JP3136481B2 - 耐水サンドペーパー砥石 - Google Patents

耐水サンドペーパー砥石

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JP3136481B2 JP34844097A JP34844097A JP3136481B2 JP 3136481 B2 JP3136481 B2 JP 3136481B2 JP 34844097 A JP34844097 A JP 34844097A JP 34844097 A JP34844097 A JP 34844097A JP 3136481 B2 JP3136481 B2 JP 3136481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の砥石は使用
による磨耗で必ず研ぎ面の修復(以下台直しという。)
をしなければならなかった。この不便な台直しを本発明
の砥石台と耐水サンドペーパーを堅く組み合わせて使用
することにより不要にした砥石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本来砥石は刃物を研ぐ用途に適した自然
石を切り出して適当な大きさに加工したものである。し
かし、良質の石が少なく高価になったのでこれらに代わ
る合成された砥石もある。
【0003】図21は従来の一般的な研石の例である。
この砥石2Xの研ぎ面3Xは平面である。この砥石2X
は、砥石台1Xに固着されている。平面の堅い研ぎ面を
持つ一般的な、この砥石2Xは、ナイフ、包丁等殆んど
の種類の刃物を研ぐ際に使用する。
【0004】この外に図22に示す日本刀などを研ぐ場
合に使用する上方に凸曲面の研ぎ面3Yを持つ砥石2Y
や、逆に図23に示すように下方に凹曲面の研ぎ面3Z
を持つ砥石2Zもある。これらの砥石は必要な曲面の研
ぎ面3Y、3Zを部分的に使用されることが多いので部
分的に研ぎ減りすることが多い。
【0005】従来の砥石2X、2Y、2Zは、どんな研
ぎ面を持つ砥石でも、使用により磨耗で、研ぎ面の形状
が崩れるため刃物に合わせた台直しが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の砥石は石で出来
ているので重く、その上粗砥、中砥、仕上げ砥と種類も
多い。また高価な砥石程保管している時はひび割れしな
いように適当な湿気を与えることが必要である。しかも
研ぎ作業に加えて台直しが必要でありこの台直しの労力
負担の大きい等が砥石の取り扱いを不便にしている。さ
らに台直しのために高価な砥石を無駄に削り捨ててい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に対
応し図1〜図4において砥石台1の上面に堅い砥石面3
を設け、その砥石面3に見合った大きさの耐水サンドペ
ーパーの裏面5を該砥石面3に密接させて固定し研ぎ粉
の塗ってある研磨面4を従来の砥石の研ぎ面としてとし
て使用する。
【0008】従来のどんな研ぎ面を持つ砥石でも、その
砥石と同様の研石面を作り薄くて丈夫な耐水サンドペー
パーの裏面を密接させて固定すると表面の研磨面は従来
の砥石の研ぎ面(以後研ぎ面という)と同様の堅い研ぎ
面となる。このことにより刃先が沈まず耐水サンドペー
パーの研磨面が研いでいる刃先に堅く接し丸味のない鋭
角な刃先に研げる作用をする。
【0009】請求項1に対応する本発明の手段によれ
ば、従来の砥石の粒度に相当する粒度の耐水サンドペー
パーを使用すれば従来の砥石と同様の研ぎ面を持つ砥石
となる。
【0010】また従来の砥石の荒砥、中砥、仕上げ砥に
相当する粒度の耐水サンドペーパー2を使用すれば一台
の砥石台1で粗砥、中砥、仕上げ砥の砥石として使用で
きる。
【0011】また耐水サンドペーパー2は工業製品のた
め品質が安定しているので、従来の砥石のように当たり
外れがなく、また従来の砥石より安価で軽量である。そ
れを使用するので、古くなったり、研磨面が減った場合
