JP3157827U - Drawer structure - Google Patents
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Abstract
【課題】インナーレールのストロークが長いスライドレールを有する、使用勝手の良い引出し構造体を提供する。【解決手段】引出し構造体は、スライドレール２０ａによって引出し自在となる内引出し７１を備えている。（１）で示すように、内引出し７１が収納状態の時、インナーレール２１ａはインナーレール２１ａとアウターレール２２ａとが重なり合った位置から第１の方向（図の右方向）にスライドした状態に位置している。そして、内引出し７１を第２の方向（図の左方向）へと引き出し続けると、（２）で示す上述した重なり合う位置を超えて、（３）で示すように、最大引き出し状態となる。この時、インナーレール２１ａは上述した重なり合った位置から第２の方向にスライドした状態に位置している。従って、スライドレール２０ａの長さに対して、インナーレール２１ａのストローク長さが３Ｌ／２となり、従来と比べて拡大する。【選択図】図４An easy-to-use drawer structure having a slide rail with a long stroke of an inner rail is provided. The drawer structure includes an inner drawer 71 that can be pulled out by a slide rail 20a. As shown in (1), when the inner drawer 71 is in the retracted state, the inner rail 21a is in a state in which it slides in the first direction (the right direction in the figure) from the position where the inner rail 21a and the outer rail 22a overlap. is doing. When the inner drawer 71 is continuously pulled out in the second direction (left direction in the figure), the maximum pulled-out state is reached as shown in (3) beyond the overlapping position shown in (2). At this time, the inner rail 21a is located in a state of sliding in the second direction from the overlapping position described above. Therefore, the stroke length of the inner rail 21a is 3L / 2 with respect to the length of the slide rail 20a, which is larger than the conventional one. [Selection] Figure 4
Description
この考案は引出し構造体に関し、特に、スライドレールによって引き出し自在に構成された引出し本体を有する引出し構造体に関するものである。 The present invention relates to a drawer structure, and more particularly, to a drawer structure having a drawer body that can be pulled out by a slide rail.
図６は従来の引出し構造体の収納状態を示した概略断面図であり、図７は図６で示したＶＩＩ−ＶＩＩラインの断面図であり、図８は図７で示したＸ部分の拡大図である。 6 is a schematic cross-sectional view showing a storage state of a conventional drawer structure, FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII shown in FIG. 6, and FIG. FIG.
これらの図を参照して、引出し構造体５０は、収納体４０と、収納体４０に引き出し自在に取付けられた外引出し６１と、外引出し６１の内部に収納されると共に、収納体４０に対して外引出し６１と同一方向に引き出し自在に取付けられた引出し本体である内引出し５１とから主に構成されている。又、内引出し５１と収納体４０との間にはスライドレール８０ａ、８０ｂが取付けられており、外引出し６１と収納体４０との間にもスライドレール９０ａ、９０ｂが取付けられている。内引出し５１及び外引出し６１の各々は、スライドレール８０ａ、８０ｂ、９０ａ、９０ｂによって引き出し自在となっている。
Referring to these drawings, the
収納体４０は、天板４１と、底板４３と、天板４１と底板４３とを接続する側板４２ａ、４２ｂと、背板４４とから構成されており、その前面（図６の左側）が開放された箱状に形成されている。
The
内引出し５１は、その前面に位置する、外引出し６１の前扉６２の背面に接する矩形状の前方扉５２と、前方扉５２から収納側（図６の右側）に延びる矩形状の底板５４及び側板５３ａ、５３ｂと、底板５４及び側板５３ａ、５３ｂの収納側端部に接続された矩形状の背板５５とによって、上面側を開口とする箱状に形成されている。そして、収納体４０の側板４２ａと内引出し５１の側板５３ａとの間にはスライドレール８０ａが取付けられており、収納体４０の側板４２ｂと内引出し５１の側板５３ｂとの間にはスライドレール８０ｂが取付けられている。
The
ここで、スライドレール８０ａの詳細な構造について説明する。 Here, the detailed structure of the slide rail 80a will be described.
