JP3155327U - 自動車用日除け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの日除け具を様々な自動車の異なるサイズのフロントガラスに対応させて適切に取り付けることができ、良好に日除けできると同時に、耐久性を向上できる自動車用日除け具を提供することにある。【解決手段】自動車のフロントガラスの内側に沿って前低後高で傾斜して配置される厚紙状素材の略四角板状の日除け体12と、日除け体12の前端側12aを切取り可能として日除け体12の奥行き長さ(DL1〜DL4)を調整する切取りミシン目14と、切取りミシン目14に連係して形成された補強兼外形補正用の折り曲げ用曲げ記憶部16と、を備えたことを特徴とする自動車用日除け具10から構成される。さらに、日除け体12の表面及び/又は裏面に広告表示部22を形成することで、日除け具12を広告媒体として兼用して効果的に広告することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、自動車室内へ直射日光が入るのを遮る自動車用日除け具に関する。
日中に自動車を屋外に駐車しておくとフロントガラスやその他のガラス窓から直射日光が入ることにより車室内の温度が著しく上昇する。このため、高温による身体への負荷や不快感を生じたり、ハンドル等の車内設備に直接触れることができなくなったり、その他機器類や車室内に置いた様々な物品が故障したり、変質又は劣化したりする問題があった。この問題に対して、従来、自動車のフロントガラスから車室内へ入る直射日光を遮るように該フロントガラスの内側に沿って取り付けられる自動車用日除けが用いられている。例えば、特許文献1記載の自動車用日除けは、板状の日除け本体に複数の折り曲げ線を形成して、屏風状に折り畳み展開できるように設けられている。そして使用する際には、展開した状態でダッシュボードの上面に載置すると共に、その上方側をバックミラーやサンバイザー等に係止させて日除けさせる。一方、運転時や日除けが不要な場合には日除け本体を折畳んで収納できるものであった。
実開昭62−138615号公報
自動車のフロントガラスは、例えば、セダンタイプやステーションワゴンタイプ、又は軽自動車等のボディーのサイズや種類又はそれぞれの自動車のデザインの違い等、自動車の種類ごとにサイズや形状等が異なっている。したがって、様々な種類の自動車のフロントガラスに対応して、異なったサイズの日除けを製造する必要があり、煩雑であるとともに製造コストも高くついていた。さらに、需要者が日除けを入手する際にも、自身の自動車のフロントガラスのサイズをいちいち採寸したりなどすることによって把握しておき、そのサイズに対応する日除けを選択する必要があった。また、時には入手した日除けのサイズが所有の自動車のフロントガラスに合わないといった不具合を生じてしまうおそれがあった。また、日除けを厚紙等の安価な素材で形成した場合には、頻繁に取り付け、取り外しすることにより、日除け体が早期に損耗しやすかった。さらに、自動車の車体に広告を施すことにより、自動車を広告媒体として利用する場合もあるが、車体へ広告を表示するのが大掛かりで、コストも高いとともに、広告の内容を簡単には変更できなかった。よって、限られた広告主及び自動車しか利用することができず、簡便に自動車を広告媒体とするのは困難であった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、1つの日除け具を様々な自動車の異なるサイズのフロントガラスに対応させてサイズ調整して適切に取り付けることができ、良好に日除けできると同時に、耐久性を向上できる自動車用日除け具を提供することにある。さらに、他の目的は、日除け体を広告媒体として兼用させて、簡便にかつ効果的に広告を行える自動車用日除け具を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、自動車のフロントガラスFGの内側に沿って前低後高で傾斜して配置される厚紙状素材の略四角板状の日除け体12と、日除け体12の前端側12aを切取り可能として日除け体12の奥行き長さ(DL1〜DL4)を調整する切取りミシン目14と、切取りミシン目14に連係して形成された補強兼外形補正用の折り曲げ用曲げ記憶部16と、を備えたことを特徴とする自動車用日除け具10から構成される。
また、奥行き長さ調整用の切取りミシン目14は、横長方向に連続して設けられ、日除け体全体の奥行き長さを変更調整可能とするミシン目であり、複数並行であって、それぞれの奥行き方向離隔幅を異ならせて配置された切取りミシン目(141〜143)であることとしてもよい。
