JP3159942U - 穿刺部プロテクター - Google Patents
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Abstract
【課題】人工透析治療や点滴中に、認知症患者が自ら穿刺針を抜いてしまう医療事故を防ぐ器具を提供する。【解決手段】穿刺部プロテクターは、腕挿入用の穴である左腕挿入部3を開けた、平板又は湾曲した硬質プレート17に、患者と硬質プレートの隙間を維持するための胸部ベルト6が付いている構造を基本構造とする。この硬質プレート17をベッドの上に立てて固定するためのベースプレート18に、ベッド固定用器具と腕部固定具を用いる。この穿刺部プロテクター2により患者の肩から手までを仕切りによって隔離するため、穿刺していない腕は拘束する必要がなく、又、腕部ベルト8、胸部ベルト6、腰部ベルト7の接続部は穿刺部プロテクター2の穿刺部12側にあるため、患者本人が各ベルトの接続を外すこと、穿刺針を抜くことができないので、安全に治療できる。【選択図】図2
Description
本考案は、薬剤又は血液注入返血用の針を患者自らが抜いてしまうことを防ぐ医療事故対策器具に関する。
現在、人工透析治療や点滴中に、認知症患者が自ら針を抜いてしまう医療事故が多発しているため、医療スタッフとしては認知症患者の家族に承諾をもらい、患者の両手をベッドに縛り付ける、又は家族に監視を要請し、3時間以上の人工透析治療などを行っている。
針が抜けた場合に警報を発生させるなどの対策はできても、針を外させない対策に関しては、この両手を拘束する以外にはありません。
しかし、長時間、両手をベッドに縛り付けられる患者、縛り付けなければならない医療スタッフ、そのような状況を承諾しなければならない家族、誰もが大きな心的ストレスや苦痛を感じています。
又、家族が常に監視するにしても、患者の家族にとって週3回、1回4時間から6時間の付き添いは生活の上でも負担は非常に大きい。この現状から少しでも安全に、苦痛やストレスから開放される対策が必要と考えます。
両手の拘束を行わなくても、穿刺部である左右どちらかの腕を動かないように固定し、反対の手が穿刺部位に届かないように、患者の穿刺側の肩から手までを隔離することができる穿刺部プロテクターを設置する。
本考案により、片腕だけの拘束となるため、患者、家族、医療スタッフの心的ストレスや苦痛、家族の負担が軽減され、穿刺針を認知症患者本人が抜いてしまう事を防ぐことで、重大な医療事故を防止することができると考えます。
本考案の実施形態の例について図面を参照して説明する。図2は一般的な人工透析治療時などで、患者の左腕に穿刺を行うと仮定した場合の穿刺部プロテクターの取り付け状態を示します。穿刺部プロテクターは図1のC及びDに示すように、平板又は湾曲した硬質プレート17に、腕挿入用の穴をあけます。ここでは左腕用と仮定しているので、左腕挿入部3が腕挿入用の穴に該当します。この平板又は湾曲した硬質プレート17に患者と硬質プレートの隙間を維持するための胸部ベルト6が付いている構造を基本構造とします。腰部ベルト7は、下半身と硬質プレート17との隙間を維持するための補助ベルトとして付けております。この硬質プレート17がベッドの上に立てて固定できるように硬質プレート17と一体化、又は、分離する事のできるベースプレート18に、ベッド固定用器具と腕部固定具を付けたものである。ここではベッド固定用器具として固定用シャフト5を用い、腕部固定具として腕部ベルト8を用いておりますが、この固定方法、材質について限定するものではない。又、腕挿入部3の穴には腕に怪我をさせない配慮として、クッション製の材質を付ける事が望ましい。硬質プレート17の大きさは、患者の拘束していない腕の手先が硬質プレートを境に反対側の穿刺部12やベルト接続部16に届かないように、左腕挿入部の穴を中心に500mm以上の大きさが必要である。
通常の医療用ベッドはベッドフレーム11に落下防止用の柵穴14が付いています。穿刺部プロテクター2はその穴に固定用シャフト5を上から差し込み、シャフトの外れ止めとして先端にピン15を差し込み固定します。
患者をベッドに寝かせます。穿刺部プロテクター2の硬質プレート17に、腕挿入用の穴となる左腕挿入部3に患者1の左腕を図2のA及びBように肩まで入れ、左手首に腕部ベルト8を取付け、腕を大きく曲げないように適度に固定します。次に胸部ベルト6および腰部ベルト7を患者の背中から矢印13の方向に回し、穿刺部プロテクター2の下部からプロテクター内部に引き込み、ベルト接続部16に適度に固定します。
この3点のベルトで固定されることにより、安全に治療を行うことができ、又、患者の右手は自由に動かすことができ、寝返りも矢印13の方向であれば可能となります。左手首の腕部ベルト8は穿刺部位を大きく曲げる、又は、プロテクターから腕を引き抜く行為を防ぎ、胸部ベルト6及び腰部のベルト7は左腕挿入部3から人体1を遠ざけようとする行為による、左上腕の血管9の圧迫を防ぎ、又、右手が穿刺部プロテクター2上部を越えて穿刺部12に到達する事を防止する作用があります。
1 人体(患者)
2 穿刺部プロテクター
3 左腕挿入部
4 腕用クッション
5 固定用シャフト
6 胸部ベルト
7 腰部ベルト
8 腕部ベルト
9 左上腕の血管
10 ベッド
11 ベッドフレーム
12 穿刺部
13 矢印
14 柵穴
15 ピン
16 ベルト接続部
17 硬質プレート
18 ベースプレート
A 取り付け状態を上空から見た図
B 取り付け状態を右側から見た図
C プロテクターの基本構造を下から見た図、
D プロテクターの基本構造を右側から見た図
2 穿刺部プロテクター
3 左腕挿入部
4 腕用クッション
5 固定用シャフト
6 胸部ベルト
7 腰部ベルト
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11 ベッドフレーム
12 穿刺部
13 矢印
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16 ベルト接続部
17 硬質プレート
18 ベースプレート
A 取り付け状態を上空から見た図
B 取り付け状態を右側から見た図
C プロテクターの基本構造を下から見た図、
D プロテクターの基本構造を右側から見た図
Claims (1)
- 平板又は湾曲した硬質プレートをベッドの上に立てて固定し、硬質プレートの穴に、患者の穿刺部位がある左右どちらかの腕を肩まで挿入し、患者とプレートの隙間を維持するためのベルトが付いている穿刺針の外れ防止器具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010002011U JP3159942U (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 穿刺部プロテクター |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002011U JP3159942U (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 穿刺部プロテクター |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009052765 Continuation | 2009-03-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=54863165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010002011U Expired - Fee Related JP3159942U (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 穿刺部プロテクター |
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JP (1) | JP3159942U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109498356A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-03-22 | 无锡市儿童医院 | 一种腰椎穿刺辅助固定仪 |
CN112245163A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-01-22 | 陆兆娣 | 一种血透用床边管路定位保护装置 |
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2010
- 2010-03-26 JP JP2010002011U patent/JP3159942U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109498356A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-03-22 | 无锡市儿童医院 | 一种腰椎穿刺辅助固定仪 |
CN112245163A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-01-22 | 陆兆娣 | 一种血透用床边管路定位保护装置 |
CN112245163B (zh) * | 2020-10-29 | 2021-08-10 | 陆兆娣 | 一种血透用床边管路定位保护装置 |
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