図８を参照して、スライドレール８０ａは、収納体の側板４３ａにネジ８６ａによって取付けられた、断面Ｕ字状で引き出し方向（図８の紙面を直交する方向）に延びるアウターレール８２ａと、内引出しの側板５３ａにネジ８６ｂによって取付けられた、断面Ｕ字状で引き出し方向に延びるインナーレール８１ａとから主に構成されている。又、アウターレール８２ａとインナーレール８１ａとの間の各々には、複数のスチール製のボール８３ａが引き出し方向に整列して設置されている。そして、ボール８３ａの各々は、リテーナー８４ａによって保持されている。ボール８３ａの各々によって、インナーレール８１ａは引き出し方向に容易にスライドすることが出来る。尚、スライドレール８０ｂについても、スライドレール８０ａと同一構造となっている。 Referring to FIG. 8, a slide rail 80a includes an outer rail 82a attached to a side plate 43a of the storage body by screws 86a and extending in the pull-out direction (direction perpendicular to the plane of FIG. 8). It is mainly composed of an inner rail 81a attached to the drawer side plate 53a by a screw 86b and having a U-shaped cross section and extending in the drawing direction. In addition, a plurality of steel balls 83a are arranged between the outer rail 82a and the inner rail 81a so as to be aligned in the pull-out direction. Each of the balls 83a is held by a retainer 84a. The inner rail 81a can be easily slid in the pull-out direction by each of the balls 83a. The slide rail 80b has the same structure as the slide rail 80a.
全体の説明に戻って、外引出し６１は、その前面に位置する矩形状の前扉６２と、前扉６２から収納側に延びる矩形状の底板６４及び側板６３ａ、６３ｂと、底板６４及び側板６３ａ、６３ｂの収納側端部に接続された矩形状の背板６５とによって、上面側を開口とする箱状に形成されている。そして、収納体４０の側板４２ａと外引出し６１の側板６３ａとの間にはスライドレール９０ａが取付けられており、収納体４０の側板４２ｂと外引出し６１の側板６３ｂとの間にはスライドレール９０ｂが取付けられている。尚、スライドレール９０ａ、９０ｂは上述したスライドレール８０ａと同一である。
Returning to the overall description, the
次に、外引出し及び内引出しの引き出し動作に伴うスライドレールの動作について説明する。 Next, the operation of the slide rail accompanying the drawing operation of the outer drawer and the inner drawer will be described.
図９は図６で示した引出し構造体の最大引き出し状態を示した概略断面図であり、図１０は図６で示した内引出しのスライドレールの動作を示す模式図であって、（１）は収納状態を示すものであって、（２）は最大引き出し状態を示すものである。 9 is a schematic cross-sectional view showing the maximum drawing state of the drawer structure shown in FIG. 6, and FIG. 10 is a schematic diagram showing the operation of the slide rail of the inner drawer shown in FIG. Indicates the storage state, and (2) indicates the maximum drawing state.
まず、図６及び図１０の（１）を参照して、内引出し５１が収納状態の時、スライドレール８０ａのアウターレール８２ａとインナーレール８１ａとが重なり合った位置となっている。尚、アウターレール８２ａ及びインナーレール８１ａの長手方向の長さはＬ１であり、図８で示したボール部分の長さはＬ１／４となるように設定されている。長さＬ１は、収納体４０の側板４２ａ及び内引出し５１の引き出し方向の長さとほぼ同じ長さである。そして、アウターレール８２ａとインナーレール８１ａとが重なり合った状態の時、ボール部分８８はこれらの中央に位置する。即ち、アウターレール８２ａ及びインナーレール８１ａにおけるボール部分８８を除く両端の長さはそれぞれ３Ｌ１／８となる。
First, referring to (1) of FIG. 6 and FIG. 10, when the
又、インナーレール８１ａは、図示しないストッパーによってこの位置からそれ以上収納側へは移動できないように形成されている。即ち、インナーレール８１ａは、この位置から引き出し方向へのみスライドすることが可能である。そして、この状態から、外引出し６１及び内引出し５１を引き出し方向に引き出し続けると、図９及び図１０の（２）で示す状態となる。
The inner rail 81a is formed so that it cannot be moved further from this position to the storage side by a stopper (not shown). That is, the inner rail 81a can slide only from this position in the pull-out direction. If the
次に、図９及び図１０の（２）を参照して、ボール部分８８がアウターレールの引き出し方向側の端部に位置した時、インナーレール８１ａは、図示しないストッパーによってこの位置からそれ以上引き出し側へは移動できないように構成されている。即ち、内引出し５１が最大引き出し状態となる。この状態の時、内引出し５１に取付けられたインナーレール８１ａがアウターレール８２ａに対して長さ３Ｌ１／４だけスライドしている。この３Ｌ１／４は、アウターレール８２ａとインナーレール８１ａとを有するスライドレール８０ａにおける一般的なインナーレール８１ａのストローク長さである。
Next, referring to (2) of FIG. 9 and FIG. 10, when the
そして、このようなスライドレール８０ａが取付けられた内引出し５１にあっては、最大引き出し状態の時、図９に示すように外引出し６１と同様に充分引き出されているため、内引出し５１内の収納物を容易に取出すことが可能となる。
And, in the
上記のような従来の引出し構造体では、外引出しの前扉の背面に対して所定距離離れた位置に内引出しの前方扉が位置するように設定された場合、問題が生じる。以下に図を用いて説明する。 In the conventional drawer structure as described above, a problem occurs when the front door of the inner drawer is set to be positioned at a predetermined distance from the rear surface of the front door of the outer drawer. This will be described below with reference to the drawings.
