JP3149246B2 - マルチフィラメント型超電導ストランドを製造するための複合ビレットの組立て方法 - Google Patents
マルチフィラメント型超電導ストランドを製造するための複合ビレットの組立て方法Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title description 5
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 4
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10N60/00—Superconducting devices
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- H10N60/0128—Manufacture or treatment of composite superconductor filaments
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチフィラメント型
超電導ストランド、特に金属合金（ＮｂＴｉ、Ｎｂ3Ｓ
ｎ等）及び他の任意の繊維強化複合体をベースとする超
電導線を製造するための複合ビレットの組立て方法に関
する。
超電導ストランド、特に金属合金（ＮｂＴｉ、Ｎｂ3Ｓ
ｎ等）及び他の任意の繊維強化複合体をベースとする超
電導線を製造するための複合ビレットの組立て方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来の超電導線製造方法は、複合ビレッ
トを１回以上熱間押出しにかけ、次いで最終直径が得ら
れるまで延伸及び伸線を行うことからなる。これらのビ
レットは通常、それ自体が複合体であり得るロッド状の
構成部材を場合に応じて数百から数万収容した円筒体で
構成されている。
トを１回以上熱間押出しにかけ、次いで最終直径が得ら
れるまで延伸及び伸線を行うことからなる。これらのビ
レットは通常、それ自体が複合体であり得るロッド状の
構成部材を場合に応じて数百から数万収容した円筒体で
構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】押出しの回数を減らす
ことは、製造コストを低下させると共に超電導ストラン
ドの性能を改善するための実行可能な手段の１つであ
る。この押出し回数の減少は、多数のロッドを含むビレ
ットを製造することができれば可能である。しかしなが
ら、このようなビレットを実際に製造してみると下記の
ような問題が生じ、その深刻度は構成部材の数が増える
につれて増大する：充填度を高くするために一般的に使
用されている六角形断面のロッドを用いた場合には、ロ
ッドが捩れずに真っすぐであるという前提で、詰め込み
に必要な時間が長くなる。正確に組立てることができる
六角形ロッドの数は、適当なツールがないと極めて限定
される。
ことは、製造コストを低下させると共に超電導ストラン
ドの性能を改善するための実行可能な手段の１つであ
る。この押出し回数の減少は、多数のロッドを含むビレ
ットを製造することができれば可能である。しかしなが
ら、このようなビレットを実際に製造してみると下記の
ような問題が生じ、その深刻度は構成部材の数が増える
につれて増大する：充填度を高くするために一般的に使
用されている六角形断面のロッドを用いた場合には、ロ
ッドが捩れずに真っすぐであるという前提で、詰め込み
に必要な時間が長くなる。正確に組立てることができる
六角形ロッドの数は、適当なツールがないと極めて限定
される。
【０００４】円形断面のロッドを使用すると詰め込み時
間は短縮されるが、ロッドが何回も交差し且つロッド間
に空隙ができるため、充填度が低下する。
間は短縮されるが、ロッドが何回も交差し且つロッド間
に空隙ができるため、充填度が低下する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、ｎ次
（ｎは２以上の正の整数）の対称軸を少なくとも１つ有
するツール用バーを円筒体内に詰め込み、次いで、複数
の基本ロッドを空隙が最小限となるように整然と且つコ
ンパクトに詰め込んで形成した棒状体で各バーを取り替
えることによってこれらのバーを１つずつ取り出し、各
棒状体がこれにとってかわられるバーと同じ断面を有す
るような棒状体であることを特徴とする。組立て時間は
従来の方法と比べて著しく短く、得られるビレットは極
めてコンパクトである。
（ｎは２以上の正の整数）の対称軸を少なくとも１つ有
するツール用バーを円筒体内に詰め込み、次いで、複数
の基本ロッドを空隙が最小限となるように整然と且つコ
ンパクトに詰め込んで形成した棒状体で各バーを取り替
えることによってこれらのバーを１つずつ取り出し、各
棒状体がこれにとってかわられるバーと同じ断面を有す
るような棒状体であることを特徴とする。組立て時間は
従来の方法と比べて著しく短く、得られるビレットは極
