている。
【0008】またこの第2のベアリングは、第1のベア
リングの摺動面に続く摺動面を備えており、この摺動面
の最小部の内径がインナボールの直径よりやや小さい寸
法に選定されている。
【0009】上記第2のベアリングの外周にはテーパ面
が形成され、これに対応してストッパリングの内周にも
テーパ面が形成されており、ストッパリングをアウタボ
ールに嵌着することにより、第2のベアリングはそのテ
ーパ面がストッパリングのテーパ面に押されて内径が縮
小され、第2のベアリングの摺動面がインナボールに摺
接する状態となるように構成される。
【0010】第1のベアリングはアウタボールの内面に
対応した形状の外面を備えており、アウタボールの内面
には複数個の微小突起が形成されて第1のベアリングを
支持するように構成される。
【0011】また、第1のベアリングの開口部端面とこ
の開口部端面に接する第2のベアリングの端面のいずれ
か一方にあり突部を、他方にあり溝をそれぞれ形成する
と共に、このあり突部とあり溝の寸法を相互間に余裕の
ある値に選定し、第1及び第2のベアリングが上記あり
突部とあり溝を組み合わせて緩く連結した状態でアウタ
ボールの内部に組み込まれるように構成される。
【0012】
【0013】また、ストッパリングの外周に微小凸部を
形成し、ストッパリングをアウタボールに嵌着した際に
上記微小凸部がアウタボールの内面に係止してストッパ
リングがアウタボールに固定されるように構成される。
【0014】更に、ストッパリングの外周端面にアウタ
ボールの開口部端面に接するフランジが設けられ、この
フランジのアウタボールに接する側の外周に分解時に用
具を挿入するための凹部が形成される。
【0015】上記のようなアウタボールアセンブリを構
成する部材のうち、アウタボールはコバルトクローム合
金またはセラミックで構成され、第1のベアリングと第
2のベアリング及びストッパリングは超高分子量ポリエ
チレンで構成される。
【0016】この発明の関節用補綴具は、インナボール
の直径に対応した摺動面を内面に有する第1のベアリン
グを半球殻状のアウタボールの内部に配置し、更に第1
のベアリングの上記摺動面に続く摺動面を備えており、
且つその材料自身の弾力性により一定の範囲で内径を変
化できる構造を備えたリング状の第2のベアリングを第
1のベアリングに接するように配置し、ストッパリング
にインナボールを挿通した後、第1及び第2のベアリン
グの摺動面内にインナボールを挿入してストッパリング
をアウタボールに嵌着することにより、第2のベアリン
グを押さえ込んで第2のベアリングを第1のベアリング
に接した状態に保持することによって組み立てられる。
【0017】上記の第2のベアリングの押さえ込みは、
ストッパリングをアウタボールに嵌着する際に、第2の
ベアリングの外周に形成されたテーパ面をこれに対応し
てストッパリングの内周に形成されたテーパ面で押して
第2のベアリングの内径を縮小することによって行わ
れ、これにより第2のベアリングの摺動面がインナボー
ルに摺接した状態となる。
【0018】また、第1及び第2のベアリングの互いに
接する端面の一方にあり突部を、他方にあり溝を形成
し、このあり突部とあり溝を組み合わせることによって
緩く連結した状態として第1及び第2のベアリングをア
ウタボールの内部に組み込むようにしている。
【0019】
【作用】アウタボールにストッパリングを挿入すると、
ストッパリングの係止突部がアウタボールの係止部に係
止して仮組みされた状態が保持されるので、組み立てが
容易となる。また、第2のベアリングは第1のベアリン
グに接するように配置されており、これを更にストッパ
リングで押さえ込むことにより、第1と第2のベアリン
グの間に隙間がなくなり、荷重の方向が傾いても受圧面
積が減少せず、過大な面圧が生じない。
【0020】第2のベアリングがその材料自身の弾力性
により一定の範囲で内径を変化できるCリング状のもの
であるため、付勢用のスプリングが不要で部品点数が少
なくなる。
【0021】また第2のベアリングの摺動面の最小部の
内径がインナボールの直径よりやや小さい寸法に選定さ
れているので、インナボールの挿入が容易であると共に