は気軽に交換して安い維持費で新しい研ぎ面に復元が可
能であり、台直しの無駄と労力は不要となるという効果
もある。
【0012】発明者は本発明を完成する過程で幾つかの
問題を解決して本発明の完成度を高めている。即ち 図
1〜図4のように砥石面3の幅が耐水サンドペーパー2
の幅と同じか広い場合、研いでいる刃物が砥石面3に対
して斜めになった時、耐水サンドペーパー2を切り裂い
たり、砥石面3の幅方向の角に切り込んで刃先を欠いた
り、耐水サンドペーパー2の端で研磨してある刃物本体
に研磨傷をつけてしまう場合が多い。
【0013】本発明は請求項2に対応し、図5〜図7に
おいて砥石面3の上面の幅方向両端の角Rを丸め、且つ
広幅とした耐水サンドペーパー2Pで砥石面3の角Rを
覆った。
【0014】請求項2に対応する手段によれば、砥石面
3の幅方向の角を丸め耐水サンドペーパー2Pで覆った
ので、刃物で砥石面3の角に直接切り込んだり、耐水サ
ンドペーパー2Pに切り込むこともない。又研いでいる
刃物を傷つけることも防止できる。
【0015】また発明者は次の課題に遭遇した。即ち、
耐水サンドペーパーを砥石面3、3H、3Bに押さえ板
7で固定する際、耐水サンドペーパーが砥石と平行にな
っていないと取り付ける際しわになりやすく耐水サンド
ペーパーの裏面の一部が砥石面3、の表面から浮いて耐
水サンドペーパーの裏面全体を密接させることが困難と
なる。
【0016】本発明は請求項3に対応し、図8〜図10
において砥石台1、押さえ板7、耐水サンドペーパー2
の各々の幅方向所定の位置に印マーク20、21、2
2、23をつけた。
【0017】請求項3に対応する手段によれば、砥石台
1に耐水サンドペーパー2を取り付ける際砥石台1又は
押さえ板7のマーク(20又は21)に耐水サンドペー
パーのマーク(22又は23)を合わせればしわになら
ず容易に密接させて固定できる。
【0018】発明者は次の課題にも遭遇した。即ち、従
来のサンドペーパーは全体に研磨剤を塗布しているので
砥石として部分的に使用された場合研磨剤が塗布されて
いる使用可能な部分が未使用のまま捨てられる場合が多
い。
【0019】本発明は請求項4に対応し、図11〜図1
3において砥石台1に取り付ける耐水サンドペーパー2
Vは、長手方向両端に研磨剤を塗布しない領域として空
白部分24を又耐水サンドペーパー2Wは幅方向の両側
の砥石面3、3H、3Bより外れる部分に研磨剤を塗布
しない領域として空白部分25を設けた。
【0020】請求項4に対応する手段によれば、耐水サ
ンドペーパーの空白部分24を押さえ板7の取り付け領
域にすることで研磨剤が省略できるので無駄がなくな
る。
【0021】幅方向両側の空白領域25ついて、刃物は
多様多岐にあるので砥石面の形状も複雑で長手方向両端
の押さえ板だけでは耐水サンドペーパーを砥石面に密接
させることはできない。その場合幅方向両側の空白部分
25を挟み器具を使って砥石台側板10に挟んだり、粘
着材を塗って側板10に止め密接させることに利用す
る。
【0022】発明者は次の課題にも遭遇した。即ち、長
手方向の両端の空白領域24を自由にしておくと、びら
びらして研ぎ作業の時邪魔であり空白領域24がねじれ
て砥石台1Bにセットしにくい。又本発明の耐水サンド
ペーパー砥石の砥石面は刃物の種類に合わせて多種多様
であり押さえ板7だけで耐水サンドペーパー2Fの裏面
を砥石面に密接させることには限界がある。
【0023】本発明は請求項5に対応し、長手方向の両
端24と幅方向の両側に研磨剤を塗布しない空白25の
被固定領域を備え、その裏面に各々端の方より研磨剤を
塗布した領域に達しない所定の幅に粘着剤を塗布した。
【0024】請求項5に対応する手段によれば、図18
に示す上方に凸曲面の砥石面3Hを持つ砥石台1Hに耐
水サンドペーパー2Eを図1〜図4に説明した手順で取
り付けた後、その両端を砥石台1Hの下方で連結部29
で連結した。
【0025】又図19に示す下方に凹曲面の場合には、
該砥石面3B上に耐水サンドペーパー2Fの上面に研磨
