JP3156713U - 花立て用蓋 - Google Patents

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佐々木 勝
勝 佐々木
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株式会社南光精機
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Abstract

【課題】花立てに雨水や異物などが入り込むのを防ぐことができる花立て用蓋を提供する。【解決手段】薄い円形板状の蓋本体11が、上方中央部が凸に湾曲し下側が凹んだ湾曲形状をなしている。蓋本体11は、周縁部を反らせることが可能な可撓性を有し、花立て1の開口1aを塞ぐようになっている。複数の爪部12が、蓋本体11の周縁部11aから下方に突出して開口1aの外縁を挟んで固定するよう設けられている。蓋本体11の中央部11bを周縁部11aに対して下面側に押して、中央部11bを下方に凸に湾曲させることにより、周縁部11aを反らせて各爪部12を外側に開くことができる。【選択図】図2

Description

本考案は、花立て用蓋に関する。
一般的に、墓には、墓参りの際に生花を供えるための花立てが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3026829号公報
特許文献1に記載のような一般的な花立ては、使用しないときに雨水や異物などが入り込みやすいという課題があった。例えば、花立てに水が溜まると、藻等が発生し、こびりついて汚れたり、その水が腐って悪臭を発したりして不衛生になる。また、夏には、溜まった水にボウフラがわいて、蚊の発生源になったり、秋には、枯れ葉などが入って、中で腐食して異臭を発生したり、冬には、水が凍結して、花立てが破損したりするおそれがある。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、花立てに雨水や異物などが入り込むのを防ぐことができる花立て用蓋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る花立て用蓋は、墓前に供える花立ての開口を塞ぐための花立て用蓋であって、下側が凹んだ湾曲形状をなして周縁部を反らせることが可能な可撓性を有し、前記花立ての開口を覆う板状の蓋本体と、前記蓋本体の周縁部から下方に突出して前記開口の外縁を挟むよう設けられ、前記周縁部を反らせたとき外側に開く複数の爪部とを、有することを特徴とする。
本考案に係る花立て用蓋は、次のようにして、花立てに着脱することができる。まず、蓋本体の中央部を周縁部に対して下面側に押して、蓋本体の下面の周縁部に、下方に突出するよう設けられた複数の爪部を外側に開く。次に、各爪部が開口の外側になるように、蓋本体で花立ての開口を覆う。蓋本体を元の状態に戻せば、各爪部が開口の外縁を挟んで固定することができる。蓋本体は、自然の復元力により元の状態に戻るようになっていても、力を加えたとき元の状態に戻るようになっていてもよい。
花立てから取り外すときには、蓋本体の中央部を周縁部に対して下面側に押して、各爪部を外側に開き、各爪部を開口の外縁から離す。これにより、容易に花立てから取り外すことができる。このように、本考案に係る花立て用蓋は、花立てへの取り付け、取り外しが容易であり、片手でも着脱可能である。本考案に係る花立て用蓋は、花立てに取り付けたとき、蓋本体が花立ての開口を覆うため、花立てに雨水や異物が入り込むのを防ぐことができる。また、各爪部で開口を挟んで固定するため、風雨などでも外れにくい。
本考案に係る花立て用蓋は、耐候性を有するプラスチック製であることが好ましい。この場合、汚れても清掃が容易であり、衛生的である。また、手触りもよい。さらに、寿命も長く、長期間使用することができる。本考案に係る花立て用蓋は、取り外したときに紛失しないよう、花立てに繋がれていても、連結可能であってもよい。
本考案によれば、花立てに雨水や異物などが入り込むのを防ぐことができる花立て用蓋を提供することができる。
本考案の実施の形態の花立て用蓋の(a)平面図、(b)底面図である。 図1に示す花立て用蓋の(a)花立てへの取付状態を示す側面図、(b)花立てへの着脱状態を示す側面図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本考案の実施の形態の花立て用蓋を示している。