組み立て後にインナボールが抜けることがなく、しかも
関節の自由度は大きくなる。
【0022】第2のベアリングのテーパ面をストッパリ
ングのテーパ面で押して内径を縮小することにより、第
2のベアリングの摺動面をインナボールに摺接させてい
るので、組み立て作業が容易であり、組み立てに要する
時間も短縮される。
【0023】アウタボールの内面の複数個の微小突起で
第1のベアリングを支持しているので、第1のベアリン
グをアウタボール内に位置決めして所定の向きで固定す
る作業が容易であり、組み立てに要する時間も短縮され
る。
【0024】第1及び第2のベアリングがあり突部とあ
り溝を組み合わせて緩く連結した状態でアウタボールの
内部に組み込まれるので、両ベアリングの連結状態を保
持したまま組み込むことができ、組み込み作業が容易で
ある。また、この部分で両ベアリングが固着されないの
で第2のベアリングは内径の変化が可能であり、インナ
ボールの挿入やストッパリングで押し込まれた時の内径
の縮小に支障は生じない。
【0025】
【0026】また、ストッパリングの外周の微小凸部が
アウタボールの内面に係止してストッパリングがアウタ
ボールに固定されるので、組み立て作業が容易である。
【0027】更に、ストッパリングの外周端面のフラン
ジに形成された凹部に用具を挿入してこじることによっ
て、ストッパリングをアウタボールから外すことができ
るので、分解が容易で短い時間で分解作業を行うことが
できる。
【0028】アウタボールがコバルトクローム合金また
はセラミックで構成され、第1及び第2のベアリングと
ストッパリングが超高分子量ポリエチレンで構成されて
いるので、耐久性が高く、また生体への影響が少ない。
【0029】また、第1及び第2のベアリングをアウタ
ボールの内部に配置し、ストッパリングをアウタボール
に嵌着して第2のベアリングを押さえ込むことにより、
第2のベアリングを第1のベアリングに接した状態に保
持して組み立てるので、組み立て作業を容易に行うこと
ができる。
【0030】第2のベアリングのテーパ面をストッパリ
ングのテーパ面で押して第2のベアリングを押さえ込む
と共に、その内径を縮小して第2のベアリングの摺動面
をインナボールに摺接させることにより、組み立て作業
を容易に行うことができ、組み立てに要する時間が短縮
される。
【0031】また、第1及び第2のベアリングのあり突
部とあり溝を組み合わせて緩く連結してアウタボールの
内部に組み込むことにより、組み立て作業を容易に行う
ことができる。
【0032】
【実施例】次に、図1乃至図6に示したこの発明の一実
施例を説明する。図1及び図2は全体の断面図と分解斜
視図、図3乃至図6はアウタボールアセンブリを構成す
る各部材の詳細を示す図である。なお、インナボール、
アウタボールアセンブリ、アウタボール及びステムは、
それぞれ図7と同じ参照符号1乃至3及び5で示してあ
る。
【0033】この実施例では、ベアリングは第1のベア
リング7と第2のベアリング8で構成されると共にスト
ッパリング9が設けられており、アウタボールアセンブ
リ2はアウタボール3、ベアリング7,8及びストッパ
リング9によって構成されている。アウタボール3の材
料としては例えばコバルトクローム合金あるいはセラミ
ックが用いられ、ベアリング7,8及びストッパリング
9の材料としては例えば超高分子量ポリエチレンが用い
られる。
【0034】アウタボール3は、図3に示すようにやや
深い半球殻状となっており、内面3bの開口部側には内
周に複数個の微小突起3cを等間隔に設けた円筒状の受
座3aが形成され、その開口縁部3eの内側にはリング
状に係止部3dが設けられている。微小突起3cは第1
のベアリング7の位置決めと所定方向に向けた固定とを
行うと共に軸方向の抜け落ちを防止するもので、断面が
三角形で奥の方が高くなった形状である。
【0035】第1のベアリング7は、図4に示すように
外面7cがアウタボール3の内面3bに対応した形状で
あり、内面はインナボール1の直径に対応した摺動面7
bとなっている半球殻状のものである。そして外面7c
の開口部側は円筒部7bとなっており、開口部の端面に
はあり継手(Dovetail Joint)を構成するためのあり突