剤の塗布された部分の裏面を乗せその幅方向両側空白領
域の裏面に粘着剤27を塗布してある部分を研ぎ面の曲
面に合わせて必要箇所の切り込みを開き、開くことによ
り出来た各被固定片28を砥石台1Bの両側の砥石台側
板10に張力を与えて張り付けて耐水サンドペーパー2
Fの裏面を研ぎ面3Bに密接させて研磨面を固定し刃物
を研ぐ研ぎ面とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図示例
と共に説明する。
【0027】図1〜図20は本発明のサンドペーパー砥
石の実施例を示したものである。以下各図に於て説明済
みの部分と共通するものは同じ付号を附して説明を省略
する。
【0028】図1〜図4は本発明の請求項1に対応する
第一の実施の形態例を示す。この実施の形態例におい
て、1は砥石台である。砥石台1は鋼板で台形に成形
し、その上面に堅い砥石面3を設けている。その砥石面
3の長手方向両側の傾斜部6には押さえ板7を固定する
ボルト孔9が空けてある。砥石台側板10は砥石台1の
砥石面3と傾斜部6をそれぞれの幅方向両端で一体に結
合する強度メンバで、更に傾斜部6の下端より下方に延
びて砥石台足11を構成している。又図3に示すように
砥石台側板10は互いに平行である。
【0029】2は耐水サンドペーパーである。耐水サン
ドペーパー2は強靭な耐水紙又はクロスの一面の全面に
所定の粒度の研ぎ粉を均質に塗布固着して研磨面を構成
する。耐水サンドペーパーの研磨面4と、何も塗布しな
い耐水サンドペーパーの裏面5とより成る。耐水サンド
ペーパーは工業製品である。
【0030】砥石面3は、耐水サンドペーパーの裏面5
を密接させて固定すると、耐水サンドペーパーの表面4
の研磨面が従来の砥石の研ぎ面と同様になるように面と
剛性等を考慮して加工した。又砥石面3上で刃物を研ぐ
際に加わる上下方向、長手方向、横方向何れの力に対し
ても十分に高い硬度、剛性を持たせてある。
【0031】7は押さえ板である。押さえ板7は鋼板製
で押さえ板斜板8、の幅方向両端に押さえ板側板12及
び上方に押さえゴム支持板13より成る。押さえ板傾斜
部8の中央部に押さえ板ボルト用長孔14を、上端には
耐水サンドペーパー通し孔16を、それぞれ設けてい
る。押さえ板側板12の間隔は砥石台側板10に幅方向
にガタなく組み込めるように仕上げてある。押さえゴム
支持板13には押さえゴム15が固着されている。
【0032】前記砥石台1の長手方向両側の傾斜部6の
各々に前記押さえ板7がワッシャを介して砥石台ボルト
孔9、押さえ板ボルト用長孔14を砥石台1の内側より
貫通するボルト17とウイングナット18により固定す
る。図4の押さえ板7はウイングナットの締め付け力を
押さえゴム15と押さえ板斜板8の下端で砥石台傾斜部
に伝えている。なお押さえゴム支持板13は押さえゴム
15が砥石台傾斜部6に均一に当たるよう角度を調節し
てある。
【0033】図18に示す砥石台1Hは上方に凸曲面に
成形した砥石面3Hを有する他は砥石台1と同じであ
る。
【0034】図19に示す砥石台1Bは上面が下方に凹
曲面に成形した砥石面3Bを有する他は砥石台1と略同
じである。
【0035】次に本発明の第一の実施の形態例の作用を
説明する。図1〜図4において砥石台1の砥石面3の上
に耐水サンドペーパーの裏面5を接し、砥石面3の長手
方向に耐水サンドペーパー2の長手方向を揃えて置く。
一方の押さえ板7のウイングナット18を緩め、傾斜部
6の上方に耐水サンドペーパー通し孔16を覗かせて耐
水サンドペーパー2の一端を傾斜部6側から通す。次に
研ぎ作業の際邪魔にならないように、その押さえ板7を
押さえ板ボルト用長孔14の一番上部にボルト17がく
る位置まで下げてウイングナット18で傾斜部6に固定
する。こうして耐水サンドペーパー2の一端は押さえゴ
ム15と傾斜部6の間に挟まれて全幅に亘って均一な荷
重で固定される。
【0036】次に耐水サンドペーパー2の反対側の端の
固定を上記手順と同様に進める。その際耐水サンドペー
