JP3148760B2 - 入力装置 - Google Patents
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- JP3148760B2 JP3148760B2 JP08691291A JP8691291A JP3148760B2 JP 3148760 B2 JP3148760 B2 JP 3148760B2 JP 08691291 A JP08691291 A JP 08691291A JP 8691291 A JP8691291 A JP 8691291A JP 3148760 B2 JP3148760 B2 JP 3148760B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータと対話的
に操作されてコンピュータに信号を入力する装置に係
り、特にコンピュータのディスプレイ上のポインタ又は
カーソル等をディスプレイ上の所望の位置へ移動させる
と共にコンピュータの機能を制御する信号をコンピュー
タに入力する入力装置に関する。
に操作されてコンピュータに信号を入力する装置に係
り、特にコンピュータのディスプレイ上のポインタ又は
カーソル等をディスプレイ上の所望の位置へ移動させる
と共にコンピュータの機能を制御する信号をコンピュー
タに入力する入力装置に関する。
【0002】従来、コンピュータは、データの入力装置
としてキーボードを使用する構成が一般的であった。
としてキーボードを使用する構成が一般的であった。
【0003】しかし、データ入力のためのキーボード操
作は面倒であり、操作性が良くない。
作は面倒であり、操作性が良くない。
【0004】そこで、近年では、OS、アプリケーショ
ンソフトが多く使用されている。このアプリケーション
ソフトは、キーボードは使用せず、マウス等を使用して
データの入力が可能な構成であり、操作性の向上が図ら
れている。
ンソフトが多く使用されている。このアプリケーション
ソフトは、キーボードは使用せず、マウス等を使用して
データの入力が可能な構成であり、操作性の向上が図ら
れている。
【0005】また、近年、コンピュータには小型化の要
求があり、これに伴って、アプリケーションソフトに適
応する入力装置も小型化が求められている。また更に操
作性が良いことが望まれている。
求があり、これに伴って、アプリケーションソフトに適
応する入力装置も小型化が求められている。また更に操
作性が良いことが望まれている。
【0006】
【従来の技術】図13はアプリケーションソフトを利用
したコンピュータの入力装置を示す。コンピュータの入
力装置は、CRTディスプレイ1上のポインタ2を移動
させるときに操作されるトラックボール3又はマウス4
と、機能指令を入力するときに操作する複数のファンク
ションキー5が設けらたファンクションボックス6とよ
りなる構成である。
したコンピュータの入力装置を示す。コンピュータの入
力装置は、CRTディスプレイ1上のポインタ2を移動
させるときに操作されるトラックボール3又はマウス4
と、機能指令を入力するときに操作する複数のファンク
ションキー5が設けらたファンクションボックス6とよ
りなる構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、ポインタ
を移動するために操作する装置と、機能指令を入力する
ために操作する装置とが別個であるため、入力装置は広
い設置スペースを必要とするものとなってしまい、小型
化することが困難であった。
を移動するために操作する装置と、機能指令を入力する
ために操作する装置とが別個であるため、入力装置は広
い設置スペースを必要とするものとなってしまい、小型
化することが困難であった。
【0008】また、作業者は、操作に両手を必要とし、
この点で操作性が良くなかった。
この点で操作性が良くなかった。
【0009】本発明は、小型化と操作性の向上との両方
を実現した入力装置を提供することを目的とする。
を実現した入力装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コン
ピュータと対話的に操作されて該コンピュータに信号を
入力する装置において、台座と、実質上半球状の形状を
有し、前記台座上に任意の方向に移動可能に支持されて
おり、作業者が掌をのせ指先で把持して上記台座上を所
望の方向に操作される移動体と、前記台座上であって該
移動体の下側の部位に配設してあり、該移動体の移動量
