JP3151537B2 - 粘性流体ポンプの吸入吐出弁のシール圧制御方法 - Google Patents

粘性流体ポンプの吸入吐出弁のシール圧制御方法

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JP3151537B2
JP3151537B2 JP30710791A JP30710791A JP3151537B2 JP 3151537 B2 JP3151537 B2 JP 3151537B2 JP 30710791 A JP30710791 A JP 30710791A JP 30710791 A JP30710791 A JP 30710791A JP 3151537 B2 JP3151537 B2 JP 3151537B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートの如き粘性
流体を圧送させる粘性流体ポンプの吸入吐出弁のシール
圧制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘性流体ポンプの吸入吐出弁としては、
揺動弁型式のものとすべり弁型式のものとがある。
【0003】前者の揺動弁型式のものは、図3に示す如
く、前面下部に2つの吸入吐出口2を左右に並べて設け
た粘性流体のホッパ1の外側に、上記2つの吸入吐出口
2に対応させて2本の流体シリンダ3を水平に設置し、
該流体シリンダ3内に収納してある流体ピストン4を図
示しない主油圧シリンダの油圧ピストンにロッド5を介
して一体的に連結し、2本の主油圧シリンダを交互に前
進、後退させることにより2本の流体シリンダ3が交互
に往復動させられるようにしてある。一方、ホッパ1内
には、S字形の揺動管6を収納し、該揺動管6の一端に
はシールリング7を取り付けて、該シールリング7が、
上記2つの吸入吐出口2の内側に取り付けたシールプレ
ート8に接触して左右方向へ揺動できるようにしてあ
り、又、揺動管6の他端は、ホッパ1の背面側を貫通さ
せて圧送管9に接続させるようにし、上記揺動管6の途
中に固定した揺動軸10に操作レバー11を介し揺動用
シリンダ(図示せず)を連結し、流体シリンダ3の往復
動と揺動管6の揺動を関連付けて流体シリンダ3内に吸
入したホッパ1内の粘性流体を揺動管6の内部を通して
圧送させるようにしてある。
【0004】上記揺動弁型式の吸入吐出弁では、揺動管
6の一端に取り付けたシールリング7とホッパ1の吸入
吐出口2部のシールプレート8とからなるシール面の密
着により、流体圧送時、すなわち、流体シリンダ3内の
流体を揺動管6内を通して吐出させるときのシールをさ
せるようにしているが、上記シールリング7とシールプ
レート8のシール面は摺動するために摩耗して来る。シ
ールリング7とシールプレート8との間に摩耗により隙
間が形成されると、その間に粘性流体が入り込んで来る
おそれがあり、この部分に粘性流体が入り溜って来る
と、シールができず、且つ作動不良に陥る。
【0005】かかる事態を防止するために、従来では、
図4に示す如く、シールリング7の内側で粘性流体が当
る面7aの面積と、シールリング7がシールプレート8
に接触する面7bの面積に差を設け、内側の面7aの面
積を外側の面7bのそれより大きくし、粘性流体の圧送
時に揺動管6内を圧送される粘性流体の圧力による揺動
管6内の圧力によりシールリング7をシールプレート8
へ押し付けるようにする、すなわち、セルフシールさせ
るようにしようとするものがほとんどであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
シール方式は、シールリング7とシールプレート8とが
摺動することにより摩耗してシール面に隙間が生じたと
きに圧送時の流体の内圧で自己シールする構造であるた
め、実際の使用においては、面積差による流体の内圧だ
けではシールリング7とシールプレート8間の摩耗に追
随できず、結局、早期にシール不良となって使用に耐え
られないことが判明した。又、揺動管6の他端と圧送管
9とのシール部については、シール面の摩耗はそのまま
放置されているのが現状であるため、シール面が摩耗し
てここに粘性流体が溜って来て作動不良を起こすことが
避けられず、揺動管の切り換えを円滑に行うことができ
なかった。