パー通し孔16を通過した端を強く引っ張り砥石面3に
耐水サンドペーパーの裏面5を密接させてからウイング
ナット18を締めて固定する。こうして堅い砥石面3に
裏面を密接した耐水サンドペーパーの研磨面4は従来の
砥石の研ぎ面3Xと同様の堅い研ぎ面を構成する。
【0037】図18に示す砥石台1Hの上方に凸曲面の
砥石面3Hをもつ多くの場合は、図1〜図4で説明した
手順で砥石面3Hに耐水サンドペーパの裏面5をに密接
させて固定すればその耐水サンドペーパの研磨面は従来
の砥石の研ぎ面3Yと同様の研ぎ面を構成する。
【0038】図19に示す砥石台1Bの下方に凹曲面の
砥石面3Bを有する場合は、図1〜図4で説明した手順
に入る前に、耐水サンドペーパー2Fの幅方向の被固定
片28を砥石台側板10に張力を与えて固定する。続い
て図1〜図4で説明した手順で耐水サンドペーパ2Fの
裏面を砥石面3Bに密接させて固定すると、その耐水サ
ンドペーパー2Fの研磨面には従来の砥石2Zの下方に
凹曲面の研ぎ面3Zと同様の研ぎ面が構成される。
【0039】本発明の実施の形態例によれば、従来の砥
石の研ぎ面と同様に研石面3を作り耐水サンドペーパー
の裏面5を密接させて固定すると、薄くて柔らかい表面
の研磨面は従来の砥石の研ぎ面と同様に堅い研ぎ面とな
る。なお請求項1で堅い研ぎ面とは剛性を持つように作
成してあると同義である。剛性があるために耐水サンド
ペーパーが砥石面上で局部的に変形することがなく、か
つ耐水サンドペーパー2に張力を与えて密接させること
が出来るため研磨面が堅く力を加えて研いでも刃先が沈
まず研いでいる刃先に堅く接し丸みのない鋭角な刃先に
研げる状態になる。なお押さえ板7を使用しているの
は、研磨面の裏面に粘着材を塗って密接させると、研ぎ
面が柔らかくなる。これを防ぐためである。また砥石面
3から何度もはがして簡単に研磨面を前後にずらすこと
が出来るようにするためでもある。
【0040】又工業製品である耐水サンドペーパー2の
取り替えにより常に一定した研ぎ面を安い経費で維持す
ることができる。更に台直しの必要はなくなる。という
数々の効果を奏する。
【0041】図5〜図7は、本発明の請求項2に対応す
る第二の実施の形態例である。本実施の形態例におい
て、 (イ)砥石面3の幅方向両隅の角をRで丸めた。 (ロ)耐水サンドペーパー2Pの幅を砥石面3の幅より
も広くした。 (ハ)押さえ板7の押さえゴム支持板13、押さえゴム
15を幅方向にの伸ばして耐水サンドペーパー2Pの幅
に揃え、砥石台側板10に対向するように折り曲げて耐
水サンドペーパー2Pを砥石台側板10にも押圧するよ
うにした。 (ニ)押さえ板7の押さえゴム15はサンドペーパー2
Pを砥石台1の傾斜部6と砥石台側板10の3カ所で砥
石台1を包むように固定する。
【0042】本発明は以上のような構成としたので、押
さえ板7の押さえゴム15は耐水サンドペーパー2Pを
砥石台1の傾斜部6と砥石面3の幅方向両側の砥石台側
板10の3箇所で砥石面3を覆うように固定する。従っ
て、耐水サンドペーパー2Pは砥石面2の幅方向の角部
Rを覆い保護している。
【0043】図8〜図10は請求項3に対応する第三の
実施の形態例を示す。本実施の形態例において。 (イ)砥石台1、1H、1B押さえ板7、耐水サンドペ
ーパー2の各々幅方向の中央の位置に砥石台のマーク2
0、押さえ板のマーク21、耐水サンドペーパーの表面
のマーク22、耐水サンドペーパーの裏面のマーク23
を印した。 (ロ)砥石台1に押さえ板7を固定すると砥石台1のマ
ーク20と押さえ板のマーク21は一致している。 (ハ)従って図1〜図5に示す手順で耐水サンドペーパ
ー2を砥石台1に固定する際、耐水サンドペーパー2の
表面のマーク22又は裏面のマーク23を砥石台1のマ
ーク20又は押さえ板7のマーク21に合わせることに
より、耐水サンドペーパー2がシワにならず容易にその
裏面5を砥石面3上に密接させて取り付けることが出来
る。
【0044】図11〜図13は本発明の請求項4に対応
する第四の実施の形態の第一例を示す。この形態例にお