図１１は従来の他の引出し構造体の収納状態を示した概略断面図であり、図１２は図１１で示した引出し構造体の最大引き出し状態を示した概略断面図であり、図１３は図１１で示した内引出しのスライドレールの動作を示す模式図であって、（１）は収納状態を示すものであって、（２）は最大引き出し状態を示すものである。 FIG. 11 is a schematic cross-sectional view showing a storage state of another conventional drawer structure, FIG. 12 is a schematic cross-sectional view showing a maximum drawer state of the drawer structure shown in FIG. 11, and FIG. FIGS. 11A and 11B are schematic diagrams illustrating the operation of the inner drawer slide rail shown in FIG. 11, wherein FIG. 11A shows the storage state and FIG. 11B shows the maximum drawer state.
尚、説明に当たっては、基本的には図６で示した引出し構造体と同一であるため、その相違点を中心に説明する。 In the description, since it is basically the same as the drawer structure shown in FIG. 6, the difference will be mainly described.
これらの図を参照して、引出し構造体７０にあっては、内引出し７１及びスライドレール７５ａ、７５ｂ（図示せず）の形状が大きく異なっている。即ち、内引出し７１は収納時において、その前方扉７２の位置が外引出し６１の前扉６２の背面に対して所定距離離れている。そして、スライドレール７５ａ、７５ｂにおいては、前方扉７２より引き出し側に突き出ないように、前方扉７２の位置に対応して短く形成されている。その結果、外引出し６１の前扉６２の背面と内引出し７１の前方扉７２との間にスペース３９が形成される。このスペース３９を利用することによって、外引出し６１に縦長の収納物を収納することが可能となるため、引出し構造体７０の利便性が向上する。
Referring to these drawings, in the
次に、図１１及び図１３の（１）を参照して、内引出し７１が収納状態の時、スライドレール７５ａのアウターレール７７ａとインナーレール７６ａとが重なり合った位置となっている。尚、アウターレール７７ａ及びインナーレール７６ａの長手方向の長さはＬであり、ボール部分の長さはＬ／４となるように設定されている。長さＬは、当然ながら図１０で示したＬ１より短くなっており、内引出し７１の引き出し方向の長さとほぼ同一である。そして、アウターレール７７ａとインナーレール７６ａとが重なり合った状態の時、ボール部分８８はこれらの中央に位置する。即ち、アウターレール７７ａ及びインナーレール７６ａにおけるボール部分８８を除く両端の長さはそれぞれ３Ｌ／８となる。この状態から、外引出し６１及び内引出し７１を引き出し方向に引き出し続けると、図１２及び図１３の（２）で示す状態となる。
Next, referring to FIG. 11 and FIG. 13 (1), when the
次に、図１２及び図１３の（２）を参照して、内引出し７１が最大引き出し状態の時、インナーレール７６ａがアウターレール７７ａに対して長さ３Ｌ／４だけスライドする。上述した通り、スライドレール７５ａの長さＬは図１０で示した長さＬ１より短いので、インナーレール７６ａのストロークが短くなる。そのため、内引出し７１が充分に引き出すことが出来ず、内引出し７１内の収納物が取出し難くなり、使い勝手の悪い引出し構造体７０となる。
Next, referring to (2) of FIG. 12 and FIG. 13, when the
次に、このような課題を解決すべく、ストロークの長いスライドレールを備える引出し構造体に関して、以下に図を用いて説明する。 Next, in order to solve such a problem, a drawer structure including a slide rail having a long stroke will be described below with reference to the drawings.