めてコンパクトである。
【０００６】本発明の方法は、極めて迅速な且つ極めて
コンパクトな組立てを可能にする好ましい実施例では、
ツール用バーが長方形の断面を有し、このバーにとって
代わるこのバーと同じ断面の各棒状体が、長方形又は好
ましくは正方形の断面を有する基本ロッドを詰め込んだ
もので構成されていることを特徴とする。
コンパクトな組立てを可能にする好ましい実施例では、
ツール用バーが長方形の断面を有し、このバーにとって
代わるこのバーと同じ断面の各棒状体が、長方形又は好
ましくは正方形の断面を有する基本ロッドを詰め込んだ
もので構成されていることを特徴とする。
【０００７】前記バーは、組立て時間を更に短縮するた
めに大きさの異なる長方形又は正方形の断面を有するの
が好ましい。
めに大きさの異なる長方形又は正方形の断面を有するの
が好ましい。
【０００８】
【実施例】以下、添付図面に基づき、２つの非限定的特
定実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
定実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
【０００９】本発明の方法では、水平に配置された銅製
又はキュプロニッケル製の円筒体からなるビレット２の
ボディ１に正方形断面のバー３、４、５を充填する。こ
れらのバー３、４、５は互いに異なる断面積を有する。
太いバーであるバー３は、正方形断面を有する基本ロッ
ド６の断面積の１４４倍（１２ｘ１２）に等しい断面積
を有する。
又はキュプロニッケル製の円筒体からなるビレット２の
ボディ１に正方形断面のバー３、４、５を充填する。こ
れらのバー３、４、５は互いに異なる断面積を有する。
太いバーであるバー３は、正方形断面を有する基本ロッ
ド６の断面積の１４４倍（１２ｘ１２）に等しい断面積
を有する。
【００１０】中間の太さのバー４はロッド６の断面積の
６ｘ６倍に等しい断面積を有し、細いバー５はロッドの
断面積の３ｘ３倍に等しい断面積を有する。
６ｘ６倍に等しい断面積を有し、細いバー５はロッドの
断面積の３ｘ３倍に等しい断面積を有する。
【００１１】次いで、残されたスペースに基本ロッド６
を特にボディ１の内面に沿って充填する（図１参照）。
を特にボディ１の内面に沿って充填する（図１参照）。
【００１２】次いで、バーを取り出すと同時に各々のバ
ーを同じ断面積の棒状体で取り替えることによって、バ
ー３、４、５を１つずつ取り出す。
ーを同じ断面積の棒状体で取り替えることによって、バ
ー３、４、５を１つずつ取り出す。
【００１３】バー３に代わる棒状体３’は、１４４個の
基本ロッド６を詰め込んで形成したものであり、棒状体
４’は３６個のロッドを詰め込んだものであり、棒状体
５’は９個のロッドを詰め込んだものからなる（図２参
照）。
基本ロッド６を詰め込んで形成したものであり、棒状体
４’は３６個のロッドを詰め込んだものであり、棒状体
５’は９個のロッドを詰め込んだものからなる（図２参
照）。
【００１４】例えば、この実施例ではビレットが１０９
２個の銅製ロッドを中心部に含み、その周りに、各々
２．２ｘ２．２ｍｍ2の断面積を有する３８７６個の複
合ロッドを含まなければならない。
２個の銅製ロッドを中心部に含み、その周りに、各々
２．２ｘ２．２ｍｍ2の断面積を有する３８７６個の複
合ロッドを含まなければならない。
【００１５】そこで、中心に太いバー３を配置し、これ
を４つのバー３で包囲し、これら４つの太いバー３の間
の空隙をバー４及び５で埋めて、円に近い断面を有する
組立て体７を中心部に形成する。
を４つのバー３で包囲し、これら４つの太いバー３の間
の空隙をバー４及び５で埋めて、円に近い断面を有する
組立て体７を中心部に形成する。
【００１６】この組立て体７のバーは、銅製基本ロッド
で構成された対応する棒状体に１つずつ取り替えられる
ことになる。この組立て体７の周りのバーは、複合ロッ
ドで構成された対応する棒状体に取り替えられることに
なる。この組立て体７の境界では、一部のバーを銅製ロ
ッドと複合ロッドとを含む混合型の棒状体５”と取り替
える。いずれの場合も、本発明の正方形タイプの詰込み
を使用すれば、既に最終位置に配置されたロッド６が取
り替え操作中もその位置に保持される。
で構成された対応する棒状体に１つずつ取り替えられる
ことになる。この組立て体７の周りのバーは、複合ロッ
ドで構成された対応する棒状体に取り替えられることに
なる。この組立て体７の境界では、一部のバーを銅製ロ
ッドと複合ロッドとを含む混合型の棒状体５”と取り替
える。いずれの場合も、本発明の正方形タイプの詰込み
を使用すれば、既に最終位置に配置されたロッド６が取
り替え操作中もその位置に保持される。
【００１７】この実施例では正方形断面のロッド６、バ
ー３、４、５及び棒状体３’、４’、５’を使用する
が、長方形断面のロッド及び／又はバー及び棒状体を一
部に使用し且つ正方形断面のロッド及び／又はバー及び
棒状体を残りに使用するか、又は長方形断面のものを全