【0007】そこで、本発明は、揺動管一端のシールリ
ングとシールプレートとのシール面や揺動管他端と圧送
管とのシール面が摩耗して揺動管が揺動軸方向へ自由に
動作可能となっても、シールリングをシールプレートや
揺動管、圧送管に確実に押し付けることができるように
して流体の吐出圧力如何にかかわらず適正なスラスト面
圧を確保して揺動管の揺動動作を円滑に行わせるように
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ホッパ内に収納した揺動管の一端に嵌着
させて前面をホッパ側のシールプレートに密着させるシ
ールリングの背面側となる揺動管の一端側に環状空間を
形成して、揺動管と該揺動管に固定した揺動軸との連結
部に半径方向に設けた封入孔を、上記環状空間に連通さ
せると共に、揺動管の他端のシールプレートに前面を密
着させるよう圧送管に嵌着させたシールリングの背面側
となる圧送管の端面に環状空間を形成して、該環状空間
に、圧送管の端部に半径方向に設けた封入孔を連通さ
せ、且つ上記揺動管の揺動中心線上に固定して上記ホッ
パ外へ突出させた上記揺動軸とホッパとの間にスラスト
軸受を配置し、該スラスト軸受の揺動管側の端を揺動軸
の揺動管連結部のフランジ部に当接させて該スラスト軸
受の反揺動管側の端を操作レバーのボス部に当接させ、
上記スラスト軸受とボス部との間に環状空間を形成し
て、該環状空間に、ホッパの外部から設けた封入孔を連
通させ、上記各封入孔と潤滑性流体の供給源とを、途中
に圧力制御弁を有するラインを介し接続して、上記各環
状空間に潤滑性流体を封入するようにし、上記潤滑性流
体の圧力を粘性流体の吐出圧力の変化に応じて変えるよ
うにして、上記各シールリング、スラスト軸受を常時背
面から加圧し、上記揺動管の一端側のシールリングとシ
ールプレートとのシール面、揺動管の他端側のシールリ
ングとシールプレート及び圧送管との各シール面に常に
シール面圧が作用しているようにするものである。
【0009】
【作用】揺動管の一端側のシールリングとシールプレー
トとの間に常に適正なスラスト面圧が確保され、又、揺
動管の他端側のシールリングとシールプレート及び圧送
管との間の接触面に常に適正なスラスト面圧が確保され
ていると、揺動管一端側のシールリングとシールプレー
トの接触面、揺動管他端側のシールリングとシールプレ
ート及び圧送管の接触面が摩耗して揺動管が揺動軸の軸
心方向へ動けるようになったときでも揺動管の両端側の
メタルタッチ部が均一に接して揺動管を円滑に揺動させ
て切り換えることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1及び図2は本発明の実施例を示すもの
で、図3に示す揺動弁と同様に、ホッパ1内に収納した
揺動管6の一端にシールリング7を嵌着させて左右方向
へ揺動させるようにし、且つ揺動管6の他端側をホッパ
1の背面側を貫通させて圧送管9に接続させ、揺動管6
に固定した揺動軸10をホッパ1の前面壁を貫通させて
外へ取り出し、該揺動軸10を介して揺動管6の一端側
を左右へ揺動させてホッパ1の2つの吸入吐出口2のい
ずれか1つを介して流体シリンダ3と連通状態になるよ
うにしてある構成において、上記揺動管6の一端にシー
ルリング7を嵌着させた部分では、ホッパ1に固定され
たシールプレート8とのシール面が摩耗しても密着性が
得られるようにするために、上記シールリング7の背面
側、すなわち、反シールプレート8側の揺動管6に、環
状空間12を形成し、該環状空間12に連通する封入孔
13を揺動軸10との連結部6aに半径方向に穿設する
と共に、揺動軸10の軸心部を貫通させた封入孔14を
上記封入孔13に接続させ、グリース等の潤滑性流体を
封入孔14,13からシールリング7の背面の環状空間
12に封入し、該封入した潤滑性流体によりシールリン
グ7を背面側から常時加圧してシールプレート8とのシ
ール面を密着させるようにする。
【0012】又、グランド側では、図2(ロ)に詳細を
示す如く、揺動管6とともに回転するようシールプレー
ト15を配置して、ホッパ1に対して回転自在に且つ液
密状態に支持されるようにし、又、上記揺動管6と接続
される圧送管9をホッパ1に連結して、該圧送管9の端
面内側にシールリング16を嵌着し、該シールリング1
