JP3159139U - 履物 - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて軽いのみならず、極めて滑りにくく、クッション性にも極めて優れた履物を提供する。【解決手段】ポリオレフィン系樹脂を主体とする樹脂を射出成形して、履物の底1、かかと2、履物本体3を一体的に成形する。一体成形という極めて簡単な工程により、履物の底1、かかと2、履物本体3、履き口4の隣り合う部分が、射出成形による段差5として形成されている。射出成形による凹凸状の縫合線6が、射出成形による段差5に沿って形成されている。この縫合線6も一体成形という極めて簡単な工程により形成され、しかも、履物本体3や履き口4の周辺部分などに糸に代わる縫合線として形成される。樹脂中に抗菌・消臭剤を混入させておくと、履物とした時にも抗菌・消臭機能を備えたものとなる。【選択図】図1

Description

本考案は、ポリオレフィン系樹脂を主体とする樹脂射出成形品であって、履物の底、かかと、履物本体一体的である履物に関する。
従来、予め履物の底を成形しておき、この履物の底を履物本体の射出成形と同時に一体的ならしめる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この場合には、履物の底を履物本体の射出成形と同時に一工程で一体に成形することができるが、履物の底を成形する工程が別途必要であるから、全体的には二工程を必要とする。
そこで、本出願人は、その工程をさらに減らして一工程で履物のパーツ全てを一体的に成形することができるようにものを考案した(例えば、特許文献2参照)。
特開昭55−99201号公報
登録実用新案第3116253号公報
一工程で履物のパーツ全てを一体的に成形することができるようにした特許文献2記載の考案は、エチレン酢酸ビニル共重合体とエチレンプロピレンゴムを主体とする樹脂を射出成形したものである。
この履物は極めて軽いという特徴があるが、前記樹脂からなる履物が例えば体育館シューズのような上履きとして適用できるものとするためには、さらに滑りにくく、よりクッション性にも優れたものとすることが要求される。
本考案は、これらの要求を満たすことができる履物を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために、本考案による履物は、ポリオレフィン系樹脂を主体とする樹脂射出成形品であって、履物の底、かかと、履物本体一体的であることを特徴とす るものである。この履物は、極めて軽いのみならず、極めて滑りにくく、クッション性にも極めて優れている。
履物の底、かかと、履物本体、履き口の隣り合う部分が、段差として形成されている。この段差も一体成形という極めて簡単な工程により形成され、互いのパーツを繋ぎ合わせた場合と同じような形となる。
凸状の縫合線が、段差に沿って形成されている。この縫合線も一体成形という極めて簡単な工程により形成され、しかも、履物本体や履き口の周辺部分に糸に代わる縫合線として形成され、履物本体を糸で縫合した場合と同じような形になる。
樹脂中に抗菌・消臭剤を混入させておくとよい。樹脂中にこの抗菌・消臭剤が混入されていると、履物とした時にも抗菌・消臭機能を備えたものとなる。
履物本体に通気孔を形成しておくとよい。履物本体に通気孔が形成されていると、極めて通気性に優れた履物とすることができる。
履物の底、かかと部分に、滑り止め用の凹凸模様が形成されている。この凹凸模様も一体成形という極めて簡単な工程により形成することができる。
履物本体の履き口の前側部分に、伸縮性を有していて履き口の幅方向に達する部材が取り付けられている。伸縮性を有するこの部材により、着用している時にも脱げにくい。
請求項1記載の考案によれば、極めて軽いのみならず、極めて滑りにくく、クッション性にも極めて優れたものとすることができるという効果がある。
請求項2記載の考案によれば、一体成形という極めて簡単な工程により段差を形成することができ、互いのパーツを繋ぎ合わせた場合と同じような形にすることができるという効果がある。
請求項3記載の考案によれば、一体成形という極めて簡単な工程により縫合線を形成することができ、しかも、履物本体や履き口の周辺部分に糸に代わる縫合線として形成されるという効果がある。
請求項4記載の考案によれば、履物とした時にも抗菌・消臭機能を備えたものとなるという効果がある。
請求項5記載の考案によれば、極めて通気性に優れた履物とすることができるという効果がある。
請求項6記載の考案によれば、一体成形という極めて簡単な工程により、滑り止め用の凹凸模様を形成することができるという効果がある。
請求項7記載の考案によれば、着用している時にも脱げにくいものとすることができるという効果がある。
本考案による履物の一例を示す図で、(a)は側面図、(b)は底面図である。 本考案による履物の他の一例を示す図で、(a)は側面図、(b)は底面図である。
本考案に係る履物の一例を、図面を参照しながら詳細に説明する。ここには、体育館シューズのような上履きとして適用した場合を例に挙げて本考案を説明するが、それのみに限定されないことは当然である。