を検出して、ディスプレイ上の表示物体を移動させる移
動信号を発生する移動信号発生装置と、前記移動体の表
面のうち、前記移動体を把持している指によって押付操
作される部位に配されたファンクション押釦と、前記台
座上であって、該移動体の下側の部位に配設してあり、
前記ファンクション押釦が押付操作されたときに所望の
指令信号を発生する指令信号発生部とよりなる構成であ
る。
ピュータと対話的に操作されて該コンピュータに信号を
入力する装置において、台座と、実質上半球状の形状を
有し、前記台座上に任意の方向に移動可能に支持されて
おり、作業者が掌をのせ指先で把持して上記台座上を所
望の方向に操作される移動体と、前記台座上であって該
移動体の下側の部位に配設してあり、該移動体の移動量
を検出して、ディスプレイ上の表示物体を移動させる移
動信号を発生する移動信号発生装置と、前記移動体の表
面のうち、前記移動体を把持している指によって押付操
作される部位に配されたファンクション押釦と、前記台
座上であって、該移動体の下側の部位に配設してあり、
前記ファンクション押釦が押付操作されたときに所望の
指令信号を発生する指令信号発生部とよりなる構成であ
る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1のファンクシ
ョン押釦を、前記移動体の表面のうち、作業者が該移動
体を把持するときに指先が当接する部位に対して、該移
動体の周辺側に偏倚した部位及び該移動体の頂部に偏倚
した部位に配設した構成としたものである。
ョン押釦を、前記移動体の表面のうち、作業者が該移動
体を把持するときに指先が当接する部位に対して、該移
動体の周辺側に偏倚した部位及び該移動体の頂部に偏倚
した部位に配設した構成としたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の移動体を、
作業者が該移動体を把持するときに指先が当接する部位
に、凹部を有する構成としたものである。
作業者が該移動体を把持するときに指先が当接する部位
に、凹部を有する構成としたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の移動体を、
作業者が該移動体を把持するときに指先が当接する部位
に、溝を有する構成としたものである。
作業者が該移動体を把持するときに指先が当接する部位
に、溝を有する構成としたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1の入力装置に
おいて、該移動体を該台座とが相対向する部位に、該移
動体と該台座のうち、一方に半球状の凸部、他方に該半
球状凸部が嵌合する半球状の凹部を更に有する構成とし
たものである。
おいて、該移動体を該台座とが相対向する部位に、該移
動体と該台座のうち、一方に半球状の凸部、他方に該半
球状凸部が嵌合する半球状の凹部を更に有する構成とし
たものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1の台座を、該
移動体を支持する台座本体部と、該台座本体部上に支持
された該移動体の前方に配され、テンキーが配されたキ
ーボード部とよりなる構成としたものである。
移動体を支持する台座本体部と、該台座本体部上に支持
された該移動体の前方に配され、テンキーが配されたキ
ーボード部とよりなる構成としたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明において、ファンクション押釦
を移動体の表面に設けた構成は、移動体を移動させる操
作を行う手の指によってファンクション押釦を押付操作
することを可能とするように作用する。
を移動体の表面に設けた構成は、移動体を移動させる操
作を行う手の指によってファンクション押釦を押付操作
することを可能とするように作用する。
【0017】移動体を台座上で移動可能とした構成は、
台座は動かさずに移動信号を発生させる。
台座は動かさずに移動信号を発生させる。
【0018】請求項2の発明において、ファンクション
押釦を指先が当接する部位に対して、周辺側と頂部側と
に配設した構成は、一の指によって二つの押釦を操作可
能とするように作用する。
押釦を指先が当接する部位に対して、周辺側と頂部側と
に配設した構成は、一の指によって二つの押釦を操作可
能とするように作用する。
【0019】請求項3の発明において、凹部は、作業者
に指の位置を感触的に知覚させるように作用する。
に指の位置を感触的に知覚させるように作用する。
