JP3142582U - 窓用カーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】窓用カーテンの一部分を開閉自在とすること。
【解決手段】1枚のシート状体を上下方向に分割した3数の分割シート状体からなるカーテンCである。2列のカーテンレールの内側には、上段の分割シート状体10を吊り下げ、その外側(窓側)のカーテンレールには上下方向に延長する長尺状体20を複数吊り下げ、この長尺状体20に中段及び下段の分割シート状体11, 12を吊着する。中段と下段の分割シート状体11, 12が吊着されている部位の近傍に保持部材を設け、中段と下段の分割シート状体をそれぞれ独立に巻上げ・保持でき、上下方向に開閉自在となる。前記複数の長尺状体20が透明の合成樹脂素材から形成されている。以上により、上段、中段及び下段の分割シート状体10, 11, 12が独立に左右方向に開閉し、中段及び下段の分割シート状体11, 12が独立に上下方向に開閉する。
【選択図】図1

Description

本考案は、住宅やオフィス等の建築物の窓用に開発された窓用カーテンの改良に関するものである。
従来の一般的な窓用のカーテンは、略矩形形状のシート状体のものからなり、その上縁部に吊り下げ用フックを所定間隔に適宜数取り付け、窓内側の上部に設置されたカーテンレールの移動体に前記フックを吊り下げ、このシート状体をカーテンレールに沿って横方向左右に開閉できるものである。
このシート状体を左右1対、或はこのシート状体の1枚を窓の横幅に合わせて、窓の内側に設置して、窓内外の光等を遮断するために使用されるものである。
この窓用カーテンにおいては、通風性の向上、外観の向上、折り畳みの容易性、或は開閉の容易性等を向上させるため、各種のものが考案され、下記特許文献に記載のものを先行技術文献として挙げることができる。
特許文献1に記載されたカーテンは、いわゆる舞台の緞帳に用いられている形式を採用したものであって、1枚のシート状体からなるカーテンをその下方からたくし上げるものである。
他方、特許文献2に記載のカーテンは、上下方向に複数段に分割されてはいるものの、それぞれ分割された分割シート状体の上端部に横方向バーが設けられ、昇降コードを引っ張ることにより、分割シート状体の最下段のものから順番に上方の分割シート状体へと順次引き上げられるものである。
いわばこの種のタイプのカーテンは、プラスチック製の硬質のフラップから形成された多数段のものを下から順次引き上げて行く構造のものを応用したものである。
特開2001−275829号公報 特開平11−206554号公報
上記特許文献1に記載のカーテンにあっては、その開閉に際しては、常にその下方から上方にたくし上げるために、その中間部のみを開閉させるということは全く不可能なことである。
他方、特許文献2に記載のものにおいても、その点は同様であって、分割シート状体は、常にその最下端のものから上方のものへ順次下から上に引き上げられるに過ぎないものである。
この特許文献2に記載の分割カーテンの目的とするところは、上下に分割することにより通風性を向上させるためであった。
また、これらの従来カーテンにおいては、カーテンの開閉において、横方向左右に開閉するというものではなく、上下方向の開閉方式を採用しているが、両者共にその最下段から上方に順次開放して行くものであり、これらのカーテンの概念の中には、カーテンのその一部分のみを開閉させるというアイディアは、全く存在していないのである。
更に、上記特許文献に記載のカーテンにおいては、既成の或は既設のカーテンレールに取り付けることは全く出来ないという非常に大きな問題がある。
つまり、これらのカーテンは、その特殊な構成、構造から、いわゆる、既存のカーテンレール、即ちレールに複数の移動体がはめ込まれ、この移動体に吊り下げ用フックを用いてカーテンを吊り下げ、取り付けるということが全く出来ないもので、専用のカーテンレールを用いなければならないである。
そこで、本考案においてその第一の目的又は課題とするところは、シート状のものからなるカーテンのその一部分を開閉できるようにすることである。
この課題は、今までに全く存在していなかった全く新規なものであり、その課題は極めて斬新なものである。
