JP3138013U - 地中埋設パイプ均等配置用具 - Google Patents

Abstract

【課題】地質調査などボーリングで円筒形の穴を開け地下水などを取水する際に、ボーリングの穴壁と取水パイプの隙間に均等に粗石を詰め込む必要があり、特に水質調査などでは厳密に行う必要がある。さらに、作業効率を高めるための要望も多く、あらゆるパイプサイズに対応できる道具が必要となってきた。
【解決手段】本考案は、パイプに巻付けるバンド部１ａ、１ｂ、ガイド部２、留金３ａ、３ｂからなるもので、ガイド部２は弾性力のある材質を使用。埋設パイプ４に合わせバンド部１ａ、１ｂを切る。ボーリング穴に合わせ、ガイド部２を外側に張出すように埋設パイプ５に巻付け、上下二ヶ所の留金３ａ、３ｂで固定する。ガイド部２の張出し具合によって自由にサイズを変えられるため、現場の作業性や効率も良く、経済的な問題も解決している
【選択図】図３

Description

本考案は、ボーリング調査等で地中に開けた穴にパイプ等を挿入し設置する際に、穴に対し均等に配置するための道具であり、地質調査等に使用する道具に関するものである。

今までは、ボーリングなどで開いた穴径とパイプの径に対して特定の限定されたサイズだけで、あらゆるサイズに自由に対応できる道具はなかった。

地中から地下水などを取水する際に、ボーリングで開いた穴壁と取水用のパイプとの隙間に均等に粗石を詰め込む必要がある。これは地中の細かい土などが直接取水された水に混入するのを防ぐためである。したがって、ボーリングの穴に対し均等にパイプを埋設する必要があり、ボーリングの穴とパイプのサイズにとらわれずに、どんなサイズにも対応できる事によって、本考案の地中埋設パイプ均等配置用具は前述の問題を解消しようというものである。

本考案は、バンド部、ガイド部、止金からなる物でガイド部は弾性力のある材質を使う。始めにパイプの径に合わせバンド部をカットし、バンド部をパイプに巻付け、留金で固定する。さらにバンド部をお互いに寄せ合うように上下にスライドさせることでガイド部全体が外側に張り出し、地中に開いた穴に合わせガイド部の張り出し具合を調整する。これにより自由にサイズを変えられることで問題を解決している。

上述のように本考案は、現場作業でボーリングの穴径やパイプの径を気にすることなくその場でサイズ合わせが可能で、事前の確認作業も軽減され、急な変更にも対応できるので作業効率も良く経済的にも優れている。

埋設するパイプの直径に合わせ地中埋設パイプ均等配置用具の長さを切る。埋設パイプに地中埋設パイプ均等配置用具を巻付ける。バンド部の角穴に留金を両端から引掛けネジで軽く留める。ボーリング穴に合わせるため上下のバンド部を寄せ合うようにスライドさせる。ガイド部が外側に張り出しボーリング穴に程よく収まる直径になった時点で留金を完全に固定する。埋設パイプの長さによって、数ヶ所取り付ける。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。１はパイプに巻付けるバンド部である。
２はガイド部である。３は角穴である。４は留金である。

始めに埋設するパイプ５の直径に合わせ二ヶ所のバンド部１ａ，１ｂを任意の長さに切る。埋設パイプ５に巻付け留金３ａ，３ｂを角穴４に引掛け軽く留め、バンド部１ａ，１ｂを互いに寄せ合う方向にスライドさせることでガイド部２が外側に張り出し、ボーリング穴の直径に合ったところで留金３ａ，３ｂを固定する。パイプの長さに応じて任意の間隔で配置する。

地中埋設パイプ均等配置用具の斜視図である。 埋設パイプに取付けた斜視図である。 ボーリング穴に合わせガイド部が外側に張出した斜視図である。 地中設置断面図

符号の説明

１ａ バンド部上
１ｂ バンド部下
２ ガイド部
３ａ 留金上
３ｂ 留金下
４ 角穴
５ 埋設パイプ
６ ボーリング穴壁
７ 地中埋設パイプ均等配置用具

Claims (1)

1. 本用具は、ボーリング調査等で地中に開いた穴にパイプ等の円筒形のものを埋設する際に、開いた穴に対し均等にパイプを設置し埋設するための道具でありボーリングの穴径、パイプのサイズにかかわらず対応できる物で、効率的に作業が出来ることを特徴とした地中埋設パイプ均等配置用具である。

Images