【0020】請求項4の発明において、溝は、すべり止
めとして作用する。
めとして作用する。
【0021】請求項5の発明において、半球状の凸部と
凹部とは、移動体の無用な移動を制限し、或いは、作業
者にクリック感を与える。
凹部とは、移動体の無用な移動を制限し、或いは、作業
者にクリック感を与える。
【0022】請求項6において、台座部と一体のキーボ
ード部は、移動体を把持している手の指が、テンキーを
操作することを可能とするように作用する。
ード部は、移動体を把持している手の指が、テンキーを
操作することを可能とするように作用する。
【0023】
【実施例】図1乃至図7は本発明の第1実施例の入力装
置10を示す。
置10を示す。
【0024】この入力装置10は、概略的にいえば、図
13中のトラックボール3とファンクションボックス6
とを一体化した構成である。
13中のトラックボール3とファンクションボックス6
とを一体化した構成である。
【0025】11は台座であり、略円板状であり、下面
ににゴム足12が設けてある。
ににゴム足12が設けてある。
【0026】台座11の上面には、中央に、上面に半球
状の凹部13を有する柱部14が形成してあり、且つこ
の周りの部位に、ロータ軸受台部15,16,17が形
成してある。
状の凹部13を有する柱部14が形成してあり、且つこ
の周りの部位に、ロータ軸受台部15,16,17が形
成してある。
【0027】ロータ軸受台15には、ロータ組立体18
が、ロータ軸受台16には、ロータ組立体19が、ロー
タ軸受台17には補助ロータ20が嵌合して載置してあ
る。ロータ組立体18,19は、夫々ロータ18a,1
9a及び被検出ロータ18b,19bを有する。
が、ロータ軸受台16には、ロータ組立体19が、ロー
タ軸受台17には補助ロータ20が嵌合して載置してあ
る。ロータ組立体18,19は、夫々ロータ18a,1
9a及び被検出ロータ18b,19bを有する。
【0028】ロータ組立体18はX軸に直交して、ロー
タ組立体19はY軸に直交して配置してある。
タ組立体19はY軸に直交して配置してある。
【0029】被検出ロータ18bが検出器21に対向
し、被検出ロータ19bが検出器22に対向している。
し、被検出ロータ19bが検出器22に対向している。
【0030】検出器21,22は夫々被検出ロータ18
b,19bの回転量を検出する。
b,19bの回転量を検出する。
【0031】被検出ロータ18bと検出器21とが、X
方向移動量検出装置23を構成し、被検出ロータ19b
と検出器22とが、Y方向移動量検出装置24を構成す
る。25は回路基板組立体であり、台座11上にねじ止
めしてある。
方向移動量検出装置23を構成し、被検出ロータ19b
と検出器22とが、Y方向移動量検出装置24を構成す
る。25は回路基板組立体であり、台座11上にねじ止
めしてある。
【0032】上記の移動量検出装置23,24と回路基
板組立体25とにより、移動信号を発生する移動信号発
生装置26が構成されている。
板組立体25とにより、移動信号を発生する移動信号発
生装置26が構成されている。
【0033】ここで、移動信号は、図6中、線Iで示す
ように、移動量に応じて移動速度を比例的に変化させる
ものである。
ように、移動量に応じて移動速度を比例的に変化させる
ものである。
【0034】また回路基板組立体25の一部27が、後
述するファンクション押釦の押付操作時に操作された押
釦に対応する指令信号を発生する指令信号発生部を構成
する。
述するファンクション押釦の押付操作時に操作された押
釦に対応する指令信号を発生する指令信号発生部を構成
する。
【0035】28はケーブルであり、回路基板組立体2
3上のコネクタ29と接続されて、外部に引き出されて
おり、コンピュータ本体(図示せず)と接続してある。
3上のコネクタ29と接続されて、外部に引き出されて
おり、コンピュータ本体(図示せず)と接続してある。
【0036】30は半球状の移動体であり、図5に示す
ように、平坦面とされた下面31の中央の半球状の凸部
32が上記凹部13に嵌合し、且つ下面31の中央を柱
部14に支持され、且つ、図3及び図4に示すように、
下面31のうち周方向上略三等分された部位を、補助ロ
ータ20及びロータ18a,19bにより三点支持され
て、且つ四方を復帰用コイルばね33により台座11に
引き寄せられた状態で、台座11上に支持されている。
ように、平坦面とされた下面31の中央の半球状の凸部
32が上記凹部13に嵌合し、且つ下面31の中央を柱