いて、 (イ)図11、図12では耐水サンドペーパー2Vは長
手方向の両端に研磨剤を塗布しない空白部分24を被固
定領域として設けた。 (ロ)図11、図13では耐水サンドペーパー2Wは長
手方向の空白24に加えて幅方向両側の砥石面3、3
H,3Bよりはみ出た部分には研磨剤を塗布しない空白
部分25を設けた。 本実施の形態例によれば、耐水サンドペーパー2V,2
Wは、図1、図18、図19において研磨剤の必要な砥
石面3,3H、3B上の部分にのみ研磨剤が塗布してあ
り研磨剤を必要としない空白24、25には研磨剤の塗
布を省略したので経済的である。
【0045】第四の実施の形態の第二例では、両端に空
白部分を備えた耐水サンドペーパー2Vの空白固定領域
24は研磨剤塗布部分に関係なく延長自在であるため、
図18に例示のように研ぎ面全部を使用しないで部分的
に使用範囲Lのように研磨面の一部のみ使用した場合
は、磨耗した研磨面の部分をずらして新しい研磨面を使
用範囲L内に移して使用できるので研磨面を無駄なく使
用できる。
【0046】第四実施の形態の第三例では、両端両側空
白耐水サンドペーパー2Wについては被固定領域の空白
24に加えて幅方向の空白25を有する。刃物は種類が
多様にあるので砥石面の形状も複雑で長手方向両端の押
さえ板7だけでは耐水サンドペーパーを砥石面3H、3
Bに密接させることは出来ない、そんな場合幅方向の空
白25を引っ張り挟み器具を使って砥石台側板10に挟
んだり幅方向の空白25の裏面に粘着材塗って砥石台側
板10に止め、耐水サンドペーパーの裏面を砥石面3
H、3Bに密接させて研磨面4を固定することに利用す
る。
【0047】第四の実施の形態では、従来は耐水サンド
ペーパー全面に研磨剤が塗ってある。細かい作業の時は
素手ですることが多いのだがペーパーをつかむ空白部分
がないので長時間使用していると手が擦りむけて痛くな
る。本発明の耐水サンドペーパー2Wは研磨面に空白部
分があるので作業が楽で握っていても痛くならないこと
が多い。
【0048】図18は本発明の請求項5に対応する第五
の実施の形態の第一例である。この実施の形態例におい
て、 (イ)耐水サントペーパー2Eは長手方向に研ぎ面より
も研磨面を長くすることは自由である。研ぎ面より研磨
面が2倍以上の長さの場合は、両端の空白部分24は各
々4cmぐらいが適当であるが、研ぎ面と同じ長さの場
合は空白部分は研ぎ面の1/2以上の長さの方が良い。 (ロ)耐水サンドペーパー2Eの両端の連結部29は研
磨剤を塗布しない空白とする。 (ハ)耐水サンドペーパー2Eを図1〜図4と同様の手
順で砥石台1、1Hの砥石面3、3Hに裏面を密着させ
て固定した後、両端を各々砥石台足11の間を通して砥
石台1、1Hの下側に回して連結部29で連結する。
【0049】このような構成とすることにより、砥石面
3、3H上の使用範囲Lの研磨面が劣化した場合研磨面
の新しい部分を砥石面3、3H上のLの範囲に移して固
定し直す。
【0050】このように環状の耐水サンドペーパー2E
の研磨面の全周に亘って研磨面が劣化するまでの間設定
が容易である。長尺のサンドペーパーが邪魔にならずコ
ンパクトに砥石台の下部に収容される。
【0051】図19、図20は請求項5に対応する第五
の実施の形態の第二例である。この形態例において (イ)耐水サンドペーパー2Fを図20に示すように砥
石面3Bに当たる部分の両側面の被固定片28を除いて
他の被固定片28を折り畳む。 (ロ)砥石台1Bの砥石面3Bに前記耐水サンドペーパ
ー2Fの研磨面の裏面を乗せ幅方向両端の対になってい
る被固定片28を同時に下方に引き込むように張力を与
えて両側の砥石台側板10に夫々貼り付けるか砥石台側
板10の裏側に巻き込んで接着する。 (ハ)図1〜図4で説明した手順で耐水サンドペーパー
2Fを砥石台1Bに押さえ板7で固定する。 こうして下方に凹曲面の場合等においても耐水サンドペ
ーパーの裏面を砥石面に密接させて固定することができ
る。
【0052】なお本発明の実施の形態例においては、 (イ)砥石台1及び押さえ板7は鋼板で成形するとして
