JP3154291U - コンセントカバー - Google Patents

Abstract

【課題】感電防止及びトラッキング現象火災を予防する安全なコンセントカバーを提案する。【解決手段】コンセントカバー本体１と一体構造をもつ球形状の突起部７を持つコンセントカバー本体１で開口部１１、１２等にプラグ１７等を挿入し、球形状の突起部７の周囲に側壁８、９があることで塵、埃の進入を防ぎ、電気の放電が発生するトラッキング現象による火災防止に役立ち、かつプラグ１７をコンセントカバー本体１に挿入、取り外す際、指が直接プラグ１７の端子部に触れることなく安全にプラグ１７を抜き差しできるコンセントカバーを提案する。【選択図】図９

Description

本考案は、プラグをコンセントに挿入、取り外しする際、誤ってプラグの端子に指が触れる感電事故の防止、プラグの端子部に塵、埃がたまり、そこに結露など水分の発生が招く電気の放電現象によるトラッキング火災を防止する防埃カバーに関する。

コンセントの設置場所は一般的に壁面に設けられた場所が多く、コンセントカバーと壁面は平行な状態で家電製品を置いた場合、背面となり常に人間の視界に入らないところが多い。しかしながら家電製品を使用する場所は常に同じ場所に設置されている為、一度コンセントにプラグを挿入すると取り外す頻度は少ない。人間の視界に入らない長く使用しているプラグは端子部に塵、埃がたまり、そこに結露など水分の発生が招く電気の放電現象によるトラッキング火災が発生する問題があった。

また、コンセントにプラグを挿入、取り外す際、指が直接プラグの端子部に触れ、感電事故が発生した問題もあった。

この改善策として、コンセントの防塵カバーとその取付具などがある。

実用新案２００２−００１２４３号公報

従来、コンセントの設置場所は一般的に壁面に設けられた場所が多く、家電製品を置いた場合、その背面になるケースが多くある。そのため掃除用具が届かない場所などはプラグを装着したままの状態が多い。しかるに、図７のコンセントプラグを挿入時、プラグ端子取り付け面Ａ-１とコンセント表面Ａ-２が平行で共有する面となりこの部分に埃、塵が溜りやすい。また、図７のコンセントにプラグ着脱する場合、指がプラグ端子に触れてしまい感電事故につながることがある。本考案は、かかる課題を解決するためになされたものであり、簡便な構造で安価な防塵用のコンセントカバーを提供することを目的とする。

本考案は下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。

コンセント取り付けプレート３にコンセントカバー取り付けプレート２を取り付けネジ５を用いて取り付け、コンセントカバー本体１を取り付け爪形状６もしくはネジ、粘着テープで取り付けることを特徴としたコンセントカバー。

上記コンセントカバー本体１はプラグを挿入する開口部周囲に３辺ないし４辺の側壁を持ち塵、埃の進入を防止する構造が特徴のコンセントカバー。

上記コンセントカバー本体１は、プラグを挿入する開口部周囲をコンセントカバー本体１と一体構造をもつ球形状の突起部７をもち、かつ硬質製樹脂で構成されることを特徴とするコンセントカバー。

上記コンセントカバー１は、プラグを挿入する開口部周囲をコンセントカバー１と一体構造をもつ球形状の突起部７に挿入固着するアダプター７-Ａ、７-Ｂを取付、取り外すことにより２極プラグ、アース付３極プラグ、９０度に曲がったプラグを使用できることを特徴とするコンセントカバー。

本考案するコンセントカバー本体１は、きわめて簡単な構造で側壁に設備されているコンセント取り付けプレート３に容易に取り付けることができ、コンセントカバー本体１と一体構造をもつ球形状の突起部７、プラグを挿入する開口部周囲に３辺ないし４辺の側壁の効果でプラグ電極１６―A、１７―Bに塵、埃がたまらず、プラグ１６，１７抜き差し時、さらに幼児のいたずらによる指がプラグ電極１６-Ａ、プラグ電極１７-Ａに直接触れない安全なコンセントカバー本体１を得ることができる。また、着脱自在なアダプター７-Ａ、７-Ｂを外すことでアース付プラグにも使用が可能である。また、本考案したコンセントカバー表面に絵を描いたり、蛍光色、夜光色など着色することで昼間、夜間の視認性向上してもよい。

本考案コンセントカバーとコンセントカバープレートにコンセント装着の構成図である。 本考案コンセントカバーのアダプター装着時の説明図である。 本考案コンセントカバー本体の説明図である。 本考案コンセントカバーに取り付くアダプターの説明図である。 本考案コンセントカバー本体１つ穴の説明図である。 コンセントプラグ３極の参考図である。 コンセントプラグ２極の参考図である。 従来のコンセント側面図である。 本考案の2極プラグ実施形態を示す縦断面図である。 本考案の3極プラグ実施形態を示す縦断面図である。 本考案の実施形態を示す縦断面図である。