部14に支持され、且つ、図3及び図4に示すように、
下面31のうち周方向上略三等分された部位を、補助ロ
ータ20及びロータ18a,19bにより三点支持され
て、且つ四方を復帰用コイルばね33により台座11に
引き寄せられた状態で、台座11上に支持されている。
【0037】この移動体30は、X−Y面上任意の方向
に移動可能である。
に移動可能である。
【0038】この移動体30には、図2,図3に示すよ
うに前方の半円周に亘って、10個のファンクション押
釦41〜50が二列に並んで配設してある。
うに前方の半円周に亘って、10個のファンクション押
釦41〜50が二列に並んで配設してある。
【0039】移動体30のうち、頂部が作業者が掌を載
置する掌載置部分53である。
置する掌載置部分53である。
【0040】符号54で示す帯状の部分が、作業者が右
手の掌を上記部分53に載せ、移動体30を把持しよう
としたときに指先が当たる指先当接帯状部分である。
手の掌を上記部分53に載せ、移動体30を把持しよう
としたときに指先が当たる指先当接帯状部分である。
【0041】指先当接帯状部分54には、親指の指先が
当接する部位に凹部55、人差指の指先が当接する部位
に凹部56、中指の指先が当接する部位に凹部57、薬
指の指先が当接する部位に凹部58、小指の指先が当接
する部位に凹部59が形成してある。
当接する部位に凹部55、人差指の指先が当接する部位
に凹部56、中指の指先が当接する部位に凹部57、薬
指の指先が当接する部位に凹部58、小指の指先が当接
する部位に凹部59が形成してある。
【0042】またこの指先当接帯状部分54には、すべ
り止め用の溝60が各凹部55〜59内も含めて形成し
てある。
り止め用の溝60が各凹部55〜59内も含めて形成し
てある。
【0043】10個の押釦41〜50のうち、押釦41
〜45が第1の押釦群61を構成し、押釦46〜50が
第2の押釦群62を構成する。
〜45が第1の押釦群61を構成し、押釦46〜50が
第2の押釦群62を構成する。
【0044】第1の押釦群61を構成する押釦41〜4
5は、夫々前記凹部55〜59に対応する部位であっ
て、凹部55〜59よりも移動体30の周縁63側寄り
の部位に配設してある。
5は、夫々前記凹部55〜59に対応する部位であっ
て、凹部55〜59よりも移動体30の周縁63側寄り
の部位に配設してある。
【0045】第2の押釦群62を構成する押釦46〜5
0は、夫々前記凹部55〜59に対応する部位であっ
て、凹部55〜59よりも移動体30の掌載置部分53
寄りの部位に配設してある。
0は、夫々前記凹部55〜59に対応する部位であっ
て、凹部55〜59よりも移動体30の掌載置部分53
寄りの部位に配設してある。
【0046】これにより、凹部55〜59を基準として
みると、凹部55については、移動体30の周縁63側
に押釦41、頂部53側に押釦46が配されている。
みると、凹部55については、移動体30の周縁63側
に押釦41、頂部53側に押釦46が配されている。
【0047】同様に、凹部56を基準とすると、周縁6
3側に押釦42、頂部53側に押釦47が配されてい
る。
3側に押釦42、頂部53側に押釦47が配されてい
る。
【0048】他の凹部57,58,59についても、周
縁側に押釦45,44,46、頂部側に押釦48,4
9,50が配されている。
縁側に押釦45,44,46、頂部側に押釦48,4
9,50が配されている。
【0049】即ち、押釦41は、凹部55に当接してい
る親指を伸ばしたときに親指によって押される部位に、
押釦46は、折り曲げた親指によって押される部位に位
置している。
る親指を伸ばしたときに親指によって押される部位に、
押釦46は、折り曲げた親指によって押される部位に位
置している。
【0050】押釦42,43,44,45は、夫々伸ば
した人差し指、中指、薬指、小指によって押される部位
に、位置しており、押釦47,48,49,50は、夫
々折り曲げた人指し指、中指、薬指、小指によって押さ
れる部位に位置している。
した人差し指、中指、薬指、小指によって押される部位
に、位置しており、押釦47,48,49,50は、夫
々折り曲げた人指し指、中指、薬指、小指によって押さ
れる部位に位置している。
【0051】また、各押釦41〜50の機能は、次の通
りである。
りである。
