JP3140318U - 鯉のぼり凧 - Google Patents

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Abstract

【課題】口部分のみにロッドがあり、胴体に硬質な骨を有しない鯉のぼり凧において、風力による立体的な鯉のぼりの形成・持続をより容易にし、しかも飛揚の安定性能をより向上させて広範囲な適応風力に対応させる。
【解決手段】胴体に硬質な骨を有しない鯉のぼり凧において、糸目位置をリングの円周2点を結ぶ直径を前面に延長させたロッド先に求めることによって、その立体的形状を保持しつつ、より高い上昇率と強風時にも耐えうる飛揚の安定性を確保できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、単なる吹流し状のシートを リングの円周2点を結ぶ直径を前面に延長させたロッド先に一本の糸目をとることにより、立体的形状の維持と飛揚性能を確保するための鯉のぼりの凧に関するものである。
「立体凧(広井力著徳間書店発行)鯉のぼり凧」 鯉のぼりの形状をした凧は、従来から様々な工夫で作られている。しかし、そのほとんどが胴体部分に硬質な骨組みを有する。その代表例として広井力氏の鯉のぼり凧は、胴体の骨の数も少なく空力学的にも優れたものであるが、硬質な骨組みを基本とするアンドン凧やテンション凧の応用として位置付けられ、骨の損傷や持ち運びの不便さも問われる。
「日本の凧の会会報第37号29頁六連の鯉のぼり凧(本考案者脇ヒカル製作)」 これに対してフレキシブルな構造をテーマとして製作された例としては、市販の鯉のぼりに複数の糸目をつけて、骨のない構造のままで風力によって自然に立体的な鯉のぼりの形状を空に飛揚させたものである。その後の糸目数や糸目位置の改良にかかわらず、限られた風力範囲内での飛揚は、揚げ手の技術に頼らざるを得ない状況であった。
「実用新案登録第3110407号(本考案者脇ヒカル考案)」 その後実用新案登録第3110407号により、尾部に設けた閉塞部分と糸目位置との両効果を用いる事によって、胴体が軟質シートの鯉のぼり凧が考案され、性能は向上した。
小学館「幼稚園」2007年5月号付録(本考案者脇ヒカル設計) 更に、この尾部に設けた閉塞部分を用い、口部分のリングの最前面に糸目を一本にしたものが製品化されるに至った。これにより、揚げ糸の操作技術に依存しないで、立体的形状をより確保し易いフレキシブルな鯉のぼり凧が飛揚可能となった。しかし、形状を保つための改良をもたらした尾部の閉塞部分の作用が、飛揚性能にブレーキをかける要因となり、特に強風において上昇率を低下させ、また、リング最前面の一本糸目の位置では糸目位置が適切ではなく、上昇率と安定性両面にいま少しの改良が必要であった。
解決しようとする問題点は、これまでの改良の手段であった尾部の閉塞部分とリング最前面の一本糸目の位置との両作用では、広範囲な風力変化に晒された場合、特に強風時には、より安定した上昇率の高い飛揚性能を確保することが困難な点である。
胴体に硬質な骨を有しない鯉のぼり凧においては、糸目位置を口部分のリング円周2点を結ぶ直径を前面に延長させたロッド先に求めることによって、その立体的形状を保持しつつ、より高い上昇率と強風時にも耐えうる飛揚の安定性を確保できることを最も主要な特徴とする。
本考案における図1におけるリングの円周2点を結ぶ直径を前面に延長させたロッド先C点を糸目位置とし、ここに一本の揚げ糸を取り付けることにより、胴体に骨のない単なる二重になった軟質のシートが円筒形の鯉のぼりの形状を保持しつつ、風力による揚力を向上させて、より高い上昇率と強風時にも耐えうる飛揚の安定性を確保できる利点がある。
