JP3142824U - 多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造 - Google Patents

多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ドリルの使用寿命を高めると共に、コストを低減できる多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造を提供する。
【解決手段】切削本体1と導引部2とを含むドリルの強化構造であって、前記切削本体1は螺旋状を呈し、少なくとも四つの螺旋溝部11を備え、前記螺旋溝部11の周縁に一つの切削部12を設けるとともに、前記螺旋状切削部12の外径縁をより厚くさせ、前記切削部の先端に一つの切削面13を形成し、且つ前記切削面の導き角に一つの刃部14を形成し、前記導引部2は前記切削本体1の先端中心部に設けられるとともに、円錐状の穿孔螺旋紋21を備える。これにより、切削面を強化できると共に、ドリルの支持力とねじり力を増加でき、故にドリルの強化構造を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、木工用ドリルに係り、更に詳しく言うと、特にドリルの使用寿命を高めると共に、コストを低減することができる多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造に関する。
普通の木材には特別な不規則な筋紋様があるので、木材は、金属材質にある冷たさや疎遠感と異なり、暖かみと優雅さを備えており、昔から広く人々に好まれていた。普通の木材の全ては擦り、切り、削り或は穿孔等の加工作業を行う必要があり、加工の過程中、同一の材質特性を有する普通の金属或はプラスチック材質と異なり、しかも大型建築部材或は装飾品に使用される木材は体積が大きく、木材の品質が良好なので、その使用後に、取り外して新たにデザインされてから再利用でき、このようなリユースを通して経済効果を奏する。
また、普通の木材自身は特殊な筋紋様を持つため、普通の金属材質用ドリルを使用することができず、通常は特殊な木工用ドリルを使わなければならない。図5に示すように、該木工用ドリルの先端部は、一つの螺旋状主切削部31、及び一つの円錐状切削導引部32を備えるようになっている。穿孔時に、まず切削導引部32で所定の木材に小さい孔を開け、最初の切削においてスムーズな穿孔をもたらし、木材層に順調に穿入してから、主切削部31によって大掛かりな切削作業を行うことで、木工用ドリルの穿孔作業を完成させるのである。
従来の技術では、該木工用ドリルの切削面先端縁の末端は鋭利な端面であり、且つ螺旋状切削部は外径幅が制限され、構造全体の強度は強くなかった。普段、回収された木材の穿孔作業の際に、その中に釘或は加工段階に形成された硬い物体が常に隠されるので、前記切削部先端縁の鋭利な端面がこのような釘や硬い物体に接触するとき、断裂や損壊を受けやすく、木工用ドリルの穿孔作業を妨げ、木工用ドリルの使用効率が低下し、また使用コストの浪費にもなるという問題があった。
そこで、本考案者は従来の技術に見られる問題点に鑑み、長年の木工用螺旋ドリルへの鋭意研究を重ねた結果、多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造であって、切削部自身を螺旋状に成型し、切削面の最先端に導き角を設けることで、鈍角のような刃部を形成し、切削面の強度を増加させ、ドリルが木材に穿入する瞬間に切削面が硬い物体に接触することによる断裂や損傷を回避できる一方、螺旋状切削部においてその螺旋末端部には垂直に落下して形成された厚実部を設けると同時に、螺旋状切削部の外径を拡大することで、ドリルのねじり力と中心の強度を増加させ、また螺旋部の回転角度を低減し、これにより穿孔力を増加させる構造の組み合わせによって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本考案を完成させた。
以下本考案について具体的に説明する。請求項1に記載する多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造は、切削本体と導引部とを含むドリルの強化構造であって、前記切削本体は螺旋状を呈し、少なくとも四つの螺旋溝部を備え、前記螺旋溝部の周縁に一つの切削部を設けるとともに、前記螺旋状切削部の外径縁をより厚くさせ、前記切削部の先端に一つの切削面を形成し、且つ前記切削面の導角に一つの刃部を形成し、前記導引部は前記切削本体の先端の中心部に設けられるとともに、円錐状の穿孔螺旋紋を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載する多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造は、請求項1に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造において、前記切削部の螺旋状先端側には、より厚く中実で形成された厚実部が設けられており、これによりドリルの切削部の支持力とねじり力を強化させることを特徴とするものである。
請求項3に記載する多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造は、請求項1に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造において、前記切削部は、外径が拡幅されており、これによりドリル構造の強度を強化させることを特徴とするものである。
請求項4に記載する多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造は、請求項1に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造において、前記ドリルの螺旋状切削部の螺旋角度をより低減し、これにより穿孔力を強化させることを特徴とするものである。
請求項5に記載する多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造は、請求項4に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造において、前記ドリルの螺旋状切削部の螺旋角度を30度とすることを特徴とするものである。
以上の説明により、本考案は従来の技術と比較すると、下記のような効果を奏する。
(イ)<構造の強化>本考案では、多刃多螺旋を具えるドリルの切削面の先端導き角の刃部を設けることで、ドリルの強化構造を提供できるとともに、穿孔時の切削面が硬い物体に接触することによる断裂や損壊の恐れを回避できる。
