JP3153439U - 携帯型エアダスタ・エアポンプ - Google Patents

Abstract

【課題】エアダスタの機能の他に、タイヤへ空気を供給する機能も備えた使用機能および携帯性に優れた携帯型エアダスタ・エアポンプを提供する。【解決手段】携帯型エアダスタ・エアポンプは、本体１０と、本体１０の前端部に螺着されたスロットルボディ２０と、スロットルボディ２０の前端部に螺着されたコネクタ３０とを備える。本体１０には、エア通路が軸方向で内部中心部に形成されている。本体１０のヘッド部には、圧縮空気を供給する側に連結部を迅速に接続させるために用いるプラグ１２が設けられている。本体１０の外周部分には、クリップ１４を配置するための溝部１３が設けられている。本体１０の他方の端部には、内径が大きい収納空間１５が設けられている。収納空間１５には、雌ねじ孔１５１が設けられ、収納空間１５の端部とエア通路との接続箇所には、テーパ孔が設けられている。【選択図】図１

Description

本考案は、携帯式のペン型エアダスタの改良に係り、特に、エアダスタとして用いたり浮き輪の空気入れとして用いたり、様々なタイプのタイヤへ空気を供給するために用いたりすることが可能な携帯に便利な携帯型エアダスタ・エアポンプに関する。

図５および図６を参照する。図５および図６に示すように、従来のペン型エアダスタは、主に本体５０およびノズル６０からなる。本体５０の端部には、エアパイプのコネクタへ迅速に接続させるために用いるプラグ５１が設けられ、ノズル６０を回転させることにより、ノズル６０の後端部に設けられた保持プラグ６１と、本体５０の空気孔５２および軟質プラスチックボール５３との間に設けられた隙間を調整し、圧縮空気の噴流量を制御していた。

前述のペン型エアダスタは、小型、軽量である上、ペンのように簡便にポケット内に収納することができる。また、コンプレッサさえあれば、それに接続していつでもエアダスタとして用いることができるため、使用性に優れていた。しかし、このペン型エアダスタは、エアダスタとしてしか用いることができなかったため、機能が類似するにもかかわらず、タイヤ用エアポンプのコネクタを別に携帯し、組み合わせて使用しなければならなかった。一般のタイヤ用ポンプのコネクタは、体積および長さがペン型エアダスタより大きいため、自動車、オートバイ、自転車などのタイヤへ空気を供給する際、必ずエアポンプのコネクタを交換しなければならなかった。そのため、ユーザは、エアダスタおよびタイヤ用エアポンプの両方のコネクタを携帯しなければならず、非常に不便であった。

従来のペン型エアダスタは携帯性に優れていたが、単一の機能しか備えていなかったため、性質が類似しているにもかかわらず、タイヤ用エアポンプへ組み合わせて使用するコネクタを常に携帯し、使用する度に交換しなければならなかったため、非常に不便である。

そのため、本考案の目的はエアダスタの機能の他に、タイヤへ空気を供給する機能も備え、使用機能および携帯性に優れた携帯型エアダスタ・エアポンプを提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案の第１の形態によれば、本体と、前記本体の前端部に螺着されたスロットルボディと、前記スロットルボディの前端部に螺着されたコネクタと、を備える携帯型エアダスタ・エアポンプであって、前記本体には、エア通路が軸方向で内部中心部に形成され、前記本体のヘッド部には、圧縮空気を供給する側に連結部を迅速に接続させるために用いるプラグが設けられ、前記本体の外周部分には、クリップを配置するための溝部が設けられ、前記本体の他方の端部には、内径が大きい収納空間が設けられ、前記収納空間には、雌ねじ孔が設けられ、前記収納空間の端部と前記エア通路との接続箇所には、テーパ孔が設けられ、前記テーパ孔が設けられた箇所には、弾力性の豊かなプラスチックボールが収納され、前記スロットルボディは、別のエア通路が軸方向で内部中心部に設けられ、前記スロットルボディの一方の端部には雄ねじが接続され、前記雄ねじは、前記本体の前記雌ねじ孔と接続され、前記雄ねじの外端が延伸され、直径が略小さい保持プラグが形成され、前記保持プラグの外周部分には、径方向に通気孔が貫設され、前記通気孔と前記エア通路とが互いに連通され、前記雄ねじの他方の端部に環状溝が設けられ、前記スロットルボディの他方の端部には、前記雄ねじを有する接続部が設けられ、前記コネクタは、段差孔が設けられた前カバーを含み、前記段差孔は前端内孔と後端内孔とを有し、且つ前記前端内孔は後端内孔より小さくなっており、前記後端内孔の内側には雌ねじ部が設けられ、前記雌ねじ部は、前記スロットルボディの前記接続部と接続され、前記後端内孔中に空気供給栓を収納し、前記空気供給栓は、多層の段差ロッドから構成され、前端部に設けられた保持軸により、タイヤのタイヤバルブを押圧し、前記空気供給栓の後端部には空気孔が設けられ、前記空気供給栓の前記段差ロッドの両側を削って平面部が形成され、前記平面部には空気孔が穿設され、前記空気供給栓の前端部にはワッシャが配置されることを特徴とする携帯型エアダスタ・エアポンプが提供される。

