JP3159509U - 結露防止シート - Google Patents

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【課題】窓ガラスに結露を発生させないように、窓ガラスに貼り付けて用いる結露防止シートであって、貼り付けても窓ガラスの光透過性を維持して視界を遮らないシートを提供する。また、一旦、窓ガラスに貼り付けた結露防止シートを窓ガラスから剥がしても窓ガラスに糊残りがなく、かつ再度、窓ガラスに貼り付けることができる結露防止シートを提供する。【解決手段】 窓ガラスに貼り付けて用いる結露防止シートであって、断熱効果のある断熱層と、前記断熱層に積層された透明性を阻害しない再剥離性粘着層と、を有する結露防止シートを提供する。再剥離性粘着層は、引張弾性率が3〜50MPaであり、230℃、荷重2.16kgでのMFRが1〜100g/10min.であり、ガラス板の表面に貼着し60分間放置後に前記ガラス板の表面から剥離したときの粘着力(JIS Z0237)が、0.3〜50N/25mmであることが好ましい。【選択図】図2

Description

本考案は、窓ガラスに貼り付けて用いる結露防止シートに関する。
窓ガラスの結露を防止するために、断熱効果のある断熱材を装着することが考えられる。例えば、自動車の窓ガラスに取り付ける断熱性マット(特許文献1を参照)、はりなおしできる窓ガラス用断熱シートなどが知られている(特許文献2を参照)。
特開平8−238940号公報 特開2004−316319号公報
本発明は、窓ガラスに結露を発生させないように、窓ガラスに貼り付けて用いる結露防止シートであって、貼り付けても窓ガラスの光透過性を維持して視界を遮らないシートを提供する。また、一旦、窓ガラスに貼り付けた結露防止シートを窓ガラスから剥がしても窓ガラスにのり残りがなく、かつ再度、窓ガラスに貼り付けることができる結露防止シートを提供する。
すなわち本考案は、以下に示す結露防止シートに関する。
[1]窓ガラスに貼り付けて用いる結露防止シートであって、断熱効果のある断熱層と、前記断熱層に積層された透明性を阻害しない再剥離性粘着層と、を有する結露防止シート。
[2]前記再剥離性粘着層は、引張弾性率が3〜50MPaであり;230℃、荷重2.16kgでのMFRが1〜100g/10min.であり;ガラス板の表面に貼着し60分間放置後に前記ガラス板の表面から剥離したときの粘着力(JIS Z0237)が、0.3〜50N/25mmである、[1]に記載の結露防止シート。
本発明の結露防止シートを窓ガラスに貼り付けることで、窓ガラスの光透過性を維持しつつ、結露を防止することができる。さらには、剥離と貼り付けを繰り返すことで、結露防止シートを再利用することができる。
本考案の結露防止シートの積層断面を示す図である。 本考案の結露防止シートを、自動車のフロント窓ガラスに貼り付けた状態を示す図である。
結露防止シートについて
本考案の結露防止シートは、断熱効果のある断熱層と、透明性を阻害しない再剥離性粘着層と、を有する。さらに必要に応じて、シートとしての物理的強度を補強するための補強層や、防湿性を有する防湿シートなどを有していてもよい。
断熱層について
本発明の断熱層は、保温効果を有する樹脂層であればよく、透明な樹脂層であることが好ましい。断熱層とするには、断熱剤を分散させた樹脂層としたり、中空を有する発泡樹脂層としたり、エアキャップシートとしたりすればよい。
断熱層の表面平滑性は高いほうが好ましい。表面平滑性が著しく劣ると、透明性が失われることがある。鏡面であればもっとも好ましいが、肉眼で観察されない程度のしわはあってもよい。
再剥離性粘着層について
本考案の結露防止シートにおける再剥離性粘着層は、樹脂によって構成されている。再剥離性粘着層の引張弾性率は3〜50MPaであることが好ましい。引張弾性率が上記範囲より小さいと、窓ガラスと粘着層とを貼合せた際に窓ガラスに密着しすぎて、結露防止シートを窓ガラスから剥がしにくくなるためである。一方、引張弾性率が上記範囲より大きいと、窓ガラスと粘着層が密着しにくくなる。再剥離性粘着層の引張弾性率は、引張試験機AGS−100D(島津製作所)により測定されうる。
