JP3154271U

JP3154271U - 鯉のぼり

Info

Publication number: JP3154271U
Application number: JP2009005487U
Authority: JP
Inventors: 英次山下
Original assignee: 株式会社村上鯉幟商会
Priority date: 2009-07-11
Filing date: 2009-07-11
Publication date: 2009-10-15
Anticipated expiration: 2019-07-11

Abstract

【課題】主に、室内飾り用の鯉のぼりセット等の鯉のぼり本体に電飾効果等を齎すことにある。【解決手段】室内飾り用鯉のぼりセット等における鯉のぼり本体の胴体中に、フィルム風船を嵌脱自在に収容し、該鯉のぼりのフィルム風船へ空気を入れ、膨張させて、鯉のぼり本体の膨らみを保形させ、該フィルム風船における空洞に一定の間隔を存して複数個の発光ダイオードを配置せしめ、該発光ダイオードの発光により、前記鯉のぼり本体に電飾効果を齎すようにしたことを特徴とする。【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

本考案は鯉のぼりに関し、本考案で謂う鯉のぼりは、室内飾り用鯉のぼりを指す。

技術背景

端午の節句を祝って飾る鯉のぼりは、屋外に飾るものが主流である。

従来、鯉のぼりは、屋外に飾る習慣があった。しかし、多様化した住宅事情や転居の多い昨今では、手間がかからず簡単に立てられる室内飾りタイプの鯉のぼりの需要が高まっている。

また、近年，生産され、販売されている屋外飾り用鯉のぼりや室内飾り用鯉のぼりは、目玉，鱗，ヒレ等を赤，青，黒等の捺染で施色し、この色彩を濃色から淡色へ順次変化させる、いわゆるボカシにすることで、目玉，鱗，ヒレ等の施色に立体感を醸し出したり、或いは、目玉，鱗，ヒレ等を赤，青，黒等に捺染で施色した鯉のぼりに、金色または銀色の光輝層を点状に転写・付着させ、立体的な色感を得るようにして高級感を醸し出すように作られている。

このように、従来の鯉のぼりは、生地素材，染め方法，色・柄・飾り方等に工夫の重点が注がれている。

本考案は、主として、室内飾り用鯉のぼりセットの飾り主体に供される鯉のぼり本体に新規な創作を加えることを目的としたものであり、詳しくは、室内飾り用鯉のぼりセットにおける鯉のぼり本体の胴体中に、フィルム風船を嵌脱自在に収容し、該鯉のぼりのフィルム風船へ空気を入れ、膨張させて鯉のぼり本体の膨らみ具合を端正な形態に保形せしめ、かつ、該フィルム風船における空洞に一定の間隔を存して、複数個の発光ダイオード（発光体）を配置し、該発光ダイオードの発光により前記鯉のぼり本体に電飾効果等を付与させるようにしたことを特徴としている。

考案を解決するための手段

即ち、本考案は、室内飾り用鯉のぼり本体の胴体中に、フィルム風船を嵌脱自在に収容し、該鯉のぼりのフィルム風船へ空気を入れ、膨張させて、鯉のぼり本体の膨らみ具合を端正な形態に保形せしめる特徴と、該フィルム風船における空洞に一定の間隔を存して複数個の発光ダイオード（発光体）を配置せしめ、前記鯉のぼり本体に電飾効果等を持たせる特徴を併有している（請求項１）。

考案の効果

本考案は、請求項１に記載するような形態で実施され、以下に記載させるような効果を奏する。

即ち、本考案にあっては、室内飾り用鯉のぼりセットの主体となる鯉のぼり本体の胴体中に空気入りフィルム風船を収容するので、該鯉のぼり本体の膨らみ具合を端正な形態に保形できるという効果がある。

また、本考案は、前記フィルム風船の空洞に赤色，青色，緑色などの発光ダイオード（発光体）を複数個配置するので、該発光ダイオードが発光する赤，青，緑などの光彩がフィルム風船を透して鯉のぼり本体を構成する生地の加工面に映え、前記鯉のぼり本体に電飾効果を奏し、結果として、該鯉のぼり本体自体に今までの室内飾り用鯉のぼりにない外観，体裁，色感，美観等が得られ、斬新性に富み、且つ豪華で高級感があり、商品価値の高い室内飾り用の鯉のぼりセットを提供することができる。

以下、本考案の実施例説明を、図１に基き説明する。

図１は、綿，ナイロン，ポリエステル，アクリル等を使用生地として縫製される鯉のぼりセットの鯉のぼり本体を示し、該鯉のぼり本体１の胴体２中に、該鯉のぼり本体１の保形を可能にする空気入りフィルム風船３が嵌脱自在に収容される。

前記フィルム風船３の空洞４には、一定の間隔を存して、複数個からなる赤，青，緑色発光ダイオード（発光体）５が配置され、該発光ダイオード５（発光体）の電源として宅内電源，電池等が用いられ、例えば、スイッチ（図示しない。）の接点をオン・オフ等することで、発光ダイオード（発光体）５を点灯，消灯させることができる。

図面符号６はリード線を示している。

上記した鯉のぼりセットとは、台盤に支立する一本の木製ポールの先端に矢車を取り付け、ロープに吹流しと鯉のぼり本体三匹を飾るタイプのものをいう。

尚、本考案において、室内飾り用鯉のぼりとは、室内配置型タイプのものを指すが、壁掛けタイプの鯉のぼりにも実施可能である。

本考案に係る鯉のぼり本体の構造説明図である。

１鯉のぼりセット用鯉のぼり本体
２鯉のぼり本体の胴体
３フィルム風船
４フィルム風船の空洞
５発光ダイオード（発光体）
６リード線

Claims

室内飾り用鯉のぼりセット等における鯉のぼり本体の胴体中に、フィルム風船を嵌脱自在に収容し、該鯉のぼりのフィルム風船へ空気を入れ、膨張させて、鯉のぼり本体の膨らみを保形させ、該フィルム風船における空洞に一定の間隔を存して複数個の発光ダイオードを配置せしめ、該発光ダイオードの発光により、前記鯉のぼり本体に電飾効果を齎すようにしたことを特徴とする鯉のぼり。