図１４は従来の更に他の引出し構造体の収納状態を示した概略断面図であり、図１５は図１４で示した引出し構造体の最大引き出し状態を示した概略断面図であり、図１６は図１４で示した内引出しのスライドレールの動作を示す模式図であって、（１）は収納状態を示すものであって、（２）は最大引き出し状態を示すものである。 14 is a schematic cross-sectional view showing a storage state of still another conventional drawer structure, FIG. 15 is a schematic cross-sectional view showing a maximum drawer state of the drawer structure shown in FIG. 14, and FIG. It is a schematic diagram which shows operation | movement of the slide rail of the internal drawer shown in FIG. 14, Comprising: (1) shows a stowed state and (2) shows a maximum drawer | drawing-out state.
尚、説明に当たっては、基本的には図１１で示した引出し構造体と同一であるため、その相違点を中心に説明する。 In the description, since it is basically the same as the drawer structure shown in FIG. 11, the difference will be mainly described.
これらの図を参照して、引出し構造体１００にあっては、スライドレール８０ａ、８０ｂ（図示せず）の形状が大きく異なっている。即ち、スライドレール８０ａ、８０ｂの長手方向の長さが、内引出し７１を充分に引き出せるものとなるように、図６で示したスライドレールと同一の長さのものを使用している。
With reference to these drawings, in the
次に、図１４及び図１６の（１）を参照して、内引出し７１が収納状態の時、スライドレール８０ａのアウターレール８２ａとインナーレール８１ａとが重なり合った位置となっている。そして、内引出し７１は、図１４で示すスペース３９を確保するために、インナーレール８１ａの収容側に取付けられている。従って、インナーレール８１ａの引き出し側の端部８５が、内引出し７１の前方扉７２を超えて引き出し側に突き出た状態となっている。そして、この状態から、外引出し６１及び内引出し７１を引き出し方向に引き出し続けると、図１５及び図１６の（２）で示す状態となる。
Next, referring to (1) of FIG. 14 and FIG. 16, when the
次に、図１５及び図１６の（２）を参照して、外引出し６１及び内引出し７１が最大引き出し状態の時、インナーレール８１ａがアウターレール８２ａに対して長さ３Ｌ１／４だけスライドする。しかしながら、上述した通り、インナーレール８１ａの引き出し側の端部８５が内引出し７１の前方扉７２を超えて引き出し側に突き出ているため、端部８５が外方に露出した状態となり、見た目が悪く、使用者にとって危険である。
Next, with reference to (2) of FIG. 15 and FIG. 16, the
このように、外引出しの前扉と内引出しの前方扉との間にスペースを設けた際においては、内引出しの引き出し距離等に対する問題が発生する。 Thus, when a space is provided between the front door of the outer drawer and the front door of the inner drawer, there arises a problem with respect to the pull-out distance of the inner drawer.
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、インナーレールのストロークが長いスライドレールを有する、使用勝手の良い引出し構造体を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide an easy-to-use drawer structure having a slide rail having a long inner rail stroke.
上記の目的を達成するために、請求項１記載の考案は、引出し構造体であって、引出し本体と、引出し本体が収納される収納体と、引出し本体と収納体との間に取付けられ、引出し本体を収納体に対して引き出し自在とするスライドレールとを備え、スライドレールは、引出し本体に取付けられたインナーレールと、インナーレールにスライド自在に係合し、収納体に取付けられたアウターレールとを含み、引出し本体が収納された位置にあっては、インナーレールとアウターレールとが重なりあった位置から第１の方向にスライドした収納位置にインナーレールは配置され、引出し本体を引き出す際には、インナーレールは収納位置から第１の方向とは反対の第２の方向に移動するものである。
In order to achieve the above object, the device of
このように構成すると、インナーレールのストロークが拡大する。 If comprised in this way, the stroke of an inner rail will expand.
請求項２記載の考案は、請求項１記載の考案の構成において、引出し本体は、収納体に引き出し自在に取付けられた外引出しの内部に収納され、引出し本体と外引出しとは、収納体に対して同一方向に引き出し自在であるものである。 According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect of the invention, the drawer body is housed in an outer drawer that is detachably attached to the storage body, and the drawer body and the outer drawer are stored in the storage body. On the other hand, it can be pulled out in the same direction.
このように構成すると、引出し本体のストロークを外引出しの通常のスライドレールによるストロークより大きくすることが可能となる。 If comprised in this way, it will become possible to make the stroke of a drawer main body larger than the stroke by the normal slide rail of an outer drawer.