説明したが材料は鋼板に限定されるものではない。 (ロ)砥石面3、3H、3Bの形状も平面、上方に凸曲
面、下方に凹曲面に限定されるものではなくこれらの組
み合わせも可能である。 (ハ)砥石台の砥石面に耐水サンドペーパーの裏面を密
接させて固定する固定の方法はウイングナット法に限定
されるものではない。また請求項5の、粘着剤利用法も
包含する。 (ニ)砥石台、押さえ板、耐水サンドペーパー2、2
P、2V、2W、2E、2Fの表面と裏面夫々のマーク
20、21、22、23、の位置は幅方向中央として説
明したが各々が一つの決まった位置に印されていればよ
い。 (ホ)本発明の実施の形態例においては、砥石台1Hと
耐水サンドペーパー2E及び砥石台1Bと耐水サンドペ
ーパー2Fの組み合わせについて説明したが、砥石台
1、1H、1Bと耐水サンドペーパー2、2P、2V、
2W、2E、2F、の組み合わせは自由である。また、
下方に凹曲面の砥石面1Bに耐水サンドペーパー2Fを
固定する例より耐水サンドペーパー2Fの幅方向両側の
被固定片を利用する等をして凹、凸曲面色々な組み合わ
せの砥石面に耐水サンドペーパーの裏面を密接させて固
定し研磨面を従来の砥石の研ぎ面と同様の研ぎ面とする
ことができる。等本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更を加えうることは勿論である。
【0053】1
【発明の効果】本発明の耐水サンドペーパー砥石によれ
ば請求項1により 1・砥石面の磨耗に伴う台直しから解放される。 2.台直しによる自然石の高価な砥石を削り捨てる無駄
が解消する。 3.粗砥、中砥、仕上げ砥と種類多く揃え持ち運びに嵩
張る、且つ湿度管理する問題が解消する。 4.耐水サンドペーパー2は工業製品であるため、どこ
でも安価に購入でき、常に品質の安定した耐水サンドペ
ーパー砥石となる。 5.耐水サンドペーパー2の粗さを変えることにより一
台の砥石台で粗砥、中砥、仕上げ砥として使用でき且つ
持ち運びが軽く嵩張らない。請求項2により 6.刃物により耐水サンドペーパー2Pが切り込まれた
り、砥石面の端が切り込まれたり、又刃物が傷つけられ
ることもなくなるので安心して刃物を研ぐことが出来
る。請求項3により 7.砥石台1に耐水サンドペーパー2を取り付ける際し
わにならず容易に砥石面に裏面を密接させることが出来
るので簡単に固定することが出来る。またしわのために
刃先が丸くなったりしわに沿って刃物が流れることがな
く安心して研げる請求項4により 8.耐水サンドペーパーの取り付け部分の研磨剤が省略
できかつ研磨面が無駄なく作業が楽に使用できる。とい
う優れた効果を発揮する。請求項5により 9.環状の耐水サンドペーパーの研磨面が全範囲に亘っ
て無駄なく使用できる。特に研ぎ面の一部で研ぐ使用法
にも研磨剤の無駄がない。 10.いかなる形状の砥石面にも耐水サンドペーパーの
裏面を密接させて固定することが出来る。 11.また、従来の砥石は石で出来ているので重く、片
手で砥石を持ち、空いた片手で刃物を押さえて研ぐいわ
ゆる鎌研ぎ方法は普通の人では出来なかったが、本発明
の耐水サンドペーパー砥石は刃物の形状に合うように作
ってあり、かつ砥石が軽いので危険な刃物を固定し片手
で軽く本発明の砥石を持って研ぐことが出来るので、研
ぎ作業の疲れが少ない。等多くの優れた効果を発揮する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の砥石台の分解斜視図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図2の上面図である。
【図4】図3におけるA−Aの断面図である。
【図5】本発明の請求項2に対応する研ぎ面よりも広幅
の耐水サンドペーパーを取り付けた耐水サンドペーパ砥
石の斜視図である。
【図6】図5の上面図である。
【図7】図6におけるB−B断面図である。
【図8】耐水サンドペーパー設置用マークのを設けた砥
石台の斜視図である。