また、日除け体12の後高側には自動車のバックミラー支持部に係止する係止凹部が設けられ、係止凹部は、日除け体の後高端から奥行き方向に直線状に切り込まれた帯状切欠18aと、帯状切欠18aの切欠終端に連続して直角L字帯状に曲げて切欠された曲折切欠18bと、を含む鉤状凹部18からなることとしてもよい。
また、鉤状凹部18の周囲には、バックミラー支持部に対応して鉤状凹部の大きさを拡大調整可能とする凹部拡大用ミシン目20が設けられていることとしてもよい。
また、サイドガラスSG用の日除け(28a、28b)として使用可能なように、日除け体12の略中央部を縦断して左右に分離させるための左右分離用ミシン目26が形成されていることとしてもよい。
また、日除け体12の後高側の幅(WL1〜WL3)を調整可能とするハ字状切取りミシン目32又は曲げ記憶部と、を備えたこととしてもよい。
また、曲げ記憶部16が折り曲げ用ミシン目(241〜244)からなることとしてもよい
また、日除け体12の表面及び/又は裏面に広告主の依頼により表示する広告表示部22を有することとしてもよい。
本考案の自動車用日除け具によれば、自動車のフロントガラスの内側に沿って前低後高で傾斜して配置される厚紙状素材の略四角板状の日除け体と、日除け体の前端側を切取り可能として日除け体の奥行き長さを調整する切取りミシン目と、切取りミシン目に連係して形成された補強兼外形補正用の折り曲げ用曲げ記憶部と、を備えたことから、自動車の種類等によって異なるフロントガラスのサイズ形状等に応じて、そのまま使用したり、または切取りミシン目から切取ったり、曲げ記憶部を曲げることにより、日除け体の大きさを調整することができ、良好に日除け体をフロントガラスに沿って配置させて車室内を日除けすることができる。さらに、曲げ記憶部を折り曲げて補強することで、日除け具の耐久性を向上できる。
また、奥行き長さ調整用の切取りミシン目は、横長方向に連続して設けられ、日除け体全体の奥行き長さを変更調整可能とするミシン目であり、複数並行であって、それぞれの奥行き方向離隔幅を異ならせて配置された切取りミシン目である構成とすることにより、複数の切取りミシン目により、日除け体の奥行き長さの変更調整を細かく行うことができ、より好適にフロントガラスのサイズに応じて日除け体を調整することができる。
また、日除け体の後高側には自動車のバックミラー支持部に係止する係止凹部が設けられ、係止凹部は、日除け体の後高端から奥行き方向に直線状に切り込まれた帯状切欠と、帯状切欠の切欠終端に連続して直角L字帯状に曲げて切欠された曲折切欠と、を含む鉤状凹部からなる構成とすることにより、比較的簡単な構成で日除け体の後高側をバックミラー支持部に確実に係止させて、フロントガラスに沿った配置を実現し、有効に日除けすることができる。
また、鉤状凹部の周囲には、バックミラー支持部に対応して鉤状凹部の大きさを拡大調整可能とする凹部拡大用ミシン目が設けられている構成とすることにより、自動車の種類によって異なる様々なバックミラー構成に対応して、必要に応じて凹部拡大用ミシン目から切り離して拡大凹部を形成し、自動車の種類に左右されることなく、適切に日除け具をフロントガラスに沿って取り付けることができる。
また、サイドガラス用の日除けとして使用可能なように、日除け体の略中央部を縦断して左右に分離させるための左右分離用ミシン目が形成されている構成とすることにより、1つのフロントガラス用の日除け具を必要に応じて分離させて、サイドガラス用の日除けとして変換させて利用することができ、使い勝手を向上しうる。よって、フロントガラス用の日除け具と、サイドガラス用の日除け具とをそれぞれ別々に製造する必要がなく、例えば、2枚の自動車用日除け具を入手し、一つをフロントガラス用として、他のものをサイドガラス用としてそれぞれ利用することができる。
また、日除け体の後高側の幅を調整可能とするハ字状切取りミシン目又は曲げ記憶部と、を備えた構成とすることにより、フロントガラスの形状に対応して日除け体の後高側を調整して、直射日光が入る隙間をより少なくし、より高い日除け効果を期待できる。
また、曲げ記憶部が折り曲げ用ミシン目からなる構成とすることにより、曲げ記憶部を簡単な構造で実現でき、曲げ記憶部の折り曲げ、伸ばし操作を簡便に行える。