請求項３記載の考案は、請求項２記載の考案の構成において、引出し本体の引出し側の端部の位置は、インナーレールの第２の方向側の端部より外方に位置するものである。 According to a third aspect of the invention, in the configuration of the second aspect of the invention, the position of the end portion on the drawer side of the drawer body is located outward from the end portion on the second direction side of the inner rail. .
このように構成すると、インナーレールの端部が引出し本体より引出し側に突き出ない。 If comprised in this way, the edge part of an inner rail will not protrude from the drawer body to the drawer side.
請求項４記載の考案は、請求項２又は請求項３記載の考案の構成において、引出し本体の前方扉の前面は、収納時において、外引出しの前扉の背面に対して所定距離離れた内方側に位置し、引き出し時において、外引出しの最大引き出し位置における外引出しの背面に対して所定距離未満の内方側に位置するものである。 According to a fourth aspect of the present invention, in the configuration of the second or third aspect of the invention, the front surface of the front door of the drawer body is separated from the rear surface of the front door of the outer drawer by a predetermined distance during storage. It is located on the inner side, and when being pulled out, it is positioned on the inner side that is less than a predetermined distance with respect to the rear surface of the outer drawer at the maximum outer drawer position.
このように構成すると、収納時には外引出しと引出し本体との間にスペースが確保されると共に、引き出し時には、引出し本体の前方扉は外引出しの前扉に接近する位置まで移動する。 With this configuration, a space is secured between the outer drawer and the drawer main body during storage, and the front door of the drawer main body moves to a position approaching the front door of the outer drawer during drawer.
以上説明したように、請求項１記載の考案は、インナーレールのストロークが拡大するため、引出し本体の引き出し距離が大きくなり、使い勝手が向上する。 As described above, according to the first aspect of the present invention, since the stroke of the inner rail is increased, the pull-out distance of the drawer main body is increased and the usability is improved.
請求項２記載の考案は、請求項１記載の考案の効果に加えて、引出し本体のストロークを外引出しの通常のスライドレールによるストロークより大きくすることが可能となるため、引出し本体の外引出しに対する配置の自由度が拡大する。
In addition to the effect of the invention described in
請求項３記載の考案は、請求項２記載の考案の効果に加えて、インナーレールの端部が引出し本体より引出し側に突き出ないため、インナーレールが目立たず、安全性も向上する。
In addition to the effect of the invention described in
請求項４記載の考案は、請求項２又は請求項３記載の考案の効果に加えて、収納時には外引出しと引出し本体との間にスペースが確保されると共に、引き出し時には、引出し本体の前方扉は外引出しの前扉に接近する位置まで移動するため、外引出しの収納物に応じた使用が可能となり、使い勝手が向上する。
In addition to the effects of the invention of
図１はこの考案の第１の実施の形態による引出し構造体の収納状態を示した概略断面図であり、図２は図１で示した引出し構造体の引き出し途中の状態を示した概略断面図であり、図３は図１で示した引出し構造体の最大引き出し状態を示した概略断面図であり、図４は図１で示した内引出しのスライドレールの動作を示す模式図であって、（１）は収納状態を示すものであって、（２）は引き出し途中の状態を示すものであって、（３）は最大引き出し状態を示すものである。 FIG. 1 is a schematic sectional view showing a retracted state of the drawer structure according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a schematic sectional view showing a state in which the drawer structure shown in FIG. 1 is being pulled out. FIG. 3 is a schematic sectional view showing the maximum drawing state of the drawer structure shown in FIG. 1, and FIG. 4 is a schematic diagram showing the operation of the slide rail of the inner drawer shown in FIG. (1) shows a storage state, (2) shows a state in the middle of pulling out, and (3) shows a maximum drawing state.
尚、説明に当たっては、基本的には従来例の図１１で示した引出し構造体と同一であるため、その相違点を中心に説明する。 In the description, since it is basically the same as the drawer structure shown in FIG. 11 of the conventional example, the difference will be mainly described.