【図9】図8の上面図、マーク利用を利用してサンドペ
ーパーを取り付つけた設置例図である。
【図10】図8の分解斜視図である。
【図11】図12のC−C断面図、図13のD−D断面
図である。
【図12】幅及び長手方向両端側に研ぎ粉を塗布しない
例図である。
【図13】幅及び長手方向両端と幅方向の両側に研ぎ粉
を塗布しない例図である。
【図14】図15のE−E断面図である。
【図15】図12.研ぎ粉を塗布していない空白部分の
裏側に粘着剤を塗った例である。
【図16】図17のF−F、G−G断面図である。
【図17】研ぎ粉を塗っていない両側に切り込みを入れ
裏側に粘着剤を塗った例である。
【図18】図14、図15の使用例図である。
【図19】図16、図17の使用例図である。
【図20】図19の耐水サンドペーパーの使用展開図で
ある。
【図21】研ぎ面が平面の従来の砥石である。
【図22】研ぎ面が上方に凸曲面の従来の砥石である。
【図23】研ぎ面が下方に凹曲面の従来の砥石である。
【符号の説明】
1 砥石台 2 2P 耐水サンドペーパー 3 砥石面 4 耐水サンドペーパーの研磨面(表面) 5 耐水サンドペーパーの裏面 R 砥石面の幅方向両角コーナのR 7 押さえ板 20 砥石台のマーク 21 押さえ板のマーク 22 耐水サンドペーパー表面のマーク 23 耐水サンドペーパー裏面のマーク 24 長手方向の両端に研磨剤を塗布しない空白 25 長手方向両端と幅方向の両側に研磨剤を塗布しな
い空白 26 24長手方向両端の裏面に塗った粘着剤 27 25幅方向の両側に裏面に塗った粘着剤

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の両端側に各々 押さえ板
    (7)、ボルト(17)、ウイングナット(18)より
    成る固定手段を備える 砥石台(1)の上面に堅い砥石
    面(3)を設け、耐水サンドペーパー(2)の一端を、
    押さえ板の耐水サンドペーパー通じ孔(16)の内側よ
    り挿通させて ウイングナット(18)を締め、押さえ
    板の押さえゴム(15)により耐水サンドペーパー
    (2)を砥石台(1)に固定し、次に反対側の端を同様
    な手順で進め 通し孔(16)を通過した耐水サンドペ
    ーパーを引張って張力を与え その砥石面(3)に耐水
    サンドペーパーの裏面(5)を密接させて固定し、その
    耐水サンドペーパー(2)の研ぎ粉の塗ってある研磨面
    (4)を研ぎ面として使用する耐水サンドペーパー砥
    石。
  2. 【請求項2】 砥石台(1)の砥石面(3)幅方向両隅
    の角(R)を丸め、耐水サンドペーパー(2P)の幅を
    前記砥石面(3)の幅より広幅とした請求項1記載の耐
    水サンドペーパー砥石。
  3. 【請求項3】 砥石台(1)と押さえ板(7)並びに耐
    水サンドペーパー(2)の各々幅方向所定位置にマーク
    (20、21、22、23)を備え、その耐水サンドペ
    ーパーのマーク(22、23)を前記砥石(1)、押さ
    え板(7)のマーク(20、21)に一致させて耐水サ
    ンドペーパー(2)を密接固定する請求項1及び請求項
    2記載の耐水サンドペーパー砥石。
  4. 【請求項4】 長手方向の両端と幅方向の両側に研磨
    剤を塗布しない空白(24、25)領域を備え、その間
    に研磨面を有する請求項1、請求項2及び請求項3記載
    の耐水サンドペーパー砥石用耐水サンドペーパー。
  5. 【請求項5】 長手方向の両端と幅方向の両側に研磨
    剤を塗布しない空白(24、25)の被固定領域を備
    え、その裏面に各々端の方より研磨剤を塗布した領域に
    達しない所定の幅に粘着剤(26、27)を塗布した請
    求項4記載の耐水サンドペーパー砥石用耐水サンドペー
    パー。
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