また、日除け体の表面及び/又は裏面に広告主の依頼により表示する広告表示部を有する構成とすることにより、日除け具を広告媒体として兼用させて日除け具の付加価値化を図れるとともに、日除け具をフロントガラスに配置した際に、ガラス越しに外から広告表示が見られるので、簡便にかつ効果的な広告を行うことができる。また、日除け体に広告を表示するだけであるので、自動車のボディーに広告を表示する場合に比較して、極めて安価であるとともに、広告内容の変更も簡便に短時間で行なうこともできる。さらに、例えば、多数の広告主から依頼された広告を同時に表示させることにより、それぞれの広告主の各費用負担を低減することも可能であるとともに、広告費収入により、需要者の入手コストを大幅に低減させることができる。
本考案の第1の実施形態に係る自動車用日除け具の正面図である。 図1の自動車用日除け具の平明図である。 図1の自動車用日除け具の広告表示部の表示区画の例の説明図である。 図1の自動車用日除け具を切取りミシン目及び凹部拡大用ミシン目に沿って切取った状態の説明図である。 (a)図1の自動車用日除け具の曲げ記憶部周辺の拡大図、(b)曲げ記憶部の作用説明図である。 図1の自動車用日除け具の使用状態の斜視概略図である。 図1の自動車用日除け具の使用状態の縦断面概略図である。 本考案の第2の実施形態に係る自動車用日除け具の正面図である。 図8の自動車用日除け具をサイドガラス用に分離した状態の説明図である。 図9の分離したサイドガラス用の日除け体の取付けの一例の概略説明図である。 本考案の第3の実施形態に係る自動車用日除け具の正面図である。 図11の自動車用日除け具のハ字状ミシン目から切取った状態の説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の自動車用日除け具の実施の形態について説明する。本考案の自動車用日除け具は、自動車のフロントガラスの内側に沿って取り付けられて車室内に直射日光が入るのを遮る日除け具である。図1ないし図6は、本考案に係る自動車用日除け具の第1の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態において、自動車用日除け具10は、日除け体12と、日除け体12に形成された切取りミシン目14と、日除け体12に切取りミシン目14に連係して形成された曲げ記憶部16と、を備えている。
日除け体12は、フロントガラスFGの内側に沿うように配置される厚紙状素材の略四角板状に形成された日除け手段である。図6、図7に示すように、一般に自動車MCのフロントガラスFGは、前方側すなわちボンネット側が低く、後方側すなわち屋根側に向けて次第に高くなるように前低後高の傾斜で設けられている。日除け体12は、フロントガラスFGに沿って前低後高状態で傾斜して配置され、左右方向W及び前後に傾斜した奥行き方向Dに面状に展開して日除けする。日除け体12は、例えば、前低側12aとなる下端側をダッシュボードDBの上面に受けさせつつ、後高側12bとなる上部側をバックミラーBM又はサンバイザーSV等に係止させて配置される。図1に示すように、本実施形態では、日除け体12は、例えば、厚さが1mm〜2mm程度の比較的薄いダンボールからなり、図上、左右方向Wの長さが略1m程度で、縦方向の長さが約70cm程度となっており、隅丸の横長四角形状に形成されている。日除け体12は、図1上の縦方向が奥行き方向Dすなわち前低後高の傾斜に沿った方向となる。図2に示すように、日除け体12は、奥行き方向Dに沿って長い複数の縦折り曲げ線25に沿って折り曲げ可能に設けられており、平面視で山と谷とを交互に繰り返す波形状に折り曲げて、幅方向に収縮するように折り畳み、及び展開自在になっている。図2では、縦折り線に沿って若干折り曲げた状態で描いている。なお、日除け体12の縦横サイズや厚みは上記サイズに限らず任意のサイズに設定してもよい。また、日除け体12はダンボール等の厚紙又は厚紙状素材で形成しているので、不要になって処分する際には回収し、再び日除け体または他の紙資源としてリサイクルすることもできる。
図1に示すように、日除け体の後高側12bすなわち上部側には、該日除け体12の後高側12bを自動車のバックミラー支持部に係止するための係止凹部が設けられている。本実施形態では、係止凹部は、例えば、略L字状に切込まれて形成された鉤状凹部18からなる。鉤状凹部18は、日除け体の後高端12bEから奥行き方向Dに直線状に切込まれた帯状切欠18aと、帯状切欠18aの切欠終端に連続して直角L字帯状に曲げて切欠された曲折切欠18bと、を含み、全体としてL字状の切欠き凹部である。この鉤状凹部18を介して、帯状切欠18aをバックミラー支持部を挿脱自在に受入れる挿脱路としつつ、曲折切欠18bを支持部との係止位置とさせて、日除け体12の後高側12bをバックミラーに着脱自在に係止させて、フロントガラスに沿った傾斜状態を保持させる。