これらの図を参照して、引出し構造体１０にあっては、スライドレール２０ａ、２０ｂ（図示せず）の機能及び取付位置が大きく異なっている。
Referring to these drawings, in the
まず、図１と図４の（１）を参照して、引出し構造体１０におけるスライドレール２０ａは、基本的には図１１で示したスライドレールと同様であるが、アウターレール２２ａの設置位置が可能な限り引き出し側となるように設置されている。又、スライドレール２０ａにおいては、この重なり合った位置からインナーレール２１ａの第１の方向（収納方向）への移動を阻止するためのストッパーを有していないため、インナーレール２１ａはこの位置から第１の方向へスライド可能となる。そして、内引出し７１が収納状態の時、内引出し７１に取付けられたスライドレール２０ａのインナーレール２１ａは、インナーレール２１ａとアウターレール２２ａとが重なり合った位置から、収納側の（図１の右方向）第１の方向にスライドした状態となるように設定されている。具体的には、インナーレール２１ａは、上述した重なり合った位置からアウターレール２２ａに対して第１の方向に長さ３Ｌ／４だけスライドしている。尚、インナーレール２１ａは、これ以上第１の方向にスライドしないように、図示しないストッパーが設けられている。
First, referring to FIG. 1 and FIG. 4 (1), the slide rail 20a in the
そして、この状態から、外引出し６１及び内引出し７１を引き出し方向（図の左方向）である第２の方向に引き出すと、図２及び図４の（２）で示す状態となる。
From this state, when the
次に、図２及び図４の（２）を参照して、内引出し７１が引き出し途中の状態の時、スライドレール２０ａのインナーレール２１ａとアウターレール２２ａとが重なり合う状態を生じる。このスライドレール２０ａの状態は、図１１で示した収納状態と同じであるため、インナーレール２１ａは更に第２の方向へとスライドさせることが可能である。そして、この状態から、内引出し７１を更に第２の方向に引き出すと、図３及び図４の（３）で示す状態となる。
Next, referring to FIG. 2 and FIG. 4 (2), when the
次に、図３及び図４の（３）を参照して、内引出し７１が最大引き出し状態の時、スライドレール２０ａのインナーレール２１ａは、インナーレール２１ａとアウターレール２２ａが重なり合った位置から、第２の方向にスライドした状態となっている。具体的には、インナーレール２１ａは、上述した重なり合った位置からアウターレール２２ａに対して第２の方向に長さ３Ｌ／４だけスライドしている。尚、インナーレール２１ａは、これ以上第２の方向にスライドしないように、図示しないストッパーが設けられている。
Next, referring to FIG. 3 and FIG. 4 (3), when the
このように、スライドレール２０ａにおいては、図１及び図４の（１）で示した収納状態から図３及び図４の（３）で示した最大引き出し状態までのストローク長さは、
（３Ｌ／４）＋（３Ｌ／４）＝３Ｌ／２・・・・・・・・（１）
となる。そして、従来例で示したように、通常のスライドレールにおいてはそのストローク長さが３Ｌ／４であるため、引出し構造体１０のスライドレール２０ａの長さに対するストロークが２倍に拡大する。そのため、内引出し７１の引き出し距離が大きくなり、図３で示すように内引出し７１の収納物を容易に取出すことが出来るので、引出し構造体１０の使い勝手が向上する。更に、必要なストロークに対するスライドレール２０ａの長さが短く設定することが出来るので、３段構造のスライドレールに比べてコスト的に有利なものとなる。
Thus, in the slide rail 20a, the stroke length from the housed state shown in FIG. 1 and FIG. 4 (1) to the maximum pulled-out state shown in FIG. 3 and FIG.
(3L / 4) + (3L / 4) = 3L / 2 (1)
It becomes. As shown in the conventional example, since the stroke length of the normal slide rail is 3L / 4, the stroke of the
又、図１で示した収納状態において、内引出し７１の前方扉７２の前面と外引出し６１の前扉６２の背面との間は、所定距離Ａ離れている。そして、図３で示した最大引き出し状態においては、内引出し７１の前方扉７２の前面と外引出し６１の前扉６３の背面とは、距離Ａより短い距離Ｂ離れている。即ち、収納時において所定距離離れていた外引出し６１の前扉６２の背面と内引出し７１の前方扉７２との間が、最大引き出し状態においては所定距離未満となるように構成されている。そのため、収納時には外引出し６１と内引出し７１との間にスペースが確保されると共に、引き出し時には、内引出し７１の前方扉７２は外引出し６１の前扉６２に接近する位置まで移動するため、外引出し６１の収納物に応じた使用が可能となり、使い勝手が向上する。
In the storage state shown in FIG. 1, the front surface of the
又、このような引き出し距離の大きな内引出し７１を有する場合であっても、内引出し７１の引き出し側の端部である前方扉７２は、インナーレール２１ａの第２の方向側の端部より外方側に位置している。従って、収納状態及び最大引き出し状態に関わらず、インナーレール２１ａの第２の方向側の端部が内引出し７１より引き出し側に突き出ることが無い。そのため、インナーレール２１ａが目立たず、安全性が向上する。
Even when the
次に、図１で示したスライドレールと従来例の図１４で示したスライドレールとのストロークについて説明する。 Next, the stroke between the slide rail shown in FIG. 1 and the slide rail shown in FIG. 14 of the conventional example will be described.