部(Dovetail Protrusion)7aが180°隔てた位置
にそれぞれ形成されている。この第1のベアリング7
は、アウタボール3の受座3aに挿入された際に微小突
起3cによって支持され、動きのない状態でアウタボー
ル3に固定されるように各部の形状と寸法が選定されて
いる。
【0036】第2のベアリング8は、図5に示すように
第1のベアリング7の摺動面7bに続くテーパ状あるい
は球状の摺動面8aを備え、1箇所に切り欠り部8bを
形成したCリング状のもので、その材料自身の弾力性に
より一定の範囲で内径を変化できるように構成されてお
り、摺動面8aの最小部の内径はインナボール1の直径
よりやや小さい寸法に選定されている。第1のベアリン
グ7に接する側の端面にはあり突部7aに対応してあり
溝(Dovetail Groove)8cが設けられ、外周面はテー
パ面8dとなっている。なお、このあり溝8cとベアリ
ング7のあり突部7aとは、組み合わせることによって
ベアリング7,8間が緩く連結され、固着はされないよ
うに相互間に余裕のある寸法で形成されている。
【0037】ストッパリング9は、図6に示すようなリ
ング状でその内径はインナボール1が自由に通過できる
寸法に選定され、一方の端面外周には全周に係止突部9
aが形成されると共に、他方のアウタボール3の開口部
端面に接する側の端面にはフランジ9bが形成され、更
に内周面は第2のベアリング8のテーパ面8dに対応し
たテーパ面9cとなっており、また外周面には複数個の
微小凸部9dが等間隔で設けられている。なお、(a)図
にはこの微小凸部9dは図示してない。上記の係止突部
9aはアウタボール3にストッパリング9を挿入して仮
組みした時にアウタボール3の係止部3dに係止し、ス
トッパリング9の抜け落ちを防止するためのもの、微小
凸部9dはインナボール1が挿入された後にストッパリ
ング9をアウタボール3に固定するためのものであり、
このような機能が支障なく発揮されるように関連する各
部の形状と寸法が選定されている。
【0038】また、フランジ9bのアウタボール3に接
する側の外周には複数個の凹部9eが形成されている。
この凹部9eは、アウタボールアセンブリ2に挿入され
たインナボール1を取り外す時に尖った用具の先端を挿
入し、アウタボール3に対するストッパリング9の固定
を解除するために利用される。
【0039】この実施例は上述のような構成であり、組
み立てに際しては、まず第1のベアリング7と第2のベ
アリング8をあり突部7aとあり溝8cを組み合わせて
両ベアリング7,8が緩く連結された状態にし、ベアリ
ング7の外面7cをアウタボール3側に向けてアウタボ
ール3内に挿入する。これにより、ベアリング7はその
外面7cがアウタボール3の微小突起3cで支持されて
位置決めされ、アウタボール3内に所定の向きで固定さ
れる。
【0040】次に、ストッパリング9をその係止突部9
aが係止部3dに係止できる位置までアウタボール3に
挿入する。これでアウタボールアセンブリ2が仮組みさ
れた状態となるが、係止突部9aが係止部3dに係止す
るのでストッパリング9が抜け落ちることがなくなって
組み立てが容易となり、簡単且つ迅速に作業を行うこと
ができる。この時、第2のベアリング8はストッパリン
グ9で押されていないので内径の変化は可能であり、イ
ンナボール1を挿入できる状態となっている。
【0041】次いで、図1の鎖線のようにストッパリン
グ9がアウタボール3から離れている状態でインナボー
ル1をアウタボールアセンブリ2に挿入すると、インナ
ボール1は第2のベアリング8の内径を押し広げながら
これを通過し、ベアリング8よりも奥に挿入される。こ
の時、第2のベアリング8の摺動面8aの最小部の内径
がインナボール1の直径よりやや小さい寸法に選定され
ているので、インナボール1の挿入は容易に行える。
【0042】続いてストッパリング9をアウタボール3
に強く押し込む。これにより、第2のベアリング8はそ
の外周のテーパ面8dがストッパリング9のテーパ面9
cに押されて内径が縮められ、切り欠き部8bのギャッ
プ間隔が小さくなると共に摺動面8aがインナボール1
に摺接する状態となり、またストッパリング9は微小凸