体に使用することもできる。但し、その場合は製造時間
が少し長くなる。
ー３、４、５及び棒状体３’、４’、５’を使用する
が、長方形断面のロッド及び／又はバー及び棒状体を一
部に使用し且つ正方形断面のロッド及び／又はバー及び
棒状体を残りに使用するか、又は長方形断面のものを全
体に使用することもできる。但し、その場合は製造時間
が少し長くなる。
【００１８】より一般的には、本発明の方法は、使用す
るツール用バーの形状が基本ロッドの整然とした且つコ
ンパクトな詰込みによって得られる棒状体の形状と同じ
であるという条件で、多角形断面のロッドで構成された
総てのビレットに適用できる。
るツール用バーの形状が基本ロッドの整然とした且つコ
ンパクトな詰込みによって得られる棒状体の形状と同じ
であるという条件で、多角形断面のロッドで構成された
総てのビレットに適用できる。
【００１９】この詰込みは、棒の断面が最小限の空隙し
か有さないように、且つｎを２以上の正の整数としてｎ
次の回転対称長手方向軸を有するように実施しなければ
ならない。図３及び図４に示す実施例では基本ロッド８
が六角形の断面を有し、六角形の詰込みによって得られ
る３７個の基本ロッド８からなる棒状体９’の形状を有
するツール用バー９が使用されている。
か有さないように、且つｎを２以上の正の整数としてｎ
次の回転対称長手方向軸を有するように実施しなければ
ならない。図３及び図４に示す実施例では基本ロッド８
が六角形の断面を有し、六角形の詰込みによって得られ
る３７個の基本ロッド８からなる棒状体９’の形状を有
するツール用バー９が使用されている。
【図１】組立て中のビレットを示す説明図である。
【図２】図１の組立てに使用されている複数のロッドか
らなる棒状体を示す説明図である。
らなる棒状体を示す説明図である。
【図３】組立て中の別のビレットを示す説明図である。
【図４】図３の組立てに使用されている棒状体の説明図
である。
である。
１ 円筒体 ２ 複合ビレット ３，４，５，９ ツール用バー ３’，４’，５’，９’ 棒状体 ６，８ 基本ロッド
フロントページの続き (72)発明者 フイリツプ・スルタン フランス国、90350・イベツト−サルベ ール、リユ・デイベツト、26・ベー (72)発明者 ジエラール・グランブラ フランス国、70400・エルベ、ルート・ シヤンパニイ（番地なし) (56)参考文献 特開 昭57−123605（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−216306（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−211522（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01B 12/00 - 13/00
Claims (4)
- 【請求項１】マルチフィラメント型超電導ストランドを
製造するための円形断面複合ビレットの組立て方法であ
って、金属合金をベースとするか又は金属製の基本多角
形ロッドを円筒体内に充填する操作を含み、ｎ次（ｎは
２以上の正の整数）の対称軸を少なくとも１つ有するツ
ール用バーを円筒体内に詰め込み、次いで、複数の基本
ロッドを空隙が最小限となるように整然と且つコンパク
トに詰め込んで形成した棒状体で各バーを取り替えるこ
とによってこれらのバーを取り出し、各棒状体がこれに
とってかわられるバーと同じ断面を有するような棒状体
であることを特徴とするマルチフィラメント型超電導ス
トランドを製造するための円形断面複合ビレットの組立
て方法。 - 【請求項２】ツール用バーが長方形の断面を有し、この
バーにとって代わるこのバーと同じ断面の各棒状体が、
長方形又は好ましくは正方形の断面を有する基本ロッド
を詰め込んだもので構成されていることを特徴とする請
求項１に記載の方法。 - 【請求項３】ツール用バーとこれにとって代わる棒状体
とが正方形の断面を有することを特徴とする請求項２に
記載の方法。 - 【請求項４】ツール用バーが大きさの異なる断面を有す
ることを特徴とする請求項２又は３に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9100795A FR2672150B1 (fr) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | Procede d'assemblage de billettes composites pour la fabrication de brins supraconducteurs multifilamentaires. |
| FR9100795 | 1991-01-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07192559A JPH07192559A (ja) | 1995-07-28 |