【0052】押釦41−複写用押釦 押釦42−ファイル用押釦 押釦43−指示位置決定用押釦 押釦44−指示位置選択用押釦 押釦45−拡大用押釦 押釦46−表示物体移動用押釦 押釦47−表示物体回転用押釦 押釦48−三次元用押釦 押釦49−ウィンドウ用押釦 押釦50−縮小用押釦 次に、上記構成になる入力装置10の操作について説明
する。
する。
【0053】入力装置10は、コンピュータと対話的に
操作される。
操作される。
【0054】作業者は、図7に示すように、右掌70の
掌71を移動体30の頂部53に載置し、親指72、人
指し指73、中指74、薬指75、小指76を夫々のホ
ームポジションである凹部55〜59に当てがって、移
動体30を把持する。
掌71を移動体30の頂部53に載置し、親指72、人
指し指73、中指74、薬指75、小指76を夫々のホ
ームポジションである凹部55〜59に当てがって、移
動体30を把持する。
【0055】コンピュータのCRTディスプレイ(図1
3参照)を見ながら、手首を動かして、ポインタ2(図
13参照)を動かしたい方向へ、移動体30を台座11
上で動かす。
3参照)を見ながら、手首を動かして、ポインタ2(図
13参照)を動かしたい方向へ、移動体30を台座11
上で動かす。
【0056】移動体30は、ロータ18a,19a,2
0により支持されつつ、且つこれらを回動させつつ動か
される。
0により支持されつつ、且つこれらを回動させつつ動か
される。
【0057】ロータ18aと一体に被検出ロータ18b
が回転し、移動体30のX方向の移動量がX方向移動量
検出装置23によって検出される。
が回転し、移動体30のX方向の移動量がX方向移動量
検出装置23によって検出される。
【0058】また、ロータ19aと一体に被検出ロータ
19bが回転し、移動体30のY方向の移動量がY方向
移動量検出装置24によって検出される。
19bが回転し、移動体30のY方向の移動量がY方向
移動量検出装置24によって検出される。
【0059】各装置23,24による検出に応じて、装
置26よりポインタの移動方向と移動速度を含む移動信
号が出力され、コンピュータに入力されポインタがCR
Tディスプレイ上を所望の方向に移動する。
置26よりポインタの移動方向と移動速度を含む移動信
号が出力され、コンピュータに入力されポインタがCR
Tディスプレイ上を所望の方向に移動する。
【0060】ポインタがCRTディスプレイ上所望の位
置近くにまで移動したときに、移動体30を元の位置に
復帰させる。
置近くにまで移動したときに、移動体30を元の位置に
復帰させる。
【0061】これにより、ポインタの移動速度は低速と
なって遂には停止し、ポインタの所望位置への移動が完
了する。
なって遂には停止し、ポインタの所望位置への移動が完
了する。
【0062】ここで、移動体30の元の位置への戻り
は、ばね33のばね力を利用して円滑に行われる。
は、ばね33のばね力を利用して円滑に行われる。
【0063】また、元の位置へ復帰したことは、図5に
示すように凸部32が凹部13内にクリック的に嵌入し
たときの小さい衝撃を作業者が感知することにより分か
る。また、凸部32と凹部13とは、移動体30を初期
の位置から容易に動かないように、初期の位置に保持す
る機能を有する。
示すように凸部32が凹部13内にクリック的に嵌入し
たときの小さい衝撃を作業者が感知することにより分か
る。また、凸部32と凹部13とは、移動体30を初期
の位置から容易に動かないように、初期の位置に保持す
る機能を有する。
【0064】ポインタの所望位置への移動が完了する
と、例えば、図7に示すように、人指し指73を伸ばし
て押釦42に当てがってこれを押す。
と、例えば、図7に示すように、人指し指73を伸ばし
て押釦42に当てがってこれを押す。
【0065】これにより、コンピュータにはファイル指
令が送られ、CRTディスプレイ上においてファイルが
開かれる。
令が送られ、CRTディスプレイ上においてファイルが
開かれる。
【0066】次いで、再び移動体30を操作して、ファ
イルが表示されているCRTディスプレイ上においてポ
インタを動かし、別の押釦を押す。
イルが表示されているCRTディスプレイ上においてポ
インタを動かし、別の押釦を押す。
【0067】この操作を繰り返すことにより、所望のデ
ータが作成される。
ータが作成される。
【0068】上記より分かるように、データを作成する
作業は、全て右手だけで済み、しかも手首から先の操作
だけで足り、両手を必要としていた従来に比べて操作性
が良い。
作業は、全て右手だけで済み、しかも手首から先の操作
だけで足り、両手を必要としていた従来に比べて操作性
が良い。