さらに、日除け体12の鉤状凹部18の周囲には、日除け体12の後高端12bEから奥行き方向Dに向けて略コ字状に形成された凹部拡大用ミシン目20が設けられている。図4に示すように、凹部拡大用ミシン目20は、必要に応じて鉤状凹部の大きさを拡大調整可能とする凹部拡大調整手段であり、凹部拡大用ミシン目20に沿って切取ると鉤状凹部よりも左右方向幅を拡大した略コ字状に開口する拡大凹部21が形成される。凹部拡大用ミシン目20の奥行き方向長さは、鉤状凹部の帯状切欠の奥行き方向長さと同じに設定されている。凹部拡大用ミシン目20を設けたことにより、自動車の種類により異なる様々な構造のバックミラー支持部に対応して日除け体12をフロントガラスに沿って配置するようことができる。なお、凹部拡大用ミシン目20すなわち切取り後に形成される拡大凹部21の形状は、略コ字状に限らず、例えば、U字状、V字状にあるいは、切取り前の鉤状凹部を相似状に拡大する形状でもよい。また、日除け体12の後高側の係止凹部は、鉤状凹部に限らず、コ字状やU字状、V字状の凹部で形成してもよい。
切取りミシン目14は、日除け体12の前端側12aを一部切取り可能として日除け体12の奥行き長さ(DL1〜DL4)を調整するサイズ調整手段である。例えば、比較的大きいサイズの自動車のフロントガラスに取り付ける際は、切取りミシン目から切取ることなく日除け体をそのまま使用でき、軽自動車のように比較的小さいサイズの自動車のフロントガラスに取り付ける際には、切取りミシン目14に沿って日除け体12を一部切り取って該日除け体の奥行き長さを小さくすることができ、種々のフロントガラスに対応して日除け体の奥行き長さを調整可能な構成を実現している。本実施形態では、切取りミシン目14は、例えば、日除け体の前低側12aの複数の位置で切取り可能とするように、複数の切取りミシン目141〜143が並行して形成されている。本実施形態では、日除け体の前低端12aEに近い側から順に第1〜第3の3本の切取りミシン目141〜143が並行して形成されている。それぞれの切取りミシン目141〜143は、横長方向すなわち日除け体の左右方向Wに連続して直線状に設けられるとともに、それぞれの奥行き方向離隔幅を異ならせて配置されている。これにより、日除け体12を任意の切取りミシン目141〜143で切取ることにより、該切取り縁が新たな前低端となって、奥行き長さを複数段階、図上では4段階の異なる長さDL1〜DL4で変更調整可能となっている。その結果、日除け体12を多段階にサイズ調整しながら様々なサイズのフロントガラスに好適に配置させることができる。なお、切取りミシン目14の左右両端側は、切取った際にアール状の隅部が形成されるようにアール曲線が形成されている。なお、切取りミシン目の数は、3本に限らず、1本、2本または4本以上の複数本形成してもよく、形成するミシン目の数を増加すると、精度よく日除け体の奥行き方向長さを変更調整することができる。なお、複数の切取りミシン目は、例えば、ミシン目どうしの離隔間隔がそれぞれ異なる幅で配置されていてもよいし、それぞれ切取りミシン目どうしが等間隔で配置されていてもよい。
曲げ記憶部16は、日除け体12の一部を折り曲げることにより該日除け体を補強するとともに、日除け体の外形形状を補正する補強兼外形補正用の折り曲げ用記憶部であり、切取りミシン目14に連係して形成されている。図1、図5に示すように、本実施形態では、曲げ記憶16は、例えば、略四角形状の日除け体の前低側12aの2つの隅部において角を折り曲げるように自在に曲げ伸ばしするように構成されている。曲げ記憶部16は、フロントガラスに沿って配置した際にダッシュボードとフロントガラスに当接する日除け体12の前低側12aの隅部近傍を補強及び外形補正している。曲げ記憶部16は、例えば、日除け体の前低側12aの左右両側に逆ハ字状に直線状に形成される折り曲げ用ミシン目241〜244からなり、それぞれ切取りミシン目と連係しながら所定位置で折り曲げ位置を設定している。本実施形態では、折り曲げ用ミシン目は、日除け体の前低端12aEから逆ハ字状に第1の折り曲げ用ミシン目241が形成されるとともに、第1〜第3の切取りミシン目141〜143に対応して奥行き方向に離隔しながら略同様の逆ハ字状に第2〜第4の折り曲げ用ミシン目242〜244が形成されている。よって、第1〜第3の切取りミシン目141〜143のいずれで切り取った場合でも、切取り後において、折り曲げ用ミシン目242〜244により前低側の隅部側を折り曲げ、展開が可能となっている。なお、曲げ記憶部は本実施形態のような構成に限らず、例えば、日除け体の後高側12bの幅を調整するように日除け体の後高側の左右両側に折り曲げ用ミシン目等をハ字状に設けても良く、その他任意の構成で設けてもよい。
