JP3150656U - サイクロン式ガス水セパレーター - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、温泉入浴施設等で汲み上げられた温泉原水に含まれている水溶性天然ガスを分離するサイクロン式ガス水セパレーターを提供する。【解決手段】本考案のサイクロン式ガス水セパレーターは、円筒管タンクの上方内壁に引湯管１に接続してらせん式流路３を取り付け、汲み上げられた温泉原水が前記らせん式流路３を渦巻状に前記円筒管タンク内を流下することにより、遠心力により温泉原水からガス分の分離を促進すると共に前記円筒管タンク内にはサイクロン効果により渦流が生じ、セパレーター本体４の下方に貯留された温泉原水から水溶性天然ガスが容易に分離し易くなるものである。【選択図】図１
Description
本考案は、温泉入浴施設等で汲み上げられた温泉原水に含まれている水溶性天然ガスを分離するサイクロン式ガス水セパレーターに関する。
従来、地中から汲み上げられた温泉原水中に含有された天然ガスを分離し、発電用ガス等として安定して供給することができる天然ガス分離システムが一般的に知られている（特許文献１を参照）。
この公知技術では、水中ポンプで汲み上げられたかん水をガスセパレータに供給して比重差を利用して天然ガスと温泉原水とを分離し、分離した天然ガスはガスコンプレッサで昇圧した後、ガスホルダーに貯留し、コージェネレーション装置に供給してエネルギー源に供される天然ガス分離システムである。
この公知技術では、水中ポンプで汲み上げられたかん水をガスセパレータに供給して比重差を利用して天然ガスと温泉原水とを分離し、分離した天然ガスはガスコンプレッサで昇圧した後、ガスホルダーに貯留し、コージェネレーション装置に供給してエネルギー源に供される天然ガス分離システムである。
本考案は、温泉入浴施設等で汲み上げられた温泉原水に含まれている水溶性天然ガスを分離するサイクロン式ガス水セパレーターを提供することを目的とする。
本考案のサイクロン式ガス水セパレーターは、円筒管タンクの上方内壁に引湯管に接続してらせん式流路を取り付け、汲み上げられた水が前記らせん式流路を渦巻状に前記円筒管タンク内を流下することにより、遠心力により温泉原水からガス分を分離すると共に前記円筒管タンク内にはサイクロン効果により渦流が生じ、円筒管タンクの下方に貯留された水から水溶性天然ガスが容易に分離し易くなるものである。
本考案のサイクロン式ガス水セパレーターは、円筒管タンクの上方内壁に引湯管に接続してらせん式流路を取り付け、汲み上げられた水が前記らせん式流路を渦巻状に前記円筒管タンク内を流下することにより、遠心力により温泉原水からガス分の分離を促進すると共に前記円筒管タンク内にはサイクロン効果により渦流が生じ、円筒管タンクの下方に貯留された水から水溶性天然ガスが容易に分離し易くなるものであるため、従来のものよりも小型で効率よく、水溶性天然ガスを水から分離できる効果がある。
本考案のサイクロン式ガス水セパレーターの一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図１は本考案のサイクロン式ガス水セパレーターの概略説明図、図２はらせん式流路の平面図である。
図１に示すように、上方周壁に引湯管１を接続し、天板にガス放散管２を接続した円筒管タンクのセパレーター本体４は、円筒管タンクの上方内壁に前記引湯管１に接続してらせん式流路３を取り付け、円筒管タンクの下方には水を貯留するように貯留部５が形成される。
前記セパレーター本体４の貯留部５には汲み上げられた温泉原水が貯留され、円筒管タンクの貯留部５に接続された温泉配管６から逆Ｕ字状に配管された水位調節用トラップ８の頂部に接続されたガス抜き管７を設けて図示しない貯湯槽に送られ、該貯湯槽から浴槽に送られる。
図１は本考案のサイクロン式ガス水セパレーターの概略説明図、図２はらせん式流路の平面図である。
図１に示すように、上方周壁に引湯管１を接続し、天板にガス放散管２を接続した円筒管タンクのセパレーター本体４は、円筒管タンクの上方内壁に前記引湯管１に接続してらせん式流路３を取り付け、円筒管タンクの下方には水を貯留するように貯留部５が形成される。
前記セパレーター本体４の貯留部５には汲み上げられた温泉原水が貯留され、円筒管タンクの貯留部５に接続された温泉配管６から逆Ｕ字状に配管された水位調節用トラップ８の頂部に接続されたガス抜き管７を設けて図示しない貯湯槽に送られ、該貯湯槽から浴槽に送られる。
次に、本考案のサイクロン式ガス水セパレーターの操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図１に示すように、水中ポンプ等により汲み上げられた温泉原水は、引湯管１からセパレーター本体４へ供給され、前記引湯管１かららせん式流路３へ導入され、図２に矢印で示すように円筒管タンクを渦巻状に流下し、下方の貯留部５に貯留される。
前記温泉原水が渦巻状に流下する際に、遠心力により温泉原水からガス分の分離を促進すると共に円筒管タンク内にはサイクロン効果により渦流が生じ、貯留部５に貯留された温泉原水から天板のガス放散管２を介して温泉原水から分離した天然ガスが放出される。
前記貯留部５の水位調節は、逆Ｕ字状に配管された水位調節用トラップ８によって行われ、ガス抜き管７から同様に天然ガスが放出される。
図１に示すように、水中ポンプ等により汲み上げられた温泉原水は、引湯管１からセパレーター本体４へ供給され、前記引湯管１かららせん式流路３へ導入され、図２に矢印で示すように円筒管タンクを渦巻状に流下し、下方の貯留部５に貯留される。
前記温泉原水が渦巻状に流下する際に、遠心力により温泉原水からガス分の分離を促進すると共に円筒管タンク内にはサイクロン効果により渦流が生じ、貯留部５に貯留された温泉原水から天板のガス放散管２を介して温泉原水から分離した天然ガスが放出される。
前記貯留部５の水位調節は、逆Ｕ字状に配管された水位調節用トラップ８によって行われ、ガス抜き管７から同様に天然ガスが放出される。
１ 引湯管
２ ガス放散管
３ らせん式流路
４ セパレーター本体
５ 貯留部
６ 温泉配管
７ ガス抜き管
８ 水位調節用トラップ
２ ガス放散管
３ らせん式流路
４ セパレーター本体
５ 貯留部
６ 温泉配管
７ ガス抜き管
８ 水位調節用トラップ
Claims (1)
- 円筒管タンクの上方内壁に引湯管に接続してらせん式流路を取り付け、汲み上げられた水が前記らせん式流路を渦巻状に前記円筒管タンク内を流下することにより、遠心力により温泉原水からガス分の分離を促進すると共に前記円筒管タンク内にはサイクロン効果により渦流が生じ、円筒管タンクの下方に貯留された温泉原水から水溶性天然ガスが容易に分離し易くなることを特徴とするサイクロン式ガス水セパレーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009001333U JP3150656U (ja) | 2009-03-07 | 2009-03-07 | サイクロン式ガス水セパレーター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009001333U JP3150656U (ja) | 2009-03-07 | 2009-03-07 | サイクロン式ガス水セパレーター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3150656U true JP3150656U (ja) | 2009-05-28 |
Family
ID=54855126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009001333U Expired - Lifetime JP3150656U (ja) | 2009-03-07 | 2009-03-07 | サイクロン式ガス水セパレーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3150656U (ja) |
-
2009
- 2009-03-07 JP JP2009001333U patent/JP3150656U/ja not_active Expired - Lifetime
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