JP3155345U - 両刀鎌 - Google Patents
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Abstract
【課題】 右利き左利き両方の人が使用することができるとともに、刃の交換等といった作業を要することなく、必要な場面において右利き用と左利き用の使用方法が可能である鎌の提供を図る。【解決手段】 草むしり等に使用する鎌であって、持ち手部2aを有する棒状体2の先端部2bに、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bの両方が取付機構を介して締結具5により一体的に取り付けられている構成となっている。このとき、前記右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとについて、夫々独立した別体構成とすることもでき、あるいは一体成型された一体構成とすることもできる。そして、右利き用刃体3aあるいは左利き用刃体3bのいずれか一方が、他方より小型に成型されている構造も考え得る。【選択図】図1
Description
本考案は、草むしり等の作業において使用される鎌に関するものである。
鎌は、草むしりや草刈り等といった場面において、事業用と一般家庭用とを問わず、広く万人に使用されている。
従来の鎌は、右利きの人が多い現状において、当然ながら右利き用に製造されており、左利き用の鎌の存在は少ない。これは、需要の少ない中で、コスト的その他の理由で、敢えて左利き用を製造することが好ましくないからである。
そこで、左利きの人であっても、右利き用の鎌を使用せざるを得ず、したがって、不慣れながら左利きの人が右手で右利き用の鎌を使用しているのが現状であり、作業上非常に困難な技である。
従来の鎌は、右利きの人が多い現状において、当然ながら右利き用に製造されており、左利き用の鎌の存在は少ない。これは、需要の少ない中で、コスト的その他の理由で、敢えて左利き用を製造することが好ましくないからである。
そこで、左利きの人であっても、右利き用の鎌を使用せざるを得ず、したがって、不慣れながら左利きの人が右手で右利き用の鎌を使用しているのが現状であり、作業上非常に困難な技である。
ところで、右利きの人であっても、草むしり等の現場において、通常の鎌の使用方法とは別の使用方法を欲する場合がある。すなわち、作業者が作業している現状の向きを変えることなく、右手側の草むしり等を欲する場面である。このような場面において、仮に左利き用の鎌が存在すれば、その鎌を右手で使用することで対応することが可能である。しかしながら、上述したように、左利き用の鎌は、その存在自体が少なく、また、右利き用と左利き用の両方の鎌を揃えておくこと自体が煩雑である。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、右利き左利き両方の人が使用することができるとともに、刃の交換等といった作業を要することなく、必要な場面で右利き用と左利き用の使用方法が可能である鎌を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本考案は、持ち手部を有する棒状体の先端部に、右利き用刃体と左利き用刃体の両方が取付機構を介して締結具により一体的に取り付けられている構成を採用している。
また、本考案は、前記右利き用刃体と左利き用刃体とが、一体成型されている構成とすることも可能である。
さらに、本考案は、前記右利き用刃体あるいは左利き用刃体のいずれか一方が、他方より小型に成型されている構成を採用することも可能である。
本考案によれば、鎌の刃について、通常の右利き用だけでなく、左利き用の刃がともに取り付けられることで、両刀鎌として構成されることにより、右利きの人と左利きの人とを問わず、広く万人が使用することを可能にするという効果を発揮するものである。
また、本考案によれば、草むしり等といった鎌を使用するあらゆる作業場面において、使用勝手が格段に向上し、作業効率の向上に資するという優れた効果を奏するものである。
以下、本考案にかかる両刀鎌1の実施形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本考案にかかる両刀鎌1の実施例を示す斜視図である。
すなわち、本考案にかかる両刀鎌1は、棒状体2と、刃体3と、から構成されている。
すなわち、本考案にかかる両刀鎌1は、棒状体2と、刃体3と、から構成されている。
棒状体2は、作業者の持ち手となる持ち手部2aを有している。そして、該棒状体2の先端部2bには、刃体3すなわち右利き用刃体3aと左利き用刃体3bの両方が、一体的に取り付けられることとなる。
かかる棒状体2の材質については、従来から用いられている木材を使用すればよい。ただし、その外にも、プラスチック等の合成樹脂製や金属製等であってもよく、特に限定するものではない。