図1に示すように、日除け体12の表面及び裏面には、広告主の依頼により表示される広告表示部22が形成されている。本実施形態では、複数の異なる広告表示が同時に表示されている。図1上では、広告表示部22は、一部の広告表示のみを記載して他を省略して記載しているが、実際には日除け体の面全体に様々な広告が並べて表示される。また、図上では、日除け体の一面(表面)のみ表しているが、他の面(裏面)も略同様に広告表示部22が形成される。なお、広告表示部22は日除け体の表面のみ又は裏面のみに設けることとしてもよい。広告表示部22の広告内容としては、例えば、企業、個人、スポーツチーム、各種団体、物品販売や新製品の案内、不動産、観光、病院、サービス施設等の広告、または広告募集の広告等、その他任意の宣伝広告でもよい。広告表示部22は、例えば、ダンボールからなる日除け体12に直接印刷等して形成されている。なお、広告表示部22は、例えば、別の紙に印刷したものを日除け体12の表面又は裏面に接着等して形成してもよい。広告表示部22は、例えば、図3に示すように、複数の縦横線で形成されるマス目を1区画単位として1つのマス目内に又は複数の連続するマス目に跨って表示されている。なお、図3では広告表示部22の具体的な表示は省略している。広告表示部をマス目を区画単位とすることで、内容やサイズの異なる複数の広告表示部を一面に同時に形成する際に有利であり、広告の配置段取りを視覚的に把握しやすい。また、マス目を形成している縦線の位置が、日除け体12の左右方向へ収縮状への折り畳み及び展開用の縦折り曲げ線となっている。なお、マス目を形成する縦横線は実際には表示せずに広告表示部の製作する際の単なる目安とするだけでもよく、縦横線を日除け体12に記載してもよい。第3切取りミシン目143よりも後高側となる広い区域部分では、広告表示部22は、切取りミシン目143を跨らないように形成されており、切取りミシン目が広告表示部22の境界線を兼用している。また、凹部拡大用ミシン目20も広告表示部22の境界線を兼用している。よって、必要に応じて切取りミシン目から切取る際に、広告表示部が分断されないようにするとよい。一方、日除け体12の切取りミシン目により切取られる前低側12aの幅狭部分には、広告募集等の広告を表示している。日除け体12の比較的広い面を利用して広告表示部22を形成し、日除け体を広告媒体として兼用させているので、使用する者に対する広告効果だけにとどまらず、例えば、日除け具をフロントガラスに配置した状態では自動車のフロントガラス越しに外部から広告表示部22が見えることから、通行人等の他の者に対する広告効果も期待できる。また、停車中にしか利用できないものの、あらゆる種類の自動車を利用して、しかも簡易に広告することができる。また、ダンボール等からなる日除け体12に広告を表示するだけであるので、自動車自体に広告を表示する場合に比較して、極めて安価であるとともに、広告内容の変更も手軽に行える。なお、広告表示部22の表示態様は上記したようなマス目を基準にして配置するものに限らず、例えば、1社の広告のみを日除け体の表面又は裏面の全面に表示してもよいし、複数の広告表示をランダムに配置してもよく、その他自由なレイアウト構成でもよい。また、広告表示とともに各種クーポン等の表示や、二次元コード等を表示したりしてもよく、その他任意の広告表示を行ってもよい。
本実施形態に係る自動車用日除け具10を使用する際には、例えば、図7に示すように、日除け体12の前低側12aをダッシュボードDBの上面に受けさせつつ、後高側12bをバックミラーBM又はサンバイザーSV等に係止させて、フロントガラスFGの傾斜に沿って取り付けられる。図4に示すように、日除け体12が自動車のフロントガラスFGよりも大きい場合には、該フロントガラスの奥行き方向長さに対応して切取りミシン目14から切り取り、日除け体の奥行き方向長さを小さくする。図4では、第3の切取りミシン目143で切取った場合を示している。また、必要に応じて、バックミラー支持部に対応するように凹部拡大ミシン目20から日除け体の一部を切り取り、左右幅を拡大した拡大凹部21を形成する。このようにして、日除け体12をフロントガラスFGやバックミラー支持部に対応して調整することにより、自動車の種類に左右されず、好適に日除け体をフロントガラスに沿って取り付けることができる。図6に示すように日除け具をフロントガラスFGに沿って配置させた状態では、良好に車室内を日除けすることができるとともに、日除け体12に形成した広告表示部22がフロントガラスの外部から見ることができる。よって、日除け具と広告媒体を兼用させて、通行人等に対して簡便にかつ効果的に広告を行うことができる。なお、運転時や不使用時には、日除け体12を縦折り線に沿って折り畳んでコンパクトにした状態で収納できる。