図1および図2に示すように、花立て用蓋10は、墓前に供える花立て1の開口1aを覆うための花立て用蓋10であって、蓋本体11と複数の爪部12と連結部13と連結紐14とを有している。
蓋本体11は、薄い円形板状で、上方にやや凸に湾曲し下側が凹んだ湾曲形状をなしている。蓋本体11は、周縁部を反らせることが可能な可撓性を有し、花立て1の開口1aを塞ぐようになっている。蓋本体11は、上面の中央に蓮の模様が描かれている。
複数の爪部12は、蓋本体11の周縁部11aに等間隔で設けられている。爪部12は、周縁部11aから下方に突出し、開口1aの外縁を挟んで固定するようになっている。
連結部13は、蓋本体11の周縁部11aから側方に向かって突出して設けられている。連結部13は、先端の中央部に連結孔13aを有している。
蓋本体11、各爪部12および連結部13は、耐候性を有するプラスチック製で、一体的に形成されている。
連結紐14は、金属製のチェーンから成り、連結孔13aに挿入されている。連結紐14は、取付部14aで両端を接続して環状を成すよう構成されている。連結紐14は、花立て1の周囲に巻き付けられ、取付部14aで両端を接続して花立て1に取り付け可能となっている。連結紐14により、花立て用蓋10を花立て1に取り付けることができる。
図2に示すように、花立て用蓋10は、蓋本体11の中央部11bを周縁部11aに対して下面側に押して、中央部11bを下方に凸に湾曲させることにより、各爪部12を外側に開き、中央部11bを周縁部11aに対して下面側に押す力を除いたとき、中央部11bが自然の復元力により元の状態に戻るようになっている。花立て用蓋10は、花立て1に取り付けたとき、蓋本体11が花立て1の開口1aを覆い、各爪部12が開口1aの外縁を挟んで固定するよう構成されている。
次に、作用について説明する。
花立て用蓋10は、次のようにして、花立て1に着脱することができる。まず、図2(b)に示すように、蓋本体11の中央部11bを周縁部11aに対して下面側に押して、各爪部12を外側に開く。その状態で蓋本体11により花立て1の開口1aを覆う。蓋本体11の中央部11bを周縁部11aに対して下面側に押す力を除くことにより、蓋本体11が自然に元の状態に戻る。これにより、図2(a)に示すように、各爪部12が開口1aの外縁を挟んで花立て1に取り付けることができる。
花立て1から取り外すときには、蓋本体11の中央部11bを周縁部11aに対して下面側に押して、各爪部12を外側に開き、各爪部12を開口1aの外縁から離す。これにより、容易に花立て1から取り外すことができる。このように、花立て用蓋10は、花立て1への取り付け、取り外しが容易であり、片手でも着脱可能である。花立て用蓋10は、花立て1に取り付けたとき、蓋本体11が花立て1の開口1aを覆うため、花立て1に雨水や異物が入り込むのを防ぐことができる。また、各爪部12で開口1aを挟んで固定するため、風雨などでも外れにくい。
花立て用蓋10は、蓋本体11、各爪部12および連結部13が耐候性を有するプラスチック製であるため、汚れても清掃が容易であり、衛生的である。また、手触りもよい。さらに、寿命も長く、長期間使用することができる。花立て用蓋10は、連結紐14で花立て1と連結されているため、花立て1から取り外したときでも紛失するおそれがない。花立て用蓋10は、形状や構成が単純であるため、製造が容易であり、花立て1への着脱も容易である。
1 花立て
1a 開口
10 花立て用蓋
11 蓋本体
11a 周縁部
11b 中央部
12 爪部
13 連結部
13a 連結孔
14 連結紐

Claims (1)

  1. 墓前に供える花立ての開口を塞ぐための花立て用蓋であって、
    下側が凹んだ湾曲形状をなして周縁部を反らせることが可能な可撓性を有し、前記花立ての開口を覆う板状の蓋本体と、
    前記蓋本体の周縁部から下方に突出して前記開口の外縁を挟むよう設けられ、前記周縁部を反らせたとき外側に開く複数の爪部とを、
    有することを特徴とする花立て用蓋。


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