6とシールプレート15とのシール面が密着するような
構成とし、更に、上記シールリング16の背面側となる
圧送管9に環状空間17を形成し、該環状空間17にグ
リース等の潤滑性流体を封入するための封入孔18を圧
送管9の端部に半径方向に設け、潤滑性流体を封入孔1
8から環状空間17内に封入して、シールリング16を
背面から常時加圧してシールプレート15とのシール面
の密着性が高められるようにする。
【0013】更に、上記揺動軸10のホッパ貫通部の外
周には、ラジアル軸受の機能をも備えたスラスト軸受1
9を配置し、該スラスト軸受19の揺動管6側の端を揺
動軸10のフランジ部10aに当接させると共に、スラ
スト軸受19の反揺動管6側の端を操作レバー11のボ
ス部11aに当接させるようにし、且つ上記スラスト軸
受19を揺動管6の方向へ加圧するためにスラスト軸受
19とボス部11aとの間の環状空間20にグリースの
如き潤滑性流体を封入させるようホッパ1の外部から封
入孔21を穿設し、スラスト軸受19を揺動管6の方向
(図上右方向)へ加圧して揺動軸10を揺動管6ととも
に該揺動管6の他端側へ押圧させるようにする。
【0014】上記封入孔14,13と18と21への潤
滑性流体の供給源は共通とし、図1に示す如く、ポンプ
22で加圧されて吐出されたグリース等の潤滑性流体を
安全弁23に導き、該安全弁23のセット圧に流体圧が
決められるようにし、更に、封入孔14,18,21へ
は各々圧力制御弁24,25,26を有するライン2
7,28,29より供給するようにする。なお30は安
全弁23より余剰の潤滑性流体をタンク31へ戻す戻し
ラインである。
【0015】ポンプ22を運転してグリース等の潤滑性
流体を安全弁23のセット圧でライン27,28,29
に導くと、圧力制御弁24,25,26を経て封入孔1
4,18,21へと供給される。封入孔14に供給され
た潤滑性流体は、揺動軸10との連結部に半径方向に設
けられた封入孔13を通ってシールリング7背面の環状
空間12に入り、ここに溜められる。一方、グランド側
の封入孔18に供給された潤滑用流体は、シールリング
16背面の環状空間17に入り、ここに溜められる。更
に、封入孔21に供給された潤滑性流体は、スラスト軸
受19とボス部11aとの間に溜められる。
【0016】上記各環状空間12と17と20に封入さ
れたグリース等の潤滑性流体は、シールリング7と16
とスラスト軸受19に内圧をかけるためのものであっ
て、消耗することはないので、封入されていることによ
りシールリング7,16、スラスト軸受19を常時背面
から加圧してシール面を密着させることができる。
【0017】したがって、今、揺動管6の揺動に伴うシ
ールリング7とシールプレート8のシール面A、あるい
は、シールリング16とシールプレート15のシール面
Bが摩耗して、これらシール面に隙間が生じるような事
態が生じたとしても、シールリング7,16は潤滑性流
体の圧力により円滑にシールプレート8,15側へ追い
込まれてシール面A,Bを密着させることができる。
又、上記シールリング16と圧送管9とのシール面Cに
ついては、環状空間12に作用する潤滑性流体の圧力と
環状空間20に作用する潤滑性流体の圧力により揺動管
6を他端側へ押圧させて、シール面Cを密着させるよう
にする。この際、環状空間12,17に封入された潤滑
性流体はシールリング7,16の背面を加圧するもので
あるから、シール面A,Bが摩耗してもシールリング
7,16を越えて流出するようなことはない。
【0018】上記環状空間12,17,20に供給して
シール面A,B,Cを加圧するようにする潤滑性流体の
圧力は、粘性流体ポンプにより吐出される粘性流体の吐
出圧力に見合って調節するようにし、常に、シール面
A,B,Cが均一に接して揺動管6が円滑に切り換え操
作されるようにする。この場合の上記潤滑性流体の圧力
は、計算により求め、求められた値の圧力を環状空間1
2,17,20に作用させるようにする。
【0019】詳述すると、揺動管6の一端側のシールリ
ング7とシールプレート8とのシール面Aの部分では、
図2の(イ)に示す如く、シールリング7の内径寸法を
D1、シールリング7の背面側の段付外径寸法をd1,d2と
し、シール面Aの外径寸法をd3、圧力制御弁24の圧力
をP1、粘性流体の吐出圧力をP0とする。揺動管6の他端