また、該棒状体2の形状についても、特に限定するものではなく、略円筒形状や多角筒形状等が考えられ、さらには、持ち手部2aに持ち易くするための手型を備える構成も考え得る。
また、該棒状体2の形状についても、特に限定するものではなく、略円筒形状や多角筒形状等が考えられ、さらには、持ち手部2aに持ち易くするための手型を備える構成も考え得る。
刃体3は、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとから構成され、夫々前記棒状体2の先端部2bに取り付けられる。
該刃体3の材質については、一般的に従来から用いられている金属を用いればよいが、特に限定するものではない。
また、刃体3の形状について、草むしり等の機能を果たすものであれば特に限定するものではない。例えば、図1や図2に示すように、右利き用刃体3aについては、一般的な右利き用刃体3aの形状として、左端を先端として付け根部分にかけて、上辺が曲線を描くように円弧状となっているとともに、下辺が略直線状となっており、かつ、上辺及び下辺を繋ぐ面について、底面側に膨らんだ曲面状となっている。そして、左利き用刃体3bは、かかる右利き用刃体3aを鏡映しした様な対称形状となっている。
また、刃体3の形状について、草むしり等の機能を果たすものであれば特に限定するものではない。例えば、図1や図2に示すように、右利き用刃体3aについては、一般的な右利き用刃体3aの形状として、左端を先端として付け根部分にかけて、上辺が曲線を描くように円弧状となっているとともに、下辺が略直線状となっており、かつ、上辺及び下辺を繋ぐ面について、底面側に膨らんだ曲面状となっている。そして、左利き用刃体3bは、かかる右利き用刃体3aを鏡映しした様な対称形状となっている。
また、図2に示すように、右利き用刃体3aあるいは左利き用刃体3bのいずれか一方が、他方より小型に成型されている形状を採用することが考え得る。すなわち、利き手側と反対側の刃体3については、補助的な機能・役割を果たせばよく、したがって、かかる形状とすることで、原料省略が図れるとともに、左右の刃体3a・3bが対称的に同形状である場合に比して、小型化を実現することができる。
このとき、一方の刃体3をどれだけ小型にするか、一方の刃体3a・3bと他方の刃体3a・3bを夫々どのくらいの大きさにするか、については、特に限定するものではく、適宜決定されればよい。
なお、図面では、左利き用刃体3bについて、右利き用刃体3aよりも小型化した場合について示している。
このとき、一方の刃体3をどれだけ小型にするか、一方の刃体3a・3bと他方の刃体3a・3bを夫々どのくらいの大きさにするか、については、特に限定するものではく、適宜決定されればよい。
なお、図面では、左利き用刃体3bについて、右利き用刃体3aよりも小型化した場合について示している。
そして、前記棒状体2の先端部2bに、前記右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとからなる刃体3が取り付けられる。このとき、刃体3の付け根部分に設けられた取付機構を介して、締結具5により棒状体2と刃体3とが一体的に取り付けられる。
締結具5については、棒状体2と刃体3とを固定的に取り付け可能なものであれば、その構造について特に限定はなく、固定式ピン状締結具や、ネジ式締緩自在締結具等が考え得る。
なお、本考案にかかる両刀鎌1に使用される刃体3ついて、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとは、夫々独立した刃体3の別体構成とすることもできるし、あるいは、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとを一体成型することで一体構成とすることも可能である。
一体構成とすることにより、一の取付機構を、刃体3全体の中央箇所に位置することとなる付け根部分に設ければ足りることとなり、製造工程上簡易となる。
また、一体構成とすることにより、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとが別体であった場合に重なり合う付け根部分について、原料削減が可能となる。
また、一体構成とすることにより、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとが別体であった場合に重なり合う付け根部分について、原料削減が可能となる。
逆に、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとを別体構成とすることにより、既存の右利き用刃体3a及び左利き用刃体3bによって、本考案をすることが可能になる。
