JP3142720U - 骨箱機能を有する仏壇 - Google Patents

Abstract

【課題】エコ対策及び経済的負担を軽減し、骨箱と仏壇の両方に共用できる仏壇を提供する。
【解決手段】骨壷８が収納されている状態では骨箱の目的を果たしている。しかし、骨壷を取り出した瞬間に、仏壇として使用することができる。即ち、最初から仏壇としてのデザイン及び機能性を有していることと、大きさが骨壷に合わせたサイズであることから持ち運びが容易であり、一つの造形物が骨箱と仏壇という二つの目的を果たすことが可能になる。
【選択図】図２

Description

本考案は、納骨するまでは骨壷を収納する骨箱として、納骨後は即、仏壇として使用可能な仏壇に関するものである。

骨箱は、一定期間骨壷を保管するが、墓地等に納骨する際に骨壷は取り出され、その骨箱を覆っていた骨袋と共に処分されていた。

骨箱は一時的には必要だが、骨壷を取り出した後は不要となり、焼却ゴミとなる。焼却ゴミは地球温暖化につながり、骨箱を作るための森林伐採は自然破壊の助長につながる。また消費者にとって、短期間だけ使用する骨箱等に対する経済的負担につながる。

本考案は、骨壷を保管する骨箱が最初から仏壇として制作され、骨箱の機能を終えた後、仏壇としてそのまま使用できるようにすることにより、問題点を解決している。

上述のように、骨箱を仏壇に転用することにより、無駄な資源を節約し、エコ対策に役立つ一方、消費者の経済的負担の抑制に役立つ。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は仏壇躯体の壁面、２は仏壇屋根部分、３は仏壇底板、４は開閉扉であり、この１から４にて本仏壇の外観を成す。持ち運びを容易にするため、コンパクトな大きさにする。５の蝶番にて開閉可能である扉４を開けると、内部に骨壷８が保管されている。

９は仏壇内部に設けた引き出しであり、その内部には分骨用骨壷９ａ、及び本尊用台座９ｂが内蔵されている。図３は、仏壇内部に収納されていた骨壷８を取り出した状態である。

本仏壇の付加価値を高める手段として、欄間１０を設け、その裏側に電気照明を配し、１１の配線隠し板の裏側に電気コードを通し、仏壇本体１より電気コードが外側に出て照明点灯可能にする。それにより、仏壇内部を明るくすることができる。

本仏壇の付加価値をさらに高める工夫として、９に内蔵された９ａ分骨用骨壷はそのまま９に収納しておくことにより、分骨した遺骨を収納できる。それにより、本考案は手元供養が可能な家庭内墓地としての使用が可能になる。また９ｂは、８骨壷を取り出した後本仏壇に設置することにより、本尊や仏像を祀る台座として使用できる。

本仏壇は、芸術性やデザイン性が高いことも特徴の一つであり、その手段として屋根部分２に彫刻を施したり、扉４に開口部を設け、ステンドグラスで創った窓７を採り入れる。

本考案は、人間の葬祭だけでなく、ペット動物の葬祭にも適用できるものである。

本考案の骨箱機能を有する仏壇の一実施例を示す外部正面図である。 本仏壇の開扉時、骨壷収納時の内部正面図である。 本仏壇の機能性に関する一実施例を示すイメージ図である。

符号の説明

１ 仏壇本体
２ 仏壇屋根部分
３ 仏壇底板部分
４ 開閉扉
５ 蝶番
６ 扉開閉用取手
７ 扉開口部のステンドグラス窓
８ 骨壷
９ 仏壇内部引き出し
９ａ 分骨用骨壷
９ｂ 本尊用台座
１０ 仏壇内部欄間
１１ 仏壇内部配線隠し板
１２ 電気コード

Claims (1)

1. 骨壷を収納できるスペースを有し、納骨時までを骨箱として機能し、骨壷を取り出した後は、そのままの状態で仏壇として使用することができる仏壇

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