本考案の結露防止シートにおける再剥離性粘着層は、ガラス板との粘着力(JIS Z0237)が、0.3〜50N/25mmの範囲であることが好ましい。一般的に、ガラスとの接着力が大きいと、補助材が窓ガラスから剥がれ落ちにくくなり好ましい。一方で、ガラスとの粘着力が一定以上に大きいと、結露防止シートを窓ガラスから剥がしにくく、さらに、結露防止シートを貼りなおすときの作業が生じたときの作業性が悪い。したがって、再剥離性粘着層のガラス板との粘着力は、好ましくは、0.5〜10N/25mm、より好ましくは2〜5N/25mmの範囲である。
本考案の眼鏡貼付用補助材における再剥離性粘着層の、ASTM D1238に従って230℃、荷重2.16kgで測定されるMFRが1〜100g/10分であることが好ましい。MFRが上記範囲よりも小さいと樹脂が流動し難く、上記範囲よりも大きいと樹脂が流動しすぎて、いずれも粘着層を均一な形状に成形し難いからである。
一般的に、ガラスへの粘着力を高めるためには、粘着層としてアクリル樹脂などの接着剤を使用するのが一般的である。しかし、アクリル樹脂などの接着剤を使用してガラスに貼り付ける場合には、ガラスから剥離したときに接着剤が残留し、汚染が発生する(のり残り)という問題があった。
そこで本考案は、再剥離性粘着層として、上記接着剤ではなく、後述する樹脂を粘着剤として用いた。これにより、貼りなおしなど、ガラスから剥離する場合のり残りがほとんど発生することなく、接着剤を用いることなく高い美観と作業性に優れる結露防止シートを実現することができた。
なお本明細書における粘着力(JIS Z0237)とは、ガラス板の表面に貼着し60分間放置後に前記ガラス板の表面から剥離したときの粘着力をいう。
本考案に用いられる再剥離性粘着剤は、窓ガラスの透明性を阻害しないことが好ましい。透明性を阻害しないとは、本考案の結露防止シートを窓ガラスに貼り付けても、光の透過を確保できる程度のことをいう。例えば、粘着層のヘイズは小さいほど好ましく、3%以下であることが好ましく、2%以下であることがより好ましく、それよりも小さいとさらに好ましい。ヘイズとは、JIS K7136に従い測定されたものであり、例えば濁度計(曇り度計)NDH2000(Nippon Denshoku社製)により測定することができる。
このように、のり残りがなく、かつ透明性が維持できる再剥離性粘着層を構成する樹脂の例には、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ニトリル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ふっ素系エラストマーなどが好ましい。具体的には、Notio(三井化学株式会社製、登録商標)、タフマー、ミラストマー(三井化学株式会社製、登録商標)、ダイナロン(JSR社製、登録商標)などが挙げられるが、これらに限られるものではない。一方、塩素などのハロゲンを含有する樹脂は、廃棄する際に燃焼処理を行うとダイオキシンなどの有害物質が発生する可能性がある。その意味では、ポリ塩化系樹脂などではないほうが好ましい。
補強層について
本発明の結露防止シートは、断熱層と再剥離性粘着層とを必須構成部材とするが、シートとしての強度が十分でない場合には、補強層を有していてもよい。補強層の材質は、透明性を有する樹脂であればよく、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルなどがあげられる。
補強層は、断熱層と再剥離性粘着層との間に積層されていてもよいし;断熱層の、再剥離性粘着層が配置された面とは反対の面に積層されていてもよい。
本発明の結露防止シートの厚みは特に限定されないが、結露防止シートの再剥離性粘着層を除いた厚みが厚すぎると、窓ガラスへの密着性が落ちてくる傾向があり;薄すぎると、操作性が悪くなる傾向にある。したがって、結露防止シートの再剥離性粘着層を除いた厚みの好ましい範囲は、20μm〜20mmであり、50μm前後であることが好ましい場合がある。
剥離シートについて