図５は図１で示した内引出しのスライドレールの最大引き出し状態を従来例と比較した模式図であって、（１）は図１で示したスライドレールを示すものであって、（２）は従来例の図１４で示したスライドレールを示すものである。 FIG. 5 is a schematic diagram comparing the maximum pull-out state of the inner drawer slide rail shown in FIG. 1 with a conventional example, wherein (1) shows the slide rail shown in FIG. Shows the slide rail shown in FIG. 14 of the conventional example.
まず（１）を参照して、図１で示したスライドレール２０にあっては、上述した通り、そのストローク長さは３Ｌ／２となる。
First, referring to (1), in the
次に（２）を参照して、従来例の図１４で示したスライドレール８０にあっては、先に示したインナーレール８１及びアウターレール８２の長さＬ１を（１）で示したスライドレール２０の長さに対応させると、
Ｌ１＝Ｌ＋（３Ｌ／４）・・・・・・・・・・・・・・・（２）
となる。（２）式を計算して、
Ｌ１＝７Ｌ／４・・・・・・・・・・・・（３）
そして、インナーレール８１とアウターレール８２とが重なり合った位置から第２の方向にスライド出来る長さ、即ちストローク長さは３Ｌ１／４である。これに（３）式を代入すると、
３・（７Ｌ／４）／４＝２１Ｌ／１６・・・・・・・・・（４）
となる。
Referring now to (2), in the
L 1 = L + (3L / 4) (2)
It becomes. (2)
L 1 = 7L / 4 (3)
The length that can slide in a second direction from a position overlapping the
3. (7L / 4) / 4 = 21L / 16 (4)
It becomes.
ここで、図５の（１）のスライドレール２０のストローク長さ３Ｌ／２（＝２４Ｌ／１６）と図５の（２）のスライドレール８０のストローク長さ２１Ｌ／１６とを比較すると、図５の（１）のスライドレール２０のストローク長さの方が長いことがわかる。従って、内引出し７１のストロークを通常のスライドレールが取付けられた引出しのストロークより大きくすることが出来る。即ち、図１で示した外引出し６１のストロークより大きくすることが出来る。そのため、内引出し７１の外引出し６１に対する配置の自由度が拡大する。
Here, when the
又、収納時における図５の（１）及び（２）のインナーレールの第１の方向側の端部の位置は同一である。そして、内引出し７１のストロークを外引出し６１のストロークより大きくすることで、上述したように収納時において所定距離離れていた外引出し６１の前扉６２の背面と内引出し７１の前方扉７２との間が、最大引き出し状態においては所定距離未満となる。
Further, the positions of the end portions on the first direction side of the inner rails of FIGS. 5A and 5B in the storage state are the same. Then, by making the stroke of the
尚、上記の実施の形態では、内引出しに対してのみ特定のスライドレールを使用しているが、このスライドレールは外引出しに対しても同様に適用出来る。更に、外引出しに限らず、どのような引出し本体に対しても適用出来ることは言うまでも無い。 In the above embodiment, a specific slide rail is used only for the inner drawer, but this slide rail can be similarly applied to the outer drawer. Furthermore, it goes without saying that the present invention can be applied not only to the outer drawer but also to any drawer body.
更に、上記の実施の形態では、スライドレールのボール部分の長さはＬ／４に設定されているが、ボール部分の長さはＬ／４以外に設定されていても良い。 Furthermore, in the above embodiment, the length of the ball portion of the slide rail is set to L / 4, but the length of the ball portion may be set to other than L / 4.
更に、上記の実施の形態では、スライドレールは所謂２段構造であるが、３段構造以上のスライドレールに対しても同様に適用出来る。 Furthermore, in the above-described embodiment, the slide rail has a so-called two-stage structure, but can be similarly applied to a slide rail having a three-stage structure or more.
又、上記の実施の形態では、内引出しに取付けられたスライドレールは特定構造のボールベアリング式を採用しているが、ローラーベアリング式等、他のタイプのスライドレールであっても良い。 In the above embodiment, the slide rail attached to the inner drawer adopts a ball bearing type having a specific structure, but may be another type of slide rail such as a roller bearing type.