そのために、シート状のものからなるカーテンを、上下方向に複数に分割して分割シート状体とし、この分割シート状体がそれぞれ個別に左右方向、更には上下方向にも開閉自在となるようにすることをその課題とするものである。
そして一番大きな点は、上記課題を解決すると共に、更に従来の既存のカーテンレールにも容易に取り付けることができるものを提供することもその課題としている。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、窓の内側上方に設置されたカーテンレールに吊り下げ、内外の光等を遮断する開閉自在のシート状のカーテンにおいて、上下方向において複数に分割した複数枚の分割シート状体から1枚のカーテンを構成し、これら複数の分割シート状体をそれぞれその取り付け高さ位置を異ならせて複数列からなるカーテンレールの異なるレールに吊り下げ、それぞれの分割シート状体をそれぞれ独立に左右方向又は上下方向に開閉自在に形成したことを特徴とする窓用カーテンである。
本考案の第2のものは、窓の内側上方に設置されたカーテンレールに吊り下げ、内外の光等を遮断する開閉自在のシート状のカーテンにおいて、上下方向において複数に分割した複数枚の分割シート状体から1枚のカーテンを構成し、複数列から成るカーテンレールの最内側には、最上段の分割シート状体をレールを移動する複数の移動体に吊り下げ、その外側のカーテンレールの複数の移動体には上下方向に延長する管状、棒状又は帯状等の長尺状体を吊り下げ、この長尺状体の上記最上段の分割シート状体の下端部分位置に第2段目の分割シート状体を吊り下げ、同様に、その外側のカーテンレールの複数の移動体にも上下方向に延長する長尺状体を吊り下げ、この長尺状体の前記第2段目の分割シート状体の下端部分位置に第3段目の分割シート状体を吊り下げ、以下この構成を繰り返すことにより、最上段乃至最下段に位置するそれぞれの分割シート状体がそれぞれ独立に左右方向に開閉自在となることを特徴とする窓用カーテンである。
本考案の第3のものは、上記第2の考案において、カーテンレールの最内側から2列目以降の何れかのレールに吊り下げられた複数の長尺状体に複数枚の分割シート状体を高さを異ならせて吊り下げ、且つ、その複数枚の分割シート状体が吊り下げられている長尺状体の部位の近傍に、分割シート状体を巻き上げ又はたくし上げた後に保持固定できる保持部材を設け、これにより、同一レールに長尺状体を介して吊り下げられた複数枚の分割シート状体がそれぞれ独立に巻上げ・保持及び巻き戻されて上下方向に開閉自在となることを特徴とする窓用カーテンである。
本考案の第4のものは、上記第3の考案において、同一レールに吊り下げられた複数の長尺状体に吊り下げる複数の分割シート状体を保持固定できる前記保持部材が、長尺状体又は分割シート状体に固定された2本の紐状部材から構成され、又は、端部に面ファスナー等の係着手段が設けられた1本の紐状部材又は帯状部材と前記係着手段と係着できる面ファスナー等の係着受部から構成されたことを特徴とする窓用カーテンである。
本考案の第5のものは、上記何れかの考案において、1枚のカーテンが上下方向において3つに分割され、3枚の分割シート状体からなることを特徴とする窓用カーテンである。
本考案の第6のものは、上記第2乃至第5の考案において、前記複数の長尺状体が透明の素材から形成されていることを特徴とする窓用カーテンである。
本考案の第1のものにおいては、先ず第一に既存のカーテンレールに簡単に取り付けることができるものである。
1枚のシート状体からなるカーテンを上下方向に複数分割して複数枚の分割シート状体から構成し、これら分割シート状体を高さを異ならせて異なるレールに吊り下げたために、それぞれの分割シート状体が個別に左右方向に又は上下方向に開閉させることができることとなる。
例えば、本考案に係るカーテンを3段に分割して、上段の分割シート状体、中段の分割シート状体、及び下段の分割シート状体とから構成することにより、以下のような使用方法を実現させることができるのである。
例えば、家を留守にする際、上段の分割シート状体を開放し、照明器具を点灯させておくことにより、留守であるにもかかわらず、家人が在宅する外観にしておくことができ、防犯対策に貢献できる。