次に、図8、図9、図10を参照しつつ本考案に係る自動車用日除け具の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同一構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。図8に示すように、本実施形態に係る自動車用日除け具10aでは、第1実施形態と略同じ構成であるが、日除け体12の略中央部を縦断して左右に分離させる左右分離用ミシン目26が形成されている点と、奥行き方向Dに沿って連続する複数の縦長切取りミシン目27が形成されている点が異なっている。図8に示すように、縦長切取りミシン目27は、奥行き方向に沿って前低端12aEから後高端12bEまで直線状に形成されつつ、左右方向に所定間隔で離隔して、複数並行して形成されている。これにより、フロントガラスの左右幅長さに対応して、必要に応じて縦長切取りミシン目で切取って、日除け体12の全体の左右方向長さを変更調整することができる左右長さ調整用ミシン目を構成している。なお、縦長切取りミシン目27の形成位置や数は任意でもよい。左右分離用ミシン目26は、フロントガラス用の日除け体12を左右に分離することでサイドガラス用の分割日除け体28a、28bとして使用可能とさせる変換用ミシン目である。左右分離用ミシン目26は、例えば、日除け体12の左右中間位置であって、凹部拡大ミシン目20の左右両側から後高端12bEから第1切取りミシン目141の中央まで略V字状に形成されるとともに、第1切取りミシン目141の中央位置から前低端12aEまで1本に縦に伸びて形成されている。図9に示すように、左右分離用ミシン目26により分離した際には、分割日除け体28a、28bは、V字のミシン目で切り取ってできる斜辺を含み、サイドガラスの形状に対応した変形台形状に形成される。なお、フロントガラス用の日除け体12の奥行き長さ調整用の切取りミシン目141〜143や左右長さ調整用の縦長切取りミシン目27を、分割日除け体28a、28bのサイズ調整用の切り取りミシン目としても兼用させることができ、自動車の種類に応じて異なるサイドガラスのサイズに対応させることができる。図9では、第1の切取りミシン目141で切り取って、分割日除け体28a、28bの縦幅を調整している。なお、左右分離ミシン目は縦方向に真っ直ぐ設けられていてもよく、分割日除け体を略矩形状に形成するようにしてもよい。また、例えば、傾斜角度の異なる複数の左右分離用ミシン目を形成するようにしてもよく、その他任意の構成でもよい。本実施形態では、例えば、分離した分割日除け体28a、28bをサイドガラスSGに沿って配置される構成としては、例えば、日除け体28a、28bの上部側に穿孔した孔29に紐30等を通しておく。そして、図10に示すようにサイドガラスSGを上下動させて開け閉めさせながら、該サイドガラスの上端SGaとサイドドアのガラス枠SDとの間に紐30を挟み込むことによって、分割日除け体をサイドガラスSGに沿って配置させる。なお、分離して形成される分割日除け体28a、28bのサイドガラスへの取付構成又は取付方法は任意であり、例えば、別途に用意した吸盤や金具、その他任意の支持具を日除け体に取り付けるようにしてもよい。