部9dとアウタボール3の係止部3dとによって固定さ
れて抜け止めされるのである。この状態では、第2のベ
アリング8の内径はインナボール1の直径よりも小さく
なっているのでインナボール1が抜けることはなく、し
かもインナボール1はベアリング8で必要以上に覆われ
ないのでアウタボールアセンブリ2に対する摺動範囲が
広く、関節としての自由度は大きくなる。
【0043】なお、第2のベアリング8はあり継手によ
って第1のベアリング7に連結されているが、この部分
で固着されていないので内径の変化は可能であり、イン
ナボール1を挿入する時の内径の拡大やストッパリング
9で押し込まれた時の内径の縮小に支障が生ずることが
なく、しかも長期にわたって摩耗がなく安定した連結効
果を保つことができる。
【0044】以上の操作でインナボール1をアウタボー
ルアセンブリ2に挿入する組み立て作業は完了するが、
この組み立てられた状態からの分解はストッパリング9
の凹部9eを利用して行うことができる。すなわち、い
ずれかの凹部9eに適当な用具、例えば手術用具の先端
を挿入してこじることにより、アウタボール3に対する
ストッパリング9の固定を解除できるので、アウタボー
ルアセンブリ2に挿入されたインナボール1を容易に取
り外すことが可能となるのであり、分解のために特殊な
専用工具を用いる必要はない。なお、上述のような組み
立てや分解の操作は、実際にこの補綴具を患者の股関節
に使用した状態でも容易に行うことができる。
【0045】この実施例では、上述のように第2のベア
リング8は第1のベアリング7に接するように配置され
ており、インナボール1の挿入後はストッパリング9で
押さえ込まれるので、両ベアリング7,8の間には従来
例のような大きな空間はもちろん隙間もほとんどなくな
る。このため、荷重の方向が傾いても受圧面積が減少す
ることがなく、面圧が過大となって摺動面の変形や摩耗
の増大を起こすようなことは防止されるのであり、特に
アウタボールアセンブリに対する荷重の方向が変化しや
すい自動調心型に適した関節用補綴具が得られるのであ
る。
【0046】なお、この発明は図1などに示したような
股関節用に限らず、肩関節用の補綴具にも適用すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、インナボールを支持するアウタボールアセンブリ
を、半球殻状のアウタボールと、このアウタボールの内
部に固定される第1のベアリングと、この第1のベアリ
ングに接するように配置されると共にその材料自身の弾
力性により一定の範囲で内径を変化できる構造を備えた
リング状の第2のベアリングと、アウタボールに嵌着す
ることにより第2のベアリングを押さえ込んで第2のベ
アリングを第1のベアリングに接した状態に保持し、第
1及び第2のベアリングの摺動面によりインナボールを
支持させるストッパリング、とで構成し、アウタボール
にストッパリングを挿入して仮組みした時に、ストッパ
リングの係止突部がアウタボールの係止部に係止してス
トッパリングの抜け落ちが防止されるようにしたもので
ある。
【0048】従って、仮組み状態が維持されるので組み
立て作業が容易となり、手術を速やかに行うことができ
て術者の負担が軽減され、手術を受ける患者の苦痛も小
さくなる。また組み立てられた状態では、ベアリングと
インナボールが接する摺動部分に比較的大きな空間が形
成されたり、入口側に設けたベアリングと内部のベアリ
ングとの間に隙間が生じたりすることのない状態でイン
ナボールを支持することが可能となり、アウタボールア
センブリに対する荷重の方向が変化してもベアリングの
受圧面積が減少せず、過大な面圧が発生して摺動面の変
形や摩耗増大を起こすことが防止されるのであり、関節
用補綴具の寿命を延ばし、摩耗粉による骨組織への悪影
響や弛みによる痛みを防止することが容易となる。
【0049】また、アウタボールアセンブリを構成する
各部材に実施例で説明したような構造や形状をそれぞれ
採用することによって、部品点数が少なくなると共に組
み立てや分解が容易となり、手術に要する時間が短縮さ
れる。従って、短時間で必要な処置を終えることが可能