【0069】また、入力装置10自体は掌に略収まる小
さいサイズであり、且つ入力装置自体は動かさなくても
よいため、操作時に入力装置10が実質上専有する平面
スペースは狭い。
さいサイズであり、且つ入力装置自体は動かさなくても
よいため、操作時に入力装置10が実質上専有する平面
スペースは狭い。
【0070】このため、コンピュータへ入力する作業
を、例えば膝の上で行うことが出来る。
を、例えば膝の上で行うことが出来る。
【0071】図8は、本発明の第2実施例になる入力装
置80を示す。
置80を示す。
【0072】この入力装置80は、移動体81が、略回
転楕円体を半截した形状である構成である。
転楕円体を半截した形状である構成である。
【0073】図9は、本発明の第3実施例になる入力装
置90を示す。
置90を示す。
【0074】移動体91は、略半球状をなし、中央の垂
下脚部92の下端の球部93を、台座11A上の軸受部
94により支持されている。
下脚部92の下端の球部93を、台座11A上の軸受部
94により支持されている。
【0075】移動体91には、複数の押釦(図示せず)
が前記と同様に配設してある。
が前記と同様に配設してある。
【0076】移動体91は、掌によって球部93を中心
に回動するように操作され、ロータ95を回動させつつ
移動され、このときの移動体91の移動量が、ロータ9
5と一体に回転する被検出ロータ96と検出器97とに
よって検出される。
に回動するように操作され、ロータ95を回動させつつ
移動され、このときの移動体91の移動量が、ロータ9
5と一体に回転する被検出ロータ96と検出器97とに
よって検出される。
【0077】図10は、本発明の第4実施例の入力装置
100を示す。
100を示す。
【0078】略半球状の移動体101は、中央の垂下脚
部102を、円錐形状のコイルばね103により支持さ
れており、矢印方向に移動可能である。
部102を、円錐形状のコイルばね103により支持さ
れており、矢印方向に移動可能である。
【0079】上記以外は、前記第3実施例のものと同一
である。
である。
【0080】図11は本発明の第5実施例の入力装置1
10を示す。
10を示す。
【0081】111は赤外線信号送信窓であり、台座1
1に設けてあり、移動体30の操作に応じた移動信号及
び種々の指令をコンピュータに設けてある受信部に送り
出す。
1に設けてあり、移動体30の操作に応じた移動信号及
び種々の指令をコンピュータに設けてある受信部に送り
出す。
【0082】入力装置110は、赤外線信号送信窓11
1を設けていることにより、前記のケーブル28は不要
となっている。
1を設けていることにより、前記のケーブル28は不要
となっている。
【0083】図12は本発明の第6実施例の入力装置1
20を示す。
20を示す。
【0084】移動体は例えば図2に示すものと同じ構造
である。
である。
【0085】121は台座であり、移動体30が載置さ
れる台座本体部121aと、この前方に移動体30と略
同じ高さに形成され、数字入力のための複数のテンキー
122が配されたキーボード部121bとよりなる構成
である。
れる台座本体部121aと、この前方に移動体30と略
同じ高さに形成され、数字入力のための複数のテンキー
122が配されたキーボード部121bとよりなる構成
である。
【0086】作業者は、掌を移動体30上にのせたまま
指を伸ばすことにより、テンキー122を操作すること
ができる。
指を伸ばすことにより、テンキー122を操作すること
ができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明によ
れば、片手だけの操作によってディスプレイ上の表示物
体の移動と、コンピュータの制御とを行うことが出来、
操作性の向上を図ることが出来る。
れば、片手だけの操作によってディスプレイ上の表示物
体の移動と、コンピュータの制御とを行うことが出来、
操作性の向上を図ることが出来る。
【0088】また、ファンクション押釦を移動体に設け
た構成は、ファンクション押釦を移動体とは別のユニッ
トに設けた構成に比べて、入力装置本体を小型に構成出
来る。
た構成は、ファンクション押釦を移動体とは別のユニッ
トに設けた構成に比べて、入力装置本体を小型に構成出
来る。
【0089】また、台座は動かず、移動体が台座上で移
動する構成であるため、入力操作時においても台座以上
のスペースは必要でなく、即ち入力操作のためのスペー
スを実質上不要とし得、例えば膝の上でも操作すること