更に、上記の実施の形態では、引出し構造体は外引出し及び内引出しを備えているが、外引出しは無くても良い。 Further, in the above embodiment, the drawer structure includes the outer drawer and the inner drawer, but the outer drawer may not be provided.
更に、上記の実施の形態では、内引出しにインナーレールが取付けられ、収納体にアウターレールが取付けられているが、インナーレールとアウターレールとが逆に取付けられていても良い。この場合、本願にあっては通常のアウターレールをインナーレールと、通常のインナーレールをアウターレールに読み替えるものとする。 Furthermore, in the above embodiment, the inner rail is attached to the inner drawer and the outer rail is attached to the storage body, but the inner rail and the outer rail may be attached in reverse. In this case, in the present application, a normal outer rail is replaced with an inner rail, and a normal inner rail is replaced with an outer rail.
更に、上記の実施の形態では、内引出しの引き出し側の端部の位置がインナーレールの第２の方向側の端部より外方に位置しているが、この位置がインナーレールの第２の方向側の端部、又は内方（収納側）に位置していても良い。 Furthermore, in the above-described embodiment, the position of the end portion on the drawer side of the inner drawer is located outward from the end portion on the second direction side of the inner rail, but this position is the second position of the inner rail. You may be located in the edge part of a direction side, or inward (storage side).
更に、上記の実施の形態では、収納状態においては外引出しの前扉の背面と内引出しの前方扉とが所定距離離れていると共に、最大引き出し状態においてはこの距離が所定距離未満となるように構成されているが、例えば最大引き出し状態において、この距離が所定距離以上離れるように構成されていても良い。 Further, in the above-described embodiment, the rear surface of the front door of the outer drawer and the front door of the inner drawer are separated by a predetermined distance in the storage state, and this distance is less than the predetermined distance in the maximum drawer state. Although it is configured, for example, in the maximum pull-out state, the distance may be configured to be a predetermined distance or more.
１０…引出し構造体
２０…スライドレール
２１…インナーレール
２２…アウターレール
４０…収納体
６１…外引出し
６２…前扉
７１…内引出し
７２…前方扉
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
引出し本体と、
前記引出し本体が収納される収納体と、
前記引出し本体と前記収納体との間に取付けられ、前記引出し本体を前記収納体に対して引き出し自在とするスライドレールとを備え、
前記スライドレールは、前記引出し本体に取付けられたインナーレールと、前記インナーレールにスライド自在に係合し、前記収納体に取付けられたアウターレールとを含み、
前記引出し本体が収納された位置にあっては、前記インナーレールと前記アウターレールとが重なりあった位置から第１の方向にスライドした収納位置に前記インナーレールは配置され、
前記引出し本体を引き出す際には、前記インナーレールは前記収納位置から前記第１の方向とは反対の第２の方向に移動する、引出し構造体。 A drawer structure,
A drawer body;
A storage body in which the drawer body is stored;
A slide rail attached between the drawer body and the storage body, the slide rail enabling the drawer body to be pulled out from the storage body;
The slide rail includes an inner rail attached to the drawer body, and an outer rail slidably engaged with the inner rail and attached to the storage body,
In the position where the drawer main body is stored, the inner rail is arranged at a storage position slid in the first direction from the position where the inner rail and the outer rail overlap,
When pulling out the drawer body, the inner rail moves from the storage position in a second direction opposite to the first direction.
前記引出し本体と前記外引出しとは、前記収納体に対して同一方向に引き出し自在である、請求項１記載の引出し構造体。 The drawer main body is housed in an outer drawer that is detachably attached to the housing body,
The drawer structure according to claim 1, wherein the drawer body and the outer drawer are freely drawable in the same direction with respect to the storage body.
収納時において、前記外引出しの前扉の背面に対して所定距離離れた内方側に位置し、
引き出し時において、前記外引出しの最大引き出し位置における前記外引出しの前記背面に対して前記所定距離未満の内方側に位置する、請求項２又は請求項３記載の引出し構造体。 The front of the front door of the drawer body is
At the time of storage, it is located on the inner side away from the back of the front door of the outer drawer by a predetermined distance,
4. The drawer structure according to claim 2, wherein the drawer structure is located on an inward side of the predetermined distance with respect to the back surface of the outer drawer at the maximum drawer position of the outer drawer.
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113044496A (en) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 | Storage mechanism who opens door |
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- 2009-12-16 JP JP2009008909U patent/JP3157827U/en not_active Expired - Fee Related
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