となり、患者の負担を軽減することに非常に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体の断面図である。
【図2】同実施例の分解斜視図である。
【図3】同実施例のアウタボールの正面図、A−A線断
面図及び要部の拡大断面図である。
【図4】同実施例の第1のベアリングの正面図、縦断面
図及び平面図である。
【図5】同実施例の第2のベアリングの正面図、縦断面
図及び平面図である。
【図6】同実施例のストッパリングの正面図、一部縦断
面図及び要部の拡大正面図である。
【図7】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 インナボール 2 アウタボールアセンブリ 3 アウタボール 3b 内面 3c 微小突起 3d 係止部 7 第1のベアリング 7a あり突部 7b 摺動面 7c 外面 8 第2のベアリング 8a 摺動面 8b 切り欠き部 8c あり溝 8d テーパ面 9 ストッパリング 9a 係止突部 9b フランジ 9c テーパ面 9d 微小凸部 9e 凹部

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナボール(1)とこれを支持するアウ
    タボールアセンブリ(2)とで構成されており、上記アウ
    タボールアセンブリ(2)が、半球殻状のアウタボール
    (3)と、このアウタボール(3)の内部に固定される第1
    のベアリング(7)と、この第1のベアリング(7)に接す
    るように配置されると共にその材料自身の弾力性により
    一定の範囲で内径を変化できる構造を備えたリング状の
    第2のベアリング(8)と、アウタボール(3)に嵌着する
    ことにより第2のベアリング(8)を押さえ込んで第2の
    ベアリング(8)を第1のベアリング(7)に接した状態に
    保持し、第1及び第2のベアリング(7)(8)の摺動面
    (7b)(8a)によってインナボール(1)を支持させるス
    トッパリング(9)、とで構成される関節用補綴具であっ
    て、 アウタボール(3)の開口縁部の内側に係止部(3d)が形
    成されると共に、これに対応してストッパリング(9)の
    端面外周に係止突部(9a)が形成されており、アウタボ
    ール(3)にストッパリング(9)を挿入して仮組みした時
    に係止突部(9a)が係止部(3d)に係止してストッパリ
    ング(9)の抜け落ちが防止されるように構成したことを
    特徴とする関節用補綴具。
  2. 【請求項2】 第2のベアリング(8)が、1箇所に切り
    欠き部(8b)を形成したCリング状のものであり、且つ
    その材料自身の弾力性により一定の範囲で内径を変化で
    きるように構成されている請求項1記載の関節用補綴
    具。
  3. 【請求項3】 第2のベアリング(8)が、第1のベアリ
    ング(7)の摺動面(7b)に続く摺動面(8a)を備え、こ
    の摺動面(8a)の最小部の内径がインナボール(1)の直
    径よりやや小さい寸法に選定されている請求項1又は2
    記載の関節用補綴具。
  4. 【請求項4】 第2のベアリング(8)の外周にテーパ面
    (8d)が形成されていると共にこのテーパ面(8d)に対
    応してストッパリング(9)の内周にテーパ面(9c)が形
    成されており、ストッパリング(9)をアウタボール(3)
    に嵌着することにより、第2のベアリング(8)のテーパ
    面(8d)がストッパリング(9)のテーパ面(9c)に押さ
    れて第2のベアリング(8)の内径が縮小され、第2のベ
    アリング(8)の摺動面(8a)がインナボール(1)に摺接
    する状態となるように構成した請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の関節用補綴具。
  5. 【請求項5】 第1のベアリング(7)はアウタボール
    (3)の内面(3b)に対応した形状の外面(7c)を備えて
    おり、アウタボール(3)の内面(3b)には複数個の微小
    突起(3c)が形成されて第1のベアリング(7)を支持す