室内で着替えをする場合でも、上段及び中段を閉鎖し、下段のみを開放しておくことにより、下段から外部の光を導入させることが可能となる。これはマンション等の場合には、その居住階数に応じて、上段又は下段の何れかを開放させることにより、光を外部から取り入れると同時に目隠しにもなるのである。
更に、夜間などにおいても、丘陵地の夜景とか、月明かりや星の輝きをベッドの上から眺めることが出来るように、最上段のシート状体のみを開放させておくことも出来るのである。
また、夜間は通常、照明器具に備わる4W程度の電球からなる常夜灯を点灯して就寝するが、この上段の分割シート状体を開放させておくことにより、夜間の外部の明りを室内に取り込むことができ、この常夜灯を点灯する必要がなくなり、省エネ効果も発揮できる。
このように、カーテンのその一部分を自在に開閉させることができるために、用途に応じて或は必要に応じて、その一部を開放し或は閉鎖して、内外の光を通過させたり、遮断したりして、目隠しとして或は採光のために、更には景観のため、種々の形態で利用することが可能となり、極めて便利なものとなるのである。
更に、分割シート状体は、それぞれ異なる模様、生地等を使用することにより、その装飾性を向上させることができるし、その何れかの部分が汚れた際も、その部分のみ取り外し、交換して、洗濯等することも容易と成る。
特に洗濯の際は、カーテンが分割されており、その分割シート状体のサイズは、通常のカーテンよりも小さくなるために、扱い易いものとなり、洗濯が簡単という効果も発揮する。
本考案の第2のものにおいては、上記第1の考案と同様の効果を有するものとして、より具体化したものである。
その特徴とする部分は、第2段目以降の分割シート状体をカーテンレールに吊り下げる際に、管状、棒状又は帯状等の長尺状体を使用していることである。
即ち、この長尺状体をレールの複数の移動体にそれぞれ取り付けて、その長尺状体の適宜位置に、つまり、上段の分割シート状体の下端部分に対応する位置にこの第2段目の分割シート状体を吊り下げるのである。
これにより、上段の分割シート状体とは独立に第2段目の分割シート状体を左右に開閉することが可能となるのである。
以下3段目以降同様の構成にすれば、必要に応じて何段にでも構成可能で、しかもそれぞれ独立に左右方向に開閉自在とすることができる。
尚、各分割シート状体は、相互にその境界部分で重ね合わせるように構成することが好ましく、それにより外部からは1枚のカーテンのような外観を呈するものとなる。
しかし、その境界部分は、上下の分割シート状体を重ね合わせずに、丁度隙間が出ないように配置することもできるし、或は場合により、ほんの少しの隙間を設けて配置してもよいものである。
本考案の第3のものにおいても、上記考案と同様の効果を発揮するが、この考案においては、上記2列目以降に設けた長尺状体に複数の、例えば第2段目及び第3段目の分割シート状体を取り付けることができ、この場合は左右方向の開閉は、これら第2段目及び第3段目の分割シート状体は、共に一緒に開閉するのであるが、これら第2段目及び第3段目の分割シート状体に、これら分割シート状体を巻き上げ又はたくし上げた後に保持固定できる保持部材を設けているために、第2段目及び第3段目の分割シート状体をそれぞれ独立に上下方向に開閉させることができるものとなるのである。
本考案の第4のものにおいては、分割シート状体を保持固定する上記保持部材を具体化したものであって、係着手段として面ファスナーを使用しているために、分割シート状体を巻き上げ又はたくし上げた後、簡単に係着することができ、ワンタッチで保持固定を行うことが可能となる。
勿論、この保持部材を2本の紐状部材から構成することもでき、この場合にはこれら2本の紐状部材の先端部を相互に縛り付けて、分割シート状体を巻き上げた後に又はたくし上げた後に保持固定することができる。
本考案の第5のものにおいては、上記考案において、1枚のカーテンを上下方向に3分割した分割シート状体を用いたものである。