| JP3149246B2 true JP3149246B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=9409007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03156992A Expired - Fee Related JP3149246B2 (ja) | 1991-01-24 | 1992-01-22 | マルチフィラメント型超電導ストランドを製造するための複合ビレットの組立て方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5396697A (ja) |
| EP (1) | EP0496666B1 (ja) |
| JP (1) | JP3149246B2 (ja) |
| DE (1) | DE69209100T2 (ja) |
| FI (1) | FI107965B (ja) |
| FR (1) | FR2672150B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH690309A5 (de) * | 1995-04-05 | 2000-07-14 | Contraves Pyrotec Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens für das Auffüllen von Geschosskörpern mit Subprojektilen. |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3713202A (en) * | 1968-01-30 | 1973-01-30 | Brunswick Corp | Method of forming collimated hole structure |
| US4071941A (en) * | 1976-07-06 | 1978-02-07 | Sweet Lavern E | Method for assembling improved truss joist |
| EP0054421B1 (en) * | 1980-12-15 | 1985-05-15 | The BOC Group, Inc. | Method of manufacture of multifilamentary intermetallic superconductors |
| GB9014979D0 (en) * | 1990-07-06 | 1990-08-29 | Walters Colin R | Method of fabricating an elongated artefact |
-
1991
- 1991-01-24 FR FR9100795A patent/FR2672150B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-01-21 DE DE69209100T patent/DE69209100T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-01-21 EP EP92400153A patent/EP0496666B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1992-01-22 JP JP03156992A patent/JP3149246B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-01-22 FI FI920277A patent/FI107965B/fi active
-
1993
- 1993-10-25 US US08/140,898 patent/US5396697A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5396697A (en) | 1995-03-14 |
| EP0496666A3 (en) | 1992-12-23 |
| DE69209100T2 (de) | 1996-08-08 |
| EP0496666A2 (fr) | 1992-07-29 |
| FI107965B (fi) | 2001-10-31 |
| DE69209100D1 (de) | 1996-04-25 |
| FR2672150B1 (fr) | 1996-01-19 |
| JPH07192559A (ja) | 1995-07-28 |
| FR2672150A1 (fr) | 1992-07-31 |
| FI920277A0 (fi) | 1992-01-22 |
| FI920277A (fi) | 1992-07-25 |
| EP0496666B1 (fr) | 1996-03-20 |
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