    るように構成した請求項1乃至4のいずれかに記載の関
    節用補綴具。
  6. 【請求項6】 第1のベアリング(7)の開口部端面とこ
    の開口部端面に接する第2のベアリング(8)の端面のい
    ずれか一方にあり突部(7a)を、他方にあり溝(8c)を
    それぞれ形成すると共に、このあり突部(7a)とあり溝
    (8c)の寸法を相互間に余裕のある値に選定し、第1及
    び第2のベアリング(7)(8)が上記あり突部(7a)とあ
    り溝(8c)を組み合わせて緩く連結した状態でアウタボ
    ール(3)の内部に組み込まれるように構成した請求項1
    乃至5のいずれかに記載の関節用補綴具。
  7. 【請求項7】 ストッパリング(9)の外周に微小凸部
    (9d)を形成し、ストッパリング(9)をアウタボール
    (3)に嵌着した際に上記微小凸部(9d)がアウタボール
    (3)の内面に係止してストッパリング(9)がアウタボー
    ル(3)に固定されるように構成した請求項1乃至6のい
    ずれかに記載の関節用補綴具。
  8. 【請求項8】 ストッパリング(9)の外周端面にアウタ
    ボール(3)の開口部端面に接するフランジ(9b)を設
    け、このフランジ(9b)のアウタボール(3)に接する側
    の外周に分解時に用具を挿入するための凹部(9e)を形
    成した請求項1乃至7のいずれかに記載の関節用補綴
    具。
  9. 【請求項9】 アウタボール(3)をコバルトクローム合
    金またはセラミックで構成し、第1のベアリング(7)、
    第2のベアリング(8)及びストッパリング(9)を超高分
    子量ポリエチレンで構成した請求項1乃至8のいずれか
    に記載の関節用補綴具。
  10. 【請求項10】 インナボール(1)とこれを支持するア
    ウタボールアセンブリ(2)とで構成される関節用補綴具
    を組み立てる方法であって、インナボール(1)の直径に
    対応した摺動面(7b)を内面に有する第1のベアリング
    (7)を半球殻状のアウタボール(3)の内部に配置し、更
    に第1のベアリング(7)の上記摺動面(7b)に続く摺動
    面(8a)を備えており、且つその材料自身の弾力性によ
    り一定の範囲で内径を変化できる構造を備えたリング状
    の第2のベアリング(8)を第1のベアリング(7)に接す
    るように配置し、ストッパリング(9)にインナボール
    (1)を挿通した後、第1及び第2のベアリング(7)(8)
    の摺動面(7b)(8a)内にインナボール(1)を挿入して
    ストッパリング(9)をアウタボール(3)に嵌着すること
    により、第2のベアリング(8)を押さえ込んで第2のベ
    アリング(8)が第1のベアリング(7)に接した状態に保
    持することを特徴とする関節用補綴具の組み立て方法。
  11. 【請求項11】 外周にテーパ面(8d)が形成された第
    2のベアリング(8)と、このテーパ面(8d)に対応して
    内周にテーパ面(9c)が形成されたストッパリング(9)
    とを用い、ストッパリング(9)をアウタボール(3)に嵌
    着することにより、第2のベアリング(8)のテーパ面
    (8d)をストッパリング(9)のテーパ面(9c)で押して
    第2のベアリング(8)の内径を縮小することにより、第
    2のベアリング(8)の摺動面(8a)がインナボール(1)
    に摺接する状態とする請求項10記載の関節用補綴具の
    組み立て方法。
  12. 【請求項12】 互いに接する端面の一方にあり突部
    (7a)を、他方にあり溝(8c)を形成した第1及び第2
    のベアリング(7)(8)を、あり突部(7a)とあり溝(8
    c)を組み合わせることによって緩く連結した状態でア
    ウタボール(3)の内部に組み込むようにした請求項11
    記載の関節用補綴具の組み立て方法。
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