前記スロットルボディの前記雄ねじが、前記本体の前記収納空間の端部に設けられた前記雌ねじ孔に接続されると、加工装置により前記本体の開口部が径方向で延伸されて塑性変形し、前記開口部が封止されることが好ましい。

本考案の携帯型エアダスタ・エアポンプは、エアダスタの機能の他に、タイヤへ空気を供給する機能も備えているため、携帯性および使用性に優れている。

本考案の一実施形態による携帯型エアダスタ・エアポンプを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態による携帯型エアダスタ・エアポンプを示す断面図である。 本考案の一実施形態による携帯型エアダスタ・エアポンプが空気で塵を吹き飛ばすときの状態を示す断面図である。 本考案の一実施形態による携帯型エアダスタ・エアポンプがタイヤへ空気を供給するときの状態を示す断面図である。 従来のペン型エアダスタを示す分解斜視図である。 従来のペン型エアダスタを示す断面図である。

以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。

図１および図２を参照する。図１および図２に示すように、本考案の一実施形態による携帯型エアダスタ・エアポンプは、本体１０と、本体１０の前端部に螺着されたスロットルボディ２０と、スロットルボディ２０の前端部に螺着されたコネクタ３０とを主に含む。

本体１０は、内部の中心部にエア通路１１が軸方向で貫設されている。本体１０は、連結部を迅速に接続させるために用いるプラグ１２が圧縮空気を供給する側の一方のヘッド部に設けられ、クリップ１４を配置するために用いる溝部１３が外周部分に設けられている。さらに、本体１０の他方の端部には、衣服のポケット内に入れて固定させることができるように、内径が大きい収納空間１５が設けられている。収納空間１５には、雌ねじ孔１５１が設けられ、収納空間１５の端部とエア通路１１との接続箇所には、テーパ孔１６が設けられている。テーパ孔１６には、弾力性の豊かなプラスチックボール１７が収納されている。

スロットルボディ２０には、内部中心にエア通路２１が軸方向で貫設されている。スロットルボディ２０の一方の端部には、雄ねじ２２が設けられている。雄ねじ２２は、本体１０の雌ねじ孔１５１に螺着され、雄ねじ２２より略小さい直径を有する保持プラグ（ｈｏｌｄｉｎｇ ｐｌｕｇ）２３が延伸されて外端部に設けられている。保持プラグ２３の外周部分には、通気孔２３１が径方向に貫設され、通気孔２３１とエア通路２１とが互いに連通されている。さらに、雄ねじ２２の他方の端部には環状溝２４が設けられている。また、スロットルボディ２０の他方の端部には、雄ねじを有する接続部２５が設けられている。

コネクタ３０は、段差孔３２が穿設された前カバー３１を含む。段差孔３２の前端部には、後端内孔３２２より小さな前端内孔３２１が穿設されている。後端内孔３２２には、スロットルボディ２０の接続部２５と接続し、後端内孔３２２中に空気供給栓３３を収納するために用いる雌ねじ部３２３が設けられている。空気供給栓３３は、多層の段差ロッドで構成され、前端部の保持軸（ｈｏｌｄｉｎｇ ｓｈａｆｔ）３３１は、タイヤのタイヤバルブを押圧するために用いる。空気供給栓３３の後端には、空気孔３３４が設けられ、空気供給栓３３の段差ロッド３３２の両側を削って形成された平面部３３３に空気孔３３４が穿設され、空気供給栓３３の前端部には、ワッシャ３４が配置されている。

図２を参照する。図２に示すように、本体１０の収納空間１５の端部に設けられた雌ねじ孔１５１に、スロットルボディ２０の雄ねじ２２が螺着されると、本体１０の開口部１５２が加工装置により径方向で延伸されて塑性変形され、開口部が封止される。これにより、雌ねじ孔１５１と雄ねじ２２とが緩むことを防ぎ、スロットルボディ２０と本体１０とが外れないように接続させることができる。