これを詳細に述べれば、これまでの最良の到達点とされたリング円周上のB点を糸目位置にする場合、あらゆる他の要素(リングの直径・胴体長・鯉のぼりのシートの形等)をこれに厳密に適合させなければ凧としての鯉のぼりは成立しない。それらの決定はかなりの困難が伴う。B点を糸目位置にした場合、最も問題となるのは、風力によって軟質のシートをいかに円筒形の立体的な鯉のぼりの形状に形成・持続させるかである。B点を糸目位置にした場合、鯉のぼりの胴体長をかなり短く変形しても、内部の風圧が鯉のぼり外部前面の風圧にまけて、内部への風が剥がれて形状を維持出来なくなる事である。そこで、実用新案登録第3110407号のように、尾部の閉塞部分を設けることによって、鯉のぼりの内部を通り抜ける風に僅少な抵抗を与え、単に風が通り過ぎるだけの吹流しとは異なる現象を生じさせて立体的形状の形成・維持を図る必要があった。これにより、鯉のぼり凧は一般的な凧としての評価が得られ、小学館「幼稚園」2007年5月号付録に採用された所以である。しかし、この鯉のぼり凧にも改良の余地があり、特に強風時に尾部の閉塞部分が揚力を阻害して上昇率が低下し、加えて円周上のB点を糸目位置にする場合に強風時に首振り・錐揉み現象がみられて安定性を失う傾向が見受けられた。
これに対して、図1のリング円周2点を結ぶ直径を前面に適度に延長させたロッドR3の先端C点に糸目位置がある場合には、あらゆる他の要素(リングの直径・胴体長・鯉のぼりのシートの形等)を決定した後に、これに適合するBC間の長さを決定すれば足りる利点がある。更に、適度なBC間の長さによって、糸目位置を下げる効果が生じ、鯉のぼりは風に対して鈍角になり、内部の風圧が円筒形を持続しやすく、あえて尾部に閉塞部分を設ける必要がなくなる。したがって、胴体シートは単純な円筒形で足り、製作の簡便化に利点がある。加えて最大の利点は、B点を糸目位置にした場合には、強風に対して上昇率が低下し、飛揚の安定性が損なわれるが、図1のリング円周2点を結ぶ直径を前面に適度に延長させたロッド先C点に糸目位置がある場合には、糸目位置を下げる効果が生じ、揚力を高めて上昇率が確保され、強風に対してもOC>OBにより傾きを自己修正して首振り・錐揉み現象がなくなり飛揚の安定性が得られることである。BC間の長さに関しては、リングの直径と胴体長との比が最も重要であるが、リング・糸目棒・胴体シート等の材質や質量、胴体デザインや付属パーツ等からの影響があるが、これらの諸要素を確定した後にBC間の長さを実験によって容易に決定することができる。
本考案における鯉のぼり凧は、口部分のみにロッドがあり、胴体に硬質な骨を有しないから壊れにくく、フレキシブルであるから携帯便利である。
図1のリングの円周2点を結ぶ直径ABを前面に延長したロッド先C点に一本の揚げ糸を取り付けることによって、より広範囲の風力で、胴体軟質シートを円筒形に維持し、揚力の安定性と上昇率の向上を実現した。
図1は本考案の1実施例であって、口部分のみにロッドがあり、胴体に硬質な骨を有しない鯉のぼり凧である。鯉のぼりは、二重になった単なる円筒形の軟質シートで、その口部分に半円周にあたるリングR1、R2を付け、リングの円周2点を結ぶ直径ABを前面に適度に延長させた糸目用ロッドR3の先端C点を糸目位置として、このC点に1本の揚げ糸を取り付ける。
ロッドR3のA点とB点に取り付けられたジョイントによって、直線ロッドR1・R2は、つながって、曲線のリングとなる。すなわち、口部分のリングは、ロッドR1・R2のつけはずしによって、簡単に組立・分解ができ、分解後は平面的になりコンパクトで携帯便利である。
本考案における鯉のぼり凧は、日本の伝統的な鯉のぼりを、より優れた性能の凧にして空高く揚げて娯楽に供する事が出来き、胴体に硬質な骨を有しないから安全で壊れにくく携帯便利である。
本考案の鯉のぼり凧の構造を示した全体図。(実施例1)
符号の説明
R1,R2 リングとなるロッド
R3 糸目用ロッド
A リング上、後の点
B リング上、前の点
C 糸目用ロッド先の糸目位置
O リング円周の中心点
D 二重の軟質胴体シート
E 揚げ糸

Claims (1)

  1. リングの円周2点を結ぶ直径を前面に延長させたロッド先に糸目位置をとり、一本の揚げ糸を取り付けることによって、胴体に骨のない単なる二重になった軟質シートが円筒形の立体的な鯉のぼりを形成し、上昇率の良い揚力を発生させ、更に飛揚の安定性能を向上させ、より広範囲な風力に適応することを特徴とする鯉のぼりの凧。
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