上記の考案では、その分割枚数は、特に限定していないために、理論的には複数枚として4分割でも、5分割でも自由に設定することができるのであるが、窓の上下方向の長さを考慮すれば、住居用のものとしては自ずと3分割乃至4分割程度が限度となる。
しかし、オフィス用或は体育館等の大型の窓用として設置する場合には、5段分割以上とすることも可能なものである。
本考案の第6のものにおいては、上記の長尺状体を透明素材から形成したために、その長尺状体を窓の外側から視認することは困難となり、窓外からはあたかも1枚のシート状体からなるカーテンの外観を呈することとなる。
他方、室内側からは、上記長尺状体は、上段の分割シート状体の背面側に隠れて見えない状態となっているが、上段の分割シート状体を開放した際には、この長尺状体は表われてくるのであるが、透明なためにあたかもその長尺状体は存在しないかのような外観を呈するものとなる。
以下、添付の図面と共に本考案の最良の実施形態について説明する。
図1は、本考案の窓用カーテンに係る一実施形態の説明図である。
窓Wの内側上部には、2列のカーテンレールRが設置されている。
このカーテンレールRは、一般に使用されている複数列のものを利用する。通常は、複数列といっても2列のものが一般的であるので、この実施形態においても2列のものを利用する。
勿論、本考案においては3列以上のカーテンレールを使用することも可能である。
カーテンCは、所望の繊維から成る織地を使用しており、シート状のもので、左右1対で1つの窓枠に取り付けられるタイプで、この点では従来の通常のカーテンと同様である。
その左右一対のカーテンは、同一の構成であるために、以下では、その片方のシート状のカーテンの構成について詳述する。
本考案に係るカーテンCにおいては、その1枚のシート状のものを上下方向に3つに分割して上段、中段及び下段の3段の分割シート状体10、11、12から形成される。
上段の分割シート状体10は、カーテンレールRの一番内側、即ち室内側のカーテンレールR1の移動体に吊下げ用フックFを介して、通常の方法で吊下げることができる。
これにより上段分割シート状体10は、内側のカーテンレールR1に沿って左右に開閉自在となる。
次に、中段の分割シート状体11と下段の分割シート状体12は、外側(窓側)のカーテンレールR2の移動体に取り付けられた透明の樹脂製チューブからなる長尺状体20、20、…に取り付けられる。
中段の分割シート状体11は、その上端部11uを長尺状体20の上段分割シート状体10の下端部の少し上方位置で吊り下げられる。
同様にして、下段の分割シート状体12も、その上端部12uを長尺状体20の中段分割シート状体11の下端部の少し上方位置で吊り下げられる。
以上の構成により、中段分割シート状体11と下段分割シート状体12は、長尺状体20、20、…の左右への移動に伴って、共に左右に開閉自在となる。
そして、この中段及び下段の分割シート状体11、12は、上記上段の分割シート状体10とは独立に左右に開閉自在となるのである。
本実施形態においては、更に、これら中段及び下段の分割シート状体11、12を巻き上げて保持固定する固定手段が設けられているが、この構成については図1には記載し難いために後の図と共に後述する。
以上の構成と同一のものをもう1枚組み合わせて、1対のカーテンが出来上がるのである。
従って、本考案においては、通常のカーテンの使用方法に加えて、即ち、窓枠の全体を遮蔽し又は開放し、或は窓枠の右又は左半分を遮蔽し又は開放することができると共に、1対のシート状体のうちの片側において、或は両側において、その上段、中段及び下段の分割シート状体を個別に独立に、左右に開放し、更には後に説明するが中段及び下段の分割シート状体においては上下方向にも独立に開閉自在にすることができるものとなる。
図2は、図1のD−D線断面説明図である。
この図により、それぞれの分割シート状体のカーテンレール等への吊り下げ状態を見て取ることができる。
カーテンレールRは、窓Wの内側上部の窓枠部分に螺子等により固定されており、このカーテンレールRは、レールが2本並列に設けられた既存の通常のタイプのものである。
カーテンレールRの内側(室内側)のレールR1には移動体Sが複数設けられ、この移動体Sに、上段の分割シート状体10の上端部に適宜数取り付けられた吊下げ用フックFを引っ掛けて、上段分割シート状体10をレールR1に吊下げることができる。
