JP3146493U

JP3146493U - 箸箱

Info

Publication number: JP3146493U
Application number: JP2008006338U
Authority: JP
Inventors: 弘記工藤
Original assignee: 弘記工藤
Priority date: 2008-08-13
Filing date: 2008-08-13
Publication date: 2008-11-20
Anticipated expiration: 2018-08-13

Abstract

【課題】箸箱本体と蓋が間単に開閉し、長期に亘り使用しても本体と蓋が緩まず簡単に開閉できる箸箱を提供する。
【解決手段】箸箱本体と蓋に磁石を埋め込み、磁石の引き合う作用により、緩みなく本体と蓋を長期使用しても緩みなく密着させる。木材を所定の長さに切断し、且つ所定幅に切断して一対の一方向に長い長方形の板状体１ａ、１ｂを形成し、その板状体１ａ、１ｂの内面に箸４０を収納可能に刳り貫き、箸収納空間を形成し、前記板状体１ａ、１ｂをその基端部に埋め込んだ磁石５０ａ、５０ｂ並びに６０ａ、６０ｂが各々Ｓ極・Ｎ極が常に引き合い、同一極は反発しあうことにより、常に同一方向に密着し、板状体１ａ、１ｂが密着した状態に保持可能であり容易に開閉することを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、木材の端材を使って製作した外観に優れ、木の持つ温もりを感じさせ安価で丈夫な木製箸箱の開閉に関するものである。

従来、箸箱として、木製、竹製、紙製、プラスチック製、金属製各種の材料から、様々な形状に加工し、様々な塗装・模様を施したもの、更には種々の工夫を凝らしたものが工業的に製造され、市販されている。

上記従来の箸箱には、それぞれ一長一短があって、簡単に問題点を論じることは出来ないが、例えば箸箱本体に彫った溝に蓋をスライドさせて、はめ込むようにした物は箸箱本体或いは蓋に変形を生じると、蓋をはめ込む事が出来なくなる事があったり、また、箸箱本体に箱状の蓋を被せるようにした物は、蓋が外れないよう箸箱本体外面と蓋内面の隙間を小さくしてきつくすれば、着脱が困難であり、緩くすれば外れやすくなる。さらに本体と蓋をピン状の結束金物で連結し、使用時には止め具を外し、蓋を回転させて開閉する物は止め具の着脱が煩雑であり、長く使う事によりピン状の結束金物部分が緩みガタつくと言う問題点がある。いずれにしても、箸箱本体と蓋を隙間なく密着させるためには着脱が煩雑であったり、長期に亘り使用すると緩くなると言う問題点がある。
そこで、この考案は、箸箱本体と蓋が間単に開閉し、長期に亘り使用しても本体と蓋が緩まず簡単に開閉できる箸箱を提供することを課題とする。

以上の課題を解決するために、図面を参考にして説明する。本考案は、木材を所定の長さに切断し、且つ所定幅に切断して一対の一方向に長い長方形の板状体１ａ、１ｂを形成し、その板状体１ａ、１ｂの内面に箸４０を収納可能に刳り貫き、箸収納空間２ａ、２ｂを形成し、前記板状体１ａ、１ｂをその基端部に埋め込んだ磁石５０ａ、５０ｂ並びに６０ａ、６０ｂが各々Ｓ極・Ｎ極が常に引き合い、同一極は反発しあうことにより、常に同一方向に密着し、板状体１ａ、１ｂが密着した状態に保持可能であり容易に開閉すること特徴とする箸箱である。

本考案によれば、箸箱本体と蓋に磁石を埋め込む事により、箸箱本体と蓋の開閉が容易になった事と、長期間使用しても箸箱本体と蓋が緩まず、２組の磁石の作用で常に同一面がしっかり密着し、開閉が簡単で極めて便利であり、且つ、蓋と本体の木目が通り、天然素材が持つ美しさ、柔らかさ、温もり、しなやかさ、味わい等の質感に優れたものである。

この考案の一実施形態を、図１に示す。
素材の木目を生かし、更に本体、蓋との木目が通った美しい箸箱を作るため、１ａ、１ｂは欅など、木目の美しい木材を長方形に所定の長さに切断し、且つ所定幅に縦割りしたものを板状に２分割し切削したものである。２ａ、２ｂはそのいた状態１ａ、１ｂの内面を、箸４０を収納可能に刳り貫いて形成した箱状の箸収納空間であって、本体、蓋の両方だけでなく本体だけ刳り貫いてもよい。

５０ａ、５０ｂ並びに６０ａ、６０ｂは、板状体１ａ、１ｂの基端部に５０ａ、６０ａを凸状で埋め込み、５０ｂ、６０ｂは凹状に埋め込むことで蓋に相当する１ａと本体に相当する１ｂがズレずに常に同一方向で密着する。なお、５０ａ、５０ｂ並びに６０ａ、６０ｂの埋め込み方法で、凹凸の組み合わせは必ずしもこれに限定されるものではない。

「実施形態の効果」
この実施形態によれば、埋め込まれた磁石のＳ極、Ｎ極の作用で常に同じ向きで蓋と本体が簡単に密着し、緩みや変形による蓋と本体が外れやすいとか蓋が出来ないとかの不具合が発生せず、開閉並びに箸４０の収納、取り出しが極めて容易であるばかりでなく、蓋と本体の木目が通り、天然素材が持つ美しさ、柔らかさ、温もり、しなやかさ、味わい等の質感に優れたものである。

「他の実施形態」
図１の実施形態では、埋め込まれた磁石により蓋と本体を密着させたが、他の実施形態では、箸箱本体に彫った溝に蓋をスライドさせて、はめ込んだり、本体と蓋をピン状の結束金物で連結し、使用時には止め具を外し、蓋を回転させて開閉するものでも良い。

この考案の一実施形態を示す斜視図である。この考案の一実施形態を示す斜視図である。

符号の説明

１ａ、１ｂ板状体
２ａ、２ｂ箸収納空間
４０箸
５０ａ、５０ｂ磁石
６０ａ、６０ｂ磁石

Claims

蓋と本体に磁石を埋め込んだことを特徴とする箸箱。
前記磁石は、本体と蓋にそれぞれ２個ずつ埋め込み、磁石のＳ極、Ｎ極は引き合い、同じ極どうしは反発する作用で常に同一面が密着することを特徴とする請求項１記載の箸箱。