が出来、この点でも操作性の向上を図ることが出来る。
動する構成であるため、入力操作時においても台座以上
のスペースは必要でなく、即ち入力操作のためのスペー
スを実質上不要とし得、例えば膝の上でも操作すること
が出来、この点でも操作性の向上を図ることが出来る。
【0090】請求項2の発明によれば、一の指によって
二つの押釦を操作することが出来、然してその分多くの
押釦を配設することが出来、その分多種の指令を入力す
ることが出来、機能の拡大を図ることが出来る。
二つの押釦を操作することが出来、然してその分多くの
押釦を配設することが出来、その分多種の指令を入力す
ることが出来、機能の拡大を図ることが出来る。
【0091】請求項3の発明によれば、作業者に指先の
ホームポジションを感覚的に知らしめることが出来、押
釦を誤って押す誤操作を防止することが出来、使い勝手
を向上し得る。
ホームポジションを感覚的に知らしめることが出来、押
釦を誤って押す誤操作を防止することが出来、使い勝手
を向上し得る。
【0092】請求項4の発明によれば、指先がすべるこ
とを防止出来、移動体の移動についての操作性を向上し
得る。
とを防止出来、移動体の移動についての操作性を向上し
得る。
【0093】請求項5の発明によれば、移動体が初期の
位置から無用に移動してしまう誤動作を防止出来、また
移動体が初期の位置へ復帰したとこをクリック感により
作業者に伝えることが出来、操作性の向上を図ることが
出来る。
位置から無用に移動してしまう誤動作を防止出来、また
移動体が初期の位置へ復帰したとこをクリック感により
作業者に伝えることが出来、操作性の向上を図ることが
出来る。
【0094】請求項6の発明によれば、キーボード部が
台座部と一体化されているため、キーボードユニットを
別途備えた場合に比べて、小型化を図ることが出来ると
共に操作性を向上させることが出来る。
台座部と一体化されているため、キーボードユニットを
別途備えた場合に比べて、小型化を図ることが出来ると
共に操作性を向上させることが出来る。
【図1】本発明の第1実施例の入力装置の分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1の入力装置の斜視図である。
【図3】図2の入力装置の平面図である。
【図4】図2の入力装置の側面図である。
【図5】図2の入力装置の中央部を示す図である。
【図6】移動信号を説明する図である。
【図7】図2の入力装置の操作状態を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例の入力装置を示す図であ
る。
る。
【図9】本発明の第3実施例の入力装置を示す図であ
る。
る。
【図10】本発明の第4実施例の入力装置を示す図であ
る。
る。
【図11】本発明の第5実施例の入力装置を示す図であ
る。
る。
【図12】本発明の第6実施例の入力装置を示す図であ
る。
る。
【図13】従来の入力装置の一例を示す図である。
10,80,90,100,110,120 入力装置 11 台座 13 凹部 14 柱部 15,16,17 ロータ軸受台部 18,19 ロータ組立体 18a,19a ロータ 18b,19b 被検出ロータ 20 補助ロータ 21,22 検出器 23 X方向移動量検出装置 24 Y方向移動量検出装置 25 回路基板組立体 26 移動信号発生装置 27 指令信号発生部 28 ケーブル 30 半球状の移動体 31 平坦下面 32 半球状凸部 33 復帰用コイルばね 41〜50 ファンクション押釦 53 掌載置部分(頂部) 54 指先当接帯状部分 55〜59 凹部 60 すべり止め用溝 61 第1の押釦群 62 第2の押釦群 63 周縁 70 右手 71 掌 72 親指 73 人指し指 74 中指 75 薬指 76 小指 81 移動体 91 移動体 92 脚部 93 球部 94 軸受部 95 ロータ 96 被検出ロータ 97 検出器 101 移動体 102 垂下脚部 103 コイルばね 110 入力装置 111 赤外線送信窓 121 台座 121a 台座本体部 121b キーボード部 122 テンキー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−219123(JP,A) 特開 平2−168311(JP,A) 特開 昭63−167924(JP,A) 特開 昭60−175137(JP,A) 実開 平4−116341(JP,U) 実開 平4−74334(JP,U) 実開 平3−119233(JP,U) 実開 昭62−192435(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 - 3/037 G06F 3/00 601 - 680 G09G 5/00 - 5/40