尚、移動体Sは、通常そのころがりを良好にするために小輪が設けられているが、図2では図示煩雑と成るために、簡略に図示している。
次に、外側(窓側)のレールR2の複数の移動体Sのそれぞれには、上記の透明樹脂製チューブから成る長尺状体20を取り付ける。取り付け方法は、カーテンを吊下げる吊下げ用フックFを本考案では用いることができるように構成している。
即ち、この長尺状体20の上方部位に穴部Hを設けて、この穴部Hを利用して吊下げ用フックFにて移動体Sに吊下げることができる。
次に、この長尺状体20の上段分割シート状体10の下端部よりも少し上方位置にまた穴部Hを設けて、中段分割シート状体11の上端部に取り付けた吊下げ用フックFを引っ掛けるようにして中段分割シート状体11を吊下げることができる。
同様にして、下段の分割シート状体12も、長尺状体20の下端部分で、中段分割シート状体11の下端部の少し上方位置にその上端部を吊下げ用フックFを利用して吊下げることができるのである。
これにより、各分割シート状体の境界部分が重なり合うこととなる。
そして、図2中、22が、中段及び下段の分割シート状体11、12を巻き上げて保持することができる保持部材を示しており、この保持部材22は、帯状のものからなり、その根元部は長尺状体20に固定され、その先端部には止着部材として面ファスナー22fが設けられており、この面ファスナー22fと係着する他の面ファスナー22gが長尺状体20の前記吊下げ用フックの穴部の上方に設けられている。
この構成により、次の図3において詳説するが、保持部材22が、中段及び下段の分割シート状体11、12を巻き上げた後に、保持固定することができるのである。
この保持部材22の根元部は長尺状体20に固定しているが、分割シート状体11、12の上端部分の窓側部位に固定してもよい。
図2中、二点鎖線の仮想線で表わしたものは、カーテンレールとして3列のものを使用し、その一番窓側の3列目のレール(図示なし)に長尺状体20を吊下げ、これに下段の分割シート状体12を吊下げることも可能であることを図示したものである。
このように3列のカーテンレールを使用することにより、上段、中段、下段のぞれぞれを完全に独立に左右方向に開閉自在とすることができるのである。
上記実施形態においては、カーテンレールとして市販の一般的なものは、2列のものであるとして、その既存のものをそのまま使用することができるように考案したものである。
このように、カーテンレールとして特別に3列以上のものを利用することにより、本考案においてはシート状体からなるカーテンを更に多くの分割シート状体を使用して構成することが出来るものとなる。
事務所や体育館等の大型建築物の窓用のものとして実施する場合には、特別に多数列のカーテンレールを使用することにより、所望の段数の分割シート状体を使用して、必要な段数に分割して、それぞれ独立に開閉することができるものとなる。
図3は、上記本考案の実施形態に係る窓用カーテンの中段分割シート状体を巻き上げて、中段部分のみを開放した状態を示す説明図である。
この図から解るとおり、中段分割シート状体11と下段分割シート状体12が透明の樹脂製チューブからなる長尺状体20、20、…に吊下げられている。
そして例えば、その中段分割シート状体11を巻き上げて帯状の保持部材22の先端部に設けられている面ファスナーから成る止着部材22fを、同様に長尺状体20に設けられた面ファスナーからなる止着受部22gに順次係着させることにより、中段分割シート状体11が上方に巻き上げられて保持部材22により保持固定されることとなるのである。
この構成は、下段の分割シート状体12の上端部分でも採用することができ、中段分割シート状体11を閉鎖した状態で、下段の分割シート状体12のみを上方に巻き上げ又はたくし上げることが可能となるのである。
尚、このように、中段及び下段の分割シート状体11、12は、それぞれ上方に巻き上げ及び巻き戻して上下方向に開閉することができるが、両者を共に巻き上げる必要はないものである。
何故なら、中段及び下段の両部分を開放する場合には、これら中段及び下段の分割シート状体11、12を、つまり長尺状体20、20、…を左右に開放すればよいからである。