以下本考案の一実施例について説明する。図１は壁に設備されているコンセントに装着する位置関係を示す。コンセントカバー取り付けプレート２は、取り付け用ネジ５を用いてコンセント取り付けプレート３に装着し、コンセントカバー本体１は複数の爪形状６でコンセントカバー本体取り付けプレート２の所定の穴に勘合し取り付ける。また、コンセントカバー本体１はコンセントカバー取り付けプレート２とネジで取り付け、両面粘着テープで取り付ける場合もある。

図２は本考案のコンセントカバー本体1にアダプター装着時の各符号の名称を示した正面図、断面図、立体図である。図３は、コンセントカバー本体1と一体となった球形状の突起部７に挿入固着できるアダプター７-Ａ、７-Ｂを取り外した状態のアース付プラグを挿入する場合を示す正面図、断面図、立体図である。その他家電製品の冷蔵庫、電子レンジなどに使用するプラグは挿入軸方向から９０度曲がった方向に電気のコードがでている種類も対応できる。

図４は本考案のコンセントカバー本体１に挿入固着するアダプターで爪２０を用いてコンセントカバー本体1の所定の穴１９に挿入固着する。アダプター７−Ａ、７−Ｂを挿入固着することでコンセントカバー本体1の開口部１１、１２、１３、１４の大きさを最小限にとどめ塵、埃の進入を防ぎプラグ２極に対応する。

図５は開口部が１つの場合のコンセントカバー本体１を示した図であり、実施例は開口部が複数あるコンセントカバー本体１と同様である。

図９は本考案のコンセントカバー本体１を壁に設備されているコンセントに装着例を示す断面図である。プラグ１７をコンセントに挿入する時、開口部１１，１２の周囲に側壁８，９があるため指はコンセントカバー本体１と一体構造をもつ球形状の突起部７に指があたりプラグ１７の端子部に直接指が触れることはない。また、プラグ端子部分が開口部１１、１２の側壁８,９内にあるため直接プラグ先端に埃、塵がたまることがない。

図１０は本考案のコンセントカバー本体１を壁に設備されているコンセントに装着例を示す断面図である。３極アース付プラグ１６を使用する際はコンセントカバー本体１より挿入固着できるアダプター７-Ａ、７-Ｂを取り外し装着ができる。この場合、開口部１１の周囲側壁８は４辺で構成され開口部１２は周囲側壁９の３辺で構成される。

図１１はコンセントからプラグを抜く状態を示す図である。プラグ１６、１７をコンセントから抜く際プラグ本体を支持し抜く場合がほとんどだが、本考案したコンセントカバー本体１は開口部１１、１２、１３、１４の周囲にコンセントカバー本体１と一体となった球形状の突起部７に指が触れても球形形状がプラグまでの案内となりプラグ１６、１７を確実に支持できる。

１ コンセントカバー本体
２ コンセントカバー取り付けプレート
３ コンセント取り付けプレート
４ コンセント
５ 取り付けネジ
６ コンセントカバー本体取り付け勘合用爪
７ コンセントカバー一体型球形起伏形状
７−Ａ 上段挿入固着アダプター
７−Ｂ 下段挿入固着アダプター
８ コンセントカバー上段開口部側壁
９ コンセントカバー下段開口部側壁
１０ コンセントカバー上段開口部側壁
１１ コンセントカバー上段開口部
１２ コンセントカバー下段開口部
１３ コンセントカバー上段開口部
１４ コンセントカバー下段開口部
１５ ３極プラグアース部
１６ ３極アース付プラグ
１６−Ａ ３極アース付プラグ端子部
１７ ２極プラグ
１７−Ａ ２極プラグ端子部
１８ 切りかき部
１９ 挿入固着アダプター取り付け勘合穴
２０ 挿入固着アダプター取り付け勘合用爪

Claims (2)

1. プレート板に1つないし複数の穴がありその各穴の周囲には突起壁が形成され、該突起壁は３辺、または４辺を有し、その穴の外周は球形状の突起部で構成され、前記プレート板の穴部には所定の切りかき形状を有することを特徴とするコンセントカバー。
2. 前記プレート板が所定の穴を複数有し、該穴に挿入固着される部品が挿入されることにより前記穴周辺部の突起壁の１辺が形成されることを特徴とする請求項１記載のコンセントカバー。

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