(ロ)<中心強度の増加>本考案では、多刃多螺旋を具えるドリルの切削部先端部に厚実部を設けることで、ドリルの支持力とねじり力を増加し、その強化構造を実現できる。
(ハ)<ドリルの強度の増加>本考案では、多刃多螺旋を具えるドリルの切削部は、外径が拡幅されるとともに、螺旋部の角度がより低減されることで、ドリルの中心強度と穿孔力を増加できる。
(ニ)<コストの低減>本考案では、多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造により、穿孔時のドリルの損壊を免れ、ドリルの使用寿命を高め、コストの低減を実現できる。
図1と図2には、本考案に係る一種の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造の好適な実施例を示す。該多刃多螺旋を具えるドリルの構造は従来のものと大体同じであるが、主に穿孔機械の刀具台座に固定される一つの切削本体1と、該切削本体1の先端中心部に設けられる導引部2とを含む。
前記切削本体1は、少なくとも四段螺旋を有する螺旋溝部11を備え、該螺旋溝部11の周縁には一つの切削部12を設け、該切削部12の先端には一つの切削面13を設け、該切削面13と該切削部12と交差する箇所には一つの刃部14を形成する。また、前記導引部2は、円錐状の穿孔螺紋21を具備する。
前記螺旋溝部11は、螺旋角度θが30°までに低減されることで、ドリルの穿孔作業時の穿孔力を増加させる(図2参照)。また図3に示すように、本考案は少なくとも四枚の刃を有する螺旋溝部11を備え、且つ切削部12が内側に向けて螺旋溝部11を形成し、該切削部12の支持力に供し、且つ切削のねじり力を増加できる。該切削部12には鋭利な刃部14を形成し、該切削面13の厚みを拡大し、強化の效果を図ることができる。
また図4に示すように、該切削部12は鋭利な刃部14を備えることで、従来の木工用ドリルの切削部31の切削面が穿孔する時に、硬い物体との接触による断裂や損壊の欠点を改善した。また該螺旋溝部11の螺旋先端部の末端を垂直に成型し、幅と厚みを増加させる厚実部15を形成することで、ドリルの螺旋溝部11の支持力を増加でき、且つ切削のねじり力を高め、多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造を実現できる。
更に該木工用ドリルの螺旋溝部11の螺旋角度をより低減する。例えば、螺旋角度を従来の55°から30°までに減らす。これにより、回転角度を低減させ、穿孔力を増加させる。
図4に示すように、本考案の切削本体1は、円錐状穿孔螺紋21を有する導引部2で木材Aに切り込んでから切削を行い、更に導引部2が切削部12を導引しつつ主要な切削・穿孔作業を行う。一方で、一般に回収された再利用の木材Aの中に、以前の組立加工作業に残留された比較的硬い物体Bが残される恐れがあるので、鋭利な刃部14と螺旋溝部11を設けることによって、同時に切削部12の組合せで、構造全体の強度を高め、該導引部2と該切削部12が比較的硬い物体Bにぶつかる時、直接に切削貫通でき、ゆえにドリル構造の損壊を回避できる。
以上の構成により、図1乃至図4の如き、本考案では、多刃多螺旋溝を具えるドリルの切削面13と切削部12とが交差する箇所に鋭利な刃部14を形成し、かつ該切削部1が内側に向けて螺旋溝部11を形成するようになっている。このことから、ドリルの強化構造を図ることができ、ドリルが古い木材の中の比較的硬い物体Bにぶつかる時に断裂や損壊の恐れを免れ、ドリルの消耗コストを大幅に低減でき、ドリル全体が産業上の実用性及び経済性を具備する。
以上から明らかなように、本考案の提供する多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造は、一種の切削面の導き角に刃部を形成し、これにより切削面の強度を強め、また切削部先端側の厚実部と拡幅された外径により、構造全体の強度を増加でき、該木工用ドリルの穿孔作業時に、前記円錐状穿孔螺旋紋と前記切削部が木材内に残留された釘或は比較的硬い物体を直接に切削貫通できるので、木工用ドリルの強化構造に供し、ドリルの使用寿命を高め、産業上の実用性とコスト効果を確かに具備するものであり、かつ実用新案の登録要件を具備するものである。故に、法に従い出願をする。
上述する実施例は本考案の好ましい実施の形態であって、本考案の実施の範囲を限定するものではない。したがって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本考案の精神の下においてなされ、本考案に対して均等の効果を有するものは、いずれも本考案の登録請求の範囲に属するものとする。
本考案の立体外観説明図である。 本考案の正面立体外観説明図である。 本考案の平面図である。 本考案の実施例の説明図である。 公知の木工用ドリルの正面立体外観説明図である。
符号の説明
本考案に係る部分
1 切削本体
11 螺旋溝部
12 切削部
13 切削面
14 刃部
2 導引部
21 穿孔螺旋紋
θ 螺旋角度
A 木材
B 比較的硬い物質
従来の技術に係る部分
31 主切削部
32 切削導引部

Claims (5)

  1. 切削本体と導引部とを含むドリルの強化構造であって、
    前記切削本体は螺旋状を呈し、少なくとも四つの螺旋溝部を備え、前記螺旋溝部の周縁に一つの切削部を設けるとともに、前記螺旋状切削部の外径縁をより厚くさせ、前記切削部の先端に一つの切削面を形成し、且つ前記切削面の導き角に一つの刃部を形成し、
    前記導引部は前記切削本体の先端の中心部に設けられるとともに、円錐状の穿孔螺旋紋を備えることを特徴とする、多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造。
  2. 前記切削部の螺旋状先端側には、より厚く中実で形成された厚実部が設けられており、これによりドリルの切削部の支持力とねじり力を強化させることを特徴とする、請求項1に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造。
  3. 前記切削部は、外径が拡幅されており、これによりドリル構造の強度を強化させることを特徴とする、請求項1に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造。
  4. 前記ドリルの螺旋状切削部の螺旋角度をより低減し、これにより穿孔力を強化させることを特徴とする、請求項1に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造。
  5. 前記ドリルの螺旋状切削部の螺旋角度を30度とすることを特徴とする、請求項4に記載の多刃多螺旋を具えるドリルの強化構造。
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