図4は、その(A)乃至(I)において、本考案の上記実施形態に係る窓用カーテンの開閉パターンの幾つかの実例を図示する模式図である。図中、斜線を施した部分がカーテンを閉鎖した状態を示している。
この図においては、上記実施形態の一対のものを図示しており、その(A)は、左右それぞれ3段の分割シート状体からなる窓用カーテンの全ての分割シート状体10、11、12を閉鎖した状態を図示している。
図4(B)においては、中段及び下段の分割シート状体11、12を左右に共に開放した状体を図示している。
この場合には、図には現れていないが長尺状体20を左右両側に引き寄せた状態にすればよいのである。
このような状態にすることにより、上段からの光の進入を遮ることができ、特に光線の強い日には適宜その光線を遮り、しかも室内の明るさも維持できることとなる。
図4(C)の状態においては、逆に中段と下段の分割シート状体11、12を閉鎖したままの状態で、上段の分割シート状体10を左右に開放した状態を図示している。
このような状態にすることにより、例えば夜間就寝する際に室内の明かりを落としてベッドに入ったときに、夜空の月明かりや星の輝き、更には丘陵部の夜景等を楽しむこともできる。しかも、中段及び下段の分割シート状体が閉鎖されているために、室内を覗かれる心配もない。
尚、この(C)図の場合には、開放された上段の部分には、図には表わしていないが、長尺状体が所定間隔で上下方向に並んだ状態となっているが、この長尺状体は、透明なために、窓ガラスと同様、視認されないものとなる。
図4(D)においては、前図と逆に、上段の分割シート状体10が閉鎖され、且つ、中断及び下段の分割シート状体11、12が閉鎖され、その後、下段の分割シート状体12、12が上方に巻き上げられ、下段のみが開放された状態を示している。
この場合には、前記(B)図と同様に、外部の光線の大部分を排除しつつ、室内の明るさを維持することができるものとなる。
また、ベランダの窓のように壁面のほぼ全体が窓となっている場合には、この下段の分割シート状体のみを開放して、上段及び中段を目隠しとして着替え等をすることが出来る。
勿論、着替え等をする場合には、マンション等の居住階が高い場合には、上記(C)のように上段のみ開放した状態で行う方がよい場合もある。
図4(E)においては、上記(A)の全体を閉鎖した状態で、中段の分割シート状体11を上方に巻き上げ、保持固定して、中段の部分を開放した状態を示している。
この場合にも、図には表現していないが、長尺状体が上下方向に所定間隔で並んだ状態となるが、それが透明体から形成されているために、窓ガラス同様にほとんど視認されないこととなる。
図4(F)は、上記(C)図と同様の状態を示しているが、(C)図と異なり、窓の外から室内を見た状態を図示したものである。
即ち、上段の分割シート状体10のみが解放されているために、外部からは室内の照明器具Kの明りのみが視認される状態となっている。
このようにすることにより、つまり昼間に照明器具Kを点灯したままの状態で、外出したとしても、この照明器具Kの点灯により家人が在宅していることが外部から視認され、空き巣等の侵入を防止することも可能となる。
図4(G)、(H)及び(I)においては、その他の分割シート状体のそれぞれの開放・閉鎖状態を図示しており、このように本考案に係るカーテンにおいては、家人の室内使用の目的に応じて、或はその好みに応じて、それぞれの分割シート状体を適宜開放し、或は閉鎖して使用することができることとなるのである。
尚、図4中、WFは窓ガラスのフレームを示している。
また、上記分割シート状体10、11、12を異なる模様や色の生地を使用することにより、1枚のカーテンが異なる模様或は色の集合体から構成され、極めて特徴のあるデザインのカーテンとして実施することもでき、且つそのデザインを自分で創作することもできるものとなるのである。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案においては以下の通り種々設計変更が可能である。