側のシールリング16の部分では、図2の(ロ)に示す
如く、シールリング16の内径寸法をD2、シールリング
16の背面側端面の外径寸法をd4、シールリング16の
外径寸法をd5、圧力制御弁25の圧力をP2とし、更に、
揺動軸10の部分では、図2の(ハ)に示す如く、揺動
軸10の直径をd6、環状空間20の外径寸法をd7、スラ
スト軸受19により揺動軸10が押される力をf、圧力
制御弁26の圧力をP3とする。又、上記各寸法は、一例
として次のようにする。いずれも単位はミリメートルで
ある。すなわち、D1=220、D2=180、d1=23
5、d2=245、d3=285、d4=210、d5=235
とする。
【0020】粘性流体の吐出時にシール面AとBとCが
密着しているようにするには、粘性流体圧送時の反力に
打ち勝つだけの潤滑性流体の圧力を作用させることが必
要であり、そのために、粘性流体の吐出圧力P0の変化に
応じて潤滑性流体の圧力を可変とするよう計算により求
めるようにする。
【0021】先ず、シール面Aが離れないための条件
は、シール面A全面にP0/2がかかるものとして、
【0022】
【数1】故に、
【0023】
【数2】となり、上記条件を満足するようP1を設定する
ようにする。
【0024】一方、シール面Bが離れないための条件
は、
【0025】
【数3】故に、P0≦P3 である。
【0026】シール面Cが離れないための条件は、
【0027】
【数4】であり、通常の式では成立せず、右辺の方が大
きくなる。したがって、この不足分を、シールリング7
に作用する潤滑性流体の圧力P1のアップ分のほかに揺動
軸10の軸心方向に作用する力fにより補うようにす
る。上記揺動軸10に作用する力fは、
【0028】
【数5】で求められる。これにより揺動管6の一端側か
らの流体圧力P1のみの場合に生じ易いモーメントが上記
力fにより解消されるので、スラスト荷重を平衡させる
ことができ、各シール面には適正なスラスト面圧が確保
されることになる。
【0029】上記の計算で求められた条件を満足するよ
うに粘性流体の圧力を変えて、シール面A,B,Cにシ
ール圧をかけるようにすると、各シール面には粘性流体
の吐出圧力の如何にかかわらず均一な面圧が確保され、
揺動管6を円滑に揺動させて切り換えることができる。
【0030】なお、環状空間12,17は、ここに封入
されたグリース等の潤滑性流体によりシールリング7,
16の背面から加圧できればよく、その位置は図示以外
のところでもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の粘性流体ポン
プの吸入吐出弁のシール圧制御方法によれば、ホッパ内
に収納した揺動管の一端に嵌着させて前面をホッパ側の
シールプレートに密着させるシールリングの背面側とな
る揺動管の一端側に環状空間を形成して、揺動管と該揺
動管に固定した揺動軸との連結部に半径方向に設けた封
入孔を、上記環状空間に連通させると共に、揺動管の他
端のシールプレートに前面を密着させるよう圧送管に嵌
着させたシールリングの背面側となる圧送管の端面に環
状空間を形成して、該環状空間に、圧送管の端部に半径
方向に設けた封入孔を連通させ、且つ上記揺動管の揺動
中心線上に固定して上記ホッパ外へ突出させた上記揺動
軸とホッパとの間にスラスト軸受を配置し、該スラスト
軸受の揺動管側の端を揺動軸の揺動管連結部のフランジ
部に当接させて該スラスト軸受の反揺動管側の端を操作
レバーのボス部に当接させ、上記スラスト軸受とボス部
との間に環状空間を形成して、該環状空間に、ホッパの
外部から設けた封入孔を連通させ、上記各封入孔と潤滑
性流体の供給源とを、途中に圧力制御弁を有するライン
を介し接続して、上記各環状空間に潤滑性流体を封入す
るようにし、上記潤滑性流体の圧力を粘性流体の吐出圧
力の変化に応じて変えるようにして、上記各シールリン
グ、スラスト軸受を常時背面から加圧し、上記揺動管の
一端側のシールリングとシールプレートとのシール面、
揺動管の他端側のシールリングとシールプレート及び圧
送管との各シール面に常にシール面圧が作用しているよ
うにするので、上記各シールリングとシールプレートの
シール面の密着性が高められると共に、揺動管一端側の
シールリングの背面に供給される潤滑性流体圧力による
揺動管の他端側への押圧に加えて、スラスト軸受に供給