Claims (6)
- 【請求項1】 コンピュータと対話的に操作されて該コ
ンピュータに信号を入力する装置において、台座(1
1)と、実質上半球状の形状を有し、前記台座(11)
上に任意の方向に移動可能に支持されており、作業者が
掌をのせ指先で把持して上記台座(11)上を所望の方
向に操作される移動体(30,81)と、前記台座(1
1)上であって該移動体(30)の下側の部位に配設し
てあり、該移動体(30)の移動量を検出して、ディス
プレイ(1)上の表示物体(2)を移動させる移動信号
を発生する移動信号発生装置(26)と、前記移動体
(30)の表面のうち、前記移動体を把持している指に
よって押付操作される部位に配されたファンクション押
釦(41〜50)と、前記台座(11)上であって該移
動体(30)の下側の部位に配設してあり、前記ファン
クション押釦が押付操作されたときに所望の指令信号を
発生する指令信号発生部(27)とよりなることを特徴
とする入力装置。 - 【請求項2】 請求項1のファンクション押釦(41〜
50)は、前記移動体の表面のうち、作業者が該移動体
を把持するときに指先が当接する部位(54)に対し
て、該移動体の周辺側に偏倚した部位及び該移動体の頂
部に偏倚した部位に配設された構成としたことを特徴と
する入力装置。 - 【請求項3】 請求項1の移動体は、作業者が該移動体
を把持するときに指先が当接する部位(54)に、凹部
(55〜59)を有する構成としたことを特徴とする入
力装置。 - 【請求項4】 請求項1の移動体は、作業者が該移動体
を把持するときに指先が当接する部位(54)に、溝
(60)を有する構成としたことを特徴とする入力装
置。 - 【請求項5】 請求項1の入力装置において、該移動体
を該台座とが相対向する部位に、該移動体と該台座のう
ち、一方に半球状の凸部(32)、他方に該半球状凸部
(32)が嵌合する半球状の凹部(3)を更に有する構
成としたことを特徴とする入力装置。 - 【請求項6】 請求項1の台座(121)は、該移動体
(30)を支持する台座本体部(121a)と、該台座
本体部(121a)上に支持された該移動体(30)の
前方に配され、テンキー(122)が配されたキーボー
ド部(121b)とよりなる構成であることを特徴とす
る入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08691291A JP3148760B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08691291A JP3148760B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04319722A JPH04319722A (ja) | 1992-11-10 |
JP3148760B2 true JP3148760B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=13900061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08691291A Expired - Fee Related JP3148760B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148760B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006203755A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Sharp Corp | リモートコントローラ及びリモートコントロールシステム |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP08691291A patent/JP3148760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04319722A (ja) | 1992-11-10 |
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