先ず、本考案においては、1枚のシート状のカーテンを上下方向に分割して複数の分割シート状体として、この分割シート状体を個別に独立に開閉自在としたことを特徴とするものである。
従って、その分割数は、全く自由に設計することができる。上記実施形態では3段に分割したが、これを4段以上に分割して実施することも出来るのである。
これにより大型の窓枠にも対応することができる。
この場合には、その分割シート状体の枚数により、カーテンレールのレールの数を増やせばよいことになる。
但し、1列のレールに吊下げた長尺状体に2枚以上の分割シート状体を取り付けることも可能なため、カーテンレールのレールの数は、分割シート状体の数と同一か少ない数で実施することができる。
1列のレールに複数枚の分割シート状体を吊下げた場合には、左右方向への開閉は、これらの分割シート状体では同一動作となるが、上下方向への開閉は独自に行わせることが出来るために、同一のレールに吊下げた複数の分割シート状体であっても、それぞれ独自に開閉させることができる。
長尺状体は、上記実施形態では、透明な樹脂製チューブを使用したが、この長尺状体は、管状のものばかりでなく、棒状、帯状、線状のものであってもよく、弾性及び可撓性のあるものが相応しい。
勿論、透明のものでなくともよく、適宜有彩色に着色されているものであってもよい。
この場合には、着色された線状のものが窓に縦方向に現れることとなるが、一種の模様として看取されることにもなり、斬新なデザインにもなりうる。
尚、この長尺状体の左右方向の移動を円滑に行わせるために、レールの移動体に吊り下げた複数の長尺状体を透明の樹脂フィルムからなるテープで横方向に連結して、このテープを誘導用テープとすることも可能である。この誘導用テープは、例えば長尺状体の上方部分等、長尺状体の適宜位置に設ければよく、1本でも複数本でも、必要に応じて設けることが可能である。
この長尺状体の長さや太さ等も適宜必要に応じて設定することができ、これをカーテンレールの移動体に吊下げる手段、方法も全く自由に設計することができる。
また、この長尺状体に分割シート状体を取り付ける方法、手段も全く自由であり、上記実施形態のように既存の吊下げ用フックを用いずに、適宜専用の吊下げ用の冶具を作成して、これを用いても良い。
本考案においては、既存のものを出来る限り使用して、利用できるものは既存のもので対処することにより、本考案に係るカーテンを住宅用或はオフィス用等に容易に利用することができることを目的としているために、上記実施形態においては、出来るだけ既存のものを利用したが、特別に専用のものとして各構成要素を製作することも可能である。
分割シート状体を巻き上げて、これを保持固定する保持部材は、上記の実施形態では帯状のものを使用したが、この保持部材は、分割シート状体を巻き上げ或はたくし上げた後にこれを保持できるものであれば、どのようなものでもよく、例えば、紐状部材を2本使用して、一方を長尺状体の分割シート状体の取り付け位置の下方部位に固定し、他方を分割シート状体の取り付け位置の上方部位に固定して、両紐状部材の端部を結び合わせるように構成してもよいものである。
また、この例でも、下方の紐状部材を分割シート状体の窓側面の上方部に取り付けて実施することも可能である。
分割シート状体のサイズ、色、模様等も全く自由に選択することができ、窓の大きさに合わせて各種のサイズに製作することができる。
また、本考案に係る窓用カーテンは、その上下に分割された複数枚で1組のものとして使用することも、或は、その1組のものを左右1対のものとして実施してもよいし、更には、その1組のものを多数左右方向に連続して組み合わせて実施することも当然可能なものである。
以上、本考案は、1枚のシート状体を上下方向に分割して複数枚の分割シート状体からなる窓用カーテンであって、しかも、これら分割シート状体は、それぞれ別個に且つ独自に左右方向或は上下方向に開閉自在に構成されたものであり、使用者の使用目的に合わせてそのカーテンの一部分のみを開閉することが可能となる極めて利用価値の高い、ファッション性に優れたものを提供することができたものである。