さらに、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとを別体構成とすることにより、夫々の刃体3a・3bが取付機構を回転軸として、棒状体2に対し回動自在に取り付けることも可能である。
さらに、右利き用刃体3aと左利き用刃体3bとを別体構成とすることにより、夫々の刃体3a・3bが取付機構を回転軸として、棒状体2に対し回動自在に取り付けることも可能である。
以上の通り構成される本考案にかかる両刀鎌1について、実際の作業現場における使用状態については、図3に示すようになる。
すなわち、右利きの人が使用する場合について説明すると、通常の草むしり等の場面における使用方法は、図3(a)に示すように、従来の鎌の使用方法と何ら変わりなく、作業者が右手Rで棒状体2の持ち手部2aを握った状態で、草の根元(場合によっては土中)に右利き用刃体3aの刃先を突き刺し、そのまま右手Rで根元を穿りかき上げることで、草むしり等の作業を行うこととなる。
また、草の根元に右利き用刃体3aを引っ掛け、そのまま右手Rを手前に引くことで、草刈り等の作業を行う。
すなわち、右利きの人が使用する場合について説明すると、通常の草むしり等の場面における使用方法は、図3(a)に示すように、従来の鎌の使用方法と何ら変わりなく、作業者が右手Rで棒状体2の持ち手部2aを握った状態で、草の根元(場合によっては土中)に右利き用刃体3aの刃先を突き刺し、そのまま右手Rで根元を穿りかき上げることで、草むしり等の作業を行うこととなる。
また、草の根元に右利き用刃体3aを引っ掛け、そのまま右手Rを手前に引くことで、草刈り等の作業を行う。
次いで、壁Tの下方等、壁際における草取り作業を行う場合、刃体3の刃先を使って行うこととなる。このとき、向かって左側の壁際であれば、上記した通常の作業方法とほとんど変わらずに、右利き用刃体3aの刃先を使って行うことができる。
逆に、向かって右側の壁際の場合には、図3(b)に示すように、鎌をひっくり返して刃体3の向きを変えることなく、棒状体2の持ち手部2aを握った右手Rもそのままの状態で、左利き用刃体3bの刃先を利用して、容易に草取り作業を行うことが可能となる。
すなわち、従来の右利き用の鎌を使用した場合、向かって右側の壁際における作業については、単に鎌をひっくり返しても、刃体における面の向きが逆向きとなってしまうため、該鎌を上手く使いこなすことはできない。そこで作業者は、壁際が左側となるように向きを変えなければ、上手く作業をすることができないこととなり、作業上非常に煩雑である。
また、向きが変えられる場所での作業であればそれも可能だが、コーナー等の壁Tの隅においては、作業者が向きを変えられないところもあり、作業に戸惑ってしまう場合も考えられる。
そこで、本考案にかかる両刀鎌1を使用すれば、鎌をひっくり返して刃体3の向きを変えたりすることなく、そのままの状態で両方の壁際における草取り作業を、いとも容易に行うことが可能となる。
1 両刀鎌
2 棒状体
2a 持ち手部
2b 先端部
3 刃体
3a 右利き用刃体
3b 左利き用刃体
5 締結具
2 棒状体
2a 持ち手部
2b 先端部
3 刃体
3a 右利き用刃体
3b 左利き用刃体
5 締結具
Claims (3)
- 草むしりや草刈り等に使用する鎌であって、持ち手部を有する棒状体の先端部に、右利き用刃体と左利き用刃体の両方が取付機構を介して締結具により一体的に取り付けられていることを特徴とする両刀鎌。
- 前記両刀鎌において、右利き用刃体と左利き用刃体とが、一体成型されていることを特徴とする請求項1に記載の両刀鎌。
- 前記両刀鎌において、右利き用刃体あるいは左利き用刃体のいずれか一方が、他方より小型に成型されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の両刀鎌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009006266U JP3155345U (ja) | 2009-09-02 | 2009-09-02 | 両刀鎌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP3155345U true JP3155345U (ja) | 2009-11-12 |
Family
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108848869A (zh) * | 2018-06-13 | 2018-11-23 | 岳西县万盈生态农业科技有限公司 | 一种农业折叠式除草工具 |
-
2009
- 2009-09-02 JP JP2009006266U patent/JP3155345U/ja not_active Expired - Fee Related
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