JP3161501U

JP3161501U - トイスクラッチ

Info

Publication number: JP3161501U
Application number: JP2009008462U
Authority: JP
Inventors: 守羽田; 崇鳥居
Original assignee: H&t Planning
Current assignee: H&t Planning
Priority date: 2009-11-09
Filing date: 2009-11-09
Publication date: 2010-08-05
Anticipated expiration: 2019-11-09

Abstract

【課題】懸賞以外のスクラッチ印刷加工物の製作を目的とするトイスクラッチを提供する。【解決手段】紙面部分にスクラッチ加工を設け、前記スクラッチ加工で覆われた前記紙面部分に情報が印刷されており、前記スクラッチ加工を固体で擦ることにより、前記情報が表れることを特徴とする。スクラッチ加工を取り入れた印刷媒体を制作することで、より生活に密着した参加型印刷媒体を提供することが可能となり、家族・友人等とのコミュニケーション向上や、教育、遊びツールとして生活に役立てることが可能となる。【選択図】図１

Description

本考案は、玩具及び文具に関する。

従来のスクラッチは当たり、はずれの内容が主たる用途であった。このように、従来のスクラッチ印刷加工は懸賞が主たる目的であり、スクラッチ印刷加工を印刷媒体上での遊戯、学習に用いることは、技術的、経済的にも非現実的であった。

本考案は、この点において改善を施し広く一般印刷物にスクラッチ印刷加工を施し、応用発展させることを課題とし、懸賞以外のスクラッチ印刷加工物の製作を目的とする。

本考案の態様は、紙質の印刷媒体内に、スクラッチ印刷加工（コイン等でスクラッチ部分を擦ることにより文字、絵、モノクロ写真などが浮き出るもの）を施すことで、新たな遊びや学習要素の提供を可能とした印刷媒体であり、擦ることで消費者自らが印刷物を完成させるといった新たな印刷物の可能性を提供する。また、本考案は、実用新案登録第３１３６５４１号のステルススクラッチ加工技術を適用し、現実化させるものである。すなわち、従来のスクラッチ加工銀パラフィンを用いる（削りカスが出る）、インクに加工を施す（浮き出る図柄の色が薄い）を解決することで、遊戯、学習に値する印刷媒体を作成し得ることを要旨とする。

上述のように、本考案のスクラッチ加工を取り入れた印刷媒体を制作することで、より生活に密着した参加型印刷媒体を提供することが可能となり、家族・友人等とのコミュニケーション向上や、教育、遊びツールとして生活に役立てることが可能となる。

図１乃至図３に示すように、冊子内にスクラッチ加工を示す星印を例えば４つの位置に印刷し、４つの星印で囲まれた内部に、実用新案登録第３１３６５４１号のステルススクラッチ加工技術を施す。冊子の所有者は、４つの星印で囲まれた内部を擦ることで、文字、イラスト、写真といった様々な情報を浮かび出させる。

（実施例１）
スクラッチ印刷により、もたらされる紙面上の遊びや学習的なものをトイスクラッチと称す。それらは参加型印刷物という新分野を形成するものである。

本考案の実施例によりもたらされる要素として、シール絵合わせ、ぬり絵、すごろく、迷路、クロスワードクイズ、ダイアリーにおける各週目標、占い、白地図、ジグソーパズル、カードゲーム、学習問題集などがあげられる。これ等は既に一般的に汎用されている印刷物の形態であるが、本考案の実施例の効果により、決定的に異なる印刷物となる。すなわち、購入時にすべてが完成され予想できる印刷物ではなく購入時には未完成であり、予測しながら擦り、擦る事で消費者自らが、印刷物を完成させるというかつて無い参加型の印刷物が誕生することとなる。本考案の実施例を用いれば、紙面を擦ることで文字・イラスト・写真を出すという行為が加味され、隠されている事柄を想像する楽しみや浮き出てくることによる驚きや喜びを供与する新感覚の商品を消費者に提供できる。図１の２はコインで擦る前の状態のトイスクラッチ本体１を示す。３はコインで擦った後写真が表示された状態のトイスクラッチ本体１を示す。図２の２はコインで擦る前の状態のトイスクラッチ本体１を示す。３はコインで擦った後イラストが表示された状態のトイスクラッチ本体１を示す。図３の２はコインで擦る前の状態のトイスクラッチ本体１を示す。２はコインで擦った後文字が表示された状態のトイスクラッチ本体１を示す。

なお、スクラッチ加工は、銀箔式ではない実用新案登録第３１３６５４１号に開示されたコイン等の金属に化学反応するステルススクラッチ加工を用いることにより、削りカスが生じることを防ぐことが可能となる。したがって、実用新案登録第３１３６５４１号のステルススクラッチ加工を用いることにより、従来の銀箔式スクラッチでは得ることのできない環境への配慮、コスト削減、制作期間の短縮を図ることが可能となる。

具体的には、削りカスも出ず、通常の印刷工程の中でスクラッチ加工を施すため、納期の短縮、コストの減少を可能とした。スクラッチに隠された情報内容は多岐に渡り、利用者のニーズによって用途も増幅し、環境、納期、コストなどの問題点を解決するとともに商品としての魅力も有するものである。

本考案の実施例によれば、スクラッチ部分で隠された内容の効果として、遊戯物に関しては、楽しみや驚き、喜びを提供し、学習物に関しては、擦り浮かび出ることで印象を強め、記憶力に働きをかけることを提供する。また、利用者自らが不完全な印刷物を擦り浮かび出すことで完成させ、且つその情報を活用できる参加型印刷物を提供することが可能となる。

本考案のトイスクラッチは販売時には何も見えない紙質の白が見えている状態（図１の２）であり、コインで擦ると写真が出てくる（図１の３）一実施例を示す図である。本考案のトイスクラッチは販売時には何も見えない紙質の白が見えている状態（図２の２）であり、コインで擦るとイラストが出てくる（図１の３）一実施例を示す図である。本考案のトイスクラッチは販売時には何も見えない紙質の白が見えている状態（図３の２）であり、コインで擦ると文字が出てくる（図３の３）一実施例を示す図である。

１・・・トイスクラッチ本体
２・・・特殊加工スクラッチ部分
３・・・２部分をコインで擦った後の状態

Claims

紙面部分にスクラッチ加工を設け、前記スクラッチ加工で覆われた前記紙面部分に情報が印刷されており、前記スクラッチ加工を固体で擦ることにより、前記情報が表れることを特徴とする、トイスクラッチ。
前記情報が、写真を含む、請求項１に記載のトイスクラッチ。
前記情報が、絵を含む、請求項１又は２に記載のトイスクラッチ。
前記情報が、文字を含む、請求項１乃至３のいずれか１項に記載のトイスクラッチ。
前記固体が、金属からなる、請求項１乃至４のいずれか１項に記載のカレンダー。
前記固体が、コインである、請求項１乃至５のいずれか１項に記載のカレンダー。
前記スクラッチ加工が、ステルススクラッチ加工である、請求項１乃至７のいずれか１項に記載のカレンダー。