本考案の窓用カーテンに係る実施形態の説明図である。 図1のD−D線断面説明図である。 本考案の実施形態に係る窓用カーテンの中段分割シート状体を巻き上げて、中段部分のみを開放した状態を示す説明図である。 (A)乃至(I)は、本考案の上記実施形態に係る窓用カーテンの開閉パターンの実例を図示する模式図である。
符号の説明
10 (上段)分割シート状体
11 (中段)分割シート状体
12 (下段)分割シート状体
20 長尺状体
22 保持部材
R カーテンレール
S 移動体
F 吊下げ用フック
W 窓

Claims (6)

  1. 窓の内側上方に設置されたカーテンレールに吊り下げ、内外の光等を遮断する開閉自在のシート状のカーテンにおいて、
    上下方向において複数に分割した複数枚の分割シート状体(10, 11, 12)から1枚のカーテン(C) を構成し、
    これら複数の分割シート状体(10, 11, 12)をそれぞれその取り付け高さ位置を異ならせて複数列からなるカーテンレールの異なるレールに吊り下げ、
    それぞれの分割シート状体(10, 11, 12)をそれぞれ独立に左右方向又は上下方向に開閉自在に形成したことを特徴とする窓用カーテン。
  2. 窓の内側上方に設置されたカーテンレールに吊り下げ、内外の光等を遮断する開閉自在のシート状のカーテンにおいて、
    上下方向において複数に分割した複数枚の分割シート状体(10, 11, 12)から1枚のカーテン(C) を構成し、
    複数列から成るカーテンレールの最内側には、最上段の分割シート状体(10)をレールを移動する複数の移動体に吊り下げ、
    その外側のカーテンレールの複数の移動体には上下方向に延長する管状、棒状又は帯状等の長尺状体(20, 20, …)を吊り下げ、この長尺状体(20, 20, …)の上記最上段の分割シート状体(10)の下端部分位置に第2段目の分割シート状体(11)を吊り下げ、
    同様に、その外側のカーテンレールの複数の移動体にも上下方向に延長する長尺状体(20, 20, …)を吊り下げ、この長尺状体(20, 20, …)の前記第2段目の分割シート状体(11)の下端部分位置に第3段目の分割シート状体(12)を吊り下げ、
    以下この構成を繰り返すことにより、最上段乃至最下段に位置するそれぞれの分割シート状体(10, 11, 12)がそれぞれ独立に左右方向に開閉自在となることを特徴とする窓用カーテン。
  3. カーテンレールの最内側から2列目以降の何れかのレールに吊り下げられた複数の長尺状体(20, 20, …)に複数枚の分割シート状体(11, 12)を高さを異ならせて吊り下げ、
    且つ、その複数枚の分割シート状体(11, 12)が吊り下げられている長尺状体(20, 20, …)の部位の近傍に、分割シート状体(11, 12)を巻き上げ又はたくし上げた後に保持固定できる保持部材(22)を設け、
    これにより、同一レールに長尺状体(20, 20, …)を介して吊り下げられた複数枚の分割シート状体(11, 12)がそれぞれ独立に巻上げ・保持及び巻き戻されて上下方向に開閉自在となることを特徴とする請求項2に記載の窓用カーテン。
  4. 同一レールに吊り下げられた複数の長尺状体(20, 20, …)に吊り下げる複数の分割シート状体(11, 12)を保持固定できる前記保持部材(22)が、長尺状体(20, 20, …)又は分割シート状体(11, 12)に固定された2本の紐状部材から構成され、又は、端部に面ファスナー等の係着手段が設けられた1本の紐状部材又は帯状部材(22)と前記係着手段と係着できる面ファスナー等の係着受部から構成されたことを特徴とする請求項3に記載の窓用カーテン。
  5. 1枚のカーテン(C) が上下方向において3つに分割され、3枚の分割シート状体(10, 11, 12)からなることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の窓用カーテン。
  6. 前記複数の長尺状体(20, 20, …)が透明の素材から形成されていることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の窓用カーテン。
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