次に、図11、図12を参照しつつ本考案に係る自動車用日除け具の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同一構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。図11に示すように、本実施形態に係る自動車用日除け具10bでは、第1実施形態と略同じ構成であるが、日除け体12の左右両側に複数対のハ字状ミシン目32が設けられている点が異なっている。ハ字状ミシン目32は、例えば、略等脚台形状に形成されているフロントガラスFGに対応するように、日除け体12の後高側12bの幅を調整可能とする日除け体の形状調整手段である。本実施形態では、ハ字状ミシン目32は、日除け体の後高端12bEの隅部より中間位置から前低側12aの隅部に向けて直線状に形成されて、前低側に向けてハ字状に広がるとともに、傾斜角度を異ならせて2対設けられている。図12に示すように、2対のハ字状ミシン目32は、ハ字状切取りミシン目341、342であり、必要に応じてハ字状ミシン目に沿って切取ることにより、日除け体12が略台形状となって後高側12bの幅をWL1からWL2又はWL3に変更調整することができる。これにより、自動車の種類等により異なるフロントガラスの形状に対応して日除け体を調整でき、日除け体をフロントガラスの内側に沿って配置させた際に、直射日光の入る隙間を少なくし、より高い日除け機能を得ることができる。なお、本実施形態では、このハ字状ミシン目32を切取りミシン目としたが、折り曲げ用ミシン目とし、曲げ記憶部16を構成することしてもよい。ハ字状ミシン目に沿って折り曲げることにより、切取りミシン目とした場合と同様に様々なフロントガラスに対応して日除け体の形状を調整することができるうえ、折り曲げによる日除け体の補強も同時に行うことができる。
以上説明した本考案の自動車用日除け具は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の自動車用日除け具は、サイズや種類等にされにくく様々な自動車のフロントガラスに対応して取り付けて、自動車室内を日除けすることができる。
10、10a、10b 自動車用日除け具
12 日除け体
14 切取りミシン目
16 曲げ記憶部
18 鉤状凹部
20 凹部拡大ミシン目
22 広告表示部
26 左右分割ミシン目
32 ハ字状ミシン目
FG フロントガラス

Claims (8)

  1. 自動車のフロントガラスの内側に沿って前低後高で傾斜して配置される厚紙状素材の略四角板状の日除け体と、
    日除け体の前端側を切取り可能として日除け体の奥行き長さを調整する切取りミシン目と、
    切取りミシン目に連係して形成された補強兼外形補正用の折り曲げ用曲げ記憶部と、を備えたことを特徴とする自動車用日除け具。
  2. 奥行き長さ調整用の切取りミシン目は、横長方向に連続して設けられ、日除け体全体の奥行き長さを変更調整可能とするミシン目であり、
    複数並行であって、それぞれの奥行き方向離隔幅を異ならせて配置された切取りミシン目であることを特徴とする請求項1記載の自動車用日除け具。
  3. 日除け体の後高側には自動車のバックミラー支持部に係止する係止凹部が設けられ、
    係止凹部は、日除け体の後高端から奥行き方向に直線状に切り込まれた帯状切欠と、帯状切欠の切欠終端に連続して直角L字帯状に曲げて切欠された曲折切欠と、を含む鉤状凹部からなることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用日除け具。
  4. 鉤状凹部の周囲には、バックミラー支持部に対応して鉤状凹部の大きさを拡大調整可能とする凹部拡大用ミシン目が設けられていることを特徴とする請求項3記載の自動車用日除け具。
  5. サイドガラス用の日除けとして使用可能なように、日除け体の略中央部を縦断して左右に分離させるための左右分離用ミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自動車用日除け具。
  6. 日除け体の後高側の幅を調整可能とするハ字状切取りミシン目又は曲げ記憶部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の自動車用日除け具。
  7. 曲げ記憶部が折り曲げ用ミシン目からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の自動車用日除け具。
  8. 日除け体の表面及び/又は裏面に広告主の依頼により表示する広告表示部を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の自動車用日除け具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016537246A (ja) * 2013-11-22 2016-12-01 ウェスレー タン 取り外し可能な車両用サンバイザー

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