される潤滑性流体圧により揺動軸及び揺動管の他端側へ
押圧させることにより、スラスト荷重の平衡化が図れ、
シールリングと圧送管のシール面の密着性が高められる
と同時に、粘性流体の吐出圧力如何にかかわらずシール
面には適正なスラスト面圧を確保することができ、シー
ル面に摩耗により隙間ができて揺動管が軸方向へ動作可
能となったときにも揺動管に偏った動作をさせることが
なくて、揺動管の切り換えを円滑に行わせることがで
き、結果的に機械の耐用寿命を延ばせる、等の優れた効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概要を示す断面図である。
【図2】図1の部分の拡大図で、(イ)は図1のI部の
拡大図、(ロ)は図1のII部の拡大図、(ハ)は図1の
III 部の拡大図である。
【図3】揺動弁型式の吸入吐出弁の一例を示す断面図で
ある。
【図4】図3のIV部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 吸入吐出口 3 流体シリンダ 6 揺動管 6a 連結部 7 シールリング 8 シールプレート 9 圧送管 10 揺動軸 10a フランジ部 11 操作レバー 11a ボス部 12,17,20 環状空間 13,14,18,21 封入孔 15 シールプレート 16 シールリング 19 スラスト軸受 22 ポンプ 24,25,26 圧力制御弁 27,28,29 ライン A,B,C シール面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ内に収納した揺動管の一端に嵌着
    させて前面をホッパ側のシールプレートに密着させるシ
    ールリングの背面側となる揺動管の一端側に環状空間を
    形成して、揺動管と該揺動管に固定した揺動軸との連結
    部に半径方向に設けた封入孔を、上記環状空間に連通さ
    せると共に、揺動管の他端のシールプレートに前面を密
    着させるよう圧送管に嵌着させたシールリングの背面側
    となる圧送管の端面に環状空間を形成して、該環状空間
    に、圧送管の端部に半径方向に設けた封入孔を連通さ
    せ、且つ上記揺動管の揺動中心線上に固定して上記ホッ
    パ外へ突出させた上記揺動軸とホッパとの間にスラスト
    軸受を配置し、該スラスト軸受の揺動管側の端を揺動軸
    の揺動管連結部のフランジ部に当接させて該スラスト軸
    受の反揺動管側の端を操作レバーのボス部に当接させ、
    上記スラスト軸受とボス部との間に環状空間を形成し
    て、該環状空間に、ホッパの外部から設けた封入孔を連
    通させ、上記各封入孔と潤滑性流体の供給源とを、途中
    に圧力制御弁を有するラインを介し接続して、上記各環
    状空間に潤滑性流体を封入するようにし、上記潤滑性流
    体の圧力を粘性流体の吐出圧力の変化に応じて変えるよ
    うにして、上記各シールリング、スラスト軸受を常時背
    面から加圧し、上記揺動管の一端側のシールリングとシ
    ールプレートとのシール面、揺動管の他端側のシールリ
    ングとシールプレート及び圧送管との各シール面に常に
    シール面圧が作用しているようにすることを特徴とする
    粘性流体ポンプの吸入吐出弁のシール圧制御方法。
JP30710791A 1991-10-28 1991-10-28 粘性流体ポンプの吸入吐出弁のシール圧制御方法 Expired - Lifetime JP3151537B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101943971B1 (ko) * 2014-06-02 2019-01-30 메탈로제니아 리서치 앤드 테크놀러지스 에스.엘. 마모 부재를 고정시키기 위한 잠금 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101943971B1 (ko) * 2014-06-02 2019-01-30 메탈로제니아 리서치 앤드 테크놀러지스 에스.엘. 마모 부재를 고정시키기 위한 잠금 장치

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