本考案による履物A、Bは、ポリオレフィン系樹脂を主体とする樹脂射出成形品であ て、履物の底1、かかと2、履物本体3一体的である。この履物A、Bは、極めて軽いのみならず、極めて滑りにくく、クッション性にも極めて優れている。
ポリオレフィン系樹脂にエチレンプロピレンゴム(EPR)を混入することができ、さらに、これらからなる樹脂に架橋剤と発泡剤とを適量添加することが望ましい。そして、混練調整したこの樹脂混和物を射出成形機に供給して発泡剤の分解温度以下で溶融混練し、この溶融混練樹脂混和物を発泡剤の分解温度以上に加熱した金型に注入する。
すると、金型内で前記溶融混練樹脂混和物が成形され、この成形物を金型から開放して発泡膨張させれば、図1、図2に示すような履物A、Bを得ることができる。
履物A、Bの甲皮3aを含む履物本体3の表面は全体にわたってザラザラした面(梨地)に仕上げられている。このようにするには、成形用金型のキャビティ面をザラザラにしておけば良い。そうすると、成形物を金型から開放した時、履物本体3の表面が全体にわたって自然にザラザラした面(梨地)になり、つるつるしたものと比べて趣の異なるものとなる。
この履物A、Bの底1、かかと2、甲革3aを含む履物本体3、履き口4の互いに隣り合う部分が、段差5として形成されている。この段差5も一体成形という極めて簡単な工程により形成され、図1(a)及び図2(a)に示すように、各部分を互いに繋ぎ合わせた場合と同じような形になる。
そして、射出成形による凹凸状の縫合線6が、段差5に沿って形成されている。この縫合線6も一体成形という極めて簡単な工程により形成され、しかも、各部分を互いに繋ぎ合わせた部分に糸に代わる縫合線として形成され、各部分を糸で縫合した場合と同じような形になる。
樹脂中に抗菌・消臭剤を混入させておくとよい。樹脂中にこの抗菌・消臭剤が混入されていると、履物とした時にも抗菌・消臭機能を備えたものとなる。
図2に示す履物Bの甲皮3aには通気孔7が形成されている。通気孔7が形成されていると、通気孔が形成されていない図1に示す履物Aに比べて、一層通気性に優れたものとなる。
履物A、Bの底1、かかと2部分には、滑り止め用の凹凸模様8が形成されている。この凹凸模様8も一体成形という極めて簡単な工程により形成することができる。この凹凸模様8は、例えば、図1(b)に示す場合や図2(b)に示す場合のように、様々な形とすることができる。
履物本体3の履き口4の前側部分に、伸縮性を有していて履き口4の幅方向に達する部材9が取り付けられている。伸縮性を有するこの部材9により、着用している時にも脱げにくい。伸縮性を有するこの部材9は、図1(a)に示すような帯状としてもよいし、図2(a)に示すような形にしてもよい。
このように、履物の底1、かかと2、甲皮3aを含む履物本体3を全て一体的に成形することにより得られた履物A、Bは、極めて軽いのみならず、極めて滑りにくく、クッション性にも極めて優れている。しかも、従来の場合のようにパーツの接合部分や糸による縫合部分からの水の侵入を完全に防止できる。
ここには、体育館シューズのような上履きに本考案を適用した場合を例示したが、ごく普通の短靴とすることもでき、また、それよりも背の高い形式のブーツや長靴のような長い履物にも充分適用できる。
1…底、2…かかと、3…履物本体、3a…甲皮、4…履き口、5…段差、6…凹凸状の縫合線、7…通気孔、8…滑り止め用の凹凸模様、9…伸縮性を有する部材、A、B…履物。

Claims (7)

  1. ポリオレフィン系樹脂を主体とする樹脂を射出成形して、履物の底、かかと、履物本体を一体的に成形して得られることを特徴とする履物。
  2. 履物の底、かかと、履物本体、履き口の隣り合う部分が、射出成形による段差として形成されていることを特徴とする請求項1記載の履物。
  3. 射出成形による凹凸状の縫合線が、射出成形による段差に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載の履物。
  4. 樹脂中に抗菌・消臭剤を混入したことを特徴とする請求項1記載の履物。
  5. 履物本体に通気孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の履物。
  6. 履物の底、かかと部分に、滑り止め用の凹凸模様が形成されていることを特徴とする請求項1記載の履物。
  7. 履物本体の履き口の前側部分に、伸縮性を有していて履き口の幅方向に達する部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012217678A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Asahi Corp 耐滑靴底及びその靴底成形金型
JP2019088753A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 真実 大西 ●「コルボックル波首カジュアルシューズ(t.724)」●「コルボックル丸首カジュアルシューズ(t.725)」
CN115122693A (zh) * 2022-06-28 2022-09-30 界首市玉丰塑业有限公司 一种耐候抗菌雨鞋的制备方法

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