本考案の結露防止シートには、再剥離性粘着層の表面に剥離シートが積層されていてもよい。結露防止シートを窓ガラスに貼り付けるときに、剥離シートを剥離して再剥離性粘着層を露出させる。剥離シートとしては通常のシートを用いることができる。その表面に、公知の剥離剤を塗布しておいたものを用いることが好ましい。剥離シートの材質は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルなどをあげることができる。
剥離シートの厚みは、特に限定されないが、50〜200μmであるとよい。200μm以上になると、例えば本考案の結露防止シートを、所望の形状にあわせて、打ち抜いたり、裁断したりする場合に、打ち抜き性が悪くなるし;50μm以下では、腰が弱くなって、剥離しにくくなる。
本考案の結露防止シートは、任意の方法で製造することができるが、例えば、再剥離性粘着層を構成する樹脂と断熱層を構成する樹脂とを共押出しして積層体とすればよい。押出し後に実質的に延伸しないことが好ましい。共押出しの手法は特に限定されない。
本考案の結露防止シートは、窓ガラスに貼り付けられて用いられるが、窓ガラスとは、家屋の窓ガラスであってもよいし、自動車などの窓ガラスであってもよいし、その他の窓ガラスであってもよい。本考案の結露防止シートは、窓ガラスの外気側の表面に貼り付けられてもよいし、室内側の表面に貼り付けられていてもよいが、結露防止という目的からすると室内側に貼り付けられることが多い。
以下において、図面を参照して本考案を詳細に説明する。図1Aと図1Bには、本考案の結露防止シートを窓ガラスに貼り付けた状態の断面図が示される。図1Aおよび図1Bに示されるように、窓ガラス1に、粘着層2と断熱層3と補強層4とからなる結露防止シートが貼り付けられており;図1Aでは、粘着層2/断熱層3/補強層4の順に積層した結露防止シート10が用いられているのに対し、図1Bでは、粘着層2/補強層4/断熱層3の順に積層された結露防止シート10’が用いられている。
窓ガラス1に貼り付けた結露防止シートは、窓ガラスから剥がすこともでき、剥がした結露防止シートは、剥離シートに張り付けておけば、再使用することもできる。図1Aおよび図1Bに示されるように、粘着層2が積層されていない部位を設けておけば、窓ガラスから結露防止シートを剥離しやすい。
図2には、自動車の窓ガラス(フロントガラス)1’に結露防止シート10を貼り付けた状態が示される。結露防止シート10のうち、端部12だけは粘着層が積層されておらず、中央部11には粘着層が積層されている。端部12を引っ張ることで、容易に結露防止シート10を窓ガラス1’から剥離することができ、かつのり残りは抑制されている。
本考案に係る結露防止シートを、窓ガラスに貼り付けることで、窓ガラスに生じる結露の発生を防止することができる。また、本考案に係る結露防止シートは、必要に応じて、窓ガラスからのり残りなしに剥離することができ、かつ再度貼り付けることができるので、結露の発生の恐れがない場合にのみ貼り付けて用いることができる。
1 窓ガラス
1’ 自動車の窓ガラス
2 粘着層
3 断熱層
4 補強層
10,10’ 結露防止シート
11 粘着層がある部分
12 粘着層がない部分

Claims (2)

  1. 窓ガラスに貼り付けて用いる結露防止シートであって、
    断熱効果のある断熱層と、前記断熱層に積層された透明性を阻害しない再剥離性粘着層と、を有する結露防止シート。
  2. 前記再剥離性粘着層は、
    引張弾性率が3〜50MPaであり、
    230℃、荷重2.16kgでのMFRが1〜100g/10min.であり、
    ガラス板の表面に貼着し60分間放置後に前記ガラス板の表面から剥離したときの粘着力(JIS Z0237)が、0.3〜50N/25mmである、
    請求項1に記載の結露防止シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015232507A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 横河電機株式会社 測定用窓

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