図３を参照する。図３に示すように、本考案の一実施形態による携帯型エアダスタ・エアポンプは、圧縮空気の開閉をスロットルボディ２０により制御する。つまり、圧縮空気を噴流させる場合、スロットルボディ２０を一方の方向へ回転させて前方へ変位させると、テーパ孔１６から保持プラグ２３が離れ、圧縮空気によりプラスチックボール１７が押圧される。これにより、保持プラグ２３のエア通路２１の開口部にプラスチックボール１７が密着され、本体１０のエア通路１１からスロットルボディ２０中に圧縮空気が流れる。その後、圧縮空気がスロットルボディ２０のエア通路２１を介してコネクタ３０中へ流入し、空気供給栓３３の空気孔３３４から排出される。このように、埃、ゴミなどを吹き飛ばすことができる圧縮空気は、プラスチックボール１７とテーパ孔１６とにより形成される間隔を調整することにより、圧縮空気の噴流量を制御することができる。図２に示すように、スロットルボディ２０を前述と反対の方向に回転させると、プラスチックボール１７によりテーパ孔１６が閉じられて圧縮空気の噴流を止めることができる。

図４を参照する。図４に示すように、前カバー３１中の前端部には、空気供給栓３３の前端部に設けられた保持軸３３１が配置されている。そのため、タイヤのタイヤバルブ４０へ空気供給栓３３を挿入し、保持軸３３１によりタイヤバルブ４０の針４１を押圧し、タイヤ内へ圧縮空気を供給することができる。

上述したように、本考案の携帯型エアダスタ・エアポンプは、一般のエアダスタの機能以外に、タイヤへ空気を供給するために用いるエアポンプの機能も兼ね備えているため、付加価値が高い上、小型かつ軽量なため携帯性に優れている。

当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

１０ 本体
１１ エア通路
１２ プラグ
１３ 溝部
１４ クリップ
１５ 収納空間
１６ テーパ孔
１７ プラスチックボール
２０ スロットルボディ
２１ エア通路
２２ 雄ねじ
２３ 保持プラグ
２４ 環状溝
２５ 接続部
３０ コネクタ
３１ 前カバー
３２ 段差孔
３３ 空気供給栓
３４ ワッシャ
４０ タイヤバルブ
４１ 針
５０ 本体
５１ プラグ
５２ 空気孔
５３ 軟質プラスチックボール
６０ ノズル
６１ 保持プラグ
１５１ 雌ねじ孔
１５２ 開口部
２３１ 通気孔
３２１ 前端内孔
３２２ 後端内孔
３２３ 雌ねじ部
３３１ 保持軸
３３２ 段差ロッド
３３３ 平面部
３３４ 空気孔

Claims (2)

1. 本体と、前記本体の前端部に螺着されたスロットルボディと、前記スロットルボディの前端部に螺着されたコネクタと、を備える携帯型エアダスタ・エアポンプであって、
   前記本体には、エア通路が軸方向で内部中心部に形成され、前記本体のヘッド部には、圧縮空気を供給する側に連結部を迅速に接続させるために用いるプラグが設けられ、前記本体の外周部分には、クリップを配置するための溝部が設けられ、前記本体の他方の端部には、内径が大きい収納空間が設けられ、前記収納空間には、雌ねじ孔が設けられ、前記収納空間の端部と前記エア通路との接続箇所には、テーパ孔が設けられ、前記テーパ孔が設けられた箇所には、弾力性の豊かなプラスチックボールが収納され、
   前記スロットルボディは、別のエア通路が軸方向で内部中心部に設けられ、前記スロットルボディの一方の端部には雄ねじが接続され、前記雄ねじは、前記本体の前記雌ねじ孔と接続され、前記雄ねじの外端が延伸され、直径が略小さい保持プラグが形成され、前記保持プラグの外周部分には、径方向に通気孔が貫設され、前記通気孔と前記エア通路とが互いに連通され、前記雄ねじの他方の端部に環状溝が設けられ、前記スロットルボディの他方の端部には、前記雄ねじを有する接続部が設けられ、
   前記コネクタは、段差孔が設けられた前カバーを含み、前記段差孔は前端内孔と、後端内孔とを有し、且つ前記前端内孔は前記後端内孔より小さくなっており、前記後端内孔の内側には雌ねじ部が設けられ、前記雌ねじ部は、前記スロットルボディの前記接続部と接続され、前記後端内孔中に空気供給栓を収納し、前記空気供給栓は、多層の段差ロッドから構成され、前端部に設けられた保持軸により、タイヤのタイヤバルブを押圧し、前記空気供給栓の後端部には空気孔が設けられ、前記空気供給栓の前記段差ロッドの両側を削って平面部が形成され、前記平面部には空気孔が穿設され、前記空気供給栓の前端部にはワッシャが配置されることを特徴とする、携帯型エアダスタ・エアポンプ。
2. 前記スロットルボディの前記雄ねじが、前記本体の前記収納空間の端部に設けられた前記雌ねじ孔に接続されると、加工装置により前記本体の開口部が径方向で延伸されて塑性変形し、前記開口部が封止されることを特徴とする、請求項１に記